夕暮れカフェ◆ 公園通り恋物語◆

まゆら

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ワインと音楽の夕べ

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本日はワインを飲みながら音楽を楽しむ夕べです。

ワイングラス片手にほろ酔いで音楽を楽しむ。

平日だけどちょっと飲んで気持ちよくなりたい貴方。

夕陽さん特製のワインたっぷりビーフシチューが食べたい君。

ご来店お待ちしております。


そろそろ開店の時間ですよ。



買い出しに行ってた凪が帰ってきたようですよ。

「ただいま。もうオープンにしていいの?」

両手にどっさり荷物を持った凪が夕陽さんに聞いてますね。

「おかえり。もうちょい待ってくれる。ちょっと美紅姉用意出来たか見てきて。」

「了解!これ全部テーブルに置いてくし、あとよろしく。」

凪が美紅姉の様子を見に行きましたね。美紅姉は一体何の準備してるんだろう?

気になりますね。

「おねぇ。入るよ!準備出来てるん?」

「凪ちゃんおかえり。ちょっと後ろのファスナー上げてくれない?」

美紅姉は艶やかな深紅のドレスを身に纏ってメイクも勝負メイクでいつもとは違う雰囲気を醸し出してます。

「美紅姉メイクで別人になるよね。」

「そうかな?凪ちゃんもメイクする?」

「今日は裏方だから遠慮しとく!
美紅姉のピアノ聴くの久しぶりだから嬉しいなぁ。」

ニコニコしながら美紅のドレスのファスナーを上げてやり、然り気無く誉めてる凪。

中々やりますな。

美紅姉は実は元ピアニストなんだよね。

色々あって引退しちゃって今はたまに趣味で弾いてる程度なんだけど

一度聴いたら惹き付けられる魅力的な演奏をするんだよ。

さて、美紅姉の準備も整ったみたいなので夕暮れカフェ開店です。





    
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