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プロローグ
プロローグ~ZERO~
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市内にある私立幼稚園。
そこの園内では、子供達の笑い声が響きわたっている。
「もう、やめてよー!」
園庭の隅の方にある砂場の所で、泣きながら叫ぶ可愛らしい女の子の姿があった。
「うるさい!
ちょっと先生から可愛がられてるからってなまいきなんだよ!」
「なんだよ!」
その少女を取り囲む男の子達。
その中の身体の一番大きな男の子が手に砂を取って投げようとした瞬間、
横から一人の男の子がその大きな子に飛びかかっていく。
「かなえから離れろ~!!」
「なんだよ!なにするんだよー!」
「また、かなえをいじめたなー!!」
飛び掛った男の子は大きな子の身体に上にまたがり地面の上に押さえつける。
取っ組み合いをしている二人の廻りでオロオロしている他の男の子達。
「わかったよー! もうしないから放せよー!」
またがっていた男の子が立ち上がり離れると慌てて逃げていく子供達。
残された男の子と泣いている華那恵(かなえ)と呼ばれていた女の子。
「しょうちゃん、しょうちゃん。」
その男の子の名前を呼びながら泣いている華那恵。
泣いてる華那恵の頭を優しく撫でながら慰める翔(しょう)と呼ばれた男の子。
「もう泣くなよかなえ。
これからも俺が守ってやるから!」
「ほんと?しょうちゃん。
これからもずっとかなえのこと 守ってくれるの?」
「うん!ずっとまもってやる!」
「じゃあ、かなえをしょうちゃんのお嫁さんにしてくれる?」
「うん。
かなえは可愛いから、お嫁さんにしてあげる!」
「やくそくだよ!」
「やくそくだ!」
「じゃあ、かなえはしょうちゃんに
嫌われない様に、可愛らしいおんなのこになる!」
「じゃあ、俺はかなえの側にずっと
いて、守ってあげる。」
約束を確認するように指切りをしながら笑いあう華那恵と翔の姿があった。
もともと仲の良かった二人は、この日を境にさらに一緒にいるようになっていった。
遊ぶときも食事の時もお昼寝の時も、ナイトのように常に華那恵の側にいる翔を見て周囲の大人達は微笑ましく見守り、そのおかげで華那恵を苛めていた男の子達とも仲良く遊ぶようになっていった。
「翔ちゃん。華那恵離れたくない…」
「華那恵…いつか必ず華那恵の側に戻って来るから……」
「翔ちゃん。
ぜったいむかえに来てね?」
「うん。ぜったいにむかえに来る!」
泣きながら翔に寄り添う華那恵。
翔は目に涙を溜めながら、華那恵の頭を優しく撫でている。
年長組に上がる頃、翔の父親が交通事故で亡くなり翔は転園していく事になってしまった。
二人は再会を約束して、離ればなれになってしまうのであった。
そこの園内では、子供達の笑い声が響きわたっている。
「もう、やめてよー!」
園庭の隅の方にある砂場の所で、泣きながら叫ぶ可愛らしい女の子の姿があった。
「うるさい!
ちょっと先生から可愛がられてるからってなまいきなんだよ!」
「なんだよ!」
その少女を取り囲む男の子達。
その中の身体の一番大きな男の子が手に砂を取って投げようとした瞬間、
横から一人の男の子がその大きな子に飛びかかっていく。
「かなえから離れろ~!!」
「なんだよ!なにするんだよー!」
「また、かなえをいじめたなー!!」
飛び掛った男の子は大きな子の身体に上にまたがり地面の上に押さえつける。
取っ組み合いをしている二人の廻りでオロオロしている他の男の子達。
「わかったよー! もうしないから放せよー!」
またがっていた男の子が立ち上がり離れると慌てて逃げていく子供達。
残された男の子と泣いている華那恵(かなえ)と呼ばれていた女の子。
「しょうちゃん、しょうちゃん。」
その男の子の名前を呼びながら泣いている華那恵。
泣いてる華那恵の頭を優しく撫でながら慰める翔(しょう)と呼ばれた男の子。
「もう泣くなよかなえ。
これからも俺が守ってやるから!」
「ほんと?しょうちゃん。
これからもずっとかなえのこと 守ってくれるの?」
「うん!ずっとまもってやる!」
「じゃあ、かなえをしょうちゃんのお嫁さんにしてくれる?」
「うん。
かなえは可愛いから、お嫁さんにしてあげる!」
「やくそくだよ!」
「やくそくだ!」
「じゃあ、かなえはしょうちゃんに
嫌われない様に、可愛らしいおんなのこになる!」
「じゃあ、俺はかなえの側にずっと
いて、守ってあげる。」
約束を確認するように指切りをしながら笑いあう華那恵と翔の姿があった。
もともと仲の良かった二人は、この日を境にさらに一緒にいるようになっていった。
遊ぶときも食事の時もお昼寝の時も、ナイトのように常に華那恵の側にいる翔を見て周囲の大人達は微笑ましく見守り、そのおかげで華那恵を苛めていた男の子達とも仲良く遊ぶようになっていった。
「翔ちゃん。華那恵離れたくない…」
「華那恵…いつか必ず華那恵の側に戻って来るから……」
「翔ちゃん。
ぜったいむかえに来てね?」
「うん。ぜったいにむかえに来る!」
泣きながら翔に寄り添う華那恵。
翔は目に涙を溜めながら、華那恵の頭を優しく撫でている。
年長組に上がる頃、翔の父親が交通事故で亡くなり翔は転園していく事になってしまった。
二人は再会を約束して、離ればなれになってしまうのであった。
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