20 / 93
人狼と眼鏡男子魔法使い2話
12
しおりを挟む
で、何故か僕もノヴァの一家の朝食にお邪魔になってしまい。うん、まあ、昨日に僕とノヴァがしていたことが丸わかりの人達とごはんするのは味がしないな。あと、人のイチャイチャを見せられての食事で、ああも普通の食欲してる人って一体なんだろうという感じの健啖家なノヴァとそのお姉さんで。両親のイチャイチャを見ながら過ごしてたんだろうなって否応が無く思い知らされたよ、ああ。僕はまだ慣れない。
そして僕だけが微妙な感じを受け取ってた朝食は終わり、旅行に出かける前に聞いたとっておきの場所とやらに行くため、二人で出かけることになった。
「そういえば……体キツくないのはどうしてなんだ……。」
「治癒魔法をかけた」
「……そんな使い道があるのか……。」
ボソッと呟く僕の声を拾ったのか、答えを返してきたノヴァ。バッチリ効いてるけど、複雑な気持ちだ。
とりあえず二人用意された車に乗り込む。30年ぐらい前に開発された、飛空挺と同じ頃に開発された車だが、まだまだ高級品で、自前で用意するのは難しいはずなんだけれども、すうっと当たり前のようにお出しされて、貴族だなと思い知らされる。僕の家にもあると言えばあるんだが、ほとんど仕事用に使われることが多く、こうして勉学のためという大義名分は掲げているが、ぶっちゃけると遊びに出かけるときに使う代物じゃない。
内装もかなり凝っていて、シートだけでも、多分目の玉が飛び出るほどの代物なんじゃないかというよくクッションが効いたもので。運転手がいるからと言って、当たり前のように僕の座る場所を、自分の膝の上にしようとしたノヴァから逃げる。代わりになんだろうが、腰に手を回され、密着させられた。
「……運転手が見てるんじゃ……。」
「身内みたいなものだから問題ない。学園では他の生徒の目もあったが、ここだったら、番を愛でるのは当たり前だ。」
「常に僕の顔に、ノヴァの番ですって書いてあるが如くの言い分だな……って人の匂いを嗅ぐな。」
この国に入った途端、どこかで慎み深さと言うものを落っことしてきたらしい、この男。僕の髪に顔を埋めて、すうと匂いを嗅ぎ始めた。猫吸いか!
そして僕だけが微妙な感じを受け取ってた朝食は終わり、旅行に出かける前に聞いたとっておきの場所とやらに行くため、二人で出かけることになった。
「そういえば……体キツくないのはどうしてなんだ……。」
「治癒魔法をかけた」
「……そんな使い道があるのか……。」
ボソッと呟く僕の声を拾ったのか、答えを返してきたノヴァ。バッチリ効いてるけど、複雑な気持ちだ。
とりあえず二人用意された車に乗り込む。30年ぐらい前に開発された、飛空挺と同じ頃に開発された車だが、まだまだ高級品で、自前で用意するのは難しいはずなんだけれども、すうっと当たり前のようにお出しされて、貴族だなと思い知らされる。僕の家にもあると言えばあるんだが、ほとんど仕事用に使われることが多く、こうして勉学のためという大義名分は掲げているが、ぶっちゃけると遊びに出かけるときに使う代物じゃない。
内装もかなり凝っていて、シートだけでも、多分目の玉が飛び出るほどの代物なんじゃないかというよくクッションが効いたもので。運転手がいるからと言って、当たり前のように僕の座る場所を、自分の膝の上にしようとしたノヴァから逃げる。代わりになんだろうが、腰に手を回され、密着させられた。
「……運転手が見てるんじゃ……。」
「身内みたいなものだから問題ない。学園では他の生徒の目もあったが、ここだったら、番を愛でるのは当たり前だ。」
「常に僕の顔に、ノヴァの番ですって書いてあるが如くの言い分だな……って人の匂いを嗅ぐな。」
この国に入った途端、どこかで慎み深さと言うものを落っことしてきたらしい、この男。僕の髪に顔を埋めて、すうと匂いを嗅ぎ始めた。猫吸いか!
1
あなたにおすすめの小説
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
黒豹拾いました
おーか
BL
森で暮らし始めたオレは、ボロボロになった子猫を拾った。逞しく育ったその子は、どうやら黒豹の獣人だったようだ。
大人になって独り立ちしていくんだなぁ、と父親のような気持ちで送り出そうとしたのだが…
「大好きだよ。だから、俺の側にずっと居てくれるよね?」
そう迫ってくる。おかしいな…?
育て方間違ったか…。でも、美形に育ったし、可愛い息子だ。拒否も出来ないままに流される。
【完結】冷酷騎士団長を助けたら口移しでしか薬を飲まなくなりました
ざっしゅ
BL
異世界に転移してから一年、透(トオル)は、ゲームの知識を活かし、薬師としてのんびり暮らしていた。ある日、突然現れた洞窟を覗いてみると、そこにいたのは冷酷と噂される騎士団長・グレイド。毒に侵された彼を透は助けたが、その毒は、キスをしたり体を重ねないと完全に解毒できないらしい。
タイトルに※印がついている話はR描写が含まれています。
隊長さんとボク
ばたかっぷ
BL
ボクの名前はエナ。
エドリアーリアナ国の守護神獣だけど、斑色の毛並みのボクはいつもひとりぼっち。
そんなボクの前に現れたのは優しい隊長さんだった――。
王候騎士団隊長さんが大好きな小動物が頑張る、なんちゃってファンタジーです。
きゅ~きゅ~鳴くもふもふな小動物とそのもふもふを愛でる隊長さんで構成されています。
えろ皆無らぶ成分も極小ですσ(^◇^;)本格ファンタジーをお求めの方は回れ右でお願いします~m(_ _)m
両性具有な祝福者と魔王の息子~壊れた二人~
琴葉悠
BL
俺の名前はニュクス。
少しばかり人と違う、男と女のを持っている。
両性具有って昔の言葉があるがそれだ。
そして今は「魔の子」と呼ばれている。
おかげで色んな連中に追われていたんだが、最近追われず、隠れ家のような住居で家族と暮らしていたんだが――……
俺の元に厄介な事が舞い込んできた「魔王の息子の花嫁」になれってな!!
ふざけんじゃねぇよ!! 俺は男でも女でもねぇし、恋愛対象どっちでもねーんだよ!!
え?
じゃなきゃ自分達が殺される?
知るか!! とっとと滅べ!!
そう対処していたのに――やってきたんだ、魔王が。
これは俺達が壊れていく過程の物語――
【完結】社畜の俺が一途な犬系イケメン大学生に告白された話
日向汐
BL
「好きです」
「…手離せよ」
「いやだ、」
じっと見つめてくる眼力に気圧される。
ただでさえ16時間勤務の後なんだ。勘弁してくれ──。
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
純真天然イケメン大学生(21)× 気怠げ社畜お兄さん(26)
閉店間際のスーパーでの出会いから始まる、
一途でほんわか甘いラブストーリー🥐☕️💕
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
📚 **全5話/9月20日(土)完結!** ✨
短期でサクッと読める完結作です♡
ぜひぜひ
ゆるりとお楽しみください☻*
・───────────・
🧸更新のお知らせや、2人の“舞台裏”の小話🫧
❥❥❥ https://x.com/ushio_hinata_2?s=21
・───────────・
応援していただけると励みになります💪( ¨̮ 💪)
なにとぞ、よしなに♡
・───────────・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる