聴かせてよ愛の歌を…翔と華那恵のラブストーリー

かのん

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第二部第二章〈2学期編〉act.32

-決闘-デュエル-

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〈決闘-デュエル-〉


「……二人きりじゃ…ないじゃないか…」

「高村様なにか?」

翔は木漏れ日の中、遊歩道を嬉しそうに歩く
沙羅の後ろ姿を眺めながらぼやいていた。

その翔の言葉を聞いて翔の横に並んで歩く
火村が聞いてくる。

「いや、べつに……」

「…………」

翔が一言告げると火村は黙って正面を
向いて沙羅の事を見つめなおした。

どうせ散歩するならと翔の提案で
中央公園に行く事になった沙羅と翔は
またもやリムジンに乗って
公園にやってきた。

翔は大きく溜息を吐きながら沙羅と
自分の周りを見渡した。

「…………」

(あのジジイ。な~にが「二人きりで」だ。
 しっかり火村と他数名がくっついて
 きてるじゃないか。
 沙羅の身を考えてのことなんだろうが、
 それにしてもちょっと物々しすぎる。

 いくら大事な孫娘だからって、
 これでは沙羅が可哀そ―ぅ―。

 はっ?
 もしかして、俺が沙羅を襲うのを
 防ぐためについて来たのか?
 …………それはないか)

そんな事を思いながら翔は
沙羅の姿を眺めた。

沙羅の事を守っているのは翔の隣に居る
火村だけではなく、沙羅の数メートル前
には二人の黒服が前面を…翔の後方には
三人の黒服が後方を警戒している。

そして目では確認はできないが、
沙羅が歩いている遊歩道の左右の雑木林
の中にも沙羅と並行するように動く人の
気配がしていた。

ボディガード達に囲まれるように遊歩道を
散歩する翔と沙羅であった。

「高村く~んっ」

翔達の5メートルほど先を歩く沙羅は翔の
方に振り返り、翔の方へ駆け足で近づき
ながら楽しそうに叫んできた。

「ん?どうかしたか?」

翔は少し早足で沙羅の元へ行き沙羅に
笑いかける。

沙羅は翔の腕を掴みながら興奮した様子で
言ってくる。

「すごいですわねこの公園。
 おもしろそうな物がたくさんありますわ」

「おもしろそうなモノ?
 そんなものあったっけ」

翔は頭にクエスチョン・マークを点け
ながら腕を組んで沙羅に聞き直した。

沙羅は翔の腕を引っ張るように遊歩道の先
に連れて行こうとする。

「あちらです。一緒にきてください」

「なんだ? 沙羅のヤツ…
 あんなに目を輝かせて…」

翔はヤレヤレと大きく息を吐きながら
沙羅を見て、歩き出していた。

「高村くん、こっちですわ!」

「……しょうがないなぁ」

興奮気味にはしゃぐ沙羅に手を引かれながら、
翔は先に進んでいった。

腕をぐいぐい引っ張る沙羅に、導かれるよう
に歩いて行く翔。

陽は傾き影が長い。
ときおり通りかかるベンチに早くもアベック
が姿をあらわし始めていた。

10メートルぐらい進んだ所で沙羅は
立ち止まり、翔は沙羅の横に並ぶように
立って周りを見渡した翔は特に変った物が
置いていない事を確認してから
沙羅に聞いてみた。

「なに? おもしろいものって?」

沙羅は嬉しそうに翔の顔を見上げ目の前に
ある物を指差して答えてきた。

「これですの。ほら」

「長さの違う丸太が数本……
 へえ、なつかしいな」

沙羅が指差した物は翔にとっては児童公園
で良く見かける色とりどりの高さの違う
丸太が地面に等間隔で突き刺さっている
遊具であった。

雑木林を抜けた遊歩道に沿って芝生広場が
広がっていて、その一部が子供用の遊技場
になっている。

どうやら沙羅が見つけた面白い物とは
児童用の遊具の事であったらしい。

 ぴょん

翔が腕を組みながら丸太を眺めていると、
沙羅はその丸太の上に乗り次の丸太に
飛び乗っていく。

大人の沙羅なら歩いて渡っていける
丸太と丸太を沙羅はあえて飛び移るように
進んでいった。

翔は慌てて沙羅に注意を促した。

「さ、沙羅、跳んじゃ危ない――」

翔に注意されても、沙羅は嬉しそうに
笑いながらはしゃいでいた。

「わたくし、こんなもの初めて見ましたわ」

 ぴょん
 ぴょん

「……なんだかなぁ」

よほどおもしろいのか、沙羅は笑って
丸太と丸太のあいだを跳び続ける。

その度に沙羅のスカートが跳ね上がり
白い太腿が見え隠れしている。

沙羅はスカートなどまったく気にしない
様子ではしゃぎながら遊んでいる。

翔は黙ってその様子を見ていた。

「沙羅…なんだか子供に戻っている
 みたいだな?」

(いや、正確には…
 戻ってないのかもしれない。

 沙羅の育ってきた環境を考えると、
 小さな頃にこうやって遊んだことが
 ないと充分想定できる。

 俺みたいな一般人と接するうちに、
 少しずつ感化されてきたのだろうか)

そんな事を考え、翔は頬が緩むのを感じて
沙羅の後をゆっくりと着いて行った。

 ぴょん
 ぴょん

3メートル程先を飛びながら
進む沙羅は、丸太に飛び移りながら
翔の方に振りかえようとした。

 ぴょん

「高村く~ん――きゃっ!?」

 ぐらっ

少し高めの丸太に飛び移ったとき
沙羅はバランスを崩した。

「!?沙羅!!」

沙羅が落ちるのを助けようと翔は慌てて
前に出て手を伸ばす。

その時、翔の横を疾風が駆け抜けた。

 ダッ…
 ビシィッ

「大丈夫ですか沙羅さま」

沙羅の体を支えながら火村が無表情で
見上げていた。

「ええ……ありがとう」

沙羅は申し訳なさそうに火村に謝っていた。

その二人の側で翔は、手を伸ばした
格好のまま固まっていた。

(す、素早すぎるぞ火村。
 ……俺の後方5メートルぐらいの位置
 にいたのに。人間業じゃない…)

火村に手を借りながら沙羅は丸太から
地面に降りた。

黙って見つめる(睨んでいるようにも
見える)火村に申し訳なさそうに表情を
曇らせながら、翔に向かってちょこっと
舌を出して微笑んでいた。

翔はまったく反省していない沙羅を見て、
頭を抑えながらヤレヤレと大きく溜息を
吐いた。

この後沙羅は子供達と混ざりながら
ブランコ等の遊具を楽しんでいった。

特に白い雲の形をしたトランポリンの
ような物が気に入ったらしく、
その上で小さい子供達と楽しそうに
飛び跳ねていた。

もちろんその周りには火村を筆頭に
黒服の集団が取り囲んでいたのは
言うまでもない。 

可哀相なの沙羅が跳ねるたびにスカートが
捲り上がる為に子供を見ている父親達は
その度に火村達に睨まれ慌てて視線を
外していた。

翔は近くのベンチに座りながらその様子を
笑いながら見ていたのであった。

 ・
 ・
 ・

「沙羅、動き回って疲れたろ?
 ジュースでも買ってくるよ」

仲良くなった子供達と別れ遊歩道を
少し歩いた所で自販機を見つけた翔は
沙羅をベンチで休ませてから
笑顔で言ってきた。

「え? でも、お店などありませんわ」

沙羅はキョトンとした顔を翔に見せてから、
辺りを見渡し言ってきた。

翔は笑いながら沙羅を見下ろし
親指を立てて自販機を指指す。

「はは、そんなの自販機で――」

そこまで言いかけた翔はハッとして
沙羅を見つめる。

「?」

沙羅はキョトンとした表情で
翔の事を見上げていた。

(ひょっとして…。沙羅は自動販売機と
 いう存在を…知らなかったりして……。
 十分……あり得る)

翔はそんな事を思いながら沙羅に
説明する事を諦めた。

そして沙羅の両肩に手を置いて有無を
言わせない迫力で顔を見つめながら言った。

「とにかく、ちょっとここにいて。
 すぐ戻るから」

「は、はい…」

沙羅は翔の迫力に押されながら
小さな声で頷いた。

翔は腕を組んで首を捻りながら、そこに
見える自販機までゆっくりと歩いて行く。

(しかし…自動販売機を知らないようじゃ
 缶ジュースはもちろんペットボトルも
 知らないんじゃないか?
 いつもグラスに注がれたのを飲んで
 いるんだろうし。
 そういえば沙羅、いつもなにを
 飲んでるのかな?
 やっぱりお嬢さまらしく紅茶?
 それともウーロン茶?
 いや、意表をついてコーラとか……。
 しまった。
 何を飲むか聞いてくればよかった)

翔はその場で立ち止まり沙羅の方を
振りかえる。

沙羅はニコニコと微笑みながら翔の事を
見ていたのだが、突然その瞳が大きく
見開き両手を口に当てて驚きの表情に
変っていく。

「!?」

それと同時に、後ろに控えていた火村と他の
ボディガード達も飛び出し沙羅を守るように
立った。

翔が沙羅に声を掛けようと思った時、
翔を呼び止める声が聞こえた。

「高村っ!」

「ん? あれ? 中条?」

声がした方向に翔が振りかえると、そこには
憤怒の形相を見せて両肩を上下させながら
大きく呼吸をしている光一が立っていた。

その光一の後ろでは沙羅のボディガードと
光一のボディガードが取っ組み合いを
していた。

「き、きさま……。
 僕と沙羅くんとの婚約を解消させただけ
 では気がすまないのか?」

光一はハアハアと息を整えながら翔に
向かって怒ってきた。

「はぁ?」

光一言う事が理解できず思わず聞き返す
翔であった。

「僕に隠れてデートなんかして…許さん!」

光一は拳を握りしめながらワナワナと
震えて翔の事を睨みつけてきた。

「なに言ってんだおまえ?」

翔はハッと息を吐き出し

呆れたように光一に聞き返した。

光一はそれを見て、バカにされたと勘違い
したのかさらにワナワナと振るえ激怒し
声を大きく上げた。

「高村っ! キミに決闘を申し込む!
 受けたまえ!」

 ヒュ…
 パシッ

光一はポケットから白い何かを
取り出して翔に向かって投げてきた。

翔はそれを片手で受け取り手の中のモノを
確認してから不思議そうに光一に聞き返す。

「……なんだ? なんで手袋なんか
 くれるんだよ?」

光一はなんの説明もなく声を張り上げながら
翔に向かって突進してくる。

「うおおぉぉぉ~っ」

翔は光一を視線に捕らえながらチラリと
後ろを確認した。

「…………後ろは茂みか」

光一の突進をサイドステップで軽くかわす。

 ひょいっ

 バキバキーッ

「ぐわっ、え、枝が……」

光一は後ろの茂みの中に頭から
突っ込んでいった。

悲鳴を上げながら茂みの中でもがく
光一であった。

翔はヤレヤレと両手を上に向けて光一を
見下ろしながら聞く。

「どういうつもりだよ?」

光一は茂みの中から立ち上がり、
翔に向かって叫んできた。

「このーっ! よくもやったなーっ!」

翔は額に手を当ててハーと大きく
溜息を吐く。

「まだなにもやってねえって……」

光一はまたもや叫びながら翔に向かって
突進してくる。

「うおおおぉぉぉぉ~っ」

 ひょいっ

翔はさっきと同じようにサイドステップで
光一の突進をかわした。

 ガッ
 ザザザザザァーー

「フガッ、鼻の穴に~」

光一は遊歩道の段差に足を取られ芝生の上に
頭から滑り込んでいく。

「ち、ちくしょぉーー!よくもーーー!!」

光一は立ち上がりまたもや
翔に突進してくる。

「ちくしょおぉぉぉぉ~っ」

 ひょいっ

光一の突進に翔はかなり前から大きく
横に体をずらし光一の突進をかわした。

光一は目を瞑って突進してきているため、
誰も居なくなった空間へ頭から
突っ込んでいく。

 バキバキバキーッ

そしてそのまま、またもや茂みの中に
ダイブしていった。

「うぐあぁー!え、枝がぁー!」

茂みの中でもがいている光一に翔は
呆れながら言った。

「……もうやめろって」

光一はヨタヨタと立ち上がり両の拳を
握り締める。

「ち、ちくしょう、おまえのせいで……」

下を向いて涙を拭き取ってから翔の顔を
睨みつける光一を翔は黙って見つめていた。

「………………」

(なんか、昔の俺を見ているようだ……)

「うおおおおぉぉぉぉぉ~っ」

光一は雄たけびを上げながら
翔に拳を振り上げながら向かってくる。

翔の視線の端に立ち上がって心配そうに
翔を見ている沙羅の顔とこちらに向かって
来ようとしている火村達の姿が映った。

翔は片手を上げて火村達の動きを制して
光一の拳をあえてその身で受けた。

 ポコッ

「ちくしょうっちくしょ~うっ」

光一は両の手を振り回し泣きながら
翔の体を叩いていた。

 ポコッ
 ポコポコッ

「おまえのせいで僕は…
 沙羅くんと別れるはめに……
 うっ……うううぅっ………」

光一の猫のようなフォームで繰り出してくる
パンチが翔の頭や肩、胸に当たっていた。

「………………」

翔はまったく痛くない光一のパンチを
受けながら、光一の顔を黙って見ていた。

「僕には……僕には…沙羅くんが
 必要だったんだ。
 失ってみて初めてわかった…。
 僕は、僕は沙羅くんが……
 うっ、うわあぁぁ~」

 ポコポコッ
 ポコポコッ

光一は滝のように涙を流して心から
叫んでいる。

翔はその光一の想いをまるで自分の事の
ように全て受け止めていた。

「なぜだ……。どうしてっ…。
 沙羅くんはお前なんかを……。
 僕のほうが家柄は優れているし、
 お金だって持っている。
 それなのに……。
 くそっ、くそうぅぅっ!!」

 ポコポコッ
 ポコポコッ

「こいつになにが…あるっていうんだ!
 こんなやつより僕のほうが……
 僕のほうが優れているはずなのに……
 うあああぁぁ~」

 ポコポコッ
 ポコポコッ
 ポコポコッ

「……中条………」

翔はゆっくりと片手を挙げ
その頬を平手で叩いた。

 バシィッ

「ぎゃっ!」

光一の悲鳴と共に体が弾ける様に
翔の前から離れて行く。

光一は自分の左頬を抑えながら
翔に向かって文句を言ってきた。

「ぼ、僕を殴りや――」

「うるせえっ!」

翔は光一に向かって叫んでいた。

「ヒィッ!?」

翔の怒りに触れ、思わず小さく悲鳴を上げて
後ずさる光一であった。

翔は光一の前に立ち真剣な顔で光一に言った。

「おまえは親の力を自分の力だと
 思っているようだが、それは違う。
 
 男なら自分を磨き、自分自身の力だけで
 勝負してこい」

「た、高村……?」

光一は呆然とした表情で翔の顔を見ていた。

「金の力などに頼らず、
 己の拳だけで向かって来い。
 そしたらいつでも相手になってやる」

翔は光一の顔を真直ぐ見つめ、
ハッキリと力強く伝えた。

光一は両腕でゴシゴシと自分の涙を
乱暴に拭き取り真剣な顔で翔を
見つめてきた。

「いつか、絶対おまえを
 倒してやるからなっ!」

光一は決意を込めた瞳を翔に向け
その場から走り去って行った。

「…………少しは根性あるのかも…」

翔は呟きながら、走り去る光一の後姿を
見えなくなるまで眺めていた。

「高村くん……」

光一を見送っている翔の側に沙羅が近づき
声を掛けてきた。

翔は沙羅の方に振り返った。

「……沙羅」

沙羅は寂しそうな顔をしながら翔の顔を
見上げて聞いてきた。

「今、光一さんと……」

「聞こえてたのか?」

翔の返事に沙羅は小さく頷いて見せた。

そして沙羅は俯きながら呟くように
聞いてきた。

「……わたくし、
 間違っていたのでしょうか?」

翔は沙羅の肩に手を置いて沙羅の顔を見て
微笑みながら返事をした。

「間違ってないよ。
 好きなら振り向かせるように
 命がけで頑張るべきだと俺は思う」

沙羅は翔の顔を見上げるように
黙って話を聞いていた。

「…………」

「今回の件で、もしかしたら中条も…
 沙羅が言った"中身"の大切さが
 わかるんじゃないかな?」

沙羅に向かってニッコリと
微笑む翔であった。

「でも……」

沙羅は自分に責任を感じ、戸惑いながら
翔に何か言おうとする。

「それに今のは…俺と中条の問題だ。
 沙羅には関係ないから…
 気にしなくていいよ」

翔はその沙羅の唇にそっと人差し指を
当てて微笑んだ。

「せっかく自分の思ったことが
 できるようになったんだ。
 そんな暗い顔するなって」

翔の言葉を聞いて沙羅の瞳に涙が
溜まっていく。

「……ありがとう…ございます」

沙羅は翔に向かって、弱々しく微笑んだ。

その両の頬に涙が流れて行った。

「あ……」

翔は指でそっと沙羅の涙を拭ってあげた。

沙羅は恥ずかしそうに俯きながら、
翔に体を預けてくる。

沙羅の後ろに控える火村は優しそうに
沙羅の事を見つめていたが、
木の陰に隠れたボディガード達の
視線が痛く感じる翔であった。

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