53 / 145
もふもふは好きですか?
しおりを挟む
雨は止んだけど風強いなぁ‥
窓から外を眺めながらゆっくりと珈琲を飲む。まかないの準備が終わった後の一杯目の珈琲が一番美味しいのは何でやろうな?
一人で静かに飲むのが一番美味しいんよな。
風が強いから中に入れてあるしましまねこは床に伸びてる。
「あんたそうやってると案外長いな。デカイってより、長いんやな。」
夕陽ちゃんが話かけても眠いのか尻尾をパタパタさせるだけです。
「あんた見てたら眠くなってくるわ。あんたって癒し系なん?」
夕陽ちゃんってクールなんかと思ってたけど、一人だと猫に話しかけるんやな。意外だわ。
そろそろ月雲からマキちゃんがやって来るはずなんだけどなぁ‥
◇◇◇◇◇◇
「夕陽ちゃん!おはよう!」
バタバタと駆け込んできたのは‥‥
「マキちゃん?あれ?どうしたん?今日はムーンクラウド休みにしたん?凪なら月雲行ったけど?」
「うちも月雲行ったんよ。それがな。行く途中、公園の中通ったらな。このこがすてられてたんよ。それでうちでは飼えないから夕陽ちゃんとこで飼ってくれたらいいなぁと思ってるんやけど駄目かな?」
「マキちゃんちょっと待って!」
床に伸びてるしましまに
「あんたはどうなん?うちに新しいこが来ても大丈夫?」と確認をしてます。
にゃっ?
しましまはマキちゃんに近寄って、抱っこしてるもふもふの匂いを嗅いでます。お互い威嚇する様子もないのでもふもふを床におろすと
しましまともふもふは一緒に丸まって寝てしまいました。
「なんか大丈夫みたいだね?猫団子になってて可愛い!」
「しましまからOK出たからうちにおいてもいいよ。」
「夕陽ちゃん有難う!マキが拾ってきたしご飯代はマキが出すから!」
「それはいいよ。しましまにご飯あげる時に一緒に作るから。」
「えっ?手作り?」
「うん。しましまはキャットフード嫌いで食べないんだよね。毎日作ってるよ。猫飯。」
「そうなんや?今度マキにも作らせて!あっ。名前どうしよ?」
「マキちゃん拾ってきたしマキちゃん決めたら?」
「けど飼うの夕陽ちゃんやし‥夕陽ちゃん決めたらよくない?」
「んーっ。いいの思いつかないから凪か美紅ちゃんに名付け親になってもらおう?月雲戻っていいよ。このこは預かるから。凪に天気悪くなる迄に帰っておいで!って言っといて。」
「了解。じゃあネコよろしく!」
「OKでーす!」
強い風が吹く中、月雲に帰るマキの足取りは軽くなってます。
猫さん良かったね。
これからはしましまと一緒に夕暮れカフェの看板息子になるんやね。
ところで名前は??
窓から外を眺めながらゆっくりと珈琲を飲む。まかないの準備が終わった後の一杯目の珈琲が一番美味しいのは何でやろうな?
一人で静かに飲むのが一番美味しいんよな。
風が強いから中に入れてあるしましまねこは床に伸びてる。
「あんたそうやってると案外長いな。デカイってより、長いんやな。」
夕陽ちゃんが話かけても眠いのか尻尾をパタパタさせるだけです。
「あんた見てたら眠くなってくるわ。あんたって癒し系なん?」
夕陽ちゃんってクールなんかと思ってたけど、一人だと猫に話しかけるんやな。意外だわ。
そろそろ月雲からマキちゃんがやって来るはずなんだけどなぁ‥
◇◇◇◇◇◇
「夕陽ちゃん!おはよう!」
バタバタと駆け込んできたのは‥‥
「マキちゃん?あれ?どうしたん?今日はムーンクラウド休みにしたん?凪なら月雲行ったけど?」
「うちも月雲行ったんよ。それがな。行く途中、公園の中通ったらな。このこがすてられてたんよ。それでうちでは飼えないから夕陽ちゃんとこで飼ってくれたらいいなぁと思ってるんやけど駄目かな?」
「マキちゃんちょっと待って!」
床に伸びてるしましまに
「あんたはどうなん?うちに新しいこが来ても大丈夫?」と確認をしてます。
にゃっ?
しましまはマキちゃんに近寄って、抱っこしてるもふもふの匂いを嗅いでます。お互い威嚇する様子もないのでもふもふを床におろすと
しましまともふもふは一緒に丸まって寝てしまいました。
「なんか大丈夫みたいだね?猫団子になってて可愛い!」
「しましまからOK出たからうちにおいてもいいよ。」
「夕陽ちゃん有難う!マキが拾ってきたしご飯代はマキが出すから!」
「それはいいよ。しましまにご飯あげる時に一緒に作るから。」
「えっ?手作り?」
「うん。しましまはキャットフード嫌いで食べないんだよね。毎日作ってるよ。猫飯。」
「そうなんや?今度マキにも作らせて!あっ。名前どうしよ?」
「マキちゃん拾ってきたしマキちゃん決めたら?」
「けど飼うの夕陽ちゃんやし‥夕陽ちゃん決めたらよくない?」
「んーっ。いいの思いつかないから凪か美紅ちゃんに名付け親になってもらおう?月雲戻っていいよ。このこは預かるから。凪に天気悪くなる迄に帰っておいで!って言っといて。」
「了解。じゃあネコよろしく!」
「OKでーす!」
強い風が吹く中、月雲に帰るマキの足取りは軽くなってます。
猫さん良かったね。
これからはしましまと一緒に夕暮れカフェの看板息子になるんやね。
ところで名前は??
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
白苑後宮の薬膳女官
絹乃
キャラ文芸
白苑(はくえん)後宮には、先代の薬膳女官が侍女に毒を盛ったという疑惑が今も残っていた。先代は瑞雪(ルイシュエ)の叔母である。叔母の濡れ衣を晴らすため、瑞雪は偽名を使い新たな薬膳女官として働いていた。
ある日、幼帝は瑞雪に勅命を下した。「病弱な皇后候補の少女を薬膳で救え」と。瑞雪の相棒となるのは、幼帝の護衛である寡黙な武官、星宇(シンユィ)。だが、元気を取り戻しはじめた少女が毒に倒れる。再び薬膳女官への疑いが向けられる中、瑞雪は星宇の揺るぎない信頼を支えに、後宮に渦巻く陰謀へ踏み込んでいく。
薬膳と毒が導く真相、叔母にかけられた冤罪の影。
静かに心を近づける薬膳女官と武官が紡ぐ、後宮ミステリー。
課長と私のほのぼの婚
藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。
舘林陽一35歳。
仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。
ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。
※他サイトにも投稿。
※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。
月華後宮伝
織部ソマリ
キャラ文芸
★10/30よりコミカライズが始まりました!どうぞよろしくお願いします!
◆神託により後宮に入ることになった『跳ねっ返りの薬草姫』と呼ばれている凛花。冷徹で女嫌いとの噂がある皇帝・紫曄の妃となるのは気が進まないが、ある目的のために月華宮へ行くと心に決めていた。凛花の秘めた目的とは、皇帝の寵を得ることではなく『虎に変化してしまう』という特殊すぎる体質の秘密を解き明かすこと! だが後宮入り早々、凛花は紫曄に秘密を知られてしまう。しかし同じく秘密を抱えている紫曄は、凛花に「抱き枕になれ」と予想外なことを言い出して――?
◆第14回恋愛小説大賞【中華後宮ラブ賞】受賞。ありがとうございます!
◆旧題:月華宮の虎猫の妃は眠れぬ皇帝の膝の上 ~不本意ながらモフモフ抱き枕を拝命いたします~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる