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61話 再び前線へ
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結局、私が前線に戻るために出発したのは、それから2日後だった。
国王の判断は――保留。
『降伏はできない! とにかく、時間を引き延ばして、撃退できるならさっさと撃退しろ!』
筆頭大臣代理のガーヒルがヒステリックに喚き叫ぶのを聞いてげんなりしたわ。
しかも全く何の内容もない結論だし。
ま、そっちの方が私には好都合。
だって嘘ついちゃったからね。国王と、ザーラド将軍の双方に。
ザーラドには、もう降伏するからちょっと待っててねと言い、
国王には、相手が降伏を迫ってるけどどうする? と言った。
まったく違うことを言った挙句、まったく違う方針を打ち出し合うことになった。
その場合、板挟みにあって身動きが取れなくなり、最低の結末にひた走ることになるわけだけど。
そこはまぁなんとかなるでしょ。
というかならなかったら滅ぶだけだから問題はない。あるけど。
とにかく私が今欲しいのは時間。
その時間でどうにもならなかったら……ま、その時はその時で。
「エリーゼ様、よくお戻りに」
「おお、エリ。なんかすげぇ馬車」
前線ではクロイツェルとダウンゼンが待っていた。
絶対に相手に仕掛けるなって言っておいたけど、それはとりあえず守られてるみたい。
ちなみにダウンゼンの言う凄い馬車というのは、今回のために借りた王室専用の馬車。
白に金縁のワゴンに、4頭立ての馬車はまさに絢爛豪華。最前線に向かうような実利的なものではない。
私が借りてわざわざこれに乗ってきたのは、ザーラドに対して国王が謝罪するから、という話を吹き込んだので、その偽装のため。だってこれで国王が来ていない(ように見える)ことになると、相手は約束を破ったとして思いきり攻めてくるでしょうしね。それは避けたい。
「ふふ、乗りたい? 乗るなら1回5万払ってもらうけど」
「金取るのかよ! いや、要らねぇ。こんなのに乗るとか、公開処刑かよ」
ま、分からないでもないけど。
無駄に豪奢すぎて、私は金持ちです、私は偉いですアピールがぐいぐい来るのよね。私の趣味でもないわ。
それよりも。
「こっちの人数、増えたのね」
「ええ、2千ほど」
「で、あっちも増えたのね」
「……ええ、2万ほど」
クロイツェルがこれ以上ないほどに渋い顔をして答える。
あらあら、良い男が台無しね。
確かに人数が増えたのは来た瞬間に分かった。
味方はなんとなーくそうかなと思ったけど、相手はもう格別。
敵の本陣を見て左手の方に、もう1つのまとまった集団が見えている。
それはつまり敵が近づいてきたことと、2つに分ける部隊ができたということ。
えっと、確かこういうのって挟み撃ちっていうんじゃなかったかしら?
「エリ、これはやべぇぜ。やっぱ白旗でもなんでもあげて降参すべきじゃねぇか?」
「おい、貴様。そうそう我が国が降伏してなるものか! ですがエリーゼ様。いかがしましょう。この状況はそこはかとなく危険だと私の勘はささやいておりますが」
やれやれ。
ダウンゼンはともかくクロイツェルもそこまでなのね。頭がいいのは認めるけど、大局まで視野が広がらない。そこが彼らの限界。
ま、ガーヒルよりはマシだから味方につけておくのにやぶさかじゃないけど。
「まぁもうそろそろじゃない?」
「何がだ、エリ?」
「あっちのお馬鹿な将軍様が騙されたと気づいて攻めてくるのは」
「へー……って、騙した!?」
「せ、攻めてくるのですか!?」
ダウンゼンとクロイツェルが顎が外れそうなほどに口をあんぐりと開いて叫ぶ。
あらあら。色男が台無しじゃないの。
「当然でしょう? だってこちらに降伏する意志はないんですし」
「で、でもだぜエリ。あれがこうバーンと来て、ドカーンとなりゃ、俺たちゃひとたまりも……」
「語彙力に欠けますわねダウンゼン。けどそれも当然でしょう? 挟み撃ちされるんですから」
「そ、それならエリーゼ様。ここは危険です! どうかお退きを!」
「紳士的ね、クロイツェル。けど逃げるにもどこへ? 家に帰っても、その時にはこの大軍に包囲されてるわよ?」
「うぅ……」「ぐぬぬ……」
唸れども良案は出てこないらしい。
まぁそりゃあね。ここまで来れば小手先でどうにかなる段階を越えている。
だからこそ、前もって大がかりに、根底を叩き潰す方法を取らないともうどうしようもないわけで。
「敵が動き出しました!!」
そんな悲鳴にも近い兵の叫びは、恐怖と怖気を周囲に伝播させていく。
あろうことかそれをまとめるべきクロイツェルとダウンゼンも、頭が真っ白になったかのように呆然と、ただ敵の動きを見るだけ。
そうなるのも分かるけど。もうちょっと頑張ってほしいわけで。
けど今は彼らに期待はできない。
すぐにこの恐慌状態を収めないと、兵は四散して何もできないまま瓦解する。それには少し早い。
だから――
「黙りなさい!」
怒鳴りつけた。
クロイツェルとダウンゼンを。
そして慌てふためく兵たちを。
「そのようなみっともない姿、誰にさらすつもり? 誇りあるハバリエ王国の兵ならば、両親を、愛する人を、子供たちを守るために戦うのが務めと言うものでしょう」
自分自身、誇りもなにもないどの口が、とは思うけど言葉は止まらない。
「逃げたければ逃げなさい。けどその果てはどこまで行くの? ハバリエ王国が滅びれば、この地に住む誰もがイチノ国の奴隷となるのよ? 自分だけが我慢すればいいっていう甘い考えは通用しないわ。あなたたちだけじゃなく、妻も子も、孫も、その子も奴隷として苦しい生活を送ることになる」
しんと静まり返った兵たちは、私に視線を集めて
「私を信じろとは言わないわ。だって、私はただの小娘。私が何かできるかなんて信じられないのは当然。ですけど、私の父上は、この国を数十年守り続けた私の父上はいけないのではなくて? くしくも、父上が引退した直後にこのような出来事が起こったのは、天の意志なのかもしれないわ。だからこそ、天に選ばれた私の父上の策を信じなさい。これまであなたたちの暮らしを守った者を信じなさい」
ま、そんなこと言って、暮らしを守っていたとは言い難いとは思うけど。
各領地の民たちは虐げられ、多くの税を徴収させられてきたわけだし。だから何を言うと反感を持つ人もいるだろう。
当然、この言葉だけで彼らを納得させるとは思えない。
だから次の矢を放つ。
誰もが従わざるをえない。必殺の言葉を。
「この戦い、“すでに私たちは勝っている”! 今ここを動かずに待てば、あなたたちはこの国を守りぬいた英雄として名を馳せるのよ。もちろん名誉だけじゃない。この未曽有の国難を守った功臣として、あなたたちには国から褒美が出ましょう。ええ、信じられないでしょう? ならばそこは私、エリーゼ・バン・カシュトルゼがカシュトルゼ家の土地を売ってでも褒賞を用意しましょう! クロイツェル・アン・ラスアィン! ダウンゼン・ドーン! 2人はこの証人となりなさい!」
「はっ、ははっ!!」
「承知!」
そう。これぞ必殺『結局世の中、金よ金』作戦!
選挙だろうが戦いだろうが、最後は実弾(金)がものを言う。
ほら見なさい。
誰もが言葉を失いながらも、疑うように、ただ万が一を考えて必死に恐怖を押し込むと、口を閉じて屹立とする。
その光景を見て小さくうなずいた私は、手を叩き命じる。
「整然と並び、槍を向けなさい! これ以上、後ろへは敵を通さないという気概をみせなさい! それで全ては勝ちで終わる!」
足音をそろえて兵たちが陣を組む。
その動きは整然として、見ているこちらも心地よいほど。
単純ね。ほんと。
今はその単純さに助けられたけど。
「さぁ、やれるだけのことはやったわ。人事を尽くして、天命を蹴っ飛ばしたのだから、あとは黙って見届けましょうか」
国王の判断は――保留。
『降伏はできない! とにかく、時間を引き延ばして、撃退できるならさっさと撃退しろ!』
筆頭大臣代理のガーヒルがヒステリックに喚き叫ぶのを聞いてげんなりしたわ。
しかも全く何の内容もない結論だし。
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だって嘘ついちゃったからね。国王と、ザーラド将軍の双方に。
ザーラドには、もう降伏するからちょっと待っててねと言い、
国王には、相手が降伏を迫ってるけどどうする? と言った。
まったく違うことを言った挙句、まったく違う方針を打ち出し合うことになった。
その場合、板挟みにあって身動きが取れなくなり、最低の結末にひた走ることになるわけだけど。
そこはまぁなんとかなるでしょ。
というかならなかったら滅ぶだけだから問題はない。あるけど。
とにかく私が今欲しいのは時間。
その時間でどうにもならなかったら……ま、その時はその時で。
「エリーゼ様、よくお戻りに」
「おお、エリ。なんかすげぇ馬車」
前線ではクロイツェルとダウンゼンが待っていた。
絶対に相手に仕掛けるなって言っておいたけど、それはとりあえず守られてるみたい。
ちなみにダウンゼンの言う凄い馬車というのは、今回のために借りた王室専用の馬車。
白に金縁のワゴンに、4頭立ての馬車はまさに絢爛豪華。最前線に向かうような実利的なものではない。
私が借りてわざわざこれに乗ってきたのは、ザーラドに対して国王が謝罪するから、という話を吹き込んだので、その偽装のため。だってこれで国王が来ていない(ように見える)ことになると、相手は約束を破ったとして思いきり攻めてくるでしょうしね。それは避けたい。
「ふふ、乗りたい? 乗るなら1回5万払ってもらうけど」
「金取るのかよ! いや、要らねぇ。こんなのに乗るとか、公開処刑かよ」
ま、分からないでもないけど。
無駄に豪奢すぎて、私は金持ちです、私は偉いですアピールがぐいぐい来るのよね。私の趣味でもないわ。
それよりも。
「こっちの人数、増えたのね」
「ええ、2千ほど」
「で、あっちも増えたのね」
「……ええ、2万ほど」
クロイツェルがこれ以上ないほどに渋い顔をして答える。
あらあら、良い男が台無しね。
確かに人数が増えたのは来た瞬間に分かった。
味方はなんとなーくそうかなと思ったけど、相手はもう格別。
敵の本陣を見て左手の方に、もう1つのまとまった集団が見えている。
それはつまり敵が近づいてきたことと、2つに分ける部隊ができたということ。
えっと、確かこういうのって挟み撃ちっていうんじゃなかったかしら?
「エリ、これはやべぇぜ。やっぱ白旗でもなんでもあげて降参すべきじゃねぇか?」
「おい、貴様。そうそう我が国が降伏してなるものか! ですがエリーゼ様。いかがしましょう。この状況はそこはかとなく危険だと私の勘はささやいておりますが」
やれやれ。
ダウンゼンはともかくクロイツェルもそこまでなのね。頭がいいのは認めるけど、大局まで視野が広がらない。そこが彼らの限界。
ま、ガーヒルよりはマシだから味方につけておくのにやぶさかじゃないけど。
「まぁもうそろそろじゃない?」
「何がだ、エリ?」
「あっちのお馬鹿な将軍様が騙されたと気づいて攻めてくるのは」
「へー……って、騙した!?」
「せ、攻めてくるのですか!?」
ダウンゼンとクロイツェルが顎が外れそうなほどに口をあんぐりと開いて叫ぶ。
あらあら。色男が台無しじゃないの。
「当然でしょう? だってこちらに降伏する意志はないんですし」
「で、でもだぜエリ。あれがこうバーンと来て、ドカーンとなりゃ、俺たちゃひとたまりも……」
「語彙力に欠けますわねダウンゼン。けどそれも当然でしょう? 挟み撃ちされるんですから」
「そ、それならエリーゼ様。ここは危険です! どうかお退きを!」
「紳士的ね、クロイツェル。けど逃げるにもどこへ? 家に帰っても、その時にはこの大軍に包囲されてるわよ?」
「うぅ……」「ぐぬぬ……」
唸れども良案は出てこないらしい。
まぁそりゃあね。ここまで来れば小手先でどうにかなる段階を越えている。
だからこそ、前もって大がかりに、根底を叩き潰す方法を取らないともうどうしようもないわけで。
「敵が動き出しました!!」
そんな悲鳴にも近い兵の叫びは、恐怖と怖気を周囲に伝播させていく。
あろうことかそれをまとめるべきクロイツェルとダウンゼンも、頭が真っ白になったかのように呆然と、ただ敵の動きを見るだけ。
そうなるのも分かるけど。もうちょっと頑張ってほしいわけで。
けど今は彼らに期待はできない。
すぐにこの恐慌状態を収めないと、兵は四散して何もできないまま瓦解する。それには少し早い。
だから――
「黙りなさい!」
怒鳴りつけた。
クロイツェルとダウンゼンを。
そして慌てふためく兵たちを。
「そのようなみっともない姿、誰にさらすつもり? 誇りあるハバリエ王国の兵ならば、両親を、愛する人を、子供たちを守るために戦うのが務めと言うものでしょう」
自分自身、誇りもなにもないどの口が、とは思うけど言葉は止まらない。
「逃げたければ逃げなさい。けどその果てはどこまで行くの? ハバリエ王国が滅びれば、この地に住む誰もがイチノ国の奴隷となるのよ? 自分だけが我慢すればいいっていう甘い考えは通用しないわ。あなたたちだけじゃなく、妻も子も、孫も、その子も奴隷として苦しい生活を送ることになる」
しんと静まり返った兵たちは、私に視線を集めて
「私を信じろとは言わないわ。だって、私はただの小娘。私が何かできるかなんて信じられないのは当然。ですけど、私の父上は、この国を数十年守り続けた私の父上はいけないのではなくて? くしくも、父上が引退した直後にこのような出来事が起こったのは、天の意志なのかもしれないわ。だからこそ、天に選ばれた私の父上の策を信じなさい。これまであなたたちの暮らしを守った者を信じなさい」
ま、そんなこと言って、暮らしを守っていたとは言い難いとは思うけど。
各領地の民たちは虐げられ、多くの税を徴収させられてきたわけだし。だから何を言うと反感を持つ人もいるだろう。
当然、この言葉だけで彼らを納得させるとは思えない。
だから次の矢を放つ。
誰もが従わざるをえない。必殺の言葉を。
「この戦い、“すでに私たちは勝っている”! 今ここを動かずに待てば、あなたたちはこの国を守りぬいた英雄として名を馳せるのよ。もちろん名誉だけじゃない。この未曽有の国難を守った功臣として、あなたたちには国から褒美が出ましょう。ええ、信じられないでしょう? ならばそこは私、エリーゼ・バン・カシュトルゼがカシュトルゼ家の土地を売ってでも褒賞を用意しましょう! クロイツェル・アン・ラスアィン! ダウンゼン・ドーン! 2人はこの証人となりなさい!」
「はっ、ははっ!!」
「承知!」
そう。これぞ必殺『結局世の中、金よ金』作戦!
選挙だろうが戦いだろうが、最後は実弾(金)がものを言う。
ほら見なさい。
誰もが言葉を失いながらも、疑うように、ただ万が一を考えて必死に恐怖を押し込むと、口を閉じて屹立とする。
その光景を見て小さくうなずいた私は、手を叩き命じる。
「整然と並び、槍を向けなさい! これ以上、後ろへは敵を通さないという気概をみせなさい! それで全ては勝ちで終わる!」
足音をそろえて兵たちが陣を組む。
その動きは整然として、見ているこちらも心地よいほど。
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