夕暮れカフェ◆ 公園通り恋物語◆

まゆら

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閑話 日菜燃える

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来たる女子会に向けて燃えている日菜である。
 

ありきたりな女子会はつまらないんだもん。


今日は、本当に楽しかった!って会にしたいから…


寒くなってきたから鍋を囲んで…とかじゃ嫌なの!


みんなでシェアしたり、ワクワク出来る料理がいいなぁ。


凪ちゃんから、デザートの提案があるから試食に来てと誘われたから楽しみなんだ。


仕事している間も気になって、ソワソワしていた位。


今日、月雲は定休日だから裏口から入って来てと言われてるけど…


日菜は、裏口からそっと入っていく。


厨房に続くドアを開けようとすると…


勢いよくドアが開いて、背の高い男性が出てきた。



「うわっ、大丈夫?当たらなかった?」

低めの甘い声にドキドキして、見上げると…顔立ちも整っている。


(好みのど真ん中なんだけど…こんなイケメン月雲にいたの?)


「はい、よけたので大丈夫です!

あの…私、凪ちゃんに呼ばれて来たのですが…」


「あぁ、女子会の子ね。

凪は中にいるからどうぞ!」


(関係者だよね?オーナーさんとか?

凪ちゃんに聞こう!)


「今晩は!」


「日菜ちゃん?どうぞ」


厨房に入っていくと、凪ちゃんと従業員のあゆさんの他にもう一人女性がいた。


慌てて、頭を下げて挨拶をする日菜に…


声をかけたのは、


「日菜ちゃん!久しぶり?

私、まき!覚える?」


凪の幼なじみのまきだ。


「あっ…マールガーデンの店長さん?髪切ったら雰囲気が全然違う!」


日菜は、実家の犬を連れてたまにマールガーデンに遊びに行っていたのだ。


「日菜ちゃんもしばらく会わないうちに綺麗になったね!


マキも日菜ちゃんの女子会盛り上げる為に呼ばれたんよ!色々アイデア出して楽しい女子会にしようね」


「まきさん!よろしくお願いします!

マールガーデンのヘルシースイーツたまに、母が差し入れてくれるんですよ!

ダイエット中に重宝してます」


「こちらこそ!

日菜ちゃんママにはお世話になってるんよ。

沢山、お客様紹介してもらってるから本当に有難い常連さんだよ」


「ふたりとも、話は後にしてデザートの話しようか?

あゆ、日菜ちゃんにハーブティーを」


厨房の作業台には様々なスイーツが並んでいる。


「凪ちゃん…沢山あるけどあの中から選ぶの難しいよ?」


「それなのよ!

選ぶの難しいから好きな物を好きなだけ!

しかも、ヘルシーに!って事で、今回まきにも手伝ってもらったのよ」


「え?えっ?

これ全部食べていいの?」


「日菜ちゃん!

これな、おからとか、豆腐とか、ギリシャヨーグルト使って、甘味料もこだわったから低カロリー、低糖質、低脂質なんよ!

安心して食べていいよ?」


「わーい!

何から食べよう?

あっ、ハーブティー有難うございます!

よい香り…癒されるなぁ」


日菜は、ハーブティーをひとくち飲むと色とりどりのスイーツを手当り次第に皿に盛っていく。


スイーツは全てひとくちサイズになっているのだ。


「美味しー。ダイエットスイーツとは思えない!

このプルプルのわらび餅って何で出来てるの?」


日菜は、ひとりの世界に入ってしまったようである。

日菜が自分の世界から出てこないので、後半に続く!
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