夕暮れカフェ◆ 公園通り恋物語◆

まゆら

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月雲 風の強い日

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台風が通過中なので外は誰も歩いてなくて静かです。

いつも通りの時間に目覚めてしまったので月雲に行こうかなぁと思って下に下りると

夕陽ちゃんもいつも通りに早起きしてる。

おはよう。お姉ちゃんは今日カフェ開ける?

「誰か来るかもしれないからいつも通りに開けるよ。凪はどうするの?」

うちもいつも通りにする。近所のおじいちゃんとか来るだろうし‥

お昼になって風がすごくなってきたらカフェはお休みにするつもりだよ。

「それがいいかもね。風が強くなって外に出れなくなる前に帰ってきてよ。」

了解。

美紅姉と星夜お兄ちゃんはどうするんだろ?お休みにするなら早めにお知らせした方がよくない?

「美紅ちゃんはわかんないけど、お兄ちゃんはやるって言いそう‥」


美紅姉が起きてきたら聞いといて!


それじゃ行ってくるね。

少し強い風が吹いてます。今は傘をさせない程ではないけど念のためレインコートにレインブーツで出かける凪です。

とはいえ歩いて数分なんですがね。

夕暮れカフェが公園の向かい側。月雲は公園通りのはじっこにあるのです。

お客様が来るかわからないので、日持ちするお総菜から仕込み開始。

お肉屋さんからオマケでもらった牛すじと手羽元をとりあえず煮込みながら色々考えようかなぁ。

牛すじは半分はおでんにして残りは甘辛く煮込むか、カレーにするか悩みどころ!

手羽元は黒酢と生姜と葱と一緒に煮て後から半熟玉子も追加しようかな。

外は風も雨もひどくなってきてる。

マキ来るんかなぁ?

来たら来たで二人で色々作って試食会して余ったらご近所に配りながら買えればよいか。

なんて考えながら一心不乱に玉葱をみじん切りにする。オニオングラタンスープが無性に食べたくなったからだ。

牛すじをグツグツしてる横で玉葱をじっくり炒めていると徐々に甘い香りがしてきて気分が上がってくるのがわかる。

昔から台風の日は何か落ち着かなくて何かテンションが上がったり、下がったり忙しいのだ。

玄関先でバタバタしてるのはマキかな?

何で入って来ないんだろ?

鍵忘れたのかな?

火を全部止めて様子を見に行ってみるとレインコートとレインブーツを装着したマキとタロさんがいて

マキが小さなもこもこを抱っこしてる。

もこもこはマキの腕の中でジタバタ暴れてるけど‥‥

マキ何を拾ったん?

タロさんも気になるみたいでもこもこの匂いを嗅いで不思議そうな顔してる。

◇◇◇◇

マキの拾ったもこもこは何なのか?

続きは後程!




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