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龍とゴーグル魔法使い
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オレの工房は実習棟の近くにある、魔道具を専門に学びたいという生徒たちの為に、学校側が用意している工房の一つを借りている。普通の街の魔道具専門店に併設されている工房よりも、施設がしっかりしていて、道具も潤沢にあるので、かなり自由に品を作ることができる。材料は潤沢にあるわけではないが、生徒とたまに教職員の持ちこみを買い取ることができるので、特に特殊なものや高価なもの以外は材料不足を感じることはない。オレは孤児だったのと、奨学金でこの学園に通っているので、懐事情は結構寂しいものだ。まぁ、材料or金を出してくれれば、作れるものは作れるので、材料がないから何も出来ないという事態には最近なってはいない。
「入るよ、ジーニアス」
「失礼する。」
「お邪魔するよ。」
最初のはサイラス、次の声はノヴァ。最後の声は誰だ?記憶を探る前に、工房に3人入ってきた。
「あ、エダルベルトも興味あるって言ったから、連れてきちゃったよ。エダルベルト、こっちがここの工房の主人のジーニアス」
主人といっても借りているだけけどな。
「ジーニアス・ラグロだ。同じクラスメイト同士仲良くしよう。まぁ、クラスメイトだからといって、安くするのは無理だけどな。むしろパトロンになってくれ。」
挨拶がわりのパトロン探しの旨を言うオレに、握手の手を伸ばすエダルベルト。
「ははは、面白い人だね。よろしく……。」
ぎゅっと手を握って挨拶するエダルベルトの声が、小さくなって。ん?、って思って少し上にあるエダルベルトの顔を覗き込むように見る。まるで驚いたように、琥珀色の目をわずかに見開いていて、握手する手が痛くなる。握力強いなコイツ。
「にしても、一人にひとつ工房が貸し与えられているのはすごいな。設備も充実しているみたいだし……。」
エダルベルトは握手を済ませると、じろじろと工房の中を見て回る。遠慮ないが、まぁ、特に見られて困る代物などないから、そいつは放っておいて、サイラスとノヴァがきた要件を改めて聞く。
「今日はなんだ?」
「いつものように、僕の魔法銃とノヴァの魔法剣。あと、エダルベルトも魔法剣をメンテしてもらいたいんだそうだよ。そうだよね、エダルベルト。」
サイラスがそう言って魔法銃を、ノヴァは魔法剣を作業机の上に置くと、工房を見ていたエダルベルトはこちらにやってくる。そういや、剣を下げているな。
「そうそう。僕のは母国出る前に一回メンテしてもらったんだけど、サイラスとノヴァが工房に行くって話聞いてね。二人が懇意にしてもらっている技師の技術はどうかなって気になって。試しにメンテしてもらいたいんだ。」
笑顔で下げていた剣を作業机の上に置く。シンプルなデザインの中に真紅の魔法石が柄と刃の間に配置してあり、その周りを優美な装飾が過度にならない程度に施されている剣。はっきり分かる。コイツはかなりの高級品だ。
「……注文承るけれども、コレはオレがいじって大丈夫なものなんだろうか……?」
手汗が出そうだ。だが、平静を装って依頼主であるエダルベルトに聞いてみる。
「後何本かあるから、失敗しても大丈夫。むしろ君にお願いしたいな、ジーニアスくんだっけ。……お願いだ。」
きらりと綺麗な琥珀色の瞳が輝いた、その輝きがとても綺麗で。魔法石だったら、莫大な魔力を貯められそうだなと、ぼんやりしていく頭の片隅で思った。
「入るよ、ジーニアス」
「失礼する。」
「お邪魔するよ。」
最初のはサイラス、次の声はノヴァ。最後の声は誰だ?記憶を探る前に、工房に3人入ってきた。
「あ、エダルベルトも興味あるって言ったから、連れてきちゃったよ。エダルベルト、こっちがここの工房の主人のジーニアス」
主人といっても借りているだけけどな。
「ジーニアス・ラグロだ。同じクラスメイト同士仲良くしよう。まぁ、クラスメイトだからといって、安くするのは無理だけどな。むしろパトロンになってくれ。」
挨拶がわりのパトロン探しの旨を言うオレに、握手の手を伸ばすエダルベルト。
「ははは、面白い人だね。よろしく……。」
ぎゅっと手を握って挨拶するエダルベルトの声が、小さくなって。ん?、って思って少し上にあるエダルベルトの顔を覗き込むように見る。まるで驚いたように、琥珀色の目をわずかに見開いていて、握手する手が痛くなる。握力強いなコイツ。
「にしても、一人にひとつ工房が貸し与えられているのはすごいな。設備も充実しているみたいだし……。」
エダルベルトは握手を済ませると、じろじろと工房の中を見て回る。遠慮ないが、まぁ、特に見られて困る代物などないから、そいつは放っておいて、サイラスとノヴァがきた要件を改めて聞く。
「今日はなんだ?」
「いつものように、僕の魔法銃とノヴァの魔法剣。あと、エダルベルトも魔法剣をメンテしてもらいたいんだそうだよ。そうだよね、エダルベルト。」
サイラスがそう言って魔法銃を、ノヴァは魔法剣を作業机の上に置くと、工房を見ていたエダルベルトはこちらにやってくる。そういや、剣を下げているな。
「そうそう。僕のは母国出る前に一回メンテしてもらったんだけど、サイラスとノヴァが工房に行くって話聞いてね。二人が懇意にしてもらっている技師の技術はどうかなって気になって。試しにメンテしてもらいたいんだ。」
笑顔で下げていた剣を作業机の上に置く。シンプルなデザインの中に真紅の魔法石が柄と刃の間に配置してあり、その周りを優美な装飾が過度にならない程度に施されている剣。はっきり分かる。コイツはかなりの高級品だ。
「……注文承るけれども、コレはオレがいじって大丈夫なものなんだろうか……?」
手汗が出そうだ。だが、平静を装って依頼主であるエダルベルトに聞いてみる。
「後何本かあるから、失敗しても大丈夫。むしろ君にお願いしたいな、ジーニアスくんだっけ。……お願いだ。」
きらりと綺麗な琥珀色の瞳が輝いた、その輝きがとても綺麗で。魔法石だったら、莫大な魔力を貯められそうだなと、ぼんやりしていく頭の片隅で思った。
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