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第169話:ジェームズ・フォン・ウィンチェスター
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僕の元々の名前はジェームズ。
ジェームズ・リッチモンドだった。男爵になってから、僕の初めて始まった自分だけの家系を築けたあの【叙勲式】の日から、家の名を昔読んだことあるミステリー系小説に登場したかっこいい英雄であるウィンチェスターって名にしたい。
なぜなら、父、.......父である、あの忌々しいリッチモンドが大嫌いだからっす!
聖エレオノール精霊術学院の生徒になって、契約精霊セフィーブレニエルも手に入れた僕は、 【樹界域展開】という樹界脈が暴走し出した先月の王都で、【チーム・リルカ】のみんなと共闘したことで王都に現れるはずのない世界獣の群れを討伐したことで、男爵の爵位をレイクウッド8世から授けられたっす。
貴族となった今より昔に、僕はいつも売れない作家の親父から、殴られるばかりの生活を強いられてきた。
「ジェームズ....そこに座りな」
「......は、はい....」
当時は僕が13歳、...だったか?
いきなり父の書斎に呼ばれた僕は部屋のとある木製の椅子へと座るよう指示されるとー
バコ―――――!!
「うぐっ!」
なんの説明も理由もなく殴られた僕。
ゴド――――!!バコ――――!!ドコ――――!
「去年、お前の成績が一段と落ちていたから、そして経営してきた本屋に客があまりこず、経済難も苦しんでた俺らの所為でママがどこかへ消えてなくなっちまっただろがー!」
ゴド――――!!バコ――――!!
「それだけならまだいいが、書いた俺の小説も売れないんじゃ、お前を育てるのにどれぐらい苦労させられてきたか、分からねえわけねぇよな、この愚息はー!」
バコ―――――!!
「い、....痛い、よ、パ、ーパ....」
「ァあー?なんだイタイかあぁー!?それは良かったな!さあ、もっかい喰らっておきなあー!」
バコ―――――!!
あの時、ただストレス解消のために、僕は殴られに呼ばれてきただけだった。
理不尽だったし、死ぬほどパパが嫌いになったし、
そして何より―
苦しい。
と感じたあの日々も何もかも、忘れて無かったことにしたい。
ママも逃げ落ちていって、
パパもああやって豹変し、
もはや僕に希望もなかった時代。
だけど、去年の頃になってたらすべてが変わった!
「聖エレオノール精霊術学院にー?」
「そうよ。確かにあんたは【地魔術】しか使えないって言ってたけど、それもすごいんだよねー?だって、わたしなら魔術全般からっきしだし~!」
当時、【都民立中等学院レイクミリアム】の最終年生である3年生にして、14歳だった僕にそう勧めてきたのはクラスメイトのメリアンヌだったと、今でも覚えてる。
「....で、でも、僕にそれだけ使えてても、基本中の基本の....【身体能力強化】さえできなかったし......それに、共学になったばかりだし......差別されるだけだと....思うっすよー?お金もあまりないし....」
確か、入学する際で、払わなくちゃならん金額は100万フランズだったっけ?そして3年生まである教育制度だから、一年間に当たって200万フランズ払うの義務付けられているっす!
貴族でもお金持ちの起業家でもない僕ら一家には厳しい金額っす!
だから、正直なところ乗り気じゃなかった。でも、メリアンヌがああも執拗だった。そしてー
「お金だけなら大丈夫だよ?」
「え?」
「だって、マックミュレーン様の大活躍したあの日より、少しずつだけど、増えてきた男の精霊術使いを男子学院生としていち早く迎えるべく、ジェームズのような【四元素魔術使い】は特別に試験さえクリアできれば、入学できると思うよー?」
「でも、入学金はー」
「そこはわたしのお爺ちゃんが担当してくれそうよ?」
「えー?」
そうしたら、メリアンヌのお爺ちゃんはあの学院の取締役会のメンバーであり、株主でもあることを明かしてくれて、そしてイルレッドノイズ学院長とのコネもあることを知りながら、難なく入学金を担当してくれたそっちのお陰で、試験を受ける資格を得たあの日に、僕は彼らと出会ったんだ!
........................
「僕も会話に混ぜていいっすか?」
「ん?」
「ほえ?」
「『ほえ』とはご挨拶だな、あははは!ジェームズだよ、僕の名は。ジェームズ・リッチモンドといって、そこのジュディと同じく平民の出の子ってことっすね!」
「さ、さっきの聞いてたんですか!?えっと、 ジェー、ジェームズさん!」
「あははは!!悪い悪い、つい近くにいたから否が応でも耳に入ってくるものっすよー!」
入学試験を受けるために学院の闘技場に入って、知り合ったばかりのジュディが緊張感のある顔してあそこの門をくぐって入ってきたばかりのダークチョコレート肌の少年に気づいた途端、すぐに駆け足で近づいて行って挨拶したのを今でもはっきり覚えた。
会話が弾んでいて、初対面なのに仲良さそうに話してたから、僕も会話に参加してたの今でも覚えてた。物珍しい肌色に、しかもフェクモ出身な人ともなれば、僕まで興味が湧いてきたの言うまでもなかったことっすねー!
.........................................
それから、【チーム・オケウェ―】に入って、色々経験してきて世界獣も何体かチームのみんなと協力して倒してきた今に至ると―
「シャー!....シャルロット――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」
親しい間柄になったばかりの、....僕のつい最近で恋人同士になったシャルロットが、成す術もなく【近距離転移術エルノイーナゼフット】を使って僕と氷竜との間の障害物となってくれて、僕の代わりに―
クチャー!!クチャー!!クチャー!!クチャー!!クチャー!!
氷竜の餌食になった!
「こー!この――――――!!【セフィーブレニエル】ー!!我が声に応じ敵を撃ち滅ぼせ―!【剛弾連射弾幕機関銃ギブラ=ケナイラ】-!」
ラタタダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ―――――――――!!!!!!
詠唱を短縮したと同時に、胸が張り裂けそうな状態で動揺した僕は大量な涙を流しながらの怒り心頭で、せめて応戦でも、と決めた僕はセフィ―を武器化した状態の【機関銃ギブラ=ケナイラ】に変えて何百弾の魔導弾を連射して弾幕の嵐にしてやったのにも関わらず氷竜はただ咀嚼したものを飲み込んでるだけに怯まないので―
ゴクっ!
僕は、このクレアリス嬢さんがくれた【妙薬の完全品】の錠剤を25個すべて飲み込んだ!【精霊術使い】の補正で喉の筋肉を大量な食料を早く飲み込めるよう、聖魔力を込めながらで!クレアリス嬢さんは、1日で2個以上は飲まないでって助言してくれたのに、構わずに全て飲み込んだ!
だってー!
「長年の虐待を経てやっと掴み取れた幸せのひと時ー!シャルロットのいない世界でこれから生きる意味ないー!」
これでー!
「死ね―――――――!!!人殺しのトカゲ野郎が―――――――――――――!!!!!!!」
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラタタダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ―――――――――!!!!!!
「グワアア―――――――!!!@%?」
死ねー!50倍以上も威力が増した僕の撃っているセフィ―ブレニエルの魔導弾は容易く氷竜の鋼より何倍も堅いと言われてる鱗を次々と貫通し、【超速再生】を上回る速度で竜の全身から鮮血を飛び散らせながら、怯ませた竜を僕から遠ざからせるように80メートルより後ろへと後退させたー!
妙薬全ての25個を飲み込んだ今の僕の聖魔力の質と強力さ、聖魔力量の多さが普段の50倍以上も膨れ上がる感じがありながら、こうして爆発したここら一帯の僕の聖魔力が青白くて天高い巨大な柱を空の遥か上へと伸ばされ、そして妙薬の聖魔力量ブーストがこの身体の保持量を遥かに上回る激痛を感じながらも、それでも僕は、
「『セフィ―・ブレニエルよ聞け―!我が犠牲の元で得られし強力な巨岩と巨柱の裁き、汝の力を借り受ける無垢なる復讐者なり!汝の猛威な岩石の地獄を我が敵に振り落とし滅ぼし尽くし無へと帰せ!汝の権威を振るいてこの神聖なる魂を捧げ給えー!【犠牲心巨滅丸石雨大柱獄陣ヴァンダルメー・エルビエルテーファールホレン】――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!
自滅の儀式、セフィ―ブレニエルの全能力を解放させると共に僕の命も聖魔力量も全てを差し出すこの崇高なる自殺攻撃は、唱えた途端、突如として僕の身体もそこの氷竜の身体もここら一帯の150メートル直径の円にて、僕ら以外に誰もいないことを確認してから発動させた超巨大型な魔法陣をここら雪の平野で展開するとー
グワアアアアアアアアア―――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!
この魔法陣150メートルの円の中にいる僕と氷竜に向かって、夥しい程の超巨大型な丸石がここら一帯で出来上がった天高くまで聳え立った巨大柱の天頂から、僕と竜の方へと振り落とされるよう落下してきた!
「じぇえ―――――――――――――――――ムズ―っ!!!!!!」
遠くからオケウェ―の声が聞こえてきたー!
ごめん。
僕、最後まで約束を守れそうにないっす。
僕も、オケウエーも、ジュディも、
仲良く3人で手に入れたばかりの意味のあるこの大切過ぎた幸せをー
僕が愛を誓い合ったばかりのシャルロットの無惨な竜による殺人をー
絶対に許さないから、僕もー!
「シャルロット、大丈夫....シャルの仇を撃ちながら僕も一緒についていくから!」
この数日間で、みんな3人がどれも躊躇したばかりなので、クリスティーナ先輩に教えられた、【霊原海】から強引に転生させ依然のような記憶のまま生き返らせるための、シャルロットの弟ボリスを蘇らせる儀式の実行まで漕ぎつけなかったことを憂えている無念をこの僕の胸に抱きながら、
「さらばだ、我が友、オケウエーとジュディ!」
落下してきた巨大な丸石の衝突波と爆発が起こる前に、この巨大な柱から逃れられぬ竜の動けなくなった存在を無視しながら、素早く後ろを振り向いた僕はそうやって微笑みながら、オケウエーとジュディの事を見据えたまま、お別れの言葉をかけた直ぐ後に、
「そしてごめん!1学年どころか1学期もおわらぬ内に途中から自分勝手な理由で離脱してしまったことをー!」
「「ジェー――――――――――――――――――――――――ムズ!!!!!!!」」
遠くからのオケウェ―とジュディの叫び声を聴きながら、僕は申し訳ない気持ちも安堵したような気持ちも両立させながら、この0.5秒後に爆発に巻き込まれるのを身構えると―
バココココココココオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!
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ジェームズ・リッチモンドだった。男爵になってから、僕の初めて始まった自分だけの家系を築けたあの【叙勲式】の日から、家の名を昔読んだことあるミステリー系小説に登場したかっこいい英雄であるウィンチェスターって名にしたい。
なぜなら、父、.......父である、あの忌々しいリッチモンドが大嫌いだからっす!
聖エレオノール精霊術学院の生徒になって、契約精霊セフィーブレニエルも手に入れた僕は、 【樹界域展開】という樹界脈が暴走し出した先月の王都で、【チーム・リルカ】のみんなと共闘したことで王都に現れるはずのない世界獣の群れを討伐したことで、男爵の爵位をレイクウッド8世から授けられたっす。
貴族となった今より昔に、僕はいつも売れない作家の親父から、殴られるばかりの生活を強いられてきた。
「ジェームズ....そこに座りな」
「......は、はい....」
当時は僕が13歳、...だったか?
いきなり父の書斎に呼ばれた僕は部屋のとある木製の椅子へと座るよう指示されるとー
バコ―――――!!
「うぐっ!」
なんの説明も理由もなく殴られた僕。
ゴド――――!!バコ――――!!ドコ――――!
「去年、お前の成績が一段と落ちていたから、そして経営してきた本屋に客があまりこず、経済難も苦しんでた俺らの所為でママがどこかへ消えてなくなっちまっただろがー!」
ゴド――――!!バコ――――!!
「それだけならまだいいが、書いた俺の小説も売れないんじゃ、お前を育てるのにどれぐらい苦労させられてきたか、分からねえわけねぇよな、この愚息はー!」
バコ―――――!!
「い、....痛い、よ、パ、ーパ....」
「ァあー?なんだイタイかあぁー!?それは良かったな!さあ、もっかい喰らっておきなあー!」
バコ―――――!!
あの時、ただストレス解消のために、僕は殴られに呼ばれてきただけだった。
理不尽だったし、死ぬほどパパが嫌いになったし、
そして何より―
苦しい。
と感じたあの日々も何もかも、忘れて無かったことにしたい。
ママも逃げ落ちていって、
パパもああやって豹変し、
もはや僕に希望もなかった時代。
だけど、去年の頃になってたらすべてが変わった!
「聖エレオノール精霊術学院にー?」
「そうよ。確かにあんたは【地魔術】しか使えないって言ってたけど、それもすごいんだよねー?だって、わたしなら魔術全般からっきしだし~!」
当時、【都民立中等学院レイクミリアム】の最終年生である3年生にして、14歳だった僕にそう勧めてきたのはクラスメイトのメリアンヌだったと、今でも覚えてる。
「....で、でも、僕にそれだけ使えてても、基本中の基本の....【身体能力強化】さえできなかったし......それに、共学になったばかりだし......差別されるだけだと....思うっすよー?お金もあまりないし....」
確か、入学する際で、払わなくちゃならん金額は100万フランズだったっけ?そして3年生まである教育制度だから、一年間に当たって200万フランズ払うの義務付けられているっす!
貴族でもお金持ちの起業家でもない僕ら一家には厳しい金額っす!
だから、正直なところ乗り気じゃなかった。でも、メリアンヌがああも執拗だった。そしてー
「お金だけなら大丈夫だよ?」
「え?」
「だって、マックミュレーン様の大活躍したあの日より、少しずつだけど、増えてきた男の精霊術使いを男子学院生としていち早く迎えるべく、ジェームズのような【四元素魔術使い】は特別に試験さえクリアできれば、入学できると思うよー?」
「でも、入学金はー」
「そこはわたしのお爺ちゃんが担当してくれそうよ?」
「えー?」
そうしたら、メリアンヌのお爺ちゃんはあの学院の取締役会のメンバーであり、株主でもあることを明かしてくれて、そしてイルレッドノイズ学院長とのコネもあることを知りながら、難なく入学金を担当してくれたそっちのお陰で、試験を受ける資格を得たあの日に、僕は彼らと出会ったんだ!
........................
「僕も会話に混ぜていいっすか?」
「ん?」
「ほえ?」
「『ほえ』とはご挨拶だな、あははは!ジェームズだよ、僕の名は。ジェームズ・リッチモンドといって、そこのジュディと同じく平民の出の子ってことっすね!」
「さ、さっきの聞いてたんですか!?えっと、 ジェー、ジェームズさん!」
「あははは!!悪い悪い、つい近くにいたから否が応でも耳に入ってくるものっすよー!」
入学試験を受けるために学院の闘技場に入って、知り合ったばかりのジュディが緊張感のある顔してあそこの門をくぐって入ってきたばかりのダークチョコレート肌の少年に気づいた途端、すぐに駆け足で近づいて行って挨拶したのを今でもはっきり覚えた。
会話が弾んでいて、初対面なのに仲良さそうに話してたから、僕も会話に参加してたの今でも覚えてた。物珍しい肌色に、しかもフェクモ出身な人ともなれば、僕まで興味が湧いてきたの言うまでもなかったことっすねー!
.........................................
それから、【チーム・オケウェ―】に入って、色々経験してきて世界獣も何体かチームのみんなと協力して倒してきた今に至ると―
「シャー!....シャルロット――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」
親しい間柄になったばかりの、....僕のつい最近で恋人同士になったシャルロットが、成す術もなく【近距離転移術エルノイーナゼフット】を使って僕と氷竜との間の障害物となってくれて、僕の代わりに―
クチャー!!クチャー!!クチャー!!クチャー!!クチャー!!
氷竜の餌食になった!
「こー!この――――――!!【セフィーブレニエル】ー!!我が声に応じ敵を撃ち滅ぼせ―!【剛弾連射弾幕機関銃ギブラ=ケナイラ】-!」
ラタタダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ―――――――――!!!!!!
詠唱を短縮したと同時に、胸が張り裂けそうな状態で動揺した僕は大量な涙を流しながらの怒り心頭で、せめて応戦でも、と決めた僕はセフィ―を武器化した状態の【機関銃ギブラ=ケナイラ】に変えて何百弾の魔導弾を連射して弾幕の嵐にしてやったのにも関わらず氷竜はただ咀嚼したものを飲み込んでるだけに怯まないので―
ゴクっ!
僕は、このクレアリス嬢さんがくれた【妙薬の完全品】の錠剤を25個すべて飲み込んだ!【精霊術使い】の補正で喉の筋肉を大量な食料を早く飲み込めるよう、聖魔力を込めながらで!クレアリス嬢さんは、1日で2個以上は飲まないでって助言してくれたのに、構わずに全て飲み込んだ!
だってー!
「長年の虐待を経てやっと掴み取れた幸せのひと時ー!シャルロットのいない世界でこれから生きる意味ないー!」
これでー!
「死ね―――――――!!!人殺しのトカゲ野郎が―――――――――――――!!!!!!!」
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラタタダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ―――――――――!!!!!!
「グワアア―――――――!!!@%?」
死ねー!50倍以上も威力が増した僕の撃っているセフィ―ブレニエルの魔導弾は容易く氷竜の鋼より何倍も堅いと言われてる鱗を次々と貫通し、【超速再生】を上回る速度で竜の全身から鮮血を飛び散らせながら、怯ませた竜を僕から遠ざからせるように80メートルより後ろへと後退させたー!
妙薬全ての25個を飲み込んだ今の僕の聖魔力の質と強力さ、聖魔力量の多さが普段の50倍以上も膨れ上がる感じがありながら、こうして爆発したここら一帯の僕の聖魔力が青白くて天高い巨大な柱を空の遥か上へと伸ばされ、そして妙薬の聖魔力量ブーストがこの身体の保持量を遥かに上回る激痛を感じながらも、それでも僕は、
「『セフィ―・ブレニエルよ聞け―!我が犠牲の元で得られし強力な巨岩と巨柱の裁き、汝の力を借り受ける無垢なる復讐者なり!汝の猛威な岩石の地獄を我が敵に振り落とし滅ぼし尽くし無へと帰せ!汝の権威を振るいてこの神聖なる魂を捧げ給えー!【犠牲心巨滅丸石雨大柱獄陣ヴァンダルメー・エルビエルテーファールホレン】――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!
自滅の儀式、セフィ―ブレニエルの全能力を解放させると共に僕の命も聖魔力量も全てを差し出すこの崇高なる自殺攻撃は、唱えた途端、突如として僕の身体もそこの氷竜の身体もここら一帯の150メートル直径の円にて、僕ら以外に誰もいないことを確認してから発動させた超巨大型な魔法陣をここら雪の平野で展開するとー
グワアアアアアアアアア―――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!
この魔法陣150メートルの円の中にいる僕と氷竜に向かって、夥しい程の超巨大型な丸石がここら一帯で出来上がった天高くまで聳え立った巨大柱の天頂から、僕と竜の方へと振り落とされるよう落下してきた!
「じぇえ―――――――――――――――――ムズ―っ!!!!!!」
遠くからオケウェ―の声が聞こえてきたー!
ごめん。
僕、最後まで約束を守れそうにないっす。
僕も、オケウエーも、ジュディも、
仲良く3人で手に入れたばかりの意味のあるこの大切過ぎた幸せをー
僕が愛を誓い合ったばかりのシャルロットの無惨な竜による殺人をー
絶対に許さないから、僕もー!
「シャルロット、大丈夫....シャルの仇を撃ちながら僕も一緒についていくから!」
この数日間で、みんな3人がどれも躊躇したばかりなので、クリスティーナ先輩に教えられた、【霊原海】から強引に転生させ依然のような記憶のまま生き返らせるための、シャルロットの弟ボリスを蘇らせる儀式の実行まで漕ぎつけなかったことを憂えている無念をこの僕の胸に抱きながら、
「さらばだ、我が友、オケウエーとジュディ!」
落下してきた巨大な丸石の衝突波と爆発が起こる前に、この巨大な柱から逃れられぬ竜の動けなくなった存在を無視しながら、素早く後ろを振り向いた僕はそうやって微笑みながら、オケウエーとジュディの事を見据えたまま、お別れの言葉をかけた直ぐ後に、
「そしてごめん!1学年どころか1学期もおわらぬ内に途中から自分勝手な理由で離脱してしまったことをー!」
「「ジェー――――――――――――――――――――――――ムズ!!!!!!!」」
遠くからのオケウェ―とジュディの叫び声を聴きながら、僕は申し訳ない気持ちも安堵したような気持ちも両立させながら、この0.5秒後に爆発に巻き込まれるのを身構えると―
バココココココココオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!
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