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お願い!ラル兄
そうねぇ‥決めたわ!
「貴方は今日からゾラッタという名前よ!私とこれから共に過ごしましょう。早くジュビアに連れて行ってよ?」
「その前に貴女のお名前を教えてくれないと‥契約が完了しません!我が主よ!」
「私はミレディアよ?よろしくね!ゾラッタ。ところで貴方はペガサスなの?ユニコーンなの?それとも私の知らない何かなの?」
ゾラッタの金色の翼と白く光る角を触りながら聞いてみると‥
「私は天馬とユニコーンのハーフなんです。ハーフは肩身が狭くて‥しかし、両方の良き点を兼ね備えておりますから!私を呼んでいただければ貴女を何処へでも運びますよ。天空から地上を見下ろすのも素敵ですよ?今から空の散歩に行きましょうか?」
長年ダンジョンで主が来るのを待っていたせいで空を飛びたそうなゾラッタだが
「今はともかくジュビアよ!ジュビアの国立魔法学園に連れて行って!空を散歩するのは楽しそうだけど‥その前に大事な用事があるのよ」
「では、ジュビアに参りましょうか」
ゾラッタの背に飛び乗ったミレディアは乗り心地に満足していた。
「ゾラッタはふかふかなのね!お尻が痛くないわ?」
「そこら辺の馬と一緒にしないでもらえますか?貴女専用ですから、貴女が快適なように自動調節できますから!」
「使い魔ってスゴいのね?貴方と契約して良かったわ!」
「そろそろ着きますよ?学園内に入るには身分証がいりますし‥先にギルドに行った方がよいのでは?」
「従兄に会いに行くのだから大丈夫よ?着替えてから行かないとダメね。」
収納から清楚に見えるシンプルなグレーのワンピースを出して‥
髪を下ろして‥
侯爵令嬢っぽくしないといけないのかも?
外に出てきて欲しいとラハルト王子に連絡してみたところ‥
学園前に佇むラハルト様を通りすがりのおばあちゃんが拝んでいた。
「ラハルト様、お久しぶりです。折り入ってお話が‥」
「ミディの話ならなんでも聞くよ?君がわざわざ私に会いに来たのは何故か、何となくわかるけど?ねぇ、昔みたいにラル兄って呼んでくれないのかい?」
赤い髪に赤い瞳‥
アーライの王族の特徴だ。
「ラル兄様?お祖父様から私を嫁にしないか?って言われたら無理!って断ってね」
「君は私が嫌いなのか?私は話が来たら受けるつもりだよ?ミディなら気心が知れているから安心だからね」
「ラル兄‥私‥ジュビアで冒険者として活動したいの。だからラル兄のお嫁さんにはなれないよ?」
「そうか‥有り難う!ちゃんと考えてくれてるんだね。ミディが神王になるなら結婚相手になれるのは私しかいない!と思ってるんだが?これは自惚れじゃないよ?ミディよりも魔力がないとミディを止められないから!もし、ミディが封印を解いて聖女の力を使いたい時が来たら私のところに来るんだよ?」
ラハルト様は、昔から変わらない。優しくおおらかで温かい人。
私の婚約者が最初からラハルト様であったなら私はきっと今の私ではなかっただろう。
ミレディアは物思いに耽っていた。
「ミディ?どうした?具合が悪いの?」
心配そうにミレディアの顔を覗き込むラハルトに
「大丈夫!ちょっと考え込んでただけだよ。ラル兄がアーライ神になるなら安心だよ。私は国には戻るつもりないから!たまにみんなに会いに行く位でいいよ!」
「ミディ?本気なのかい?」
「うん!家を出る時に私はルファードの名前を捨てたの。今はただのミレディアなんだよ」
ラハルトはため息をついた。
「そうか。決心は固いんだね。わかったよ。ただのミレディアか‥俺がただのラハルトになるわけにはいかないからな‥」
ラル兄様が中々諦めてくれないので
次回に続く!
「貴方は今日からゾラッタという名前よ!私とこれから共に過ごしましょう。早くジュビアに連れて行ってよ?」
「その前に貴女のお名前を教えてくれないと‥契約が完了しません!我が主よ!」
「私はミレディアよ?よろしくね!ゾラッタ。ところで貴方はペガサスなの?ユニコーンなの?それとも私の知らない何かなの?」
ゾラッタの金色の翼と白く光る角を触りながら聞いてみると‥
「私は天馬とユニコーンのハーフなんです。ハーフは肩身が狭くて‥しかし、両方の良き点を兼ね備えておりますから!私を呼んでいただければ貴女を何処へでも運びますよ。天空から地上を見下ろすのも素敵ですよ?今から空の散歩に行きましょうか?」
長年ダンジョンで主が来るのを待っていたせいで空を飛びたそうなゾラッタだが
「今はともかくジュビアよ!ジュビアの国立魔法学園に連れて行って!空を散歩するのは楽しそうだけど‥その前に大事な用事があるのよ」
「では、ジュビアに参りましょうか」
ゾラッタの背に飛び乗ったミレディアは乗り心地に満足していた。
「ゾラッタはふかふかなのね!お尻が痛くないわ?」
「そこら辺の馬と一緒にしないでもらえますか?貴女専用ですから、貴女が快適なように自動調節できますから!」
「使い魔ってスゴいのね?貴方と契約して良かったわ!」
「そろそろ着きますよ?学園内に入るには身分証がいりますし‥先にギルドに行った方がよいのでは?」
「従兄に会いに行くのだから大丈夫よ?着替えてから行かないとダメね。」
収納から清楚に見えるシンプルなグレーのワンピースを出して‥
髪を下ろして‥
侯爵令嬢っぽくしないといけないのかも?
外に出てきて欲しいとラハルト王子に連絡してみたところ‥
学園前に佇むラハルト様を通りすがりのおばあちゃんが拝んでいた。
「ラハルト様、お久しぶりです。折り入ってお話が‥」
「ミディの話ならなんでも聞くよ?君がわざわざ私に会いに来たのは何故か、何となくわかるけど?ねぇ、昔みたいにラル兄って呼んでくれないのかい?」
赤い髪に赤い瞳‥
アーライの王族の特徴だ。
「ラル兄様?お祖父様から私を嫁にしないか?って言われたら無理!って断ってね」
「君は私が嫌いなのか?私は話が来たら受けるつもりだよ?ミディなら気心が知れているから安心だからね」
「ラル兄‥私‥ジュビアで冒険者として活動したいの。だからラル兄のお嫁さんにはなれないよ?」
「そうか‥有り難う!ちゃんと考えてくれてるんだね。ミディが神王になるなら結婚相手になれるのは私しかいない!と思ってるんだが?これは自惚れじゃないよ?ミディよりも魔力がないとミディを止められないから!もし、ミディが封印を解いて聖女の力を使いたい時が来たら私のところに来るんだよ?」
ラハルト様は、昔から変わらない。優しくおおらかで温かい人。
私の婚約者が最初からラハルト様であったなら私はきっと今の私ではなかっただろう。
ミレディアは物思いに耽っていた。
「ミディ?どうした?具合が悪いの?」
心配そうにミレディアの顔を覗き込むラハルトに
「大丈夫!ちょっと考え込んでただけだよ。ラル兄がアーライ神になるなら安心だよ。私は国には戻るつもりないから!たまにみんなに会いに行く位でいいよ!」
「ミディ?本気なのかい?」
「うん!家を出る時に私はルファードの名前を捨てたの。今はただのミレディアなんだよ」
ラハルトはため息をついた。
「そうか。決心は固いんだね。わかったよ。ただのミレディアか‥俺がただのラハルトになるわけにはいかないからな‥」
ラル兄様が中々諦めてくれないので
次回に続く!
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