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第184話:ヴェルンライトの第一王女からの頼み...
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聖神歴895年2月19日。レイクウッド王国のレイクウッド8世陛下との謁見が控える今夜。午後7:00時にて、【氷竜討伐任務】を成功させた俺達【チーム・オケウェ―】と【チーム・純粋なる淑女研鑽会】...そして、【外国特別軍事顧問】として参加してきたルミナリス姫とその従者マリエン(ラニア)が王城に招待されることになった。多分、謁見の後は宴会場にも夜食とか豪華な晩餐会が待っているであろう! でもその前に、金曜日の今日で行われる通常な学院授業にて、またも衝撃的な知らせを今朝のホームルームを担当したイリーズカ先生から聞かされた:
「ルミナリス姫を俺達【チーム・オケウェ―】の一員に――――!?」
「ふふふ~!そうなのよ~、オケウエー君!先日の、........彼の死去も経ったばかりの補充として、..今日から、ここのルミナリス姫ちゃんが君達のチームに参加することになるので、これからも皆仲良くなって過ごしていってね~」
補充?確かにひとつのチームには6人までのメンバーが認められてるんだったな?ジェームズの代わりにルミナリスが入ってくることになる?
「あ、あ~はははははは......そ、それなら...」
交互にぷんぷん状態なオードリーの膨れ面と戸惑ってもポカーフェスを決め込んでいる王女の平坦な表情を見回していたジュディは困った乾いた笑いを漏らすと、
「この前の【叡智なる姉妹】の捕縛に協力させてもらった身として、...そして氷竜討伐にも一応は参加した妾からも、改めて言おう!これからも宜しく頼むな、チーム・オケウェ―の皆!」
律儀にも控えめなお辞儀を見せるヴェルンライト第一王女はチーム・リーダである俺に向けて、握手するように右手を差し出してきたようだがー
パチー――!
その手を軽くオードリーの手によって引っ叩かれた!
「むっ~!またもお主かー!?いつまで妾の邪魔をするというのである?一応言っておくのであるが、これは学院長からの判子が押された決定事故なことであるよ?」
「ふーん!たとえ学院長がそう決めたとしても、まだあたくしから認めた訳じゃないわー!この前の氷竜討伐任務もそうだったけど、結局はあの犯人少女を捕まえたり聖体正義戦獣を倒してくれたりしたあの日以降、何も役に立ってなかったじゃない!」
「お、オードリーさん~!...その気持ちは分からないでもないけど、もうオードリーさんと同格な【四大貴族】であるイルレッドノイズ学院長からの許可も下ったんだよー?だ、だからー」
「甘んじて受け入れろとでもー?はあ!冗談じゃないわ、そんなもんー!」
ジュディにああやって嗜められても尚も頑固に折れる姿勢を見せないオードリーは、
「オードリー。....お前がどうしてそこまでルミナリス姫を敵視してるのか分からないが、レイクウッド王国に対して、親切にも協力体勢を提供してくれた、仮にも他国の第一王女だ。この前の犯人少女捕縛任務の件ももちろん、氷竜討伐任務にも参加してくれた、そんな偉いお相手に対していつまでも反発する態度を見せれば、いずれ国王陛下からのー」
「もう~~!分かったわよ、わ、か・った~!....ただチームメイトの一人として迎え入れればいいでしょー?迎え入れれば―!....但しー!」
またかよー!今度なん何だよ、ったく...
「但し?」
「学院長からの命令であれば仕方なく従うわ。....けど、まだドレンフィールド家の次期当主であるあたくし、【希望の才女】とまで湛えられてきたこの四大貴族の一員にして公爵令嬢であるオードリー・フォン・ドレンフィールドの自分がそんな新参者をうちのチームメイトとして加わることに賛同することはできないわ!......だから、気持ち的な整理として、そこの外国姫を受け入れる納得のあるきっかけが欲しいわよ!」
ん?な、納得あるきっかけってー
パシー―!
あ!その赤い手袋と【異空間収納】から取り出して王女の方へと投げ出した封筒は――――!?
「あんたと一騎打ちな決闘を正式に申し込むわ、ルミナリス王女!...そしたら、うちのチームメイトとして相応しいかどうか、見極めてやるわよー!」
.........や、やっぱりそうなるっー!!
「あ、あ~ははははは。先月のオケウエーとおんなじ展開になってしまったね~」
呆れてものも言えなくなったジュディは苦笑しながら俺の方に向き直ってきた。
「やれやれ。....王女殿下もご苦労なことばかり起きてお気の毒に御座いますね」
「他人事の口調であるかー!お主は~~?」
従者のマリエンの憐れむような言動にルミナリス姫もつい反発したくなるか、ツッコミを入れた様子だ!
「もう~~」
面倒くさそうに両目を瞑っているルミナリス姫はちょっと腕組みしながら、今までレイクウッドにやってきて経験してきた全ての出来事を反芻するかのように静かになったこと数秒間後ー
.......
「もう分かったであるよ、ドレンフィールド嬢のお主!....ら、いや、【マリエン】!」
「畏まりました、殿下」
...どうやら、もう覚悟が決まったか、観念したような、最近の複雑な顔ばかり浮かべてたのと一転して、出会った当初の勝気な表情に戻った王女は自分の従者に向かって、まるで示し合せたかのような一連な一心同体な合図してから、手袋も封筒もルミナリスの手元に持っていった【ラニア*マリエン】はー
「お主の挑戦を受けて立とう、オードリー・フォン・ドレンフィールド!...けど、直ぐに始めるという訳にもいかなくて、適切な時期を見定めてから行われる日付を申す!多分、....今夜のレイクウッド8世陛下に出会ってからの休み期間中で行う予定かもしれないであるが、決闘が行われる日を事前にその2日間前に知らせようー。いいな?」
と、オードリーに告げたルミナリス姫なので、
「....いいでしょう。そんなので。......けど、ひとつだけ言っておくけれど、」
ん?
「あたくしの【氷の戦乙女】によって頭の中が粉々になっちゃうようなボロボロな精神状態になっていても知らないわよー!」
そう!
いくら学院長か、【物理的傷所一転精神苦痛変換】も使えると聞いたイリーズカ先生の魔術が発動中のままでも、傷つき具合が激し過ぎて、脳内が許容できる痛覚の限界突破しちゃうと、廃人も同然な、生涯を精神的患者として過ごさなきゃいけなくなる王女って結末も容易に想像がつくので、ここはー
「それだけど、オードリー!」
「え?」
オードリーと姫さんとの間に、なんでか、柄にもなく割って入って阻む形を取った俺が乱入!
「その決闘......行われる次期をもっと先の日付に伸ばしてくれないか?......例えば、来月からで」
なんとなく、今の時期でそれをやられるのは不適切ではない、....この国にとっても、王女にとっても望ましい結果に繋がらないと、俺は...思っているので!
「ど、どうしてなの、オケウエー!そこの女の肩を持つのよ~!」
尚も分からぬといったふうに拗ねるオードリーに、
「なんとなく、だ。....ルミナリス姫は、...その表情を見ていても、...なんか色々抱え込み過ぎだろうって察して、......その『悩み』ってもんを先に解決してないと、万全な状態でお前と戦えない気がするんだ。だから、な?.......ルミナリス姫!」
「.......普段の誇り高きヴェルンライト第一王女たる妾ならば、.....【そなた】の介入は望んでいないと言ってやる。.....だけれど、.....」
今度は、俺の顔を凝視して、余計だって言わずに近づいてくると、
「感謝したのであるよ」
ぎゅむ~!
握手され、きつく両手をその温かくて気持ちの良い白い手で包まれた俺のをー!
「な~!っ~!なななな~~!すぐ手を離しなさいわよ、もうー!」
なんか嫉妬してくれたオードリーが直ぐに横まできて、真っ赤な頬で俺達の手々をぶんぶんと可愛く叩いてきたようだ!まったくもうオードリー、お前という可愛いやつめは!
でも、その時間さえもあればー
「改めて言おう、オードリー・フォン・ドレンフィールドよー!お主と戦うのは来月の3月からである!今から始めるのは無理だが、いずれそうしてやるのでどうであるかー?」
オードリーも、俺というチーム・リーダの意見は無視できないと悟ってくれたみたいなので、
「........分かったわよ、もう。リーダーのオケウエーが、....そうしろって言ったなら、...し、従うしかないわ。だ、だから、今のところはー」
ずー!
どうやら、オードリーも物分かりが良くなってきてるようで、彼女からも握手するような手が伸ばされ、姫に向かって突き付けられた!
「...停戦よ、今はね」
「.....うむ!....お主はなぜそこまで妾を気に入らないよう振る舞ってきたであるか、皆目見当もつかないけれど、実を言うと、これも昨日から皆に頼もうと思ってたところであるが、実はね、シルヴィン聖女が我が国の敵国であるグランドブードリック大王国にて開催される国際会議へと、セルレス代表として赴く際の護衛するかしないかに関わらず、主ら【チーム・オケウェ―】も【チーム・純粋なる淑女研鑽会】全員にも一旦我がヴェルンライト貿易国家に招待して、レイクウッド王国に対して正式に我が国における【元奴隷フェクモ人の現状視察】をしてもらいたいと陛下に頼もうとするであるよ!だ、だからー」
「「「--!!?」」」
王女からの衝撃的な話に、
「レイクウッド王国の代表としてヴェルンライトに来てくれ。そうすれば、我が国における残りの問題も、色々な懸念すべき事項も、....妾がどんなことで悩まされてきたのかを、全部話して、国の実態を見て貰って、いくつか協力してもらえればいいなぁと思っていた案件を明らかにして見せていきたいのだから」
それだけ言って、力強い目で、民すべての運命を背負う一国の王女のそれって毅然とした凛々しい表情になったルミナリス姫に告げられた俺達なのだった!
やはりと言うべきか、一国の民すべての未来を担う若き姉弟であるルミナリス姫とその少年年齢のままのカール国王には荷が重すぎて、俺達に何らかの助力を頼みたいのだな!
今日のホームルーム時間を長くしてくれた担任先生には感謝してもし足りない程ありがたく思うよ、まったくだね~!
そして、勘に頼った俺がそのまま止めに入ったのが良かったな!おかげで、王女に本音を喋らせて、こうして彼かの国へと【フェクモ元奴隷の視察】って要件に誘われるように招待されたのだから!
確かに、地図を見てみれば、【エクリエシース王国】の国境からグランドブードリック大王国に入ってからは真っ直ぐに西南方面へと進めば、【ヴェルンライト西親貿易国家】に入れるんだったな!
しっかし、....俺と同じフェクモ人が元奴隷かぁー。
なんか複雑な気分になりながら、会ってみたいような、...会わなくてもいいようなって心情になるのはどうしてだろうかー?
そ、そんなに俺と似てる髪の毛と肌色の人達の凄絶な過去話を聞きたくないのかなって、そんな心理から来るもの....なのだろう..か...?
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「ルミナリス姫を俺達【チーム・オケウェ―】の一員に――――!?」
「ふふふ~!そうなのよ~、オケウエー君!先日の、........彼の死去も経ったばかりの補充として、..今日から、ここのルミナリス姫ちゃんが君達のチームに参加することになるので、これからも皆仲良くなって過ごしていってね~」
補充?確かにひとつのチームには6人までのメンバーが認められてるんだったな?ジェームズの代わりにルミナリスが入ってくることになる?
「あ、あ~はははははは......そ、それなら...」
交互にぷんぷん状態なオードリーの膨れ面と戸惑ってもポカーフェスを決め込んでいる王女の平坦な表情を見回していたジュディは困った乾いた笑いを漏らすと、
「この前の【叡智なる姉妹】の捕縛に協力させてもらった身として、...そして氷竜討伐にも一応は参加した妾からも、改めて言おう!これからも宜しく頼むな、チーム・オケウェ―の皆!」
律儀にも控えめなお辞儀を見せるヴェルンライト第一王女はチーム・リーダである俺に向けて、握手するように右手を差し出してきたようだがー
パチー――!
その手を軽くオードリーの手によって引っ叩かれた!
「むっ~!またもお主かー!?いつまで妾の邪魔をするというのである?一応言っておくのであるが、これは学院長からの判子が押された決定事故なことであるよ?」
「ふーん!たとえ学院長がそう決めたとしても、まだあたくしから認めた訳じゃないわー!この前の氷竜討伐任務もそうだったけど、結局はあの犯人少女を捕まえたり聖体正義戦獣を倒してくれたりしたあの日以降、何も役に立ってなかったじゃない!」
「お、オードリーさん~!...その気持ちは分からないでもないけど、もうオードリーさんと同格な【四大貴族】であるイルレッドノイズ学院長からの許可も下ったんだよー?だ、だからー」
「甘んじて受け入れろとでもー?はあ!冗談じゃないわ、そんなもんー!」
ジュディにああやって嗜められても尚も頑固に折れる姿勢を見せないオードリーは、
「オードリー。....お前がどうしてそこまでルミナリス姫を敵視してるのか分からないが、レイクウッド王国に対して、親切にも協力体勢を提供してくれた、仮にも他国の第一王女だ。この前の犯人少女捕縛任務の件ももちろん、氷竜討伐任務にも参加してくれた、そんな偉いお相手に対していつまでも反発する態度を見せれば、いずれ国王陛下からのー」
「もう~~!分かったわよ、わ、か・った~!....ただチームメイトの一人として迎え入れればいいでしょー?迎え入れれば―!....但しー!」
またかよー!今度なん何だよ、ったく...
「但し?」
「学院長からの命令であれば仕方なく従うわ。....けど、まだドレンフィールド家の次期当主であるあたくし、【希望の才女】とまで湛えられてきたこの四大貴族の一員にして公爵令嬢であるオードリー・フォン・ドレンフィールドの自分がそんな新参者をうちのチームメイトとして加わることに賛同することはできないわ!......だから、気持ち的な整理として、そこの外国姫を受け入れる納得のあるきっかけが欲しいわよ!」
ん?な、納得あるきっかけってー
パシー―!
あ!その赤い手袋と【異空間収納】から取り出して王女の方へと投げ出した封筒は――――!?
「あんたと一騎打ちな決闘を正式に申し込むわ、ルミナリス王女!...そしたら、うちのチームメイトとして相応しいかどうか、見極めてやるわよー!」
.........や、やっぱりそうなるっー!!
「あ、あ~ははははは。先月のオケウエーとおんなじ展開になってしまったね~」
呆れてものも言えなくなったジュディは苦笑しながら俺の方に向き直ってきた。
「やれやれ。....王女殿下もご苦労なことばかり起きてお気の毒に御座いますね」
「他人事の口調であるかー!お主は~~?」
従者のマリエンの憐れむような言動にルミナリス姫もつい反発したくなるか、ツッコミを入れた様子だ!
「もう~~」
面倒くさそうに両目を瞑っているルミナリス姫はちょっと腕組みしながら、今までレイクウッドにやってきて経験してきた全ての出来事を反芻するかのように静かになったこと数秒間後ー
.......
「もう分かったであるよ、ドレンフィールド嬢のお主!....ら、いや、【マリエン】!」
「畏まりました、殿下」
...どうやら、もう覚悟が決まったか、観念したような、最近の複雑な顔ばかり浮かべてたのと一転して、出会った当初の勝気な表情に戻った王女は自分の従者に向かって、まるで示し合せたかのような一連な一心同体な合図してから、手袋も封筒もルミナリスの手元に持っていった【ラニア*マリエン】はー
「お主の挑戦を受けて立とう、オードリー・フォン・ドレンフィールド!...けど、直ぐに始めるという訳にもいかなくて、適切な時期を見定めてから行われる日付を申す!多分、....今夜のレイクウッド8世陛下に出会ってからの休み期間中で行う予定かもしれないであるが、決闘が行われる日を事前にその2日間前に知らせようー。いいな?」
と、オードリーに告げたルミナリス姫なので、
「....いいでしょう。そんなので。......けど、ひとつだけ言っておくけれど、」
ん?
「あたくしの【氷の戦乙女】によって頭の中が粉々になっちゃうようなボロボロな精神状態になっていても知らないわよー!」
そう!
いくら学院長か、【物理的傷所一転精神苦痛変換】も使えると聞いたイリーズカ先生の魔術が発動中のままでも、傷つき具合が激し過ぎて、脳内が許容できる痛覚の限界突破しちゃうと、廃人も同然な、生涯を精神的患者として過ごさなきゃいけなくなる王女って結末も容易に想像がつくので、ここはー
「それだけど、オードリー!」
「え?」
オードリーと姫さんとの間に、なんでか、柄にもなく割って入って阻む形を取った俺が乱入!
「その決闘......行われる次期をもっと先の日付に伸ばしてくれないか?......例えば、来月からで」
なんとなく、今の時期でそれをやられるのは不適切ではない、....この国にとっても、王女にとっても望ましい結果に繋がらないと、俺は...思っているので!
「ど、どうしてなの、オケウエー!そこの女の肩を持つのよ~!」
尚も分からぬといったふうに拗ねるオードリーに、
「なんとなく、だ。....ルミナリス姫は、...その表情を見ていても、...なんか色々抱え込み過ぎだろうって察して、......その『悩み』ってもんを先に解決してないと、万全な状態でお前と戦えない気がするんだ。だから、な?.......ルミナリス姫!」
「.......普段の誇り高きヴェルンライト第一王女たる妾ならば、.....【そなた】の介入は望んでいないと言ってやる。.....だけれど、.....」
今度は、俺の顔を凝視して、余計だって言わずに近づいてくると、
「感謝したのであるよ」
ぎゅむ~!
握手され、きつく両手をその温かくて気持ちの良い白い手で包まれた俺のをー!
「な~!っ~!なななな~~!すぐ手を離しなさいわよ、もうー!」
なんか嫉妬してくれたオードリーが直ぐに横まできて、真っ赤な頬で俺達の手々をぶんぶんと可愛く叩いてきたようだ!まったくもうオードリー、お前という可愛いやつめは!
でも、その時間さえもあればー
「改めて言おう、オードリー・フォン・ドレンフィールドよー!お主と戦うのは来月の3月からである!今から始めるのは無理だが、いずれそうしてやるのでどうであるかー?」
オードリーも、俺というチーム・リーダの意見は無視できないと悟ってくれたみたいなので、
「........分かったわよ、もう。リーダーのオケウエーが、....そうしろって言ったなら、...し、従うしかないわ。だ、だから、今のところはー」
ずー!
どうやら、オードリーも物分かりが良くなってきてるようで、彼女からも握手するような手が伸ばされ、姫に向かって突き付けられた!
「...停戦よ、今はね」
「.....うむ!....お主はなぜそこまで妾を気に入らないよう振る舞ってきたであるか、皆目見当もつかないけれど、実を言うと、これも昨日から皆に頼もうと思ってたところであるが、実はね、シルヴィン聖女が我が国の敵国であるグランドブードリック大王国にて開催される国際会議へと、セルレス代表として赴く際の護衛するかしないかに関わらず、主ら【チーム・オケウェ―】も【チーム・純粋なる淑女研鑽会】全員にも一旦我がヴェルンライト貿易国家に招待して、レイクウッド王国に対して正式に我が国における【元奴隷フェクモ人の現状視察】をしてもらいたいと陛下に頼もうとするであるよ!だ、だからー」
「「「--!!?」」」
王女からの衝撃的な話に、
「レイクウッド王国の代表としてヴェルンライトに来てくれ。そうすれば、我が国における残りの問題も、色々な懸念すべき事項も、....妾がどんなことで悩まされてきたのかを、全部話して、国の実態を見て貰って、いくつか協力してもらえればいいなぁと思っていた案件を明らかにして見せていきたいのだから」
それだけ言って、力強い目で、民すべての運命を背負う一国の王女のそれって毅然とした凛々しい表情になったルミナリス姫に告げられた俺達なのだった!
やはりと言うべきか、一国の民すべての未来を担う若き姉弟であるルミナリス姫とその少年年齢のままのカール国王には荷が重すぎて、俺達に何らかの助力を頼みたいのだな!
今日のホームルーム時間を長くしてくれた担任先生には感謝してもし足りない程ありがたく思うよ、まったくだね~!
そして、勘に頼った俺がそのまま止めに入ったのが良かったな!おかげで、王女に本音を喋らせて、こうして彼かの国へと【フェクモ元奴隷の視察】って要件に誘われるように招待されたのだから!
確かに、地図を見てみれば、【エクリエシース王国】の国境からグランドブードリック大王国に入ってからは真っ直ぐに西南方面へと進めば、【ヴェルンライト西親貿易国家】に入れるんだったな!
しっかし、....俺と同じフェクモ人が元奴隷かぁー。
なんか複雑な気分になりながら、会ってみたいような、...会わなくてもいいようなって心情になるのはどうしてだろうかー?
そ、そんなに俺と似てる髪の毛と肌色の人達の凄絶な過去話を聞きたくないのかなって、そんな心理から来るもの....なのだろう..か...?
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