精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

文字の大きさ
5 / 196

第4話:イリーズカ先生

しおりを挟む
聖神歴895年、1月の11日:




キュルキュル…キュルキュル…



「キリリりーーーリリー――ン~~!!」



「ふあ~~ぁ!」



けたたましい魔道時計のアラーム音と小さな鳥の囀りで目が覚めた俺は眠気がまだ抜けきってないまま欠伸をして、上半身をベッドから起こした。



「うぅぅ...」



太陽がいつもに増して眩しい気がする。



やっぱり、南大陸フェクモよりも気候が穏やかでちょっぴり寒い方のここ、北大陸ギャラールホルーツだから陽光の暑さがもっと際立つ感じになるだろうか。



カチャ―!

窓を開けた俺は下の街並みを見渡す。



「綺麗だ……」



赤色と茶色の屋根を多く採用した何十件かの家屋がここの広~~い町にこっちからあっちまでと所狭しと犇めいている。ある一軒はお店の役割を果たしていて、別の一軒は人と家庭が住んでいる【家】となっている様々な用途で使われている建物だ。



青い空から漂う新鮮な空気が肺に入り込んできて、いっそうとこの光景をより美しいものとして見せてくれている。



眼下には多くてしっかりしている舗装されている道路がそこら中に敷かれていて、忙しなく行き交う住民が様々な目的と理由であっちこっちへと歩き回ったり走ったりしている様子だ。



重い荷物がたくさん積まれている馬車もいくつか見えていて、町の喧騒を嫌でも物語るようだ。



ここはレイクウッド王国の首都、【クレアハーツ】であり、俺が通うことになる【聖エレオノール精霊術学院】のある王都であり、大都市でもある。



じゃ、学院初日になるので、早く制服に着替えようー!



【香気】も死霊魔術の一つの魔技マジック・アーツなので、体臭を気にすることもないしなぁ。



というか、昨夜から寝る前に既に浴びてきたし、身体中の清潔具合は問題ないはず…



トーントーン!

「はい!ゼナテスだね?」



「ええ。『彼女』を連れてきたんだが、開けてもいいかいー?」



「どうぞ。着替えはもう済ませたから」



「では、君も入ってくれたまえ、イリーズカ嬢」

「ええー」



先に部屋へ入ってきたのは仮面の男、ゼナテスだ。ふと彼の姿を確認した途端、昨日あった出来事を思い出してしまう……



昨日の十日は日曜日で、おじちゃんにあの【ミラクル・ピール】を呑ませた夜の翌日にあったこと。つまり、おじちゃんに事情をすべて話した俺に、



「はっははー!じゃ行ってみるがいいぞー!初めての北大陸だろうーー!?きっとお前にはいい刺激的な体験になるだろうー!俺のことは心配せずに楽しんできてくれよ、オケウェーー!ぎゃはははー!」



それだけ言って愉快そうな顔して嬉しそうに俺を励ましてくれた。



その日、ここの精霊術学院への入学の準備をしていた俺は最初からもっと長い旅が待っているだろうと予想したのだが、ゼナテスがいきなり、



「船?そんなものに頼る必要は全くないのでね。何故ならー」



あろうことか、まだ荷物に私服と私物のすべてをまだ積み込み終えぬうちにに彼は【異空間収納】から小さな杖みたいなのを出してそれで俺二人を眩い銀色の光の柱で包み込んできたような魔術...(っぽいもの?)を杖から発動させた。南大陸では【死霊魔術】以外の魔術行使が出来ないはずなのだが、もしかしたらゼナテスの使ったあれは【神器】の類だったのかも......本当に何者なんだ、あの怪しい仮面野郎は!



それで、一瞬でここの北大陸ギャラールホルーツへと転移できた(人気のない森で俺達が転移してきたんだけど、それから10分も満たない内に徒歩でこの首都へと辿り着いて来たって訳)



「ああ、言い忘れてしまったけど、確かに君は死霊魔術使いとしての技量と才能は史上で最強なのと確認できたが、ここは四元素魔術の最高探求地であると同時に、文明と科学レベルも上位な北大陸であり、忌避扱いの【あれ】の使い手を容易に発見できる技術力の高い最新な【魔道機器】を各所で設置済みのはずさあ!」



森の中からここへと歩いてくる途中にそんなことについて釘を刺してきた仮面の男ゼナテスだったので、俺は憮然とこう答えた、



「じゃ、どうするんだよ?俺をここへ行けと勧めたのはあんただろうが」



「まあ、落ち着けてくれたまえ、短気でせっかちな記憶喪失ボイーよ!確かに【魔道機器】の類ならそういった物のセンサーはお前の体内に宿る【暗黒物質】である【死の息吹】を検知してしまうことになるが、別に対抗手段がない訳ではあるまい。なにせ、君は史上最強の死霊魔術使いであると断言できるからな!つまり要は、君はただ自分の中の【死の息吹】が体外へと微小粒子の一切も漏れ出てこないようにすればいいってことさあーー」



簡単に言ってくれるなー、この仮面ヤロウはーー!どうすればそんな芸当ができるっていうんだ!

「微小粒子の一切も漏れ出さないようにって、一体どういうふうにすればそう出来るんだよ?」

内心での苛立ちを抑えながら比較的に冷静な声で聞くと、



「けけけ……簡単なのさあー。君はただ意識して自分の体内の全体に循環している【死の息吹】をただ一箇所のところである、【心臓】の方へと集中して溜め込む感覚を想像するだけのことさあーー!そうすれば君の心臓に留まって肺にまで入らずに息として体外へと漏れ出てくる事はまったくなくなるであろうーーけけかかかっーー!!」



…………



なので、彼の言う通りに、森を出た昨日の俺達がここの首都にある宿屋で泊まってからこうして体内にある【死の息吹】を心臓のところにだけ集中して送り込んでからずっと押さえつけるような感覚をしてきたばかり。



聞けば難しそうだったが試してみると、案外そう複雑なことではなくて、へっちゃらだっとも言えよう(まあ、俺だからそう簡単にできたかも?)



「失礼するわね~。まあ、坊やはオケウェー君っていう子なのね~?初めて見るけど、ゼナテスちゃんから聞いた通りに、南大陸フェクモの住民はみんな肌色が褐色から黒色までもがいるのだけれど坊やみたいなダークチョコはちょっとタイプかも~」



ゼナテスの後ろから続いて入ってきたのは20代後半の女性で、今までの人生の中で見たこともないような銀色の髪をしている(ちなみに、俺とおじちゃんはどっちも黒髪のアフロヘアで、仮面をつけたゼナテスの髪の色も黒髪だ)。



部屋に入ってきたところにこちらからは斜め方向でドアへと視線を向けられるので、後ろにあるロングヘアの髪を一つに束ねた女性がそれを三つ編みにしていることも確認できた。



豊満な胸を誇る彼女は長いローブを外側のブレーザーっぽく羽織っていて、中にある実際に肌を包み込んでいるメインの服装は本で見たことのある『ワンピース・ドレス』というような肩から太ももまでを一つの布で覆っている服のようなもの。



つまり、上半身を包み込むための服でもあると同時に、スカートっていう物の役割も同時に果たす服装のこと。



本から見たことある服だけど、実際に見てみると、綺麗だなぁ。丈がちょっと長めなため、太ももの上半は隠れて見えないんだけど、下半なら少しだけ見える。それから下は彼女の履いた長い革製のブーツが足までを覆っている。





それにしても……

「本当にお肌、雪のように真っ白いんだなぁ……俺のと真逆で..」



思わず彼女の外見について、そう声を漏らした俺だった。



だって、昔は肌が白い人間なんて幽霊みたいに気持ち悪い容姿ばかりしているものだと偏見な想像をしていたが、今は実際に見てみると予想を遥かに上回るような容姿端麗で目が離せないような超絶美人じゃーん!



「や~ん!チョコ少年に熱い視線で凝視されてるわ~~!自分のと真逆な色の皮膚してるきれ~~いなお姉さんを前にして心でも奪われるの~~?年齢に似合わず、エッチな子だね~坊や~は~?」



「イリーズカ嬢、冗談は程々にしてくれたまえ。今は彼を【聖エレオノール精霊術学院】の学生として入学させる手続きを済ましておく大事な日なのでな。気を引き締めておいてくれたまえ!」



「はい~~。じゃ~っ!詳細なことは下の食堂で朝食を取りながら説明するから、行こうね、オケウェー君~!」



「分かった」



それだけいうと、二人の後を追って階段を降りる。



…………



……



それから、学院への入学を正式的に登録するために、色んな書類にサインをさせられた俺は慎重にすべての項目と確認すべき要点をチェックしてからサインし、別の用事が出来るからと言ってどこかへと行ったゼナテスと別れ、今の俺はこの女性、イリーズカ・フォン・ゲルトルードと二人連れで、学院の敷地内へ入っていくところ。



「初めての学院生活になると聞いたけれど、緊張した~?」



「...少しだけなら、まあ......緊張したりはする..かな?」



これは事実だ。この学院の門を潜ってきて、最初に見えてきたのは清潔にしている舗装された道路と切り整えられた中庭での茂みや草。元女学院だったため、中庭を一見しても分かると思うが、ここでは花々の存在が嫌と言う程に強調され、色んなところで上品なアクセントを醸し出すために飾られまくりだ。



そして、確かにここは壮観にして美麗な意匠が確かめらる白と灰色の統合された配色で棟や塔といった様々な建物があるが、この居心地の良い環境でいながらもどこか胸の奥底に自分は本当は忌み嫌われる【死霊魔術使い】であるという事実を隠しながら通うことになる自体が後ろめたくて、緊張せざるを得ない状況だ。



ぎゅ~

ー!?



「大丈夫よ、ワタシがついてるからぁ~」



どういう訳か、手を握ってきて安心させようというように微笑んでくれた先生。



「 イリーズカ先生……お気遣いありがとうございます。で、でも……ゼナテスがああ言ってるんだけど、本当にいいのかな?俺みたいな人間がここで通っていて精霊術を学ぶっていうのを……いくらおじちゃんのために精霊術を学ぶ必要があるのって……」



「平気平気~~!ゼナテスちゃんのいう通りに、【死の息吹】さえ隠し通せたら、誰にも気づかれることはないわよー?」



「だといいんだが...」



ひそひそで声を抑えて登校してきた女子学生らしき者達に聞こえないように話し合っていた俺とイリーズカ先生。さっき宿屋の食堂で聞いたんだが、このイリーズカ先生は俺の教室、1年B組の担任先生となってくれる者らしい。



会話の一環で彼女はどういった関係でゼナテスと一緒にいるのか聞いたんだけど、どうやら彼女から教えてもらったところによると、仮面で顔を隠しているゼナテスは隣国の【ゼールドリッチ=ヴォールフガング帝国】から自称亡命してきた、いわゆる...勘当された元貴族のようだ。(本当かどうか分からんがな)



で、持ち前の優れた魔力と天才級の【四元素魔術使い】の実力でもって、ここの国の冒険者ギルドにちょくちょくと登録されてない助っ人みたいな形で一時的に討伐任務に参加したりすることもあるらしい(正式な会員ではないので神出鬼没で現れては消えるらしいが)。



ゼナテスからギルドの皆さんに話したこともあるようだが、どうやら彼は過去に俺達の南大陸へ行ったことがあって、そこで杖の形をしている【転移魔道装置】を見つけ出して、【四元素魔術】と【物理法則干渉魔術】がまったく使えない南大陸にいてもここへと自由に一瞬で行き来できることを明かした。(やっぱ神器じゃないかよー!)



そして、活動を続けていく内に、成り行きでここのレイクウッド王国の【聖エレオノール精霊術学院】に教師として務めている伯爵家の出のイリーズカ先生と知り合ったって訳。



ちなみに、どういう訳か、この先生にも何かと昔から今日までグレイなことに手を染めたこともあるっぽいと会話の中で垣間見えるようなことを説明して貰ったってのもあるので、俺が【死霊魔術使い】であるとゼナテスの野郎が明かしやがってもまったく動揺しない先生だった。俺のことをばらしたりはしないし、どこの警察署も宗教団体にも俺のことを報告しないでいてくれるらしい。



そればかりか、ばれないように協力までしてくれると言い出してくれた。



ひそひそ.....ひそひそ……



周りからの女子学生の視線が痛い…



だって、見渡す限り、この道路とあそこの中庭で歩いていく者って、殆ど女子ばかりだからなぁー。



確か、ここは元々、女学院だったって聞いた。



だが、この大陸において極稀で数少ない男子の【精霊術使い】の総数が近年、上昇してきたという傾向に合わせるために彼らも一生徒として迎え入れようという理事長の意をくんだことから、この学院を男子の入学希望者にも解放した共学制のものにしたそうだ。



「もういいよ、先生!手を放して!」



「まあ、気にしなくてもいいのに~」

「もう十分だ!子供じゃないよ、俺」



実際に15歳なんだしね俺は。完全なる大人になるまでもう数年後だけ残ってるし。



「ふふ...(まあ、坊やにはまだ分からないけれど、おそらくアナタが注目されてる理由って、別にあるものだと思うわぁ...)」



イリーズカ先生の小悪魔的な微笑を無視した俺は先生の手を振り解いて、真っ直ぐに前へと向き直って先に歩きだす。



「ちょっと待って~~オケウェー君~!サインしたばかりの書類を学院長室に持ってくんでしょ~!?迷子になっても知らないわよ~!」



先生の声を背に聞きながら、学院案内書に載っている地図と参照して、学院長室を目指す俺。



そのために、ここっていう中心棟の玄関をくぐるなり、正面にある階段を真っ直ぐ昇って岐路を目にしたら、左に曲がって真っ直ぐだって事は把握済み。地図っていうのは便利なものだな。



それから、学院長室へと辿り着くための道は殆ど一本道ばかりで、あっという間に近くまで辿り着いた。



すると、大きな金属製の分厚い両開きドアがあり、入っていく前にイリーズカ先生がやってくるのを待つ。



「もう~~!早歩きなイケナイ子なんだから~!でも律儀にドアの前で止まってくれたし、今回ばかりは大目に見といてあげるわね~」



追いついてきた先生が俺の横に立つ。息を切らしているように見せるが、よく観察してみれば汗は出ないし、表情も紅潮しているようには見えないのでおそらくは疲れている『ふり』をしているだけ。先生も侮れないような演技上手な人だね。



「待って、オケウェー君!入る前にこれだけ聞いてほしい」

「え?」



取っ手を握ってドアを開けようとした俺の手に自分のを添えて、そう注意してきたイリーズカ先生。



心なしか、眉間にしわをちょっぴり寄せて緊張しているように見えなくもない。

いつもと違って、今度は真剣な表情と口調に切り替えた先生。出会って1時間も経ってないけど、そんな先生を見るのが初めてだ。



「学院長のことなんだけど、実は…彼女は、...その...オケウェー君みたいな南大陸からの住民のことを...偏見な目で見ることになるかもしれないわ」



「はいー?」

目を見開く俺に、



「だって、ここの北大陸では普通に魔術が使える大地なのだけれど、オケウェー君のいた大陸って、【あれ】を除いての他の魔術はみんなまったく使えないんでしょう~?」



「つまり……」



「ええ...一般用語ではないけれど、ここの精霊術学院では【暗黙の了解】で南大陸のことをこう呼ぶわ:



【呪われた大地】って」



つ、つまり、そこの住民である俺を、……疎ましく思うことになるかもしれないと、そうほのめかしたんだな、先生?



………




________________________________________
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について

沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。 クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

処理中です...