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第6章 知力100の美少女に転生したので、世界を救ってみた
第27話 白旗の使者
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オムカ王国とエイン帝国の国境とも言える場所。
そのオムカ側の最前線がエイン砦ら砦群ならば、エイン帝国側はジュナン城と呼ばれる城だ。
そこを囲った。
オムカの兵2万とシータ軍2万。
城には1万5千ほどの兵がこもっている。
だがその半分が、先日返還した負傷兵で、戦闘には向かない。
だから城攻めの常道を鑑みても、十分すぎる兵力差だ。
ここを抜けば、もはや帝都まで遮るものはない。
ジュナン城より小型の城がいくつかあるらしいが、そこに籠る兵力はたかが知れている。
もはや勝負はほぼついたようなもの。
だからここで無駄に兵を失うのは馬鹿らしいので、ジュナン城の攻囲は北が開いている。
囲師必闕。
完全に囲んでしまえば、敵も死力を尽くして抵抗するから逃げ道を用意しておけ、という孫氏の兵法の基本だ。
だが囲んで数時間経つものの、矢も鉄砲も飛んでこなければ、敵が北から逃げ出す気配もない。
場内に煌夜と女神がいることは分かっている。
だとするとこの沈黙は何なのか。
何か狙いがあるとみてよいが、煌夜が誰にもしゃべっていないためか分からなかった。
そして結局その日は城を囲んだまま野営となった。
だが夜が明けても、なんの音沙汰もない。
こうなったらとりあえずひと当てして、相手の反応を見ようかと決めた時だ。
「白旗?」
「はい、白旗を掲げた騎馬の使者が2騎ほど、城から出てこちらに向かってきます」
伝令の報告を聞いて首をかしげる。
とはいえ初めて出た相手からの反応だ。
使者が何を伝えてくるのか。
それを検討するため、ジルと水鏡を呼んで相対することにした。
だが、その使者はある意味予想外だった。
「……達臣」
「よぅ、明彦」
まるで大学の構内で出会った時のように気さくに達臣が現れた。
背後に控えるのは、士官の格好をした女性だった。
「…………」
里奈が険しい表情で達臣を睨む。
前にあったことを考えれば、それはしょうがないのだが。
「心配しないでくれ。今日は争うつもりはないよ」
それでも里奈は警戒を解かない。
確かにだまし討ちをされる可能性がある。
だが俺はあえて達臣が護衛1人とはいえほぼ単騎で、白旗をあげてやってきたことの方が気になった。
だから俺は里奈を制止する。
「里奈、とりあえず話を聞こう」
「でも……」
「大丈夫だ。そうだろ、達臣?」
その問いかけは、あるいは願望であったのかもしれない。
達臣が、俺の知っている達臣であってほしい。
そんな願い。
果たして、
「ああ。今日は手紙を届けに来ただけだ」
その言葉に俺は少しほっとした。
けど次の瞬間には怪訝な顔をしていたはずだ。
「手紙?」
「パルルカ教皇様からのラブレターさ」
「パルルカ教皇って……」
「ラブレター!?」
俺が驚きを得ていた横で、里奈が素っ頓狂な声を出す。
「ラブレターってどういうこと!? パルルカ教皇って、煌夜さんのこと!? なんてことしてくれてんの、あんちくしょーめ! 明彦くんに色目使いやがってー!」
「いや、里奈。そんなわけないだろ」
「でも煌夜は男で、明彦くんは女だからね!」
「いや、意味が分からん……」
だからどうしたっていうんだよ。
てか俺は男だって言ってるだろ。
「なぁ、明彦。里奈ってこんなテンションだった?」
達臣が悲しいような、呆れたような、せつないような複雑な表情を見せる。
まぁ気持ちは分からないでもない。
「てかイラっとくるなぁ。これってノロケ? じれったいというか。さっさとくっつけよ、もう」
「そんな、くっつけだなんて。いやん」
「……変わったな、里奈」
まったくだ。
俺もこの里奈と元の世界の里奈が同一人物か疑いたくなる。
こほん、と達臣は咳払い1つ。
視線を俺に戻す――わけではなく、少し視線をそらした状態で懐から1通の手紙を取り出して、俺に差し出してきた。
「とにかく、会見のお誘いだと。内容は知らない。まぁ大体検討はつくだろ」
「……ああ」
会見、か。
達臣から手紙を受け取って内心ひとりごつ。
普通に考えればこの攻囲について。
普通に考えなければこの戦いの未来について。
果たして蛇が出か蛇が出るか。
折りたたまれた手紙を見ながら、ごくりと生唾を飲む。
そんな俺に興味をなくしたのか、達臣は踵を返す。
「それじゃあ僕はもう行く」
「待てよ、達臣」
「そっちに寝返るって話なら断る」
「うっ……」
読まれていたか。
なんだかんだあったけど、こいつとは友達だと思ってる。
だからできればもう、殺し合いとかはしたくないのだけど。
「知ってるか? 僕はお前のことが嫌いだったんだ」
「……俺はお前のことを友達だと思っていたよ。親がつくほどの」
「…………その言葉を、もっと前に聞きたかったな」
「そう、か」
どこかですれ違ってしまった達臣との道。
もう交わることはないのかと思うと、目が眩むほどの悲しみを覚える。
「じゃあな、明彦。また会おう」
また会おう、か。
その再会がどういうものになるか。あまり考えたくなかった。
俺と里奈、そしてジルと水鏡は去っていく達臣ともう1人の背を黙って見送る。
いや、切り替えろ。
あいつはあいつの道を進んだ。
俺は、俺の今後を考えないと。
そう気合を入れなおして、ジルたちと相談しようと振り返ると、
「ぷぷー! またフラれてやんのー! 前にも俺に同じこと言って断られてるよねー、ざまぁ! しかも今回は先回りされて食い気味に断られるとか、どんだけ人望ないの……って、リーナちゃん! 痛い、けど胸の感触が……あんまないか――って、嘘です! ギブ! ギブ! 関節はそっちに曲がらない!」
いつの間にか現れた尾田張人に、コブラツイストをきめる里奈。
なにやってんだか。
「ジル、俺は行こうと思う」
「反対はしませんが、お気をつけください。こういう時、相手の暗殺によって歴史が勝者と敗者が入れ替わることはままあることです」
「ああ、十分に分かってるよ。里奈、サール。頼めるか」
「ええ、当然です」「もち、ろん!」「ぎゃああああああ!」
里奈が言葉を吐くたびに、関節に負荷がかかった尾田張人の悲鳴が上がる。
残る1人。
水鏡はふんっと鼻を鳴らすと、
「私は遠慮しとくわ。話すようなことはないだろうし」
「そうか、水鏡。じゃあ留守をお願いしていいか」
「ええ」
これで会談が決定した。
果たして煌夜は何を考えているのか。
俺は一抹の不安を抱えながら、手紙を開いた。
そのオムカ側の最前線がエイン砦ら砦群ならば、エイン帝国側はジュナン城と呼ばれる城だ。
そこを囲った。
オムカの兵2万とシータ軍2万。
城には1万5千ほどの兵がこもっている。
だがその半分が、先日返還した負傷兵で、戦闘には向かない。
だから城攻めの常道を鑑みても、十分すぎる兵力差だ。
ここを抜けば、もはや帝都まで遮るものはない。
ジュナン城より小型の城がいくつかあるらしいが、そこに籠る兵力はたかが知れている。
もはや勝負はほぼついたようなもの。
だからここで無駄に兵を失うのは馬鹿らしいので、ジュナン城の攻囲は北が開いている。
囲師必闕。
完全に囲んでしまえば、敵も死力を尽くして抵抗するから逃げ道を用意しておけ、という孫氏の兵法の基本だ。
だが囲んで数時間経つものの、矢も鉄砲も飛んでこなければ、敵が北から逃げ出す気配もない。
場内に煌夜と女神がいることは分かっている。
だとするとこの沈黙は何なのか。
何か狙いがあるとみてよいが、煌夜が誰にもしゃべっていないためか分からなかった。
そして結局その日は城を囲んだまま野営となった。
だが夜が明けても、なんの音沙汰もない。
こうなったらとりあえずひと当てして、相手の反応を見ようかと決めた時だ。
「白旗?」
「はい、白旗を掲げた騎馬の使者が2騎ほど、城から出てこちらに向かってきます」
伝令の報告を聞いて首をかしげる。
とはいえ初めて出た相手からの反応だ。
使者が何を伝えてくるのか。
それを検討するため、ジルと水鏡を呼んで相対することにした。
だが、その使者はある意味予想外だった。
「……達臣」
「よぅ、明彦」
まるで大学の構内で出会った時のように気さくに達臣が現れた。
背後に控えるのは、士官の格好をした女性だった。
「…………」
里奈が険しい表情で達臣を睨む。
前にあったことを考えれば、それはしょうがないのだが。
「心配しないでくれ。今日は争うつもりはないよ」
それでも里奈は警戒を解かない。
確かにだまし討ちをされる可能性がある。
だが俺はあえて達臣が護衛1人とはいえほぼ単騎で、白旗をあげてやってきたことの方が気になった。
だから俺は里奈を制止する。
「里奈、とりあえず話を聞こう」
「でも……」
「大丈夫だ。そうだろ、達臣?」
その問いかけは、あるいは願望であったのかもしれない。
達臣が、俺の知っている達臣であってほしい。
そんな願い。
果たして、
「ああ。今日は手紙を届けに来ただけだ」
その言葉に俺は少しほっとした。
けど次の瞬間には怪訝な顔をしていたはずだ。
「手紙?」
「パルルカ教皇様からのラブレターさ」
「パルルカ教皇って……」
「ラブレター!?」
俺が驚きを得ていた横で、里奈が素っ頓狂な声を出す。
「ラブレターってどういうこと!? パルルカ教皇って、煌夜さんのこと!? なんてことしてくれてんの、あんちくしょーめ! 明彦くんに色目使いやがってー!」
「いや、里奈。そんなわけないだろ」
「でも煌夜は男で、明彦くんは女だからね!」
「いや、意味が分からん……」
だからどうしたっていうんだよ。
てか俺は男だって言ってるだろ。
「なぁ、明彦。里奈ってこんなテンションだった?」
達臣が悲しいような、呆れたような、せつないような複雑な表情を見せる。
まぁ気持ちは分からないでもない。
「てかイラっとくるなぁ。これってノロケ? じれったいというか。さっさとくっつけよ、もう」
「そんな、くっつけだなんて。いやん」
「……変わったな、里奈」
まったくだ。
俺もこの里奈と元の世界の里奈が同一人物か疑いたくなる。
こほん、と達臣は咳払い1つ。
視線を俺に戻す――わけではなく、少し視線をそらした状態で懐から1通の手紙を取り出して、俺に差し出してきた。
「とにかく、会見のお誘いだと。内容は知らない。まぁ大体検討はつくだろ」
「……ああ」
会見、か。
達臣から手紙を受け取って内心ひとりごつ。
普通に考えればこの攻囲について。
普通に考えなければこの戦いの未来について。
果たして蛇が出か蛇が出るか。
折りたたまれた手紙を見ながら、ごくりと生唾を飲む。
そんな俺に興味をなくしたのか、達臣は踵を返す。
「それじゃあ僕はもう行く」
「待てよ、達臣」
「そっちに寝返るって話なら断る」
「うっ……」
読まれていたか。
なんだかんだあったけど、こいつとは友達だと思ってる。
だからできればもう、殺し合いとかはしたくないのだけど。
「知ってるか? 僕はお前のことが嫌いだったんだ」
「……俺はお前のことを友達だと思っていたよ。親がつくほどの」
「…………その言葉を、もっと前に聞きたかったな」
「そう、か」
どこかですれ違ってしまった達臣との道。
もう交わることはないのかと思うと、目が眩むほどの悲しみを覚える。
「じゃあな、明彦。また会おう」
また会おう、か。
その再会がどういうものになるか。あまり考えたくなかった。
俺と里奈、そしてジルと水鏡は去っていく達臣ともう1人の背を黙って見送る。
いや、切り替えろ。
あいつはあいつの道を進んだ。
俺は、俺の今後を考えないと。
そう気合を入れなおして、ジルたちと相談しようと振り返ると、
「ぷぷー! またフラれてやんのー! 前にも俺に同じこと言って断られてるよねー、ざまぁ! しかも今回は先回りされて食い気味に断られるとか、どんだけ人望ないの……って、リーナちゃん! 痛い、けど胸の感触が……あんまないか――って、嘘です! ギブ! ギブ! 関節はそっちに曲がらない!」
いつの間にか現れた尾田張人に、コブラツイストをきめる里奈。
なにやってんだか。
「ジル、俺は行こうと思う」
「反対はしませんが、お気をつけください。こういう時、相手の暗殺によって歴史が勝者と敗者が入れ替わることはままあることです」
「ああ、十分に分かってるよ。里奈、サール。頼めるか」
「ええ、当然です」「もち、ろん!」「ぎゃああああああ!」
里奈が言葉を吐くたびに、関節に負荷がかかった尾田張人の悲鳴が上がる。
残る1人。
水鏡はふんっと鼻を鳴らすと、
「私は遠慮しとくわ。話すようなことはないだろうし」
「そうか、水鏡。じゃあ留守をお願いしていいか」
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