聴かせてよ愛の歌を…翔と華那恵のラブストーリー

かのん

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第二部第一章ⅡⅩ

体育祭Ⅷ~騎馬戦なんです~

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号砲の音と共にわき上がる学生達の
歓声の中、応援の太鼓の音や笛の音
が響き渡る。

競技が順調に、プログラムどおり
進んでいく。

そして、熱気が増すなか、
午前中最後のプログラムである
騎馬戦の時間がやってきた。

応援を受けながらフィールドに立つ
翔、伸、佐藤の三人と
他のチームメイト達。

「翔せんぱい!
 伸せんぱい!
 佐藤せんぱい!
 よろしくお願いしますです!」

瑠璃が元気良く声を掛けながら
翔と伸の所に駆け寄ってくる。

瑠璃は少し長めに見えるTシャツ姿に、
スパッツ姿で参加するようだった。

その頭には長めの赤いはちまきを
巻いていた。

「瑠璃ちゃん!頑張ろうな?」

「瑠璃ちゃん。
 その姿ミニスカートっぽくて
 可愛いねぇ~」

「伸せんぱい…目がHですぅ…。
 瑠璃のシャツは普通のサイズです。
 でも、瑠璃が小さいから…
 大きく見えるです。」

翔と伸がそれぞれ瑠璃に声をかける。
瑠璃は伸から距離を取るように
後ずさりしていく。

「おい! そろそろ時間だぞ!」

翔達と一緒に騎馬を組む佐藤が
三人に声をかける。

翔が先頭に立ち、伸と佐藤が後ろに立つ。

そして、内側の腕を翔の肩に置き、
外側の手は翔の手をしっかりと掴む。

瑠璃はその繋がれた手の上に両足を載せ
立ち上がるように翔達の頭の上に小さな
身体を出した。

翔が合図を送りゆっくりと立ち上がると、
瑠璃の目の前の視界が広がっていく。

「わあ…高いです!
 すごい気持ちいいですぅ!」

はしゃぐ瑠璃を自分の肩越しに
見上げるように見てから、
後ろにいる伸に声をかける翔。

「伸、作戦はどうするんだ?」

「それなんだが、他のヤツらと
 話し合って、前半は様子を見る事に
 したんだ」

「ふんふん」

「それで他の色を共倒れさせて、
 後半一気に勝負する」

「なるほど……わかった。瑠璃ちゃん。
 とりあえず最初は慎重にいくから、
 落ちないようにしっかりと捕まって
 いるんだよ?なんなら、俺の頭に
 しがみ付いていても良いからね?」

「はいですっ!」

瑠璃は元気よく返事をした。

各組30組の騎馬が出て、
騎手のはちまきを取られたら負け。

騎手が地面に足をつけたら負け。

つまり、騎手さえ馬の上に乗っていれば、
馬が分解(バラバラになっても)しても
それぞれが自由に行動していても問題なく
OKなのである。
相手に対する攻撃も認められている。
旗手は相手の旗手や馬に対して両手を
使った攻撃(故意的な殴る引っ掻く等は
NG)は認められている。
馬も手さえ使わなければ、お互いに攻撃
が認められている。足や体を使う限り、
他の馬に対して何をやってもOKである。
ただし、馬は旗手の上半身(膝から上)
に対して、攻撃してはいけない。
それが、この騎馬戦のルールだった。

「さあ!やるか!」

「「「「オー!」」」

翔の号令と共に気合いを入れる
三人であった。

 バーンッ

号砲と共に、一列に並んだ騎馬が一斉に
駆け出す。

グランド内に歓声が沸き上がる。

「下手に動いて目立ったら狙われる
 からな。なるべく静かに移動して、
 体力を温存しとくぞ」

「「ラジャー!」」

翔の号令と共に、フィールドの隅を
ゆっくりとやる気なさそうに歩いて
いく。

「おっ、見ろよ翔。派手にやってるぜ」

翔達をよそにフィールドの中心部では、
激しい戦いが展開されていた。

翔達が様子を見ていると、さっそく馬
を分解して、体当たりや蹴りを入れて
いる者もいた。

どんどん騎馬が崩れていく。

そのうち、翔達の騎馬に向かってくる
グループがでてきた。

「瑠璃ちゃん。しっかり捕まっていて
 くれよ!」

正面から突っ込んでくる敵に対して、
翔は中断の蹴りを入れる。

相手がバランスを崩したところに
今度は伸が足を引っかける。

悲鳴と共に敵の騎馬が崩れていく。

係員が飛んできて、崩れた騎馬の
ハチマキを取り上げると
その騎馬は退場していった。

「きゃあー!やったーやったです!」

係員からはちまきを受け取り、
はしゃぐ瑠璃。

翔達はこの方法で、10組以上の
敵をつぶし、走り抜ける際に3組
の騎手からはちまきを取り上げた。

「翔、きたぞ」

今度は伸が後ろから勢い良く
迫ってくる敵の存在を教える。

「よし。伸、佐藤、右だっ」

翔の号令に合わせて、阿吽の呼吸で
右に数歩移動する三人。

敵の突進をサイドステップでかわした。

 スッ…

「おわわっ」

 グラッ…

目の前にいた翔達が突然移動した事で
慌てた敵は連携がとれず、
バランスを崩してしまう。

「瑠璃ちゃん!」

「はいですっ!」

 パシィッ

その隙をついて翔の号令と共に瑠璃が
手を伸ばし、相手のハチマキを奪い取る。

「きゃあー!やったやったーですっ!」

「やるな瑠璃ちゃん!」

「えっへん。瑠璃ってすごいですっ」

ハチマキを手にはしゃぐ瑠璃。

「けっこうイケるぞこの作戦。
 あっ、今度は左っ」

 スッ…
 グラッ…
 パシィッ!

今度は翔が敵の突進に気づき、
左へのサイドステップでかわす。

まったく同じ要領でたちまち
2本のハチマキを敵から奪う
翔達であった。

「わはははっ。
 ラクショーラクショー!」

「きゃはははっ。おもしろいです~」

「へえ。
 マジでいい感じだな。
 このまま最後までいければ
 いいんだけど」

はしゃぐ佐藤と瑠璃。
翔も不安げながら、慎重に
感想を伝える。

「うんにゃそうはいかねー。
 味方がけっこうやられてるぜ」


そんな中、冷静に状況を伝える伸。
翔も伸に言われフィールドの
中心部を見て言った。

「……確かに。
 中央のほうは押されぎみだな」

「ふっふっふ……。
 ついにきたなこのときが。
 瑠璃ちゃん。
 翔の肩に足かけて、頭に抱きついて」

不敵な笑い声を出しながら、
伸は瑠璃に指示をだす。

瑠璃は伸の指示どおりに翔の両肩に
足をかけて、翔に肩車をしてもらって
いる状態になり、翔の頭に抱きついた。

「は、はいですぅ!」

 ぎゅうっ

「うぷっ…し、伸…なんのまねだ?」

「いくぞ佐藤。
 ブレイクアップオペレーション、
 バージョン3.1。……GO!」

「おお!」

伸の合図に合わせて伸と佐藤は翔の
身体から離れて走りだす。

 ダダダッ…

「お、おいっ!どこ行くんだよ!?」

「翔、ちょっくら仲間を助けに
 行ってくるぜ」

「はあ?だから、なんだよその――」

「訳してみろよ。じゃあな。
 俺たちが帰ってくるまで、潰され
 るんじゃねーぞ!」

伸は振り返りながら叫び、佐藤と一緒に
もみくちゃになっている中央めがけて
走っていった。

「……訳す?
 ……………。
 ぶんれつ…さくせん、ですか?
 ………………。…ああ、分裂作戦ね。
 なるほど――って、
 英語にしただけじゃないか!
 しかもなんだ。
 バージョン3.1ってのは!?」

「翔せんぱい」

「ったくなに考えてんだあいつら。
 ふざけんなっ」

「翔せんぱい、敵がくるです」

「えっ!?」

翔が気がつけば目前に黄組の騎馬が
迫って来ていた。

「る、瑠璃ちゃん。
 しっかりつかまって」

「はいですっ!」

 ドゴォッ

翔は中断の蹴りを繰り出す。
先頭の馬の腹に翔の蹴りが決まる。

「うげぇ……」

 ぐらぐらっ…

「きゃあーん倒れちゃうー」

「今だっ!」

「はいですっ!」

 パシィッ

先頭の馬が膝を付き、
倒れそうになった旗手のハチマキを
瑠璃が奪う。

「やったー。
 せんぱいすごいですぅ。
 瑠璃を肩車したまま
 蹴っちゃうなんてぇ!」

「いやいや。
 瑠璃ちゃんの身体、軽いからね。
 でもこの状況でまともに戦うのは……
 逃げ延びることを考えるか」

翔は周りを探りながら
空いたスペースへ移動していく。

「伸たちは――」

伸達はまだ中央で戦っていた。

「うわっ、あの馬鹿。
 ボディプレスなんかしてるよ。
 佐藤は佐藤であびせ蹴りしてるし……」

「翔せんぱい、また来たです。
 しかも三体同時に」

「く、くそ、囲まれたか……
 さすがにつらいな。
 今度は戦わないで逃げきろう。
 瑠璃ちゃん。しっかり捕まってて!」

「はいです!」

 ぎゅうっ

翔が瑠璃を肩に乗せたまま
走り出そうとした時、
瑠璃は翔の頭にしがみついてくる。

「!?」

(なんだ?
 今まで興奮してて
 よくわからなかったけど、
 頭に当たってる柔らかな二つの感触。
 ……これって、もしかして?)

「ど、どうしたですかセンパイ?」

「…………」

(ちょっと走ってみたりして。)

「きゃっ!?」

 ぷるるんぷるるん…

「こ、これは……」

(まぎれもない。
 柔らかでいて弾力もあるこの感触……
 ああ神様っ。素晴らしいプレゼントを
 ありがとう!)

「よーし、走るぞ瑠璃ちゃん!」

「は、はいです!」

「うおりゃあああぁぁぁぁーっ」

 ぷるるんぷるるんぷるるんぷるるん
 ぷるるんぷるるんぷるるんぷるるん

翔は瑠璃を担いだ状態で外周を
大きく走って行く。

「すごいです翔せんぱい!
 速い、速いです!」

頭の上ではしゃぐ瑠璃。

途中、同じように逃げ回っている敵に
遭遇し、翔の蹴りで倒し、伸達と別れ
たところに戻ってくる頃には、伸達は
追いかけていた敵をつぶしていた。

 バーンッ

騎馬を作り直した頃、終了の号砲が
鳴り響く。

結局、翔達は23組の敵をつぶした事に
なった。

「でかした翔!
 よく生き残ってくれた――」

「伸せんぱい。
 すごかったですよ翔せんぱい。
 3組の騎馬に囲まれたのに
 アッサリ突破しちゃったです!」

「おう見てた見てた。
 おまえが走りまくったおかげで
 さらに混乱してさ、
 俺たちもムチャクチャ
 戦いやすかったぜ」

「そうそう」

「いやーしかしおもろかったな。
 ストレス発散になったし
 目の保養になったし。
 なんだか悪りぃな翔」

「……実は俺が一番おいしかったのかも」

「なに?」

「いや、なんでもない」

『―以上の結果により、赤組の優勝です』

赤組は9組の馬が残っており、
それでも他の組よりも多く優勝した。

「きゃあーっやったーですっ!」

 ぎゅうぅっ

「おわっ!? る、瑠璃ちゃん?」

瑠璃ははしゃぎまくり、
翔や伸と佐藤に抱きついていった。

「せんぱいたち、すごいですうぅぅぅっ」

「すごかったのは俺たちじゃないよ。
 瑠璃ちゃんが落ちてたら俺たち
 負けてたんだから。なあ伸、佐藤」

「そうだよ瑠璃ちゃん」

「ああ」

瑠璃に抱きつかれ、でれでれと鼻の下
を伸ばす伸と佐藤。
瑠璃は嬉しさのあまり泣き出していた。

「ふえ~ん。
 せんぱーい……えぐっうぐっ」

翔は瑠璃の身体を軽々と持ち上げ
自分の左肩に乗せ、伸と佐藤が翔の
肩を組み自陣に戻っていく。

翔は瑠璃の手を高々とかかげた。
奪い取ったはちまきが風にそよぐ。

瑠璃の手には23本の色とりどりの
はちまきが握りしめられていた。

翔達を祝福するように、
応援団からのエールがグランドに
大音響でこだましていた。




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