556 / 627
第6章 知力100の美少女に転生したので、世界を救ってみた
閑話20 大山雫(シータ王国四峰)
しおりを挟む
時折思う。
自分は何をやっているんだろうと。
訳の分からないまま流されて、訳の分からないまま軍を指揮して、訳の分からないまま城を陥とす。
別に自分の意志はそこにない。
ミカがやってと言われたからやるだけだ。
だから罪の意識とかはない。
自分が大砲を打つことで、スキルで爆弾を飛ばすことで何が起こるかなんて、考えたこともない。
いや、考えないようにしているだけかもしれない。
時雨に、そういわれたからかもしれない。
彼がいなくなって、もうすぐ1年が経とうとしている。
それが信じられなかった。
この世界に来て、一番に親身になってくれた人。
そして、何も言わずに消えてしまった人。
今でもまだ忘れられない。
彼の声。
彼の笑顔。
彼の息遣い。
なんでか分からないけど、彼と一緒にいると安心した。
元々、感情を表に出すのは好きじゃない。
気持ちを言葉にするのもめんどくさい。
けど、彼とは通じ合っていた。
そんな安心感がどこかにあった。
だからいつまでも一緒にいるために、必死に努力した。
そして、その努力が報われて、彼と同じ立場に立てた。
『それは恋ですね! 間違いなく恋です! ええ、誰かとは聞きませんが、ええ、もう少し詳しく聞いて――もぉ!!』
なんて言ってきた天には、折り紙の鶴をボディに直撃させて悶絶させた。
恋とか言われてもよく分からない。
自分が人を好きになるとか。
そういう感情は、抱いたことはなかったから。
『あまり焦らなくていいと思うわ。それがどういう想いか、雫の中にきっと答えはあるから。時間はまだあるわけだし』
そう諭してくれたのはミカだった。
けど、時間はなかった。
彼はなぜか敵になり、そして滅んだ。
滅ぼした側に、自分がいることがいまだに信じられない。
もっと話をすればよかったのか。
もっと感情を出せばよかったのか。
分からない。
何も分からない。
何も分からないまま、ただ日々を過ごし、そして今はこんなところにいる。
「し、雫さん。これ以上近づくと鉄砲が飛んでくるからよ!」
帝国軍の築いた城から500メートルほどの位置。
馬の影に隠れながら、良介が叫ぶ。本当にうるさい。
「別に。ついてこなければいいし」
「そんなこと言わないでくださいよ! オレは雫さんの相棒なんですから!」
「頼んでない」
訳が分からない。
そもそもなんでこんなところにいるんだろう。
なぜ自分は帝国とかと戦っているのだろう。
いや、それは答えが出ている。
ミカが戦っているから。
明が死ねば、きっとミカは生きていられない。
だからミカを守るために明を守るために帝国と戦っている。
分かりづらいけど、分かりやすいからそれはいい。
けどここまで前線に出て戦う必要はあったのか。
皆と一緒に、大砲のところにいた方がよかったのではないか。
わざわざ危険を冒してまで、自分のスキルで戦う必要もないのだ。
あるいは――
「死にたがってる?」
「え? なんすか!?」
「なんでもない」
とっさに出てきたけど、もしかしたらそうなのかもしれない。
自分は死にたいと思ってる。
彼が死んで、いなくなって、この世界に価値を見いだせなくなって。
それでも大好きなミカが元の世界に戻ろうと頑張ってるから、それを助けたいとは思っている。
けど、元の世界に戻る時に、自分が生きている必要はない。
だからミカのためにこの命を捧げようと、こうやって無謀な行いをしているのかもしれない。
破裂音。
風に乗って、何かが飛んできて、自分の2メートル右の地面が破裂した。
「わっ! 撃ってきた! 雫さん! 危ないすって!」
へたくそ。
当てるならちゃんと当てろし。
できれば苦しまないよう、頭に一発。
けど、狙われたことに少し怒りを感じる自分もいて。
それがスキルを発動させる。
「『創造する紙片』……」
取り出した折り紙の束を宙に放る。
するとそれは自動で鶴の形に折られて宙に浮かぶ。
まるで命令を待つ犬のように。
「良介、やって」
「え……あぁ、はいはい! やりますよ、やりますとも!」
良介が馬の影から飛び出して、宙に浮く鶴に触っていく。
彼のスキル。
それによって、この鶴の折り紙は空飛ぶ爆弾と化した。
だからそれを連続で、発砲してくる城の方へと飛ばした。
すぐに折り紙は小さくて見えなくなり、数秒の間を開け――
――爆発した。
「うぉぉぉ! すっげぇー!」
「うるさい。さっさと次、やる」
再び折り紙を取り出し、鶴が出来上がっていくのを良介がタッチして、それが飛ぶ。
大砲と自分の鶴により、城壁に無数の穴ができていく。
それでも崩れないのは、何か仕掛けがあるのだろうか。建築に興味はないからよく分からない。
なら、壊れるまで放てばいい。
大砲と爆弾の激しい砲火が城を次々と爆炎に染めていく。
このまま黙ってつぶれるならそれでもいい。
そう思い始めたころだ。
「あ、雫さん、あれ……」
良介に喚起されて見た。
城の右手――東のところあたりから、何か動くものが出てきた。
それは大地を揺るがす馬の大軍。
いや、こちらを殺そうと明確な殺意を向けてくる騎兵隊。
「て、敵!?」
良介がうろたえた声を出すけど、それがどうしたって感じ。
「邪魔」
残った鶴をそちらに飛ばした。
けど、地面から吹き上げた炎の壁に包まれ、小爆発を起こして消えてしまった。
もちろん、敵の騎馬隊に届いてはいない。
自然現象で、そんな炎の壁が出るわけがない。
スキル。敵のプレイヤーだ。
「雫さん、逃げましょう!」
「一人で逃げれば?」
「なっ!?」
驚く意味が分からない。
逃げたいならさっさと逃げればいいのに。
自分は、ミカのためにプレイヤーを1人巻き沿いにする。
そうすればミカは助かるはずだ。
だから逃げたいやつは逃げればいい。
「それ本気で言ってるんすか?」
敵が迫る中、良介はそんな当然のことを聞く。
「当たり前でしょ。馬鹿じゃん」
「っ!!」
「それよりどいて。ミカの邪魔はさせないから」
それで良介は引き下がるだろう。
いつもそうあしらってきたから、今回もそうなると思った。
けど――
「だぁぁぁぁぁ! もう、いい加減にしてくれ! 俺は頭がよくねーんだよ!」
身もだえるように頭をかきむしる良介。きもかった。
けどそんな視線もなんのその。
真剣な表情でこちらを睨みつけるようにして吠える。
「雫さんは間違ってる! 何がかは上手く言えねーけどよ! そんなことして何の意味があるんですか!」
「意味はある。ミカの助けになる」
「そんなわけないでしょう!」
「なっ……」
真っ向から否定されて、思わず目を見開いた。
良介がこんな反論してくるなんて、思いもよらなかったから。
「いいっすか? 水鏡の姐さんが雫さんが犠牲になって喜ぶと思いますか!? それはホント、もうひでぇっすよ!? あれほど姐さんは雫さんを大事にしてるってのに!」
「でも……」
ミカがそんなことを思うか?
うん、そうかもしれない。
けどそれはミカから自分への一方通行の想い。
自分からミカへは、その気持ちはない。
あるのは恩返ししたいという想い。
そこに自分の命は含まれていないのだから。
「あーもー! ちょっと失礼!」
「え?」
良介の体が動いたと思うと、自分の体が浮いた。
良介のお尻が見えるということは、荷物みたいに肩に担がれているらしい。屈辱。
「ちょ、なに、変態!」
「ぐぅ……その言葉、堪える。けど、問答してる場合じゃねぇって!」
そのまま動く。いや、生き物の上。馬だ。乗っていた。
「さぁ逃げますよ!」
「馬鹿! 降ろす!」
「聞かないっす!」
暴れる間もなく、地面が動く。違う。乗っていた馬が動いたんだ。
良介の体に遮られて背後の景色は見えない。
けど左右の景色はどんどんと後ろから前に流れていく。
気になって良介の脇の下から目をのぞかせる。
騎馬隊が速度を上げてこちらに向かって来る敵の騎兵隊。
あちらの方が馬がいいのか、どんどんと迫ってくる。
その先頭の男が手を挙げた。
すると後に続く騎馬の上に乗った男たちが、何かを取り出してこちらに向ける。
そのポーズ。まるで弓矢をうつように見えて、
「矢! 矢!」
「あぁん!? っとぉ!」
自分たちの横を矢が通り過ぎていく。
当たれば楽に死ねた。
そう思うけど、恐怖もついてきて心をかき乱す。
「雫さん、反撃よろしく!」
「もう!」
折り紙はまだある。
それをカエルに折った。
「投げて。適当でいい」
「合点!」
良介の手に折り紙のカエルを押し付ける。
それを良介は後ろを見ずに後方へ放り投げた。
床に落ちた折り紙のカエル。
それはぴょこぴょこと敵の騎兵隊の方へと跳ねる。
そして――
悲鳴。
爆発が起きて数名が馬から転げ落ちた。
「やりましたか!?」
「まだ来る」
敵の追撃。そこから逃げ切れるのか。
胸の中に、黒々とした想いがこみ上げてきた。
自分は何をやっているんだろうと。
訳の分からないまま流されて、訳の分からないまま軍を指揮して、訳の分からないまま城を陥とす。
別に自分の意志はそこにない。
ミカがやってと言われたからやるだけだ。
だから罪の意識とかはない。
自分が大砲を打つことで、スキルで爆弾を飛ばすことで何が起こるかなんて、考えたこともない。
いや、考えないようにしているだけかもしれない。
時雨に、そういわれたからかもしれない。
彼がいなくなって、もうすぐ1年が経とうとしている。
それが信じられなかった。
この世界に来て、一番に親身になってくれた人。
そして、何も言わずに消えてしまった人。
今でもまだ忘れられない。
彼の声。
彼の笑顔。
彼の息遣い。
なんでか分からないけど、彼と一緒にいると安心した。
元々、感情を表に出すのは好きじゃない。
気持ちを言葉にするのもめんどくさい。
けど、彼とは通じ合っていた。
そんな安心感がどこかにあった。
だからいつまでも一緒にいるために、必死に努力した。
そして、その努力が報われて、彼と同じ立場に立てた。
『それは恋ですね! 間違いなく恋です! ええ、誰かとは聞きませんが、ええ、もう少し詳しく聞いて――もぉ!!』
なんて言ってきた天には、折り紙の鶴をボディに直撃させて悶絶させた。
恋とか言われてもよく分からない。
自分が人を好きになるとか。
そういう感情は、抱いたことはなかったから。
『あまり焦らなくていいと思うわ。それがどういう想いか、雫の中にきっと答えはあるから。時間はまだあるわけだし』
そう諭してくれたのはミカだった。
けど、時間はなかった。
彼はなぜか敵になり、そして滅んだ。
滅ぼした側に、自分がいることがいまだに信じられない。
もっと話をすればよかったのか。
もっと感情を出せばよかったのか。
分からない。
何も分からない。
何も分からないまま、ただ日々を過ごし、そして今はこんなところにいる。
「し、雫さん。これ以上近づくと鉄砲が飛んでくるからよ!」
帝国軍の築いた城から500メートルほどの位置。
馬の影に隠れながら、良介が叫ぶ。本当にうるさい。
「別に。ついてこなければいいし」
「そんなこと言わないでくださいよ! オレは雫さんの相棒なんですから!」
「頼んでない」
訳が分からない。
そもそもなんでこんなところにいるんだろう。
なぜ自分は帝国とかと戦っているのだろう。
いや、それは答えが出ている。
ミカが戦っているから。
明が死ねば、きっとミカは生きていられない。
だからミカを守るために明を守るために帝国と戦っている。
分かりづらいけど、分かりやすいからそれはいい。
けどここまで前線に出て戦う必要はあったのか。
皆と一緒に、大砲のところにいた方がよかったのではないか。
わざわざ危険を冒してまで、自分のスキルで戦う必要もないのだ。
あるいは――
「死にたがってる?」
「え? なんすか!?」
「なんでもない」
とっさに出てきたけど、もしかしたらそうなのかもしれない。
自分は死にたいと思ってる。
彼が死んで、いなくなって、この世界に価値を見いだせなくなって。
それでも大好きなミカが元の世界に戻ろうと頑張ってるから、それを助けたいとは思っている。
けど、元の世界に戻る時に、自分が生きている必要はない。
だからミカのためにこの命を捧げようと、こうやって無謀な行いをしているのかもしれない。
破裂音。
風に乗って、何かが飛んできて、自分の2メートル右の地面が破裂した。
「わっ! 撃ってきた! 雫さん! 危ないすって!」
へたくそ。
当てるならちゃんと当てろし。
できれば苦しまないよう、頭に一発。
けど、狙われたことに少し怒りを感じる自分もいて。
それがスキルを発動させる。
「『創造する紙片』……」
取り出した折り紙の束を宙に放る。
するとそれは自動で鶴の形に折られて宙に浮かぶ。
まるで命令を待つ犬のように。
「良介、やって」
「え……あぁ、はいはい! やりますよ、やりますとも!」
良介が馬の影から飛び出して、宙に浮く鶴に触っていく。
彼のスキル。
それによって、この鶴の折り紙は空飛ぶ爆弾と化した。
だからそれを連続で、発砲してくる城の方へと飛ばした。
すぐに折り紙は小さくて見えなくなり、数秒の間を開け――
――爆発した。
「うぉぉぉ! すっげぇー!」
「うるさい。さっさと次、やる」
再び折り紙を取り出し、鶴が出来上がっていくのを良介がタッチして、それが飛ぶ。
大砲と自分の鶴により、城壁に無数の穴ができていく。
それでも崩れないのは、何か仕掛けがあるのだろうか。建築に興味はないからよく分からない。
なら、壊れるまで放てばいい。
大砲と爆弾の激しい砲火が城を次々と爆炎に染めていく。
このまま黙ってつぶれるならそれでもいい。
そう思い始めたころだ。
「あ、雫さん、あれ……」
良介に喚起されて見た。
城の右手――東のところあたりから、何か動くものが出てきた。
それは大地を揺るがす馬の大軍。
いや、こちらを殺そうと明確な殺意を向けてくる騎兵隊。
「て、敵!?」
良介がうろたえた声を出すけど、それがどうしたって感じ。
「邪魔」
残った鶴をそちらに飛ばした。
けど、地面から吹き上げた炎の壁に包まれ、小爆発を起こして消えてしまった。
もちろん、敵の騎馬隊に届いてはいない。
自然現象で、そんな炎の壁が出るわけがない。
スキル。敵のプレイヤーだ。
「雫さん、逃げましょう!」
「一人で逃げれば?」
「なっ!?」
驚く意味が分からない。
逃げたいならさっさと逃げればいいのに。
自分は、ミカのためにプレイヤーを1人巻き沿いにする。
そうすればミカは助かるはずだ。
だから逃げたいやつは逃げればいい。
「それ本気で言ってるんすか?」
敵が迫る中、良介はそんな当然のことを聞く。
「当たり前でしょ。馬鹿じゃん」
「っ!!」
「それよりどいて。ミカの邪魔はさせないから」
それで良介は引き下がるだろう。
いつもそうあしらってきたから、今回もそうなると思った。
けど――
「だぁぁぁぁぁ! もう、いい加減にしてくれ! 俺は頭がよくねーんだよ!」
身もだえるように頭をかきむしる良介。きもかった。
けどそんな視線もなんのその。
真剣な表情でこちらを睨みつけるようにして吠える。
「雫さんは間違ってる! 何がかは上手く言えねーけどよ! そんなことして何の意味があるんですか!」
「意味はある。ミカの助けになる」
「そんなわけないでしょう!」
「なっ……」
真っ向から否定されて、思わず目を見開いた。
良介がこんな反論してくるなんて、思いもよらなかったから。
「いいっすか? 水鏡の姐さんが雫さんが犠牲になって喜ぶと思いますか!? それはホント、もうひでぇっすよ!? あれほど姐さんは雫さんを大事にしてるってのに!」
「でも……」
ミカがそんなことを思うか?
うん、そうかもしれない。
けどそれはミカから自分への一方通行の想い。
自分からミカへは、その気持ちはない。
あるのは恩返ししたいという想い。
そこに自分の命は含まれていないのだから。
「あーもー! ちょっと失礼!」
「え?」
良介の体が動いたと思うと、自分の体が浮いた。
良介のお尻が見えるということは、荷物みたいに肩に担がれているらしい。屈辱。
「ちょ、なに、変態!」
「ぐぅ……その言葉、堪える。けど、問答してる場合じゃねぇって!」
そのまま動く。いや、生き物の上。馬だ。乗っていた。
「さぁ逃げますよ!」
「馬鹿! 降ろす!」
「聞かないっす!」
暴れる間もなく、地面が動く。違う。乗っていた馬が動いたんだ。
良介の体に遮られて背後の景色は見えない。
けど左右の景色はどんどんと後ろから前に流れていく。
気になって良介の脇の下から目をのぞかせる。
騎馬隊が速度を上げてこちらに向かって来る敵の騎兵隊。
あちらの方が馬がいいのか、どんどんと迫ってくる。
その先頭の男が手を挙げた。
すると後に続く騎馬の上に乗った男たちが、何かを取り出してこちらに向ける。
そのポーズ。まるで弓矢をうつように見えて、
「矢! 矢!」
「あぁん!? っとぉ!」
自分たちの横を矢が通り過ぎていく。
当たれば楽に死ねた。
そう思うけど、恐怖もついてきて心をかき乱す。
「雫さん、反撃よろしく!」
「もう!」
折り紙はまだある。
それをカエルに折った。
「投げて。適当でいい」
「合点!」
良介の手に折り紙のカエルを押し付ける。
それを良介は後ろを見ずに後方へ放り投げた。
床に落ちた折り紙のカエル。
それはぴょこぴょこと敵の騎兵隊の方へと跳ねる。
そして――
悲鳴。
爆発が起きて数名が馬から転げ落ちた。
「やりましたか!?」
「まだ来る」
敵の追撃。そこから逃げ切れるのか。
胸の中に、黒々とした想いがこみ上げてきた。
0
あなたにおすすめの小説
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる