人狼と眼鏡男子魔法使い

フェレイル

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人狼と眼鏡男子魔法使い3話

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ジーニアスにメンテの予約をすると、僕たちは次の授業を受けに行く。なんかくっつきすぎで恥ずかしいので、少しだけ距離をとりながら話をする。



「エダルベルトって、いつもあんなに人引き連れて行くのかな?」



「アイツは特に呼んでないらしいが、自動的に集まるんだそうだ、人間が。」



「自動的に……。」



なんか、怖い。



「ちょっと困るけどね。」



「!!?」



後ろからきた、今話題にしていた人物の声が聞こえて、びっくりして、持っていた勉強道具一式を落としそうになる。



「あ、エダルベルト……。用事は終わった……のですか?」



「ああ、同じ学友同士、敬語はいらないよ。それとまだ用事はあるから立ち話はちょっとしか出来ないけど。」



ニコニコしながらエダルベルトは僕らの隣にきて、とんでもない話を始めた。



「ああ、先生から聞いたんだけど、学園内で致す時は、自室かつ封印と防音と防振の術を使えば大丈夫なんだって。」



「なにをいきなりいっているんですか?」



思わずかたことでしゃべった後に、はっと、慌てて周りを見るが、向こうの方に女子生徒が見えているだけで、この話を聞かれているようには見えなかった。



「魔法というか軽くお願いをして、私1人にしてもらったのと、防音はちゃんとやってるから他の人には聞かれないよ。」



「……。」



にっこり王子スマイルをするエダルベルトをみて、隣から強烈な寒さを感じる。



「だって、10代だし。恋愛禁止もないし、個室完備だし……連れ込みしたいよね。好きな子を。」



ノヴァを見てそう言ったよ、この王子様!



「ここ学舎!!」



「青春は短いんだよ。楽しまなくちゃ損じゃないか。ああ、私もサイラスみたいな可愛い子に出会いたい。なるべくなら可愛い番を。」



「……コイツは、表面上は派手だが、ほいほいと人を連れ込んだことはない。……同じ先祖返りだからって、そういうところが似ているとは思わないが……。」



苦い物を噛み締めているような顔で言うノヴァ。



「せっかく致すのなら、愛して愛してやまない、私だけの番が最初なのがいいな。」



無駄にキラキラした空気が周りを包む。



「いがいと、ロマンティックなんだね、ははは。」



なんで学舎の廊下の真ん中でこんな話をせねばいかんのか。乾いた笑いが漏れる。



「さぁ、そろそろ行くぞ。」



「じゃあね、サイラス、ノヴァ。」



「あ、また……。」



そう言って僕らはエダルベルトと別れて、次の教室へと向かった。
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