488 / 627
第5章 帝国決戦
第38話 軍師の帰還
しおりを挟む
ヨジョー城はジル達に任せて、俺は一度王都に戻ることにした。
といっても出発までに3日かかった。
それまで各軍の調整と、敵の動向の偵察、元住民たちの迎え入れで離れることができなかったのだ。
何より大変だったのが、死者の埋葬だ。
数万の戦死者が原野に放置されたままだと、今はまだそこまで暑くないがそれでもすぐに酷いことになるだろうから、それは急務だった。
その中、朗報もあった。
マールの容体が峠を越して何とか持ちこたえてくれたということだ。
ただ出血もあり当分安静ということで、復帰するには時間がかかるとのこと。サカキも含め離脱が痛いが、生きてくれて本当に何よりだった。
そしてもう1つ。
「来たわよ。……けど無駄足だったかしら?」
ウォンリバーを遡上してシータの援軍が来たのだ。
それを率いる水鏡――あと確か雫だっけか――らが挨拶にヨジョー城へ入る。
「いや、正直助かる。この後の交渉次第で、ここはかなり鉄火場になるからいてくれると正直安心する」
「そ、そう。じゃあ別にいてもいいけど」
なんだか水鏡が顔を赤らめたりしたけどなんだったのか。
相変わらず雫は無感情にそっぽを向いている。
というわけでシータ軍5万が合流し、総兵力が10万ちかくになったので、色々大わらわになった。
ヨジョー城は帝国軍30万を一時的に受け入れるほどの大きさはあったが、住民がいない状態で詰め込んだ形になっただろうから、数日の滞在は不可能なレベルだろう。
今も、もともとの住民10万人以上に加えて、そこに俺たち10万来たのだからもういっぱいいっぱいという感じ。
それを放置しておけば、住民と軍人で軋轢が生まれ、最悪の場合、傷害沙汰になる可能性もある。
それ以上に問題なのが食料だ。
シータ軍は船いっぱいに兵を運んできた以上、食料はそんなにない。
ちなみに船は管理に困るから、兵をおろして下流に2日ほど下ったところにある兵站基地に停船すると言っていた。
そもそも援軍というていだから、こっちが世話するのが当然というものだろう。
当面は備蓄に頼ることになるが、今後のことを考えるとミストとの話し合いも必要となってきて、そのためにも、王都からの援助が必要になる。
というわけでごたごたしつつ問題も抱えながらも、ヨジョー城を出発したのだ。
クロエの隊500にニーアを含めた一団で王都へ向かう。
その表情に、いつもの陽気さはなく、黙々と馬を走らせる。
思えば減ったものだ。
一昨年、南群視察の際に同行した隊長格の人数は9人。
リュース、ヨハン、グライス、ロウ、ザインが死に、マールは重傷。残りは3人だ。
さすがに3人の部隊長では今後の部隊の運用に不都合が生じると思い、補充が必要かと一度だけ聞いてみた。
けど返ってきた答えは、
「お気遣いなく。残った我々でも運用はできます。いえ、やってみせます」
「もうだいぶ慣れたしねー。もう、やるしかないというか」
男2人の頼もしい言葉だった。
同時に、少し危うさも感じる。
意気込みすぎると、それはそれで無茶をされかねないと思ったからだ。
「隊長殿に任命されたのを不幸だと思った人は1人もいませんよ。彼らは隊長殿が好きで、そうしたわけですから」
クロエにはそう言われた。
同情かと思ったが、それはクロエに失礼な感想だと思いなおす。
だから俺は彼女らの気持ちを汲んでそれ以上は追及しなかった。
というわけでクロエ隊の編成は変わらずに、王都へと向かったのだ。
王都では戦勝に沸いていた。
開け放たれた城門からは、笛の音や太鼓の音が鳴り響き、肉を焼いた良い匂いが漂ってくる。
そして俺たちが場内に入ると、騒ぎが顕著になった。
「ありがとうございます、ジャンヌ様ー!」「帝国の魔手から我らを守った英雄だ……!」「オムカ王国万歳! 女王様万歳!」「ありがたやー、ありがたやー」
歓呼の声で迎えられつつも、内心は複雑だ。
この人たちを守れたという素直に喜びたい自分と、彼ら彼女らの親子供を死なせたという引け目を感じる自分がいる。
それが表情に現れていたのか、
「つまらなそうな顔してるわね」
ニーアが馬を寄せてきて言った。
こいつは表情1つで俺の心を読む技術でもあるのだろうか。
「まぁ、な」
「あんたのことだから、色々考えてるんだろうけど、あまり変な風に考えない方がいいわよ。こういうのは物事の表面だけ受け取っておけばいいのよ」
「生憎、うがった見方をして生きてるもんでね」
「へそ曲がりってこと?」
「軍師ってことだよ」
「ああ、そういう」
どこまで理解したのか分からないけど、ニーアは笑って頷いた。
俺は、笑わなかった。
「ま、それでも味方は、守るべき人たちは疑わないでおきなさい。そうしないと、持たないわよ?」
「それは軍人としてのアドバイス?」
「いいえ、先輩としてよ。人生の、ね」
「……努力するよ」
「じゃあまずは手を振って応えてあげなさい。あんたは、その義務があるわ」
そういうのもある、か。
宣伝工作というか、情報操作というか。
いや、正直恥ずかしいんだけどね。
道行く人たちのキラキラした視線を向けられて、パレードのごとく練り歩く。なんの公開処刑だよ、とも思う。
というわけで心を無にして、多分笑顔を浮かべて群衆に手を振っていると、
「ジャンヌお姉ちゃん!」
懐かしい声がした。
道を埋めつくす人垣をかき分けて、リンが最前列に躍り出て、そのまま駆け寄ってくる。
俺は彼女を馬上から抱え上げようとして――
「うぉ、落ち、落ちる……」
リンの体すらも持ち上げられないらしい。
もうこの貧弱さ、嫌になる。
「ったく、あんた力ないんだから」
「うぅ、申し訳ない」
というわけでニーアに助けられて、俺の馬の前にリンが乗った。
「リン、元気だったか?」
「うん!」
振り返ったリンの笑顔はこれまでにないくらい輝いている。
肌のツヤもいいし、少し肉付きも良くなったから嘘ではないだろう。
「あのね、リンね。おはなのなまえ、いっぱいおぼえたよ!」
「そうか、偉いなー」
「こないだね、おばさんにほめられたの!」
「そうか、良かったな!」
「うん!」
満面の笑みを浮かべるリンに対し、ニーアが舌なめずりするように、
「本当にリンちゃんっていい子よねー。食べちゃいたいくらい」
「お前の毒牙からリンを守るための策、10個くらい考えたんだけど、聞くか?」
「遠慮しとくわー」
こいつにかかわると、リンが変な道を進みそうで怖いぞ。
「これ、ジャンヌお姉ちゃんのためのおまつり?」
「えっと……」
答えにくいな。
けど、そうだな。これを一言でいうなら……。
「これはね、平和になって皆が幸せになるためのお祭りだよ」
「へーわ……? しあわせって、ごはんがいっぱいたべれる?」
そうか、彼女の幸せの基準ってそういうものか。
これまで食うや食わずの生活をしていたのだから、今のこの状況がいつまでも続くことが幸せ。
「そうだな。そうなると、いいな」
「うん! みんなしあわせ!」
そう言ってほほ笑むリンを見て思う。
この世界がリンの考えるように、純真だったらいいのに。
打算、保身、確執、妄執、独裁、憎悪、殺意といった醜いものがはびこる世の中で、誰もがリンのように考えられたら、争いも悲しみもなく、平和な世の中になるんじゃないか。
いや、分かってる。
そんなことはあり得ないと。
誰かが幸せになるということは、誰かがその分の損をするということ。
この世の中で、全員が満足する食料を供給できることはできない。必ずどこかで不足が起こり、そこでは必ず不平等が現れる。
大体満足の度合いなんて人それぞれなのだから、例にすらならない不毛な定義ですらあるのだが。
自分の幸せは他者の不幸せ。
みんな、損をしたくないんだ。
だから他人の幸せのために自分が不幸せになることは許せない。
俺だって、そういった一面がある。
けどそれはある意味、最も人間らしいとも思える。
でなければ、これまでの人間の歴史は何の変哲もない、ただの人生の積み重ねにしかならないだろう。
だからありえないんだ。
リンの言うような世界。
不幸も苦しみも悲しみもない世界。
それはつまり、発展も進化もない世界。
そんな世界を俺は昔、ディストピアだと考えたことがある。
ある人が言った。
進化の対義語は退化ではなく停滞だと。
だからそんな世界は何ら変化のないつまらないディストピアだと、俺は結論付けていた。
人の歴史は不幸と戦う歴史と言ってもいい。不幸をなくすために、人は傷つき、悩み、努力し、進化し続けてきたんだ。
けど、この世界に来て。
人が争い、傷つき、苦しみ、死んでいく様を見て。
リンの望む世界が本当に良いものだと考えてしまうのだ。
たとえそれが夢想でも、ありえない夢物語だとしても、非現実的なそれこそディストピアになるものだとしても。
やろうとしなければ。
一歩を踏み出さなければ何も起こらない。
何も、変わらない。
そのための一歩が、この和睦。
同時にそれは、元の世界に戻れなくなることを意味する。
けど、いいんじゃないか。
もう元の世界に戻る必要はない。
無理に新たな悲しみを生む必要はない。
「どうしたの、お姉ちゃん? かなしそうなかおしてる」
「いや、なんでもないよ、リン」
この世界で生きよう。
それが、この世界で俺を助けてくれた、マリアやリンに報いる方法。
そう思えたのだから。
といっても出発までに3日かかった。
それまで各軍の調整と、敵の動向の偵察、元住民たちの迎え入れで離れることができなかったのだ。
何より大変だったのが、死者の埋葬だ。
数万の戦死者が原野に放置されたままだと、今はまだそこまで暑くないがそれでもすぐに酷いことになるだろうから、それは急務だった。
その中、朗報もあった。
マールの容体が峠を越して何とか持ちこたえてくれたということだ。
ただ出血もあり当分安静ということで、復帰するには時間がかかるとのこと。サカキも含め離脱が痛いが、生きてくれて本当に何よりだった。
そしてもう1つ。
「来たわよ。……けど無駄足だったかしら?」
ウォンリバーを遡上してシータの援軍が来たのだ。
それを率いる水鏡――あと確か雫だっけか――らが挨拶にヨジョー城へ入る。
「いや、正直助かる。この後の交渉次第で、ここはかなり鉄火場になるからいてくれると正直安心する」
「そ、そう。じゃあ別にいてもいいけど」
なんだか水鏡が顔を赤らめたりしたけどなんだったのか。
相変わらず雫は無感情にそっぽを向いている。
というわけでシータ軍5万が合流し、総兵力が10万ちかくになったので、色々大わらわになった。
ヨジョー城は帝国軍30万を一時的に受け入れるほどの大きさはあったが、住民がいない状態で詰め込んだ形になっただろうから、数日の滞在は不可能なレベルだろう。
今も、もともとの住民10万人以上に加えて、そこに俺たち10万来たのだからもういっぱいいっぱいという感じ。
それを放置しておけば、住民と軍人で軋轢が生まれ、最悪の場合、傷害沙汰になる可能性もある。
それ以上に問題なのが食料だ。
シータ軍は船いっぱいに兵を運んできた以上、食料はそんなにない。
ちなみに船は管理に困るから、兵をおろして下流に2日ほど下ったところにある兵站基地に停船すると言っていた。
そもそも援軍というていだから、こっちが世話するのが当然というものだろう。
当面は備蓄に頼ることになるが、今後のことを考えるとミストとの話し合いも必要となってきて、そのためにも、王都からの援助が必要になる。
というわけでごたごたしつつ問題も抱えながらも、ヨジョー城を出発したのだ。
クロエの隊500にニーアを含めた一団で王都へ向かう。
その表情に、いつもの陽気さはなく、黙々と馬を走らせる。
思えば減ったものだ。
一昨年、南群視察の際に同行した隊長格の人数は9人。
リュース、ヨハン、グライス、ロウ、ザインが死に、マールは重傷。残りは3人だ。
さすがに3人の部隊長では今後の部隊の運用に不都合が生じると思い、補充が必要かと一度だけ聞いてみた。
けど返ってきた答えは、
「お気遣いなく。残った我々でも運用はできます。いえ、やってみせます」
「もうだいぶ慣れたしねー。もう、やるしかないというか」
男2人の頼もしい言葉だった。
同時に、少し危うさも感じる。
意気込みすぎると、それはそれで無茶をされかねないと思ったからだ。
「隊長殿に任命されたのを不幸だと思った人は1人もいませんよ。彼らは隊長殿が好きで、そうしたわけですから」
クロエにはそう言われた。
同情かと思ったが、それはクロエに失礼な感想だと思いなおす。
だから俺は彼女らの気持ちを汲んでそれ以上は追及しなかった。
というわけでクロエ隊の編成は変わらずに、王都へと向かったのだ。
王都では戦勝に沸いていた。
開け放たれた城門からは、笛の音や太鼓の音が鳴り響き、肉を焼いた良い匂いが漂ってくる。
そして俺たちが場内に入ると、騒ぎが顕著になった。
「ありがとうございます、ジャンヌ様ー!」「帝国の魔手から我らを守った英雄だ……!」「オムカ王国万歳! 女王様万歳!」「ありがたやー、ありがたやー」
歓呼の声で迎えられつつも、内心は複雑だ。
この人たちを守れたという素直に喜びたい自分と、彼ら彼女らの親子供を死なせたという引け目を感じる自分がいる。
それが表情に現れていたのか、
「つまらなそうな顔してるわね」
ニーアが馬を寄せてきて言った。
こいつは表情1つで俺の心を読む技術でもあるのだろうか。
「まぁ、な」
「あんたのことだから、色々考えてるんだろうけど、あまり変な風に考えない方がいいわよ。こういうのは物事の表面だけ受け取っておけばいいのよ」
「生憎、うがった見方をして生きてるもんでね」
「へそ曲がりってこと?」
「軍師ってことだよ」
「ああ、そういう」
どこまで理解したのか分からないけど、ニーアは笑って頷いた。
俺は、笑わなかった。
「ま、それでも味方は、守るべき人たちは疑わないでおきなさい。そうしないと、持たないわよ?」
「それは軍人としてのアドバイス?」
「いいえ、先輩としてよ。人生の、ね」
「……努力するよ」
「じゃあまずは手を振って応えてあげなさい。あんたは、その義務があるわ」
そういうのもある、か。
宣伝工作というか、情報操作というか。
いや、正直恥ずかしいんだけどね。
道行く人たちのキラキラした視線を向けられて、パレードのごとく練り歩く。なんの公開処刑だよ、とも思う。
というわけで心を無にして、多分笑顔を浮かべて群衆に手を振っていると、
「ジャンヌお姉ちゃん!」
懐かしい声がした。
道を埋めつくす人垣をかき分けて、リンが最前列に躍り出て、そのまま駆け寄ってくる。
俺は彼女を馬上から抱え上げようとして――
「うぉ、落ち、落ちる……」
リンの体すらも持ち上げられないらしい。
もうこの貧弱さ、嫌になる。
「ったく、あんた力ないんだから」
「うぅ、申し訳ない」
というわけでニーアに助けられて、俺の馬の前にリンが乗った。
「リン、元気だったか?」
「うん!」
振り返ったリンの笑顔はこれまでにないくらい輝いている。
肌のツヤもいいし、少し肉付きも良くなったから嘘ではないだろう。
「あのね、リンね。おはなのなまえ、いっぱいおぼえたよ!」
「そうか、偉いなー」
「こないだね、おばさんにほめられたの!」
「そうか、良かったな!」
「うん!」
満面の笑みを浮かべるリンに対し、ニーアが舌なめずりするように、
「本当にリンちゃんっていい子よねー。食べちゃいたいくらい」
「お前の毒牙からリンを守るための策、10個くらい考えたんだけど、聞くか?」
「遠慮しとくわー」
こいつにかかわると、リンが変な道を進みそうで怖いぞ。
「これ、ジャンヌお姉ちゃんのためのおまつり?」
「えっと……」
答えにくいな。
けど、そうだな。これを一言でいうなら……。
「これはね、平和になって皆が幸せになるためのお祭りだよ」
「へーわ……? しあわせって、ごはんがいっぱいたべれる?」
そうか、彼女の幸せの基準ってそういうものか。
これまで食うや食わずの生活をしていたのだから、今のこの状況がいつまでも続くことが幸せ。
「そうだな。そうなると、いいな」
「うん! みんなしあわせ!」
そう言ってほほ笑むリンを見て思う。
この世界がリンの考えるように、純真だったらいいのに。
打算、保身、確執、妄執、独裁、憎悪、殺意といった醜いものがはびこる世の中で、誰もがリンのように考えられたら、争いも悲しみもなく、平和な世の中になるんじゃないか。
いや、分かってる。
そんなことはあり得ないと。
誰かが幸せになるということは、誰かがその分の損をするということ。
この世の中で、全員が満足する食料を供給できることはできない。必ずどこかで不足が起こり、そこでは必ず不平等が現れる。
大体満足の度合いなんて人それぞれなのだから、例にすらならない不毛な定義ですらあるのだが。
自分の幸せは他者の不幸せ。
みんな、損をしたくないんだ。
だから他人の幸せのために自分が不幸せになることは許せない。
俺だって、そういった一面がある。
けどそれはある意味、最も人間らしいとも思える。
でなければ、これまでの人間の歴史は何の変哲もない、ただの人生の積み重ねにしかならないだろう。
だからありえないんだ。
リンの言うような世界。
不幸も苦しみも悲しみもない世界。
それはつまり、発展も進化もない世界。
そんな世界を俺は昔、ディストピアだと考えたことがある。
ある人が言った。
進化の対義語は退化ではなく停滞だと。
だからそんな世界は何ら変化のないつまらないディストピアだと、俺は結論付けていた。
人の歴史は不幸と戦う歴史と言ってもいい。不幸をなくすために、人は傷つき、悩み、努力し、進化し続けてきたんだ。
けど、この世界に来て。
人が争い、傷つき、苦しみ、死んでいく様を見て。
リンの望む世界が本当に良いものだと考えてしまうのだ。
たとえそれが夢想でも、ありえない夢物語だとしても、非現実的なそれこそディストピアになるものだとしても。
やろうとしなければ。
一歩を踏み出さなければ何も起こらない。
何も、変わらない。
そのための一歩が、この和睦。
同時にそれは、元の世界に戻れなくなることを意味する。
けど、いいんじゃないか。
もう元の世界に戻る必要はない。
無理に新たな悲しみを生む必要はない。
「どうしたの、お姉ちゃん? かなしそうなかおしてる」
「いや、なんでもないよ、リン」
この世界で生きよう。
それが、この世界で俺を助けてくれた、マリアやリンに報いる方法。
そう思えたのだから。
0
あなたにおすすめの小説
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる