【完結】追放された聖女は隣国で…神王に愛され求婚される

まゆら

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第1章

普通科に普通の人はいなかった!

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理事長室の前には、渋いイケオジは見当たらなかった!

あからさまにがっかりするマリッサにイシスは苦笑いしながら

「では、紹介するよ。こちらが普通科の担任のマット先生だよ。ヒルダちゃんは何かあったらすぐマットに言うんだよ。マットも異変があったら直ぐに私にしらせるように!さぁ、ヒルダちゃん行ってらっしゃい。」

ヒルダを先に送り出したイシスは、声を潜めてマリッサに伝える。

マットはイシスのいとこにあたり信頼出来る人物だから心配する必要はない事を。

マリッサは少しだけ安心したようだ。

私も自分の勉強頑張らないと!

1年で3年分を詰め込んで来年にはヒルダ様を守る為に普通科に編入しないとね!

「マリッサちゃん?大丈夫かい?君の担任を紹介したいのだがいいかな?」

「はい!大丈夫です。ヒルダ様から離れるのがちょっと不安だっただけですから‥」

「そうか‥お昼休みには会えるから安心しなさい!では、紹介するよ。魔法学科の担任クラウディア先生だよ。もしかしたら君の知り合いじゃないかな?」

「えっ?クラウディア姉さん?どうしてここに?」

「マリッサ久しぶりね。私の事を覚えていたのね。嬉しい!ちゃんと今も姉さんって呼んでくれるんだね」

マリッサにいきなり抱きつく青髪の美女は‥

母の義理の妹で青の魔女クラウディアである。

小さい時にお姉さんと呼んでと言われていたので、今もお姉さんと呼んでいるが‥

実のところおばにあたる。

「クラウディア姉さんがいてくれるならヒルダ様も安心だわ。姉さんがいればこの学園に何が起こっても何とかなりそうだもの」

「マリッサは本当にヒルダ様が大好きなのね。ディーン様と姉さんからもヒルダ様を頼むって言われてるから安心しなさいな。貴女は自分の勉強を頑張るのよ。私がビシビシしごいて向かうところ敵無しの魔道師にするから!」

「はい!クラウディア先生!」

「おー。いい感じにまとまったね。じゃあ後は任せたよ!」

イシスはにこにこ笑いながら理事長室の中へ。

すると‥

チッと舌打ちしたクラウディアは‥

「あいつ‥本当に食えない男ね!むかつくのよ!」と、理事長室を睨み付けていた。

クラウディア姉さんが感情を剥き出しにするなんて珍しいなと思いながら

クラウディアの後から、魔法学科のクラスに向かうのだった。

◇◇◇◇◇

その頃の普通科クラスは‥

「皆さん!今日からこのクラスに新しい生徒が入りますよ!そんなわけで、窓際の1番後ろから自己紹介よろしくね」

自己紹介が始まっていた。

全員の自己紹介の後からヒルダが自己紹介をし、その後にくじ引きによる席がえが行われる事になった。

ヒルダの席は‥

くじ引きに不正はないはずだが‥

パリスのとなりである。

「ねぇ。もしかして、ラトゥール商会のパリスくん?」

「私を覚えていてくれたのですね?光栄です!」

「勿論よ。貴方は、マリッサの幼なじみでしょ?マリッサから話を聞いてるわ。今はジュビア支店の店長代理をしているって。すごいのね。バラッドのモノで欲しい物があるのよ。後で注文してもいいかしら?」

「ヒルダ様!勿論です!何なら放課後、カタログ持参でリーガル邸に伺いますか?」

「そうしてくれたら嬉しいわ。うちの料理長のスイーツレシピを再現するには足りないスパイスがあって困ってたのよ。有り難いわ!」

ヒルダ様‥

もう普通の女の子から逸脱してないですかね?

感覚がやはり普通とは違います!

マリッサの幼なじみのパリスくんは、マリッサが主人公のお話に出てきますよ。

そんなこんなで‥

次回に続く!
    
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