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アルファ聴かせて第二部第二章〈2学期編〉act.36
-剣の道-その参~試合~YAKUSOKU
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〈-剣の道-その参〉
〈-試合-〉
~YAKUSOKU~
「………メシも食ったし。寝るか?」
昼食を食べ終えた翔は教室の自分の席に
戻ってそのまま寝ようとしていた。
「翔。付き合えよ? 体育館行こうぜ?」
うつ伏せになって寝る体勢になっている
翔の前の席に座り、翔の方に振り返り
話しかけてくる伸であった。
翔は気だるそうに顔を少しだけ上げて
伸の顔を見て聞いた。
「体育館?何しに?」
伸はニッコリと笑って言ってくる。
「うふ………バスケ」
「………パス」
伸の返事を聞いた翔は一言だけ答え、
そのまま机に顔を伏せた。
翔の行動に驚く伸はすぐに聞き返してくる。
「えっ?なんでだよ? 行こうよ~。
一緒にバスケやろうよ~」
子供のように駄々をこねて誘ってくる伸を
完全に無視し伏せたまま眠そうに答える翔。
「たるいから………。
そんな暇があったら寝る」
「…………」
伸は黙って翔の事を見ていた。
顔を上げようとしない翔に伸は
『仕方ないな…」と一言呟いて寝ている
翔に話しかける。
「わかったよ。じゃあ、俺達だけで
行ってくるよ」
「ああ……悪いな……」
翔はそのまま返事をして寝始めた。
・
・
・
『翔!いるか?』
「……ン?………この声は?
……………菜緒?」
翔が寝ていると自分を呼ぶ声が聞こえた。
「…………まさかな?」
翔はうつ伏せになったまま自分を呼ぶ声に
反応するが顔をあげようとしなかった。
菜緒は寝ている翔を見つけその側まで
来て話しかけた。
「翔。寝てるのか?」
翔はさっきまで遠くに聞こえて声に反応し
顔を少しあげた。
「…………うん?」
菜緒は翔の前に立ち謝って来た。
「………悪い。寝てるところを
起こしてしまった」
寝ぼけた目で頭を下げる菜緒を見て、
翔は勢い良く体を起こす。
ガバッ!
「菜緒か? なんだ?
どうしたんだ教室まで来て。
珍しいな、なんか急用か?」
顔を上げて自分を見て、慌てて話してくる
翔に対して菜緒は自分の口元に手を当てて
申し訳なさそうに話し始めた。
「あっいや。 たいしたことでは
無いのだが……。
私の足が治ったのでな…報告に来た。
それで…もし良かったらでいいんだが…」
菜緒は姿勢を正し、
翔の顔を真剣に見つめる。
「今度の土曜日に、本気で試合って
くれないか?
私は翔の格闘技と戦ってみたい」
菜緒の突然のお願いに翔は驚いた表情を
一瞬見せ、すぐに真剣な表情で菜緒を
見て聞き返す。
「………本気で言ってるのか?」
菜緒は大きく頷いて翔に答えた。
「………ああ」
菜緒は頷きながら翔の顔を真剣な眼差しで
見ていた。
「条件がある」
「なんだ?」
「試合(しあう)のは、おれの剣術と試合。
それでもいいなら本気で試合よ?」
「かまわない。翔の本気が見えるなら…」
「わかった。
試合ってみよう」
翔は菜緒の決意を感じ取り大きく頷いて
返事をした。
菜緒は大きく頭を下げて翔にお礼を
言ってきた。
「ありがとう。
じゃあ今度の土曜日に…時間は剣道部の
練習の後、15時頃でどうだ?」
「OK。それでいいよ」
翔は真剣な表情で菜緒に答えた。
菜緒はホッとした表情を見せ、
翔にお礼を言ってくる。
「楽しみにしてるよ。
必ず来てくれ。
あっ、それと、寝てるところ
邪魔して悪かったな?」
「ああ……気にするな」
「それじゃあ……」
菜緒はもう一度頭を下げて
翔の前から去って良いた。
教室を出て行く菜緒の後ろ姿を見ながら
翔は小さな声で呟いていた。
「………試合か……」
翔は真剣な表情で菜緒が出ていった扉を
見ていた。
。
。
。
〈-試合-〉
~YAKUSOKU~
「………メシも食ったし。寝るか?」
昼食を食べ終えた翔は教室の自分の席に
戻ってそのまま寝ようとしていた。
「翔。付き合えよ? 体育館行こうぜ?」
うつ伏せになって寝る体勢になっている
翔の前の席に座り、翔の方に振り返り
話しかけてくる伸であった。
翔は気だるそうに顔を少しだけ上げて
伸の顔を見て聞いた。
「体育館?何しに?」
伸はニッコリと笑って言ってくる。
「うふ………バスケ」
「………パス」
伸の返事を聞いた翔は一言だけ答え、
そのまま机に顔を伏せた。
翔の行動に驚く伸はすぐに聞き返してくる。
「えっ?なんでだよ? 行こうよ~。
一緒にバスケやろうよ~」
子供のように駄々をこねて誘ってくる伸を
完全に無視し伏せたまま眠そうに答える翔。
「たるいから………。
そんな暇があったら寝る」
「…………」
伸は黙って翔の事を見ていた。
顔を上げようとしない翔に伸は
『仕方ないな…」と一言呟いて寝ている
翔に話しかける。
「わかったよ。じゃあ、俺達だけで
行ってくるよ」
「ああ……悪いな……」
翔はそのまま返事をして寝始めた。
・
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『翔!いるか?』
「……ン?………この声は?
……………菜緒?」
翔が寝ていると自分を呼ぶ声が聞こえた。
「…………まさかな?」
翔はうつ伏せになったまま自分を呼ぶ声に
反応するが顔をあげようとしなかった。
菜緒は寝ている翔を見つけその側まで
来て話しかけた。
「翔。寝てるのか?」
翔はさっきまで遠くに聞こえて声に反応し
顔を少しあげた。
「…………うん?」
菜緒は翔の前に立ち謝って来た。
「………悪い。寝てるところを
起こしてしまった」
寝ぼけた目で頭を下げる菜緒を見て、
翔は勢い良く体を起こす。
ガバッ!
「菜緒か? なんだ?
どうしたんだ教室まで来て。
珍しいな、なんか急用か?」
顔を上げて自分を見て、慌てて話してくる
翔に対して菜緒は自分の口元に手を当てて
申し訳なさそうに話し始めた。
「あっいや。 たいしたことでは
無いのだが……。
私の足が治ったのでな…報告に来た。
それで…もし良かったらでいいんだが…」
菜緒は姿勢を正し、
翔の顔を真剣に見つめる。
「今度の土曜日に、本気で試合って
くれないか?
私は翔の格闘技と戦ってみたい」
菜緒の突然のお願いに翔は驚いた表情を
一瞬見せ、すぐに真剣な表情で菜緒を
見て聞き返す。
「………本気で言ってるのか?」
菜緒は大きく頷いて翔に答えた。
「………ああ」
菜緒は頷きながら翔の顔を真剣な眼差しで
見ていた。
「条件がある」
「なんだ?」
「試合(しあう)のは、おれの剣術と試合。
それでもいいなら本気で試合よ?」
「かまわない。翔の本気が見えるなら…」
「わかった。
試合ってみよう」
翔は菜緒の決意を感じ取り大きく頷いて
返事をした。
菜緒は大きく頭を下げて翔にお礼を
言ってきた。
「ありがとう。
じゃあ今度の土曜日に…時間は剣道部の
練習の後、15時頃でどうだ?」
「OK。それでいいよ」
翔は真剣な表情で菜緒に答えた。
菜緒はホッとした表情を見せ、
翔にお礼を言ってくる。
「楽しみにしてるよ。
必ず来てくれ。
あっ、それと、寝てるところ
邪魔して悪かったな?」
「ああ……気にするな」
「それじゃあ……」
菜緒はもう一度頭を下げて
翔の前から去って良いた。
教室を出て行く菜緒の後ろ姿を見ながら
翔は小さな声で呟いていた。
「………試合か……」
翔は真剣な表情で菜緒が出ていった扉を
見ていた。
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