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推しにご挨拶しました!
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父上からはしばらく婚約とか結婚については何も言わないから安心しなさいと言われたので私はウキウキしております。
今日は推しに会える日なんですよ?
公式に推しに会える幸せな日なんです!
ミナに頼んで少しでも可愛く見えるように流行りのメイクをやってもらってます。
魔法省の制服は真紅に金の縁取りのローブなので、自慢の金髪はサイドを編み込みにしてもらい真紅の薔薇の髪飾りでとめてみました。
ローブの下は動きやすいシンプルなワンピースを着用しております!
靴は歩きやすさ重視なのでヒールが低めの物を選んでみました。
可愛く見えるけど、子供っぽくはないオシャレがテーマだとミナが申しております。
今日は入省式なのです!
早く…推しに会いたいです!
◇◇◇◇
私は鼓動が激しくなるのを楽しみながら推しに会うために(入省式に出席するため)馬車に揺られながら魔法省へ向かうのだった。
付き添いで来てくれたミナからはお嬢様!顔がニヤけ過ぎて気持ちが悪うございます!と注意されながらも笑いが止まらず顔がユルユルです。
私が魔法省に入ると決めたのは私の推しであるジョナス殿下が魔法省の代表だからなのです!
ジョナス殿下はアルセイル王国一の魔導師であり、古代魔法専門の研究者なのです。
私が魔法学園に入学した時に書いた古代魔法への憧れを綴った作文をお読みになり、古代魔法を学びたいのなら卒業後は魔法省に入るとよいと学園長に伝言されたのでした。
その後、魔法省で魔道具を作っている父を通じてジョナス殿下とお話をする機会が何度かあり、古代文字の解読のお手伝いをしたり、禁魔法について話たりするうちに…
すっかりジョナス沼にはまってしまいジョナス沼の住人になってしまったのです。
ちなみに現在の魔法省でジョナス殿下に引けを取らない位に人気なのが…
我が兄ローランなのです。
解せぬ!と私は常に思っておりますが…
幼き頃より、ローラン沼の住人である親友マリナが言うには呆れる位にシスコンで、女性には優しいけどツンデレなところがツボらしいです。
兄の威光なのか、魔法学園でもみんな優しくしてくれたのでよしとします。
◇◇◇◇
馬車が無事に魔法省に着いたので私はちょっと推しに挨拶をしてきます!
あぁ…緊張してきた…
手汗ヤバいな…
私はビビりながら魔法省に繋がるゲートに魔力を流して入って行く。
代表の執務室に案内されて…
ドアをノックすると…
「どうぞ。」と推しの優しい声が…
私…昇天してよいですか?
ドキドキしながら入室すると…
久しぶりに見る生の推しのご尊顔に…
私は挨拶するのも忘れて見入ってしまった。
「フローラ久しぶりだね!元気だったかい?無事に私のところに来れたね」
「……」
無言で涙を流す私の頭を優しく撫でる推し。
私は…
もう…
幸せがピークまで達したらしく、意識を手放しました!
久しぶりに会った生の推しへの挨拶というイベントは失敗に終わったようです。
今日は推しに会える日なんですよ?
公式に推しに会える幸せな日なんです!
ミナに頼んで少しでも可愛く見えるように流行りのメイクをやってもらってます。
魔法省の制服は真紅に金の縁取りのローブなので、自慢の金髪はサイドを編み込みにしてもらい真紅の薔薇の髪飾りでとめてみました。
ローブの下は動きやすいシンプルなワンピースを着用しております!
靴は歩きやすさ重視なのでヒールが低めの物を選んでみました。
可愛く見えるけど、子供っぽくはないオシャレがテーマだとミナが申しております。
今日は入省式なのです!
早く…推しに会いたいです!
◇◇◇◇
私は鼓動が激しくなるのを楽しみながら推しに会うために(入省式に出席するため)馬車に揺られながら魔法省へ向かうのだった。
付き添いで来てくれたミナからはお嬢様!顔がニヤけ過ぎて気持ちが悪うございます!と注意されながらも笑いが止まらず顔がユルユルです。
私が魔法省に入ると決めたのは私の推しであるジョナス殿下が魔法省の代表だからなのです!
ジョナス殿下はアルセイル王国一の魔導師であり、古代魔法専門の研究者なのです。
私が魔法学園に入学した時に書いた古代魔法への憧れを綴った作文をお読みになり、古代魔法を学びたいのなら卒業後は魔法省に入るとよいと学園長に伝言されたのでした。
その後、魔法省で魔道具を作っている父を通じてジョナス殿下とお話をする機会が何度かあり、古代文字の解読のお手伝いをしたり、禁魔法について話たりするうちに…
すっかりジョナス沼にはまってしまいジョナス沼の住人になってしまったのです。
ちなみに現在の魔法省でジョナス殿下に引けを取らない位に人気なのが…
我が兄ローランなのです。
解せぬ!と私は常に思っておりますが…
幼き頃より、ローラン沼の住人である親友マリナが言うには呆れる位にシスコンで、女性には優しいけどツンデレなところがツボらしいです。
兄の威光なのか、魔法学園でもみんな優しくしてくれたのでよしとします。
◇◇◇◇
馬車が無事に魔法省に着いたので私はちょっと推しに挨拶をしてきます!
あぁ…緊張してきた…
手汗ヤバいな…
私はビビりながら魔法省に繋がるゲートに魔力を流して入って行く。
代表の執務室に案内されて…
ドアをノックすると…
「どうぞ。」と推しの優しい声が…
私…昇天してよいですか?
ドキドキしながら入室すると…
久しぶりに見る生の推しのご尊顔に…
私は挨拶するのも忘れて見入ってしまった。
「フローラ久しぶりだね!元気だったかい?無事に私のところに来れたね」
「……」
無言で涙を流す私の頭を優しく撫でる推し。
私は…
もう…
幸せがピークまで達したらしく、意識を手放しました!
久しぶりに会った生の推しへの挨拶というイベントは失敗に終わったようです。
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