聴かせてよ愛の歌を…翔と華那恵のラブストーリー

かのん

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第二部第二章〈夏休み編〉act.20

-雪乃2-雪乃とデート2~奈緒ふたたび~

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「わあ、すごくきれい……」

「そうだね」

澄んだ空から降りそそぐ陽光が海面に反射して、
きらきらと輝いてる。

雪乃は翔の腕を離し手すりに捕まり
海面のキラメキに感動しているように
言葉を漏らした後黙って水面を見ていた。

「………………」

ゆっくりと雪乃の横に並び同じように手すり
に捕まりながら翔は言った。

「うう~ん。やっぱり磯の薫りはイイ。
 臭いっていう人もいるけど俺は好きだな。

 なんか心が洗われるようで。雪乃は?」

「そうですね。あたしも好きです」

翔の質問に雪乃は嬉しそうに答えてきた。

翔の頭の中にはこの夏に雪乃と行った
海の情景が浮かび上がっていた。

「じゃあ、来年も夏になったら
 泳ぎに行こう」

「え?ここで泳ぐんですか?」

「違う違う、ちゃんとした浜辺」

「そ、そうですよね……ビックリしたぁ。
 一瞬、ここから飛びこむのかなって…」

雪乃はホッとしたように胸を
撫で下ろして言って来た。

雪乃のボケに思わず突っ込んだ翔は
黙って雪乃の顔を見つめる。

「………………」

(こっちがビックリだ。
 雪乃って時どき…
 天然の時があるよなぁ…)

素にボケる雪乃の反応に驚きを
隠せない翔であった。

「と、とにかく。
 今から予約入れておくよ。
 来年夏になったら俺と海に行く。
 ――いいね?」

「はい」

気を取り直して誘ってくる翔に
雪乃は嬉しそうに返事をした。

翔も嬉しそうにそれに
答えたのであった。

「やった。楽しみだな~」

「ふふっ。あたしも楽しみです
 ――あっ!?」

「なに?」

(なんか、人だかりが……)

雪乃は翔の後ろの方向を見て
突然驚きの声を上げる。

翔がその方向に振り返るとそこには
人だかりが出来ていた。

「なんだ?」

(十数人の男たちと、囲まれている
 女の子が二人……。

 他の通行人も何事かと足を止め、
 遠巻きに人垣を作ってそれを眺めている)

「おいおい。見物してないで
 助けてやれって…」

翔たちはその場所に近づき人垣をかきわけ、
前のほうに出ていった。

「あれ? 亜湖ちゃん?
 ……それに、菜緒じゃないか?」

翔の脳裏に、一人黙々と練習に励む
菜緒の顔がよぎった。

亜湖は翔の住むマンションに住む住民
の一人で松本の知り合いの娘であった。
しかも、雪乃の同級生でクラスメート
であった。
たまたま、翔のマンションの1F
「しかたねえな…あいつら…。
 女の子相手に…」

「翔さん大変っ!
 亜湖ちゃんと女の子が……
 あたし、お巡りさんに連絡します」

 ガツッ

雪乃がバックからスマホを取り出そうと
したその手を翔は握り締めた。

「しょ、翔さん!?手を離して下さい
 急がないと…」

「心配ないよ。彼女、強いから」

翔の行動に驚く雪乃に真面目な顔で話す翔。
その話を聞いて驚く雪乃。

「彼女――。
 翔さん、あの子の事、知ってるんですか?」

「ああ。同じ学校で、剣道で全国二位か
 なんかだったはずだよ、確か」

「あっ、その子のことなら
 あたしも知ってます」

「そういう人って、警察沙汰はマズイだろ?
 ゴシップの餌食になるっていうか……」

「で、でも」

「大丈夫だよ」

「だけど、人数が多いですよ?」

「平気平気。彼女、マジで強いから」

心配する雪乃だったが、翔の言葉を証明する
かのように男達の悲鳴が聞こえてきた。

ビシィッ

「ぎゃあぁぁーっ」

打たれた頭を両手で押さえるように
一人の男がその場に蹲っていた。

「や、やりやがったな!」

その男と入れ替わるように他の男が
前に出て、怒気を含んだ顔で文句を
言ってくる。

「やったがどうした?
 おまえたちが悪いんだろ」

奈緒はフフンといった顔をしながら
男達を見渡した。

「な、なまいきな!やっちまえ!!」

「「「おおぉぉぉっ!!」」」

その人の男は顔を怒りで真っ赤に
しながら他の男達に声を掛ける。

その男の号令と共に、菜緒に
襲いかかる男達。

竹刀を正眼に構え、突進してくる男達を
上手に交わしながら打突を繰り出す菜緒。

ビッシィ!
バッシィィ!

菜緒は自分の事を捕まえようとする
相手の手を交わし次々に男達の体に
竹刀を打ち込んでいく。

「うがぁぁっ!」

「ぎゃぁゎう!」

次々に襲い掛かった男達の悲鳴が
響き渡る。

奈緒は息一つ乱さずに新たに蹲った
男達から数歩後ろに下がり、
竹刀を構えなおし男達を睨みつける。

正面に立つ男は悔しそうな顔をして
叫んだ。

「くそぉ……。
 こうなったらフォーメーションZだ。
 野郎ども、いけぇっ!」

「「「「おおぉおっ!」」」」

リーダー的な男の号令と共に、
野郎と呼ばれた男達が一斉に
菜緒へ襲いかかる。

しかし菜緒は冷静に男達の突進を
見極めて竹刀を振り上げ
打ち下ろしていった。

 ビシバシィッ

「げえぇぇーっ」

素早く男達をかわしながら、
菜緒は次々と打ち込んでいく。

その手並みはさすがとしか
いいようがない動きだった。

「今だぁっ!」

 ダッ!

「きゃ~っ!?」

奈緒が正面から襲ってくる男に対応しようと
体を正面に向けた時に、倒したはずの一人の
男が立ち上がり亜湖に襲いかかる。

「はっ、放してえぇっーーなの!」

男に捕まり叫び声をあげる亜湖。

「あっ!その子を離せ!」

亜湖の叫び声を聞いて、一瞬目の前にいる
男達から視線を離してしまう菜緒であった。

その隙をついて、正面の男が菜緒に
飛びかかっていった。

「!?」

菜緒は自分の体を捻りその男の手から
逃れようとした。

しかし、その男の手は菜緒の胸辺りの
シャツを掴み思いっきり引っ張った。

ビィリイィィイ!

音を立て破ける菜緒のブラウス。

「きゃあぁっぁ!」

菜緒は悲鳴を上げ、手で自分の胸を
隠そうとする。

「くっ!ひ、卑怯な!」

菜緒は左手で自分の胸を隠しながら、
男達を睨み付けた。

それでも竹刀を右手で構え直す。

「いきがってても女だな…。
 まだやるつもりなら…そのまま…
 全部…ひんむいてやる!

 もっとも…やるつもりじゃ無くても…
 ひんむくがな…へへへ…」

嫌らしく笑いながら菜緒に一歩ずつ
近づくリーダー的な男。

「誰が……あんたたちなんかに…」

迫ってくる男を睨みつけながら
それでも戦おうとする菜緒であった。

奈緒の2メートル手前で立ち止まり
笑いながら男が顎を前に振って言った。

「そこまでだな。ソイツがどうなっても
 知らねえぞ?」

奈緒は目前の男を警戒しながら自分の
斜め後ろをチラリと見る。

男に後ろ手を散られ奈緒に顔を見せる
ように顎をつかまれている亜湖の
泣き顔が目に飛び込んでくる。

「……卑怯な」

奈緒は正面を向きなおし男を睨みつき
ながら悔しそうに呟いていた。

「卑怯?最高の褒め言葉だよ?
 それにこれは作戦だよ作戦。
 ヒャハハハッハ。ケンカってのは
 頭を使うもんだぜ?
 引っかかるお前等がバカなんだよ?」 

その奈緒の言葉を聞いて男はニヤニヤと
笑いながら大袈裟に手を叩いて
喜びを表現する。

そうして奈緒の身体を嘗め回すように
見てから言ってきた。

「さあ。どうすればいいか、わかるだろ?」

「…………」

奈緒は男を睨んだまま構えを解こうと
しなかった。

「ヒャハハハッハ。
 そう言う態度をまだ取るのか?
 おい、そのガキをひんむいてやれ」

男は奈緒の反応を見て亜湖を捕まえて
いる男に命令する。

「へへへへへ」

捕まえている男はニヤニヤと笑いながら
顎を掴んでいる手を離し亜湖の胸元の
シャツを掴んで軽く引っ張る。

 ビリッ…

亜湖のシャツのボタンが飛び少し破けた。

「いやあぁぁぁなのっ」

亜湖は泣きながらその小さな身体を捩った。

「や、やめろっ!」

奈緒は振り返り、その男に向かって
叫んでいた。

男は大きく笑いながら奈緒に向かって
言った。

「ヒャハハハッハ。
 まだ…立場がわかってないようだな?
 やめろじゃなくて『やめてください』
 だろ?」

奈緒は亜湖から視線を外して悔しそう
に下を向いて奥歯を噛み締めるように
口篭る。

「ク……」

「ヒャハハハッハ。言えないのか?
 仕方ねえなぁ…」

男がそう言うと捕まえている男は
掴んでいるシャツをもう一度軽く引っ張る。

 ビビッ…

亜湖のシャツがさらに破け白い下着が
見え始める。

「やぁだあぁぁぁっダメなのーー!」

亜湖は泣きながら
首をブンブンと振っていた。

奈緒は竹刀を降ろし下を向きながら
小さな声で言った。

「……わ、わかった」

「んん--なにが?」

男はニヤニヤと聞いてくる。

「や……やめて、……ください…」

「んん--聞こえんなぁあ?」

奈緒が俯きながら答えた声に男は
大袈裟に耳に手を当てて嫌味っぽく
聞き返す。

「ぅぐぅっ…。や、やめてください!」

奈緒は喉を鳴らしながら悔しそうに
ハッキリと伝えた。

「ダメだ。誠意がない」

男はハハンと首を横に振って言って来た。

奈緒は顔を上げて男を見た。

「なっ!?」

「それぐらいで許してもらおうって
 いうのは、甘いんじゃねえの?」

男はニヤニヤとしながら奈緒の顔を見て
言ってきた。

「じゃあ、どうすれば……」

悔しそうに顔を顰めて男に聞く奈緒。

男は考えるような素振りをして奈緒に
向かって言う。

「そうだな……。おまえ、ストリップしろ」

「えぇっ!?」

男の答えを聞いて驚く奈緒であった。

男は周りを見渡し嫌らしく笑いながら
言ってくる。

「誠意を形で表せって 言ってんだ。
 退屈してるギャラリーに申し訳ないとは
 思わないのか?」

「け、けど……」

「まあ、おまえが脱がねえってんなら、
 ソイツを丸裸にするだけだがな?」

躊躇する奈緒に亜湖の方を見て
追い討ちをかける男であった。

「クッ……」

奈緒は下を向き持っている竹刀の手を
ギュッと握り締めていた。

 ・
 ・
 ・

その様子を見ていた雪乃は心配そうに
翔の服を引っ張ってきた。

 ぐいっ…

「翔さん……」

「わかってる雪乃。ちょっとヤバイ展開に
 なってきた。……行ってくるよ」

小さな声で翔の名前を呼び顔を見上げる。

翔は雪乃の顔を見て静かに頷いて言った。

「無茶はしないでくださいね?」

雪乃は眼をウルウルさせて心配そうな
顔をして言ってきた。

「そんな顔するなよ。
 チャチャッと片づけてくるからさ。
 雪乃はそこで安心して見ててくれ」

「はい……」

雪乃の肩を軽く抱きしめ優しく笑顔で
答える。

少し頬を紅く添えて小さく頷く雪乃を
見て、雪乃の肩から手を離し顔を上げ
奈緒達を見つめる翔。

その横顔は真剣な顔をしていた。

鋭い眼つきでゆっくりと歩いていく
翔であった。

 ・
 ・
 ・

「おっと!…動くなよ…。
 動くとこの女が先に襲われることに
 なるぞ!」

亜湖の体を後ろから抱きかかえるように
捕まえている男が菜緒の横に回り込み
ながら言ってきた。

その横にはいつのまにか二人ほど
男達が立っていた。

「くっ卑怯な!」

菜緒は左の方をちらっとみて、怯える
亜湖の顔を確認し呟く。

「へへっへへ…諦めなっ!」

周りを囲んでいた他の男は嫌らしく
笑いながらリーダーの男と共に
菜緒の方に一歩一歩近づいて来る。

 バキッ
 べキッ
 バッシィィイ!

「うぐあぁぁぁー」

「おぎゃあぁぁぁっ」

「な、なんだぁ?」

男達が菜緒に近づいたとき、
突然後ろに居たはずの男達が、菜緒と
その男達の間に転がり込んできた。

「な、なんだあ!?」

リーダーの男が叫びながら振り向いた時、
亜湖の横に翔が立っていた。

「あ~っ、翔さんなのっ!」

翔の顔を見上げ名前を呼ぶ亜湖であった。

翔は亜湖の肩を抱きながら、
菜緒に近づいていく。

自分の上着を菜緒に渡しながら、
菜緒とリーダーの男の間に
割り込んできた。

「お、おまえは…?」

リーダーの男は翔の顔を見て驚きの声を
あげた。

翔は男の顔を確認し、ヤレヤレと
呆れたように言った。

「よう。また会ったな?」

「しょう…さ…ん?
 あ、あんた、絵里のときの……」

リーダーの男は顔を引き攣らせながら
言ってきた。

翔は相手の男達の何人かに見覚えがあった。

絵里の時の男達であった。

「お前等…相変わらず悪さしてんだな?」

翔が男を睨みつけて言うと男は焦りながら
言ってきた。

「い、いや。そんなことないッスよ!
 翔さん!!」

翔は一度亜湖の顔を見て、
リーダーの男を見て言った。

「わるいな…。彼女たちは…
 顔見知りでね…」

そして、周りに居る男達を睨み付けて
言った。

「それとも、この間みたいに…
 また、地面とキスしたいのかな?」

「す、すんませんでしたっ!」

「「「「でした!!!」」」」

翔の一言で男達は、一斉に頭を下げて
蜘蛛の子を散らすように逃げ出していった。

翔は仲間を助け起こしながら逃げていく
男達の背中を見ながらヤレヤレと
大きく溜息をついた。

「翔さぁん。ありがとうございましたぁ
 なの。またぁ助けてもらったなの~」

「大丈夫だったか?亜湖ちゃん」

翔の側に駆け寄り、お礼を言う亜湖。

翔は優しく亜湖に微笑みかけた。

「うん。大丈夫なの!ちょっと洋服
 破れちゃったけどこれぐらい平気なの!」

亜湖は自分の胸元の破れたシャツを手で
掴みながら恥ずかしそうに言ってきた。

「よ、余計なことをしてくれたな…。
 ……こんな事くらい、おまえが
 助けなくても、私一人でなんとかなった」

菜緒は翔を睨み付けながら話しかけてきた。

翔はフーと大きく溜息をついてから
奈緒の顔を眺めて言った。

「……素直じゃないな?」

「なにっ?」

奈緒が柳眉を吊り上げて鋭い眼つきで竹刀
を両手で構え、翔の顔を睨みつけてきた。

「でもあのままじゃ亜湖ちゃんが
 危なかったからな…。
 お前も…そんなかっこじゃねぇ…」

翔ははだけている菜緒の胸を見て言った。

「あっ!」

翔の視線を感じ慌てて両手で胸を隠す菜緒。

「どうして?…あんた?」

赤くなりながら翔を睨み付け、
聞いてくる菜緒。

「俺もおまえに任せようかと思ったけど、
 女の子を助けるのは男として
 当然だからな?」

翔は視線を軽く受け流し
奈緒の質問に答えた。

奈緒は翔のその態度に思わずカッとなり
怒気を含んだ声で文句を言ってきた。

「……当然だと?ふざけたことを……」

「だめなの菜緒ちゃん。
 お礼を言わないとぉいけないなの」

「うっ」

言葉の途中で亜湖に腕を引っ張られ
注意を受ける奈緒であった。

「ははは。じゃあ…俺もう行くわ!」

翔は笑いながら答え、その場から
立ち去ろうとする。

菜緒は慌てて聞き返してくる。

「あっ! ちょっと…この上着!
 …あんた?なまえは?」

「俺? 俺は高村翔。
 よかったら憶えといてくれ。
 上着は学校内で会ったときでいいよ…
 じゃあな!」

「た・か・むら…しょう…」

噛みしめるように
翔の名前をつぶやく菜緒。

その横で亜湖は何度もお辞儀をしている。

そんな二人に軽く片手を上げて、
翔は雪乃のもとに戻っていった。

 。
 。
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