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女子会でもしてみる?
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本日の月雲は女子会日和。
季節の鍋コースとチーズフォンデューのコースが人気のようです。
凪とあゆが中心になって厨房を仕切っております。
カウンターでは、さざなみハイツの住人であるホタルちゃんが飲んだくれているようです。
「凪ちゃーん!
私ダメな女なのよ…
もう飲むしかないわ。
ビールやめて、泡盛にする!
ソーダ割りにして」
「ホタルちゃん、何か食べないと悪酔いするから…
これ食べて!食べないなら泡盛は出さないよ?」
あゆちゃんがホタルちゃんの前に置いたのは、茶碗蒸しのようですが…
いつもなら、色々注文して食べながら飲んでいるホタルなのですが、今夜は入ってきた時から口に入れるのはアルコールだけ。
お酒が飲める方でもないのに、無理して飲んでいるようにしか見えないのです。
「あゆちゃんが言うなら仕方ない。
食べるよ。食べるから泡盛…」
「ダメですよ?
食べ終わるまで出しませんから!
ねぇ、凪ちゃん!」
「私も、あゆちゃんに賛成!
空きっ腹でアルコールはよくないよ」
「あーもー分かってるよ。
分かってるって!」
ホタルは猫舌なのか、茶碗蒸しの真ん中に穴を開けて冷ましてから食べるようだ。
十分冷ました茶碗蒸しをスプーンで掬い口に運ぶと…
「あっ…優しい味!美味しい…」
食べながら、泣き始めるホタルを見て動揺する凪と落ち着いているあゆ。
ホタルちゃんに何があったのか!?
そのお話は、また今度にしておくね。
季節の鍋コースとチーズフォンデューのコースが人気のようです。
凪とあゆが中心になって厨房を仕切っております。
カウンターでは、さざなみハイツの住人であるホタルちゃんが飲んだくれているようです。
「凪ちゃーん!
私ダメな女なのよ…
もう飲むしかないわ。
ビールやめて、泡盛にする!
ソーダ割りにして」
「ホタルちゃん、何か食べないと悪酔いするから…
これ食べて!食べないなら泡盛は出さないよ?」
あゆちゃんがホタルちゃんの前に置いたのは、茶碗蒸しのようですが…
いつもなら、色々注文して食べながら飲んでいるホタルなのですが、今夜は入ってきた時から口に入れるのはアルコールだけ。
お酒が飲める方でもないのに、無理して飲んでいるようにしか見えないのです。
「あゆちゃんが言うなら仕方ない。
食べるよ。食べるから泡盛…」
「ダメですよ?
食べ終わるまで出しませんから!
ねぇ、凪ちゃん!」
「私も、あゆちゃんに賛成!
空きっ腹でアルコールはよくないよ」
「あーもー分かってるよ。
分かってるって!」
ホタルは猫舌なのか、茶碗蒸しの真ん中に穴を開けて冷ましてから食べるようだ。
十分冷ました茶碗蒸しをスプーンで掬い口に運ぶと…
「あっ…優しい味!美味しい…」
食べながら、泣き始めるホタルを見て動揺する凪と落ち着いているあゆ。
ホタルちゃんに何があったのか!?
そのお話は、また今度にしておくね。
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