聴かせてよ愛の歌を…翔と華那恵のラブストーリー

かのん

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第二部第二章〈2学期編〉act.31

-沙羅2・SARA2-~翔ふたたび高嶺家へ~

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〈-沙羅2・SARA2-〉

〈-理事長-〉
 ~翔ふたたび高嶺家へ~

次の休日。
一通りのトレーニングを終えてシャワーを
浴びた翔はハーパンにTシャツといった
ラフな格好で頭を拭きながら自分のベッド
に座った。

「……今日はどうするか?
 雪乃はバイトだし…。
 テニス部はどっかの学校へ練習試合を
 しに行ってるし…もう一回ねようかな?」

そんな事を考えながら翔は自分の
ギターを見る。

「この間書いた歌詞に曲でも
 付けて行くか?」

翔が目の前に置いてある作詞ノートを
取ろうと手を伸ばしたとき、
その隣に置いてあるスマホが鳴り響いた。

 ~♪♪~♪~♪♪♪~♪♪~

「ん?」

翔はスマホを手にして画面を確認する。

「知らない番号だな?」

 ピッ

知らない番号に一瞬躊躇した翔であったが
電話に出て話しかける。

「もしもし?」

「……もしもし」

電話の向こうで一瞬間があって返事が
返ってくる。

しかしその声にはあまり聞き覚えの
ない感じだった。

「……だれ?」

「…わしぢゃ」

翔の問いに間を空けてからしゃがれた声が
聞こえてくる。

この段階で翔は電話を掛けて来た人物が
誰であるか理解できた。

翔はスマホに出た事を後悔して
顔を顰める。

「…………間違い電話だな」

スマホを切ろうと耳から離し終了ボタンを
押そうとした時、スマホから慌てている
大きな声が響いてくる。

「き、切るなぁ!
 わしぢゃ!理事長の高嶺ぢゃ!」

翔は大きく溜息を吐きながら諦めてスマホを
耳に当てて話し始める。

「理事長? なんか用ですか?」

「用か?ふふん。
 これほどよい天気だというのに家にいる
 ということは…おぬし、暇なようじゃな?
 いかんなぁ…。若者がそんなことでは」

スマホからバカにしたような理事長の声が
聞こえてきた。

翔はスマホを切りたくなる衝動に
駆られながら、諦めたように話した。

「疲れてるんですよ。ほっといてください」

吐き捨てるように言った翔の言葉を
無視して、理事長は用件を伝えてきた。

「どうじゃ翔くん。
 これからわしのところへ来ないか?」

「……は?」

理事長の突然の申し出に驚く翔であった。

そんな翔をまったく気にせずに
話を続ける理事長。

「沙羅を迎えにやったからな。
 もうじき着くはずじゃ。待っていてくれ」

翔は理事長の決定事項に反論しよう
としたが、

「な、なに言ってるんですか理事――」

 ブチッツーツー

理事長は翔の返事を聞かずに一方的に
話を終わらせた。

翔はスマホから耳を離し、スマホを
見つめて文句を言った。

「切るなっつっといて……
 おまえが切るなよ」

 ピンポーン

呆れたように一人でぼやいていた翔の耳に
ドアホーンが鳴る音が聞こえる。

「うそ? もう来ちまったの?」

どうみても、電話をかける前から
マンションの前で待機してたんじゃ無いか?
というタイミングのベルの音に、
翔は大きく溜息を吐きながら
扉に向かって言った。

 ガチャ

扉を開けたそこには沙羅がニコニコ
とした顔で立っていた。

もちろん沙羅の後ろには火村と
他に数人の黒服達の姿も見える。

「高村くん、ごきげんよう」

嬉しそうな声で丁寧に頭を下げて
挨拶をしてくる沙羅。

そんな沙羅の姿を見て思わず目を細める
翔であった。

黒地に白い模様の入った膝上丈の
ワンピースにレースをふんだんに
使った白いカーデガンを羽織った
だけのラフな格好であるが、
沙羅が着ているだけで
どこか高級そうな感じに見えた。

「ご、ごきげんよう……」

翔は沙羅の姿に見惚れてしまい慌てて
返事を返した。

沙羅は嬉しそうに笑いながら翔に
話しかけてくる。

「さあ、まいりましょう」

翔は慌てながら沙羅に向かって返事をした。

「ちょ、ちょっと、
 俺は行くって言ってないぜ?」

翔の返事を聞いて沙羅は口元に両手を
当てて驚く。

「え?」

翔は頭を掻きながら、沙羅の顔を
見ながら話をし始める。

「今さっき理事長から電話があったん
 だけど、用件だけ伝えられて勝手に
 切られちゃって…」

沙羅は目を大きく見開いて翔に向かって
身を乗り出すように聞いてきた。

「今、ですの? お祖父さま。
 もう話はついてると
 おっしゃってましたのに……」

翔は口元に手を当てて、「チッ」と
舌打ちをしながら小さな声で呟いた。

「あのジジイ……。俺に確認もしない
 うちから沙羅をよこしたのか?」

「………………」

沙羅はなんて言っていいのかわからない
感じで黙って翔の事を見ている。

「納得いかないな……。いくら理事長でも…
 それはないんじゃないの?
 もし俺がいなかったらどうするつもり
 だったんだよ…」

沙羅は自分の手を伸ばし翔の腕を
掴みながら聞いてきた。

「でも高村くん。
 いらしてくださるのですよね?」

翔は不機嫌な顔をしながら沙羅の顔を
見て答えた。

「…………これで行ったら。
 ただ理事長が喜ぶだけでおもしろくない。
 悪いけど…行かないよ」

翔の返事を聞いた沙羅は翔の腕から
手を離し柳眉を下げて悲しそうな
表情を見せる。

「た、高村くん……」

今までと違って翔の前であからさまに
喜怒哀楽の表情…つまり、感情を面に
出すようになった沙羅を見て
翔は驚いたように沙羅の名を呼んだ。

「沙羅?」

沙羅は目を伏せて寂しそうに自分の
気持ちを翔に伝えてきた。

「……残念ですわ。
 わたくし、とても楽しみに
 してましたのに…。
 お祖父さまからうかがったときから、
 ここへ来るまでのあいだも…
 ずっとうれしくて……」

今にも消え入りそうな声で話してくる
沙羅を翔は黙って見つめていた。

「…………」

「けれど、仕方ありません。
 お祖父さまの話を鵜呑みにしてしまった
 わたくしが悪いんですもの」

沙羅は顔を上げて翔の顔を見つめ、
寂しそうな笑顔を翔に見せた。

翔はそんないじらしい沙羅を見て
何ともいえない気持ちになっていた。

「い、いや。沙羅が悪いわけじゃ――」

本当に悲しいのだろう。

翔を見つめる沙羅の目尻に
涙が溜まっていた。

「ご迷惑をおかけして
 申し訳ございませんでした。
 お祖父さまに代わり、わたくしが
 お詫びいたします」

沙羅は丁寧に翔に向かって頭を下げる。

翔はバツが悪そうに鼻の頭を掻きながら
返事をした。

「…………参った。行くよ」

「えっ?」

翔の返事を聞いて思わず顔を上げる沙羅。

翔は沙羅の顔を見ながらニコッと微笑んだ。

「理事長の身勝手さにはムッときたけど、
 沙羅がそこまで楽しみにしてた
 なんて思わなかったから……
 ありがとう沙羅。喜んで行かせてもらう」

「ほ、本当ですの?」

今にも泣きそうな顔だった沙羅の表情が
一気に明るい表情に変化していく。

翔はそんな沙羅を見て嬉しそうに
返事をした。

「ああ。でも、ちょっと待ってて。
 着替えるからさ」

翔は沙羅にそう伝えて自分のTシャツを
脱ごうと裾に手をかけてたくし上げる。

「はい――あっ」

沙羅は笑顔で返事をした後、両の手を
口に当てて驚きの声を上げた。

大きく見開かれている沙羅の瞳は翔を
見つめていた。

沙羅の顔が紅く染まって行く。

「ご、ごめんなさいっ」

頭を下げて沙羅は慌てて部屋から
出ていった。

 バタン

扉が閉まる音と共に沙羅の姿が
消えていった。

「…………。そんなに…慌てて…
 出て行かなくても…。なんか沙羅の
 貴重な一面を垣間見たような気がする…」
 
翔は閉まった扉を見つめ呟き、Tシャツを
脱ごうとした格好のままその場で
固まっていた。

 ・
 ・
 ・

沙羅と一緒に黒塗りのリムジンに
乗せられた翔は、今日は裏口からではなく
正面玄関から迎えられ、なぜか広い食堂に
通されていた。

どこかヨーロッパ風の貴賓室を思わせられる
広い室内の壁には翔でもTVなどで見たこと
のある値段が幾らかわからない絵画が数点
飾られ、高い天井には豪華なシャンデリアが
ぶら下がっている。

その下には幅2メートル長さ7メートルは
ありそうな重厚で頑丈そうなテーブルと
繊細な装飾が施された座り心地が良さそうな
椅子が一定の間隔を空けて
綺麗に並べられていた。

テーブルには透かし加工が施されている
これまた豪華そうな白いテーブルクロスが
広げられその上には花が飾られ、
ゆらゆらとローソクが灯され美味しそうな
料理が並んでいた。

メイドに誘導され、テーブルの真ん中辺りの
席に座る翔の正面には沙羅が座らされていた。

「さあ、遠慮せず食べてくれ」

上座に座る理事長は座った翔の顔を見て
嬉しそうに笑い口を開いた。

理事長と沙羅と翔の三人で卓を囲む。

「食べるけどさ……それで?」

翔は料理を口に運びながら理事長に
質問をぶつけた。

「なんの用なんですか?」

理事長も料理を口に運びながら嬉しそうに
言ってきた。

「用などは無いぞ。ただおぬしとメシを
 食いたかっただけじゃ」

「…………」

(あ、そう……。じゃねーよ!
 こんなことぐらいでいちいち
 呼び出すなっつーの。
 そりゃ、豪華な食事はうれしい。
 実際にうまいし。
 けど、だからって休みの日に
 することないだろ?
 しかも沙羅を使いによこしやがって。
 あんな顔されたら断れないじゃないか。
 チクショウッ。俺の休日を返せーっ!)

翔は心の中で叫びながら理事長を睨みつけ
料理を食べ続けた。

理事長は翔の視線に気付いたのか視線を
合わせようとしないでしれっとした顔で
料理を食べていた。

「高村くん、おいしい?」

沙羅は嬉しそうな顔で翔に聞いてきた。

翔は沙羅の方に振り向いて微笑みながら
答えた。

「ああ。最高だよ」

「よかった」

沙羅は本当に嬉しそうに笑顔を見せていた。

(理事長に文句を言ってやろうと
 思ってたのに、ああ沙羅にニコニコ
 されると目の前ではさすがに怒れない)

翔はそんな事を思いながら沙羅の顔を
見つめていた。

「普段ろくな物を食っておらんのだろう?
 ここでしっかり食べて栄養を補給して
 おくといいぞ」

翔が笑顔で沙羅と会話をしているのを
喜んでいると勘違いしたのか理事長は
嬉しそうに言ってきた。

「…………こ、この…」

(我慢しろ。エキサイトしてはだめだ。
 せっかく場がなごんでるんだから)

翔はもんくにを言いそうになる自分を
抑えながら理事長に話しかける。

「……ところで理事長」

「ん? なんじゃ?」

「…………このテーブル、
 やたらでかいですよね?」

「そうか? 普通じゃぞ」

翔の質問に理事長は不思議そうな
顔をしながら返事をしてきた。

「普通じゃないですよ。
 一緒に食べてるのに
 こんな離れてるんですから。なあ沙羅?」

翔は信じられないという顔をして
沙羅の方に振り向き同意を求める。

「そうですか?
 わたくしも、いたって
 普通だと思いますけど」

「だけど、なんか会話しにくくない?」

「いいえ。とても楽しいですわ」

沙羅はニコニコと笑顔を浮かべながら
翔に答えてきた。

(そうか、普通なのか――って違---う!
 この人たちが普通じゃないんだ。
 一般的な中流家庭で育ってきた俺と
 感覚が違っていも、おかしくない。
 食べてるすぐ横にメイドが控えてるし)

翔は沙羅の笑顔に圧倒され文化の違いに
言葉を無くしていた。

「そうだ高村くん。食事が済んだら、
 沙羅と散歩でもしてくるといい」

食事の手を止めて呆けている翔に理事長は
笑いながら提案してくる。

理事長に話しかけられ再起動する
翔は理事長の方に振り向き思わず聞き返す。

「散歩?」

「食後の運動というやつだ。
 しかも二人きり。どうじゃ?」

「どうだ良い提案だろ?」と言わんばかりの
笑顔を見せる理事長に翔は遂に文句を言おう
と口を開いた。

「なんだよそ――」

「いいですわね!」

沙羅は両手を併せて全身で喜びを表現して
はしゃぐように言ってきた。

「高村くん、行きましょう?」

嬉しそうに翔に向かって言ってくる沙羅の
顔を見た翔は思わず返事を返していた。

「え、あ…まあ、いいか」

沙羅の勢いに押されてしまい、翔は考える
まえに首を縦へ振っていたのであった。

翔の返事を聞いてよりはしゃぐ沙羅を
理事長は愛しそうにニコニコと見つめていた。

 ・
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