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古の島編
真の番人
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「うおっ!」
爆発は煉獄魔炎爆と違って一瞬であった。しかし、威力は比べ物にならない程高く、ミインを担いでいた晃は爆風に耐え切れずに吹き飛ばされてしまった。
せめてミインに怪我をさせないように、担いでいたミインを両腕で抱きしめ、吹き飛んだ身体を仰向けにした。結果、地面に背中から叩き付けられ、しばらく地面を転がった。
「痛っ…ミイン、大丈夫か?」
「うん、ありがと…仕留め切れた?」
「さあな…だが、あの威力だろ?幾ら魔法の耐性が高くても、無事では済まないだろ…これで生きてるなら一度引いて作戦を立てる」
「ん…」
そこそこ吹き飛ばされたようで、爆発跡はここからは見えない。
晃はミインを離し、共に走って爆発跡に向かった。
「おいおい…何だコレ…?」
爆発跡に着くとそこには巨大なクレーター…それだけでは片付けられない程深い穴が出来ていた。
「この穴…深いね…」
「…知ってんのか?」
「…?」
いや、知ってる訳ないか…一瞬分かって言ってるのかと思った。それにしても…確かに深いな、トレントは消したんだか?
あの爆発であれば、いかに魔法に強くても只では済まないだろう。そう考えた矢先に、穴の壁から植物が生えて来た。
植物は壁を登っていき、モゾモゾと動きながら穴を出た。
「…マジか」
あれは間違いなくトレントだ、おそらくあれは身体の一部だろう、爆発前に切り離したか、それとも辛うじて耐えて再生し始めたのかは分からないが、生きてることには変わりない。
止めを刺さねえと…!今なら殺し切れる!
晃は龍拳法を発動して青いオーラを纏う。右足にそれらを集結させ、近づこうとする…しかし、唐突な地面の揺れにより、体勢を崩してしまう。
「なんだ!?」
地震か…?ともかく、早く止めを…!
「トレントを追い詰めた…いや、事実倒したのは汝か…」
その時、重く、威圧感のある声が穴から聴こえてきた。
「っ!?」
コイツだ、間違い無くコイツだ…、トレントは番人などでは無かった、コイツが番人だ。
「ふむ…寝ぼけて少しばかりちょっかいを掛けた気がするが…生きていたか?それとも…まあ良い、どうせゼロが送りつけて来たのだろう?話ぐらいなら聴くぞ?」
あの巨木を生やしたのも、俺を殺したのも間違い無くコイツか…。
「今姿を見せよう」
その言葉と共に、穴から巨大な緑の龍が飛び上がって来た。
龍は、西洋の竜では無く、東洋の龍であり、鱗が蛇のように生えているが、トゲのように鋭利で、鼻の辺りにはロープの様な髭が生えていた。
「我が名は青龍、番人が一人であり、東の森林帯の番人を務めている」
「…番人、お前がね…」
晃は脱力し、その場に座り込んだ。勝ち目が無いと悟った、圧倒的な強さ…ゼロに並ぶ程の化け物で、万が一、いや、億の一にも勝ち目が無い。
「うむ、己の力量を知る者は嫌いでは無いぞ?その少女も見極める眼は持っているようだな」
「…本当に…貴方が、番人?」
ミインは青龍を見上げ、そう聞く。
「先程も言っただろう?その通りだ……む?」
「N5なはmさvjr5こぬ!」
「此奴らを殺すと?我が分体の樹人よ、貴様は既に負けている。醜く生き延びようとするのは我への侮辱とも取れるぞ?死を認めよ」
「てt:6なjて+ひk5ねs4たw!!」
「…もう良い、黙れ」
青龍は再生中のトレントの下から一本の青い花を咲かせた。その花の茎が伸びだし、トレントに花弁が刺さるように触れた。花は何かを吸い取るように花弁から茎へ光が移動していった。
「のねup7v7v…j(…コvag…s…÷……」
トレントは断末魔にも聴こえる呻き声と共に、枯れ果てた。そして花は地面に引っ込んでいった。
…どっから声出してんだアレ?そんな疑問を考えている暇も無く、青龍は話を再開した。
「さて、用件はこの島からの帰還で良いか?」
「…分かってるのか」
「まあ、我に用があるとすればそれぐらいだろう。番人としてこの地に呼ばれたが、あまりにも敵と言える者が来ないものでな?一部を除く魔物は我の相手にもならん、その一部にも会うこと叶わぬ上、あまりに暇で…魔力で創り出した樹人が倒されるまで眠っておったのだ、少しばかり暇を潰すのを手伝ってくれるならば、帰還させよう。…それにしても、ゼロめ、送るなら言伝の一つでも出さんかい…」
「話が早くて助かるな、それで、暇潰しって?戦えとか言うんじゃ無いだろうな」
「ふむ…それでも良いぞ?」
青龍は身体を震い、牙を剥き出しにして威圧するようにこちらを睨み付ける。
晃はそれに対して、脚に纏っていた青いオーラを全開にして威嚇する。両者が対峙している中、ミインがおさめるように言葉を発した。
「それでも良い…ってことは別に方法があるって事、戦わなくて良いならそっちが良い…私はそう思う、アキラは?」
「…俺もそっちのが良いな」
当たり前だ、こんな化け物の中の化け物なんて俺も相手したくない、勝てる見込みの無い勝負は理由がない限り俺はやらん、降りかかる火の粉は払う、それだけだ。
「そうか?私は戦う方でも全然構わないぞ?」
「お断りだ」「…無理」
「ふむ…残念だな」
青龍は顔を下げ、残念がっているように表現する。髭は垂れて、暗に「残念」と言ってる様に見える。
「で、何をすれば良いんだ?出来れば早く帰りたいんだが」
「簡単だ、外の話を聞かせて欲しい」
「は?そんな事で良いのか」
「我は訳あってこの地から離れることが出来ぬ、人の文化を知ることも、強き者との戦いも。全て叶わぬのだ…、ようやく来た者の土産話ぐらい求めても良いだろう」
「…それぐらいなら、大丈夫。でも私は記憶喪失だから、土産話は…」
「俺が話す、俺の話なら気に入ると思うぞ?異世界の話だ」
「ほう?異世界とな…」
「そうだな…まずは俺の生い立ちでも話すか」
爆発は煉獄魔炎爆と違って一瞬であった。しかし、威力は比べ物にならない程高く、ミインを担いでいた晃は爆風に耐え切れずに吹き飛ばされてしまった。
せめてミインに怪我をさせないように、担いでいたミインを両腕で抱きしめ、吹き飛んだ身体を仰向けにした。結果、地面に背中から叩き付けられ、しばらく地面を転がった。
「痛っ…ミイン、大丈夫か?」
「うん、ありがと…仕留め切れた?」
「さあな…だが、あの威力だろ?幾ら魔法の耐性が高くても、無事では済まないだろ…これで生きてるなら一度引いて作戦を立てる」
「ん…」
そこそこ吹き飛ばされたようで、爆発跡はここからは見えない。
晃はミインを離し、共に走って爆発跡に向かった。
「おいおい…何だコレ…?」
爆発跡に着くとそこには巨大なクレーター…それだけでは片付けられない程深い穴が出来ていた。
「この穴…深いね…」
「…知ってんのか?」
「…?」
いや、知ってる訳ないか…一瞬分かって言ってるのかと思った。それにしても…確かに深いな、トレントは消したんだか?
あの爆発であれば、いかに魔法に強くても只では済まないだろう。そう考えた矢先に、穴の壁から植物が生えて来た。
植物は壁を登っていき、モゾモゾと動きながら穴を出た。
「…マジか」
あれは間違いなくトレントだ、おそらくあれは身体の一部だろう、爆発前に切り離したか、それとも辛うじて耐えて再生し始めたのかは分からないが、生きてることには変わりない。
止めを刺さねえと…!今なら殺し切れる!
晃は龍拳法を発動して青いオーラを纏う。右足にそれらを集結させ、近づこうとする…しかし、唐突な地面の揺れにより、体勢を崩してしまう。
「なんだ!?」
地震か…?ともかく、早く止めを…!
「トレントを追い詰めた…いや、事実倒したのは汝か…」
その時、重く、威圧感のある声が穴から聴こえてきた。
「っ!?」
コイツだ、間違い無くコイツだ…、トレントは番人などでは無かった、コイツが番人だ。
「ふむ…寝ぼけて少しばかりちょっかいを掛けた気がするが…生きていたか?それとも…まあ良い、どうせゼロが送りつけて来たのだろう?話ぐらいなら聴くぞ?」
あの巨木を生やしたのも、俺を殺したのも間違い無くコイツか…。
「今姿を見せよう」
その言葉と共に、穴から巨大な緑の龍が飛び上がって来た。
龍は、西洋の竜では無く、東洋の龍であり、鱗が蛇のように生えているが、トゲのように鋭利で、鼻の辺りにはロープの様な髭が生えていた。
「我が名は青龍、番人が一人であり、東の森林帯の番人を務めている」
「…番人、お前がね…」
晃は脱力し、その場に座り込んだ。勝ち目が無いと悟った、圧倒的な強さ…ゼロに並ぶ程の化け物で、万が一、いや、億の一にも勝ち目が無い。
「うむ、己の力量を知る者は嫌いでは無いぞ?その少女も見極める眼は持っているようだな」
「…本当に…貴方が、番人?」
ミインは青龍を見上げ、そう聞く。
「先程も言っただろう?その通りだ……む?」
「N5なはmさvjr5こぬ!」
「此奴らを殺すと?我が分体の樹人よ、貴様は既に負けている。醜く生き延びようとするのは我への侮辱とも取れるぞ?死を認めよ」
「てt:6なjて+ひk5ねs4たw!!」
「…もう良い、黙れ」
青龍は再生中のトレントの下から一本の青い花を咲かせた。その花の茎が伸びだし、トレントに花弁が刺さるように触れた。花は何かを吸い取るように花弁から茎へ光が移動していった。
「のねup7v7v…j(…コvag…s…÷……」
トレントは断末魔にも聴こえる呻き声と共に、枯れ果てた。そして花は地面に引っ込んでいった。
…どっから声出してんだアレ?そんな疑問を考えている暇も無く、青龍は話を再開した。
「さて、用件はこの島からの帰還で良いか?」
「…分かってるのか」
「まあ、我に用があるとすればそれぐらいだろう。番人としてこの地に呼ばれたが、あまりにも敵と言える者が来ないものでな?一部を除く魔物は我の相手にもならん、その一部にも会うこと叶わぬ上、あまりに暇で…魔力で創り出した樹人が倒されるまで眠っておったのだ、少しばかり暇を潰すのを手伝ってくれるならば、帰還させよう。…それにしても、ゼロめ、送るなら言伝の一つでも出さんかい…」
「話が早くて助かるな、それで、暇潰しって?戦えとか言うんじゃ無いだろうな」
「ふむ…それでも良いぞ?」
青龍は身体を震い、牙を剥き出しにして威圧するようにこちらを睨み付ける。
晃はそれに対して、脚に纏っていた青いオーラを全開にして威嚇する。両者が対峙している中、ミインがおさめるように言葉を発した。
「それでも良い…ってことは別に方法があるって事、戦わなくて良いならそっちが良い…私はそう思う、アキラは?」
「…俺もそっちのが良いな」
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「そうか?私は戦う方でも全然構わないぞ?」
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「ふむ…残念だな」
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