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30話 朝議の席にて
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ここ、ハバリエ王国では王政が敷かれており、王が政治の決定権を持っている。
とはいえ王1人ではすべてのことに目を通すことはできないから、王の手足となって働く人たちが必要になってくる。それは王の負担を減らすということでもあり、その1つとして、国事にかかわること以外はその手足が王の判断を仰がずに決済することもでてくる。
それが大臣。
貴族たちで占められた、本来は王の手足である存在。
ただ、年月が経てば制度も変わる。その時代の王の資質によって内容が変化することもある。
そしてこの王政も、100年以上の月日が流れれば、様々な王が出て、様々な大臣が出て、もはや当時のものから骸化したものだというのは誰が見ても明らかで。
今はその大臣のトップである今パパが政治を牛耳ってると言える。
王が政治を放棄し、大臣たちは今パパを筆頭に、利権を買いあさり、金稼ぎと政治闘争に身を置く毎日。
本当、人間ってのは時代が変わっても、世界が変わっても、やることは一緒なのね。前パパみたいに、富も名声も権力も全て手に入れようという気概がある人はなかなかいない。
今この時を安穏に、かつ豪奢に愉快にすごしていく事なかれ主義の集団。金と権力を手に入れるためならば、どのようなことでもする亡者たち。
一応、そんな亡者たちでも、毎日行われる王を含めてのミーティングである朝議には参加することになっている。
というのも、ほんの1日、いや1時間で政治の様相はガラっと変わる。それを見逃さないような、生き馬の目を抜くような抜け目のなさがこの世界で生きていく秘訣だと誰もが知っているからだ。
特に今。今パパとガーヒル一派の争いは、今後の政治情勢をガラッと変える力を持つ抗争だ。今、どちらが優勢か、誰がどっちについているか。それを見極めるために朝議は有効なシステムなのだ。
さて、なんでこんな話をしたか。
それは当然。これから私が足を踏み入れるのは、その朝議のど真ん中。
そんな亡者の連中を相手取っていかなくちゃいけないわけだから、つまらないけど、一応頭に入れといて。
というわけで朝議。
学校の体育館ほどではないが、これまた大きなホールに100人以上の近い男たちがひしめいている。若いのだと20歳前後、上は白髪のおじいちゃんまで。何が楽しいのか、おしゃべりに夢中になっている。
まさに多種多様なメンズの見本市だけど……駄目ね。
どいつもこいつもぶくぶくと肥えるか、自らを着飾ることに熱心で中身のない連中ばかり。
隅っこにクロイツェルが腕を組んで、この貴族どもの茶番劇を顔には出さず、腹の底で笑っているのだろう。
まぁそうやってカッコつけてるみたいだけど、あなた、うちの陣営になるんだから突っ立ってないで引き抜き交渉くらいしなさいよ。それとも友達いないの? もう、ダメダメね。
その中でひときわ異彩を放つのは、なんというか、不覚にも目が一瞬惹かれてしまうのが、あろうことかのガーヒル。
彼の周りには、派閥の連中が集まり、その中心でガーヒルはベテラン芸人よろしく、話を回し続けていた。
うぅん。ああやって遠くから見ればイケなんだけど。なんかうさんくさいのよね。あと私にした仕打ちを考えると、ないわ。
それにしても、やっぱり他の連中とは違う。覚悟、ううん、自信?
そういえば女神様がガーヒルを強くしたとか言ってるけど、そんな変わったかな? マッチョさは服の上からじゃ分からないし。
ま、いいわ。
後で必ず落とし前つけるから、今だけ春を謳歌してなさい。
ガチャリ
その時だ。
奥の扉が開いたのは。
ほぼ満杯のホール。ホールは水を打ったように静かになった。
開いた扉に視線を向ける。そこから入って来たのは今パパだ。
誰もが敵愾心のこもった視線を今パパに向ける。このアウェイ感。ヤバいわね。
先日、私に味方した30人も、表立って私たちの味方になったわけではないし、何よりそれほど権力を持っているわけでもないのがほとんどだから、静かに微妙な表情で今パパを眺めている。
その中でガーヒルは、今パパをこっそり指さして愉快そうににやけていた。
あの男。やっぱりしっかりとした落とし前が必要ね。
対する今パパは、そんな視線など意に介した様子もなく、発生したざわめきを物ともせず悠然とした足取りでホールを横切っていく。
さすが一国の筆頭大臣。家にいる時はなんとなく情けないというか、頼りがいがないというかな空気だったけど、こういう公の場ではしっかりとした、巌のような、動かざること山のごとしのような、そんな圧倒的な存在感を放っている。
今パパがガーヒルの横を通り過ぎようとした時、ガーヒルが何か言葉を今パパに向かって投げかけた。だが今パパはそれを気にした様子もなく、無視して玉座のある方へと歩みを止めない。
怒りにゆがんだガーヒルの顔。傑作だわ。
今パパはそうやって全員の前を横断すると、玉座のあるホール最奥部にたどり着くと、その5メートルほど手前で止まった。
玉座から2段ほど下がった場所。そこが筆頭大臣である今パパの定位置らしい。
そして今パパが止まって数秒。
ホールのざわめきが収まって、誰もが玉座の方を見やる。
「さて、それでは行こうかのぉ」
私の横でそうつぶやいたのは、至高の冠を抱いたマント姿のおじさん。頼りなげに見えるほっそりした体躯に、だらしなく垂れ下がった眉など、好きになれる要素がなに1つないけど、これが今の私の切り札になるから無碍に扱うことはできない。
「はい」
「緊張しておるか?」
「はい」
「ふふ、それもいい。では行こう」
「はい」
緊張した小娘を演じる。それによってこの男のコントロール下にあるように錯覚させ、愉悦感を与える。ま、それくらいの謙虚さはしてあげましょう。
「国王陛下のおなりである!」
今パパの声がホールを響かす。それに合わせてオルガンの音がホールに響き渡った。
それを機に、私はこっそりのぞくために開けていた扉を、大きく開け放った。
そして一歩。表の場へと足を踏み入れる。
その途端、100の、いやその倍の瞳から放たれる視線がこちらを向く。
最初はしずしずと、だが私の姿を見て懐疑、そして驚愕へと。今パパはこちらに顔を向けることなく、横を向いて態度を崩さない。
ガーヒルの顔が見れたら、と思ったけど、生憎影に隠れてみえなかった。
ま、いいわ。今はこうやって視線を介さない親子の姿を見せつけるのが一義。
だから私はゆっくりと、後ろから続く人物を先導するように足を進め、やがて今パパの逆側の位置につくとそこで足を止めた。そして私の後ろを歩く男は、しずしずと歩みを止めると、このホール唯一の椅子、この国でただ1人が座ることが許されるその椅子に、座った。
「第9代ハバリエ国王である!」
玉座に座ったおじさん――もとい、この国のトップが居丈高に声を発する。
すると戸惑っていた誰もが、今パパでさえも深々と頭を下げるので、私もそれに続いた。そして5秒の間をもって頭をあげる。
それを見計らったように、国王は口を開く。
「ではさっそく朝議を始める……が、その前に、1つ余から話がある。ここにいるのはエリーゼ・バン・カシュトルゼ。我が忠実なる片腕、カシュトルゼ卿の娘である。この者を今日から準大臣格として朝議に参加させることを、ここに宣言するものである」
その宣言が、ホール内に波紋を呼ぶ。
さて。一石は投じた。
それによって起きた波紋。それをどう扱ってやろうかしら。
とはいえ王1人ではすべてのことに目を通すことはできないから、王の手足となって働く人たちが必要になってくる。それは王の負担を減らすということでもあり、その1つとして、国事にかかわること以外はその手足が王の判断を仰がずに決済することもでてくる。
それが大臣。
貴族たちで占められた、本来は王の手足である存在。
ただ、年月が経てば制度も変わる。その時代の王の資質によって内容が変化することもある。
そしてこの王政も、100年以上の月日が流れれば、様々な王が出て、様々な大臣が出て、もはや当時のものから骸化したものだというのは誰が見ても明らかで。
今はその大臣のトップである今パパが政治を牛耳ってると言える。
王が政治を放棄し、大臣たちは今パパを筆頭に、利権を買いあさり、金稼ぎと政治闘争に身を置く毎日。
本当、人間ってのは時代が変わっても、世界が変わっても、やることは一緒なのね。前パパみたいに、富も名声も権力も全て手に入れようという気概がある人はなかなかいない。
今この時を安穏に、かつ豪奢に愉快にすごしていく事なかれ主義の集団。金と権力を手に入れるためならば、どのようなことでもする亡者たち。
一応、そんな亡者たちでも、毎日行われる王を含めてのミーティングである朝議には参加することになっている。
というのも、ほんの1日、いや1時間で政治の様相はガラっと変わる。それを見逃さないような、生き馬の目を抜くような抜け目のなさがこの世界で生きていく秘訣だと誰もが知っているからだ。
特に今。今パパとガーヒル一派の争いは、今後の政治情勢をガラッと変える力を持つ抗争だ。今、どちらが優勢か、誰がどっちについているか。それを見極めるために朝議は有効なシステムなのだ。
さて、なんでこんな話をしたか。
それは当然。これから私が足を踏み入れるのは、その朝議のど真ん中。
そんな亡者の連中を相手取っていかなくちゃいけないわけだから、つまらないけど、一応頭に入れといて。
というわけで朝議。
学校の体育館ほどではないが、これまた大きなホールに100人以上の近い男たちがひしめいている。若いのだと20歳前後、上は白髪のおじいちゃんまで。何が楽しいのか、おしゃべりに夢中になっている。
まさに多種多様なメンズの見本市だけど……駄目ね。
どいつもこいつもぶくぶくと肥えるか、自らを着飾ることに熱心で中身のない連中ばかり。
隅っこにクロイツェルが腕を組んで、この貴族どもの茶番劇を顔には出さず、腹の底で笑っているのだろう。
まぁそうやってカッコつけてるみたいだけど、あなた、うちの陣営になるんだから突っ立ってないで引き抜き交渉くらいしなさいよ。それとも友達いないの? もう、ダメダメね。
その中でひときわ異彩を放つのは、なんというか、不覚にも目が一瞬惹かれてしまうのが、あろうことかのガーヒル。
彼の周りには、派閥の連中が集まり、その中心でガーヒルはベテラン芸人よろしく、話を回し続けていた。
うぅん。ああやって遠くから見ればイケなんだけど。なんかうさんくさいのよね。あと私にした仕打ちを考えると、ないわ。
それにしても、やっぱり他の連中とは違う。覚悟、ううん、自信?
そういえば女神様がガーヒルを強くしたとか言ってるけど、そんな変わったかな? マッチョさは服の上からじゃ分からないし。
ま、いいわ。
後で必ず落とし前つけるから、今だけ春を謳歌してなさい。
ガチャリ
その時だ。
奥の扉が開いたのは。
ほぼ満杯のホール。ホールは水を打ったように静かになった。
開いた扉に視線を向ける。そこから入って来たのは今パパだ。
誰もが敵愾心のこもった視線を今パパに向ける。このアウェイ感。ヤバいわね。
先日、私に味方した30人も、表立って私たちの味方になったわけではないし、何よりそれほど権力を持っているわけでもないのがほとんどだから、静かに微妙な表情で今パパを眺めている。
その中でガーヒルは、今パパをこっそり指さして愉快そうににやけていた。
あの男。やっぱりしっかりとした落とし前が必要ね。
対する今パパは、そんな視線など意に介した様子もなく、発生したざわめきを物ともせず悠然とした足取りでホールを横切っていく。
さすが一国の筆頭大臣。家にいる時はなんとなく情けないというか、頼りがいがないというかな空気だったけど、こういう公の場ではしっかりとした、巌のような、動かざること山のごとしのような、そんな圧倒的な存在感を放っている。
今パパがガーヒルの横を通り過ぎようとした時、ガーヒルが何か言葉を今パパに向かって投げかけた。だが今パパはそれを気にした様子もなく、無視して玉座のある方へと歩みを止めない。
怒りにゆがんだガーヒルの顔。傑作だわ。
今パパはそうやって全員の前を横断すると、玉座のあるホール最奥部にたどり着くと、その5メートルほど手前で止まった。
玉座から2段ほど下がった場所。そこが筆頭大臣である今パパの定位置らしい。
そして今パパが止まって数秒。
ホールのざわめきが収まって、誰もが玉座の方を見やる。
「さて、それでは行こうかのぉ」
私の横でそうつぶやいたのは、至高の冠を抱いたマント姿のおじさん。頼りなげに見えるほっそりした体躯に、だらしなく垂れ下がった眉など、好きになれる要素がなに1つないけど、これが今の私の切り札になるから無碍に扱うことはできない。
「はい」
「緊張しておるか?」
「はい」
「ふふ、それもいい。では行こう」
「はい」
緊張した小娘を演じる。それによってこの男のコントロール下にあるように錯覚させ、愉悦感を与える。ま、それくらいの謙虚さはしてあげましょう。
「国王陛下のおなりである!」
今パパの声がホールを響かす。それに合わせてオルガンの音がホールに響き渡った。
それを機に、私はこっそりのぞくために開けていた扉を、大きく開け放った。
そして一歩。表の場へと足を踏み入れる。
その途端、100の、いやその倍の瞳から放たれる視線がこちらを向く。
最初はしずしずと、だが私の姿を見て懐疑、そして驚愕へと。今パパはこちらに顔を向けることなく、横を向いて態度を崩さない。
ガーヒルの顔が見れたら、と思ったけど、生憎影に隠れてみえなかった。
ま、いいわ。今はこうやって視線を介さない親子の姿を見せつけるのが一義。
だから私はゆっくりと、後ろから続く人物を先導するように足を進め、やがて今パパの逆側の位置につくとそこで足を止めた。そして私の後ろを歩く男は、しずしずと歩みを止めると、このホール唯一の椅子、この国でただ1人が座ることが許されるその椅子に、座った。
「第9代ハバリエ国王である!」
玉座に座ったおじさん――もとい、この国のトップが居丈高に声を発する。
すると戸惑っていた誰もが、今パパでさえも深々と頭を下げるので、私もそれに続いた。そして5秒の間をもって頭をあげる。
それを見計らったように、国王は口を開く。
「ではさっそく朝議を始める……が、その前に、1つ余から話がある。ここにいるのはエリーゼ・バン・カシュトルゼ。我が忠実なる片腕、カシュトルゼ卿の娘である。この者を今日から準大臣格として朝議に参加させることを、ここに宣言するものである」
その宣言が、ホール内に波紋を呼ぶ。
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