302 / 627
第4章 ジャンヌの西進
第16話 あとしまつ
しおりを挟む
「なんとも不思議な組み合わせだな」
カルゥム城塞の城壁の上で全体を監督しながら、水鏡と一緒に撤収の準備をしている時。
城塞の外に2つの影を見つけてそう呟いた。
「何が?」
「あれだよ」
城壁から少し離れた位置で竜胆と雫が隣り合って座っていた。
竜胆は撤収準備にかかわりないし、雫は部下に指示しているらしく問題はないのだが。
「そんなもんでしょう。雫が人を貸してくれなんてよほど気に入らなきゃ言わないわけだし」
「でも会ったのって2日前だろ」
「何年付き合っても仲が悪い人間もいれば、たった数時間でも親友みたいになっちゃうものよ。人ってのはね」
「馬が合ったってことか……」
思えば里奈ともそう長い関係ではない。
けどこんな世界にまで来て、こうして巡り合ったのはやはり何かがあるのだと思えてならない。
「雫ね、時雨と一時、一緒にいたのよ」
ふと思い出したように水鏡がそう語りだした。
「多分、この世界に来てすぐって時に。心細かったんでしょうね」
「あいつが?」
ぶっきらぼうな物言いでよくわからないけど、心細いという言葉とは無縁そうに見えただけに意外だった。
「あの子、繊細なのよ。だから誰でも彼でも心を開くってことはないわ」
俺には敵愾心バリバリだもんなぁ。
ん、それが心を開いたってことはもしかして。
「付き合ってたのか?」
「さぁ。そういう話は聞かなかったけど」
「でも20代の時雨とあのちっこいのでよく釣り合うな」
「忘れた? 彼女、19よ?」
あ、そうだ。あの外見だからすっかり忘れる。
って俺も似たようなものだけど。自分は見れないし。
「ま、少なくとも肉親に寄せる情愛くらいは持ってたのかもね。年齢的に、兄みたいな」
「それを相手に攻撃させたのかよ……」
「彼女が志願したのよ。攻城戦のためには彼女の力が必要だったのはあるけど」
せめて私の手で介錯を。
みたいな心境なのだろうか。分からない。
けど1つだけ言えることがある。
「泣いた方がすっきりすることもあるのにな」
「経験則?」
「そういうわけじゃ……いや、そうだな。そういう時もあった」
「ま、人にはそれぞれやり方があるのよ。大声でわんわん泣いた可愛い可愛いアッキーとは違ってね」
「そこまではしてねぇよ!」
ったく。こいつも俺のこといじりだして。
いや、前からか?
「で、どうするんだ? 雫のことじゃなくて、これから」
「そうね。とりあえず撤収させるわ。それで雫には残ってこのカルゥム城塞を破却してもらう」
「鬼だな。思い人の最期の場所を自分の手でって……」
「仕方ないでしょ! こういうことできるの、雫しかいないし。それに、本人がやるって言い出したんだから。きっと動いてた方が楽なこともあるんじゃない?」
「そういうもんか」
「そういうもんよ」
なにがそういうなのかよくわからないけど、なんだか寂しいような、後味の悪さが心に残った。
「で、あとは捕虜の扱いね。兵たちはとりあえず解散させて、まだ残るのがいたら部隊に振り分ける。で、将校クラスのは王都に連行して審議を受けることになるわ。降伏したのだから、罰せられないとは思うけど」
「ま、それが妥当だろうなぁ。けど……」
「そうね。時雨を祀り上げて、駄目になったら切り捨てる。そんな連中をタダで放免するなんてことはしないわ。とりあえず1年はわたしの下でこき使ってやるわ。それか商人のところでタダ働きさせるかね」
「怖い怖い。怖い顔してる水鏡」
降伏してきた者を罰していたら、次に同じようなことが起きた時、その相手は降伏しなくなる。降伏しても罰せられると分かっているから死ぬまで抵抗するのだ。
そうなれば犠牲が増えるだけで何もメリットがない。だから降伏した者は許すのがならわしになっているけど、まぁそれくらいの罰はあってもいいだろう。
「で、アッキーは?」
「ん……ああ。俺たちもすぐに戻って、それから西進するさ。ビンゴ王国領は捨て置けないからな」
もう水鏡相手なら隠してもしょうがないことだと割り切って切り出した。
「そう。アッキーたちが負けたら、私たちは降伏するから。死ぬつもりないし」
「和平は?」
「無理でしょ。あっちとしても、プレイヤーがいるわけだし。どれだけ犠牲を払っても最後の大仕上げはするはずよ」
「ま、だろうなぁ」
元の世界に戻る。
煌夜が何を思っているか知らないけど、他のプレイヤーはオムカが滅亡すれば、次がシータの番だと誰もが考えるはずだ。
となるとやっぱり俺の行動にかかってくるなぁ。
そういうの苦手なんだけど。
「ま、頑張るとしますか。恒久の和平のために」
「馬鹿。ちゃかさないでよ」
「ちゃかすような内容なのか?」
「……本気よ」
「じゃあいいじゃんか。俺たちは元の世界に戻る。この世界も平和。それで皆めでたくハッピーエンド、大団円だ」
「そうね。そうなるといいわね」
「いいじゃなくてするんだよ。そのための第一歩」
「うん……頑張って。こっちも、じわじわと帝国領を侵食するから」
「ん、じゃあお互いに」
右手を差し出した。
水鏡は少し意外そうな表情を浮かべるも、微笑して手を握りかえしてきた。
わずかな接触。
けど、お互いの熱量を共有した。そんな気がした。
俺は手を放して、最後にと思って切り出した。
「あ、そうだ。これを聞いておきたった」
「なに?」
「時雨。あんなに意固地なところあったのか?」
「……さぁ。わたしもあまりしゃべった事ないから」
「四峰なのに?」
「いる場所が全然違うでしょ」
「そりゃごもっとも」
「けど……そうね。どこかちょっと変に見えたかも。あそこまで無謀で短慮だったって話は聞かないから」
「ふーん、そっか」
「何か気になることでも?」
「いや、人の心を知るのは難しいなぁって」
「本当にね……」
本当にそうだ。
まさかあの時雨が謀反を起こすなんて信じられなかった。
だが、それは起こりえるのだ。
誰にもその資格はある。
こんな世界なのだからなおさらだ。
そして――
「お前がやったのか?」
問い詰める。
場所はオムカ王都バーベルの王宮。
時はカルゥム城塞から撤退してすぐ。
相手はマツナガ。
内容はもちろん――
「突然何を言い出すかと思えば。カルゥムの謀反に私がかかわってるわけないじゃないですか」
「誰も時雨のことだとは言ってないんだけどな?」
「…………」
マツナガは無表情でこちらを見てくる。
内心の驚きを隠しているのか、あるいはその頭の中で言い訳を考えているのか。
「心外ですね。これでもオムカ王国のために頑張っているのですよ」
「つまり、オムカのためになれば、謀反も起こさせるんだな」
「…………そうですね。はい、その通りです」
「なら――」
「ちょっと待っていただきたい。私を疑うのであればそれ相応の確証があるんですよね」
「……もちろん」
あるわけない。
けどあの時雨が無謀に過ぎる謀反に踏み切ったのには、人の力を超えた何かが働いたと思っても不思議ではないだろう。
つまりスキルだ。
「まぁいいでしょう。とりあえず反論させていただきます」
だがそれを分かってか、マツナガは意味深にほほ笑む。
「私がカルゥム城塞を反乱させた? 舐めないでいただきたいですね。私も最低限の軍略は分かっているつもりです。この次期、このタイミングでの反乱はオムカのメリットならないことくらいは。確かに帝国に取られると難しくなるのは確かです。しかしビンゴ王国が滅亡し、国家存続の危機にある今において、そんな謀反を起こさせたら最悪オムカが滅びますよ」
「逆に言えば今だからこそ、とも言えるだろ。帝国がビンゴの統治で動けない時。シータがまだ同盟国である時。豪族が反乱を起こしそうな時」
「君はどこまでも私を犯人にしたいようですね。ですが証拠はない」
「確信はしているよ。お前がやったって」
「それは確信ではなく願望です。こうありたい、こうあってほしいという類のね。そんな濡れ衣で死ぬわけにはいきませんから、ええ、全身全霊で反抗させていただきますよ。これでも宰相ですからね。この1年でそれなりの地盤は作っていますとも。いいのですか? 国を二分にする内紛など起こして」
罰するなら内乱を起こすぞ、と言外に言っているようなものだ。
最悪、宰相という立場を利用してマリアを人質にとるかもしれない。
本当に……心の底から最低だ。
「だからこそ、釘を刺しにきたんだよ。お前の独断専行。そろそろ放置できないレベルに来てるぞ」
「残念です。これほどオムカに尽くしているというのに、信じてもらえないなんて」
「お前を信じたことなんて一度もないよ。多分、これからもない」
「悲しいことです。人が人を信じられない世界など」
どの口が言うか!
そう言えたらどれだけ楽か。
「前も言ったけど、これが最後だからな。覚えておけよ」
「私、記憶力は良い方なんですよ。ええ、忘れませんとも」
マツナガがいけしゃあしゃあと言い放つその顔に、つばでも吐きかけたい気分だった。
豪族の反乱疑惑。そしてカルゥム城塞の反乱。
結果だけ見れば、豪族代表の死、城塞の破却とオムカにとっては悪くない成果だ。
だが俺の心には暗くて不快なものが残り、なんとも後味の悪い気持ちで終わった。
カルゥム城塞の城壁の上で全体を監督しながら、水鏡と一緒に撤収の準備をしている時。
城塞の外に2つの影を見つけてそう呟いた。
「何が?」
「あれだよ」
城壁から少し離れた位置で竜胆と雫が隣り合って座っていた。
竜胆は撤収準備にかかわりないし、雫は部下に指示しているらしく問題はないのだが。
「そんなもんでしょう。雫が人を貸してくれなんてよほど気に入らなきゃ言わないわけだし」
「でも会ったのって2日前だろ」
「何年付き合っても仲が悪い人間もいれば、たった数時間でも親友みたいになっちゃうものよ。人ってのはね」
「馬が合ったってことか……」
思えば里奈ともそう長い関係ではない。
けどこんな世界にまで来て、こうして巡り合ったのはやはり何かがあるのだと思えてならない。
「雫ね、時雨と一時、一緒にいたのよ」
ふと思い出したように水鏡がそう語りだした。
「多分、この世界に来てすぐって時に。心細かったんでしょうね」
「あいつが?」
ぶっきらぼうな物言いでよくわからないけど、心細いという言葉とは無縁そうに見えただけに意外だった。
「あの子、繊細なのよ。だから誰でも彼でも心を開くってことはないわ」
俺には敵愾心バリバリだもんなぁ。
ん、それが心を開いたってことはもしかして。
「付き合ってたのか?」
「さぁ。そういう話は聞かなかったけど」
「でも20代の時雨とあのちっこいのでよく釣り合うな」
「忘れた? 彼女、19よ?」
あ、そうだ。あの外見だからすっかり忘れる。
って俺も似たようなものだけど。自分は見れないし。
「ま、少なくとも肉親に寄せる情愛くらいは持ってたのかもね。年齢的に、兄みたいな」
「それを相手に攻撃させたのかよ……」
「彼女が志願したのよ。攻城戦のためには彼女の力が必要だったのはあるけど」
せめて私の手で介錯を。
みたいな心境なのだろうか。分からない。
けど1つだけ言えることがある。
「泣いた方がすっきりすることもあるのにな」
「経験則?」
「そういうわけじゃ……いや、そうだな。そういう時もあった」
「ま、人にはそれぞれやり方があるのよ。大声でわんわん泣いた可愛い可愛いアッキーとは違ってね」
「そこまではしてねぇよ!」
ったく。こいつも俺のこといじりだして。
いや、前からか?
「で、どうするんだ? 雫のことじゃなくて、これから」
「そうね。とりあえず撤収させるわ。それで雫には残ってこのカルゥム城塞を破却してもらう」
「鬼だな。思い人の最期の場所を自分の手でって……」
「仕方ないでしょ! こういうことできるの、雫しかいないし。それに、本人がやるって言い出したんだから。きっと動いてた方が楽なこともあるんじゃない?」
「そういうもんか」
「そういうもんよ」
なにがそういうなのかよくわからないけど、なんだか寂しいような、後味の悪さが心に残った。
「で、あとは捕虜の扱いね。兵たちはとりあえず解散させて、まだ残るのがいたら部隊に振り分ける。で、将校クラスのは王都に連行して審議を受けることになるわ。降伏したのだから、罰せられないとは思うけど」
「ま、それが妥当だろうなぁ。けど……」
「そうね。時雨を祀り上げて、駄目になったら切り捨てる。そんな連中をタダで放免するなんてことはしないわ。とりあえず1年はわたしの下でこき使ってやるわ。それか商人のところでタダ働きさせるかね」
「怖い怖い。怖い顔してる水鏡」
降伏してきた者を罰していたら、次に同じようなことが起きた時、その相手は降伏しなくなる。降伏しても罰せられると分かっているから死ぬまで抵抗するのだ。
そうなれば犠牲が増えるだけで何もメリットがない。だから降伏した者は許すのがならわしになっているけど、まぁそれくらいの罰はあってもいいだろう。
「で、アッキーは?」
「ん……ああ。俺たちもすぐに戻って、それから西進するさ。ビンゴ王国領は捨て置けないからな」
もう水鏡相手なら隠してもしょうがないことだと割り切って切り出した。
「そう。アッキーたちが負けたら、私たちは降伏するから。死ぬつもりないし」
「和平は?」
「無理でしょ。あっちとしても、プレイヤーがいるわけだし。どれだけ犠牲を払っても最後の大仕上げはするはずよ」
「ま、だろうなぁ」
元の世界に戻る。
煌夜が何を思っているか知らないけど、他のプレイヤーはオムカが滅亡すれば、次がシータの番だと誰もが考えるはずだ。
となるとやっぱり俺の行動にかかってくるなぁ。
そういうの苦手なんだけど。
「ま、頑張るとしますか。恒久の和平のために」
「馬鹿。ちゃかさないでよ」
「ちゃかすような内容なのか?」
「……本気よ」
「じゃあいいじゃんか。俺たちは元の世界に戻る。この世界も平和。それで皆めでたくハッピーエンド、大団円だ」
「そうね。そうなるといいわね」
「いいじゃなくてするんだよ。そのための第一歩」
「うん……頑張って。こっちも、じわじわと帝国領を侵食するから」
「ん、じゃあお互いに」
右手を差し出した。
水鏡は少し意外そうな表情を浮かべるも、微笑して手を握りかえしてきた。
わずかな接触。
けど、お互いの熱量を共有した。そんな気がした。
俺は手を放して、最後にと思って切り出した。
「あ、そうだ。これを聞いておきたった」
「なに?」
「時雨。あんなに意固地なところあったのか?」
「……さぁ。わたしもあまりしゃべった事ないから」
「四峰なのに?」
「いる場所が全然違うでしょ」
「そりゃごもっとも」
「けど……そうね。どこかちょっと変に見えたかも。あそこまで無謀で短慮だったって話は聞かないから」
「ふーん、そっか」
「何か気になることでも?」
「いや、人の心を知るのは難しいなぁって」
「本当にね……」
本当にそうだ。
まさかあの時雨が謀反を起こすなんて信じられなかった。
だが、それは起こりえるのだ。
誰にもその資格はある。
こんな世界なのだからなおさらだ。
そして――
「お前がやったのか?」
問い詰める。
場所はオムカ王都バーベルの王宮。
時はカルゥム城塞から撤退してすぐ。
相手はマツナガ。
内容はもちろん――
「突然何を言い出すかと思えば。カルゥムの謀反に私がかかわってるわけないじゃないですか」
「誰も時雨のことだとは言ってないんだけどな?」
「…………」
マツナガは無表情でこちらを見てくる。
内心の驚きを隠しているのか、あるいはその頭の中で言い訳を考えているのか。
「心外ですね。これでもオムカ王国のために頑張っているのですよ」
「つまり、オムカのためになれば、謀反も起こさせるんだな」
「…………そうですね。はい、その通りです」
「なら――」
「ちょっと待っていただきたい。私を疑うのであればそれ相応の確証があるんですよね」
「……もちろん」
あるわけない。
けどあの時雨が無謀に過ぎる謀反に踏み切ったのには、人の力を超えた何かが働いたと思っても不思議ではないだろう。
つまりスキルだ。
「まぁいいでしょう。とりあえず反論させていただきます」
だがそれを分かってか、マツナガは意味深にほほ笑む。
「私がカルゥム城塞を反乱させた? 舐めないでいただきたいですね。私も最低限の軍略は分かっているつもりです。この次期、このタイミングでの反乱はオムカのメリットならないことくらいは。確かに帝国に取られると難しくなるのは確かです。しかしビンゴ王国が滅亡し、国家存続の危機にある今において、そんな謀反を起こさせたら最悪オムカが滅びますよ」
「逆に言えば今だからこそ、とも言えるだろ。帝国がビンゴの統治で動けない時。シータがまだ同盟国である時。豪族が反乱を起こしそうな時」
「君はどこまでも私を犯人にしたいようですね。ですが証拠はない」
「確信はしているよ。お前がやったって」
「それは確信ではなく願望です。こうありたい、こうあってほしいという類のね。そんな濡れ衣で死ぬわけにはいきませんから、ええ、全身全霊で反抗させていただきますよ。これでも宰相ですからね。この1年でそれなりの地盤は作っていますとも。いいのですか? 国を二分にする内紛など起こして」
罰するなら内乱を起こすぞ、と言外に言っているようなものだ。
最悪、宰相という立場を利用してマリアを人質にとるかもしれない。
本当に……心の底から最低だ。
「だからこそ、釘を刺しにきたんだよ。お前の独断専行。そろそろ放置できないレベルに来てるぞ」
「残念です。これほどオムカに尽くしているというのに、信じてもらえないなんて」
「お前を信じたことなんて一度もないよ。多分、これからもない」
「悲しいことです。人が人を信じられない世界など」
どの口が言うか!
そう言えたらどれだけ楽か。
「前も言ったけど、これが最後だからな。覚えておけよ」
「私、記憶力は良い方なんですよ。ええ、忘れませんとも」
マツナガがいけしゃあしゃあと言い放つその顔に、つばでも吐きかけたい気分だった。
豪族の反乱疑惑。そしてカルゥム城塞の反乱。
結果だけ見れば、豪族代表の死、城塞の破却とオムカにとっては悪くない成果だ。
だが俺の心には暗くて不快なものが残り、なんとも後味の悪い気持ちで終わった。
0
あなたにおすすめの小説
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる