精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第125話:ジュディ・トンプソンの大奮闘

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ジュディの視点:



「そこまでです!彼を離さないと私があなたを倒しますよ!」



私がきっぱりとそれだけを魔神にいうと、さっきからマックミュレーンさんの契約精霊と念話してきたことを思い出す:



…………



マックミュレーンさんのこの……あ、あははは~なんか可笑しいな名前ですよね、えへへ…っていう、そのぅ…【舌好き雌の無名……ちゃん?】



〈その通ーり、ジュディきゅん。わっちこそマックミュきゅんの契約せーれーである舌が大~~好きなせーれーきゅんだぴょ~ん!でも勘違いしないでよね~?わっちが今一番好きな舌はマックミュきゅんのだけで、浮気はしないガールだぴょ~ん~〉



〈…念話、ってことですよね?さっきマックミュレーンさんがしてたように?〉



〈ええ、そうだぴょん~!じゃ、マックミュきゅんがさっき ジュディきゅんに指示した戦術通りに行こう~?〉



〈は、はいです!〉



それだけ言った私は、光栄にもマックミュレーンさんの契約精霊である、そのぅ……【舌好き、…雌の…無…名ちゃん】からの念話を許された唯一の他人になっているようで嬉しいです!普通、契約精霊は主人である契約人間にしか【人間の言葉】を聞かせてあげない決まりなんですけど、どうやら特別に私が許されたみたいです!えへへへ...



それだけじゃなくて、事前にマックミュレーンさんも自分の聖魔力量を消費して発動しておいたそうですから、私自身の小さくてどうにもならない聖魔力量を消費しなくても、この武器化した形の斧を魔神に向けて広範囲に亘って放出するよう眩しく発光しながらの大きな耳鳴り音を発生させている【精霊魔術】も使えるんですから!



だから、こうして魔神と対峙して武器も向けられるという訳です!



「……何のつもりだ? ゴミ隷女のお主が…」



(ひ~~!?鋭い眼光してる魔神に睨まれたら!こ、怖い!こ、怖いけどぉ……でも自由に、無事に家へ帰れるように、戦うしかないんです!もうあんな惨めな牢屋に戻りたくないもん~!7歳の幼女だけど、パパとママの元へ帰るためならば、魔神とだって戦ってみせます!……でも、やっぱり怖いので、この震えあがる気持ちを誤魔化すためにも早く強気な態度をー!)



「だから彼を直ぐに離しなさいって言ってるんです!私が代わりにお相手をしてやりますから!」



強気に出てみた私なんですけど、魔神さんが素直に従ってくれるんでしょうかー?



バター!



言われた通りに、マックミュレーンさんを手放した魔神のようだけど、それを見て魔神の意識が私に向いて集中し始めているのを確認すると、急に緊張感が高まった私が身震いしてしまい、汗を手元に滲ませながら斧を握る力が弱まって震え出すのを自覚しました!



〈怯まずに作戦通りに行こうー!ジュディきゅんー!怖がることないぴょん!〉



あ!そうです!私はマックミュレーンさんと共にこの神界から脱出して、家に帰るんですから!



……怖がっているばかりではいられないんですよねー!



「じゃ、お主がどんなことをして吾輩の相手してくれるんだいー?さっき隕石の大量落下でどさくさに紛れてそこの男がお主に【武器化した契約精霊】を手渡したところで、吾輩に勝とうだなんて思わー」



「思うんです!だって、こうしてー!」



ブワアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!



「あなたに大規模な強力な精霊魔術を喰らわせられるんですからーーー!!」



私が力強く勝利できる宣言をすると、マックミュレーンさんが用意してくれているこの金色で彩られている【精霊魔術】の大川のようなオーラを斧の先端から放出して魔神を攻撃します!



後は結果を待つのみです!



「くー!そんなもの、喰らうかー!って、なにッ!?」



まるで金縛りでもあっているように、動けなくなった魔神アフォロ―メロ。



それもそのはず、この精霊魔術の影響でこの斧の標的と決めた敵すべてを砲撃が着弾する前に動けなくする効果が働いている最中ですから!



バコココココココココーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!



わあああーー!予想以上に大きな爆発だ!



この精霊魔術は【共同使用者】であるそこで倒れているマックミュレーンさんと私にダメージが及ばないものなんですから、たとえ間近に爆発してても傷つかないはずです!



魔神のお城が金色で出来た圧倒的な爆発と煙が沸き上がり、頑丈そうに見えた床のあっちこっちにも崩れていて、さっきマックミュレーンさんが天井から突き破ってきた時の穴よりも大きな大穴がそこら辺で出来ているのを見てると、【試し】に成功したことは間違いないですね!



〈予想以上な破壊力で良かったね、ジュディきゅんー!それはジュディきゅんの【生き残りたいと思う意志が強いこと】を証明でき、気に入ってるんだぴょん!だからー!〉



パチ―――――――――ン!!



「わあああーーー!?なになに~!?今度はー?」



〈ジュディきゅんーに力を貸してやってもいいんだぴょーん!〉



今度なにが起こってるのか、【舌好き雌の無名ちゃん】にああ言われた私は武器じゃなくて自分の身体の方が眩しく発光して、そして温かい感覚が全身に広がっていくのを感じるとー!



パチー―――――――――――ン!



次には、私の身体には金色で出来たとっても高価そうに見えるドレスが纏われ、左右に分かれて斜め上下へと切られたように両脚が良く見えるような服が着せられた!



というか、脚が見えているようですが、いつの間にか両脚には黄色のタイツも履かされてるんですよねー?(さっきはなかったものなのに~?)


そして、両足には真っ白くてキラキラと光ってるハイヒールが装着されます!もう、一体何だったんですー!


こんな高級そうな恰好にしてくれちゃってー!私は貴族とか王族じゃなくて平民なんですけどー?



〈そのドレスはね~、【高貴な意志の持ち主】だけが纏うことをこの舌好き雌の無名ちゃんが許している、【高貴女心至高戦服ヴァリモゼアー・クレナヴィヴィブ】だぴょーん!可愛いタイツも一セットで用意してたんだぴょーん!どうじゃ?至れり尽くせりでしょー?という訳だから、思いっきり暴れてみていいんだぴょーん?〉



「…なるほど。これもある種の『あなたの意思』なんですよね?」



〈そういうことだぴょーん!じゃ、彼を助けてあげなさい。彼はわっちの大事な【契約人間】だぴょんからね~~〉



「…分かりました。後の事は私にお任せ下さい」



〈ご武運だぴょーん!じゃね~!〉



念話を切った【舌好き雌の無名ちゃん】なので、それにつれられて私もあそこで煙がまだそこら一帯を覆い隠している魔神のいるであろう床に穴を開けられた先にある城の下階の位置へと飛び込んでいきましたー!





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