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検査
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テロリストを制圧した翌日も学校はある。
疲れてはいるが苦ではない。むしろクラスメイトと会えることが楽しみである。
今日も雷と待ち合わせ二人で学校に向かう。
ちなみに雷に会う前に道に迷ったおばあちゃんを助けたため遅刻寸前である。
俺は急いで雷の居場所まで行った。
「すまん!遅れた!雷!早く走るぞ!」
その言葉に呆れながらも雷は俺と並走する。
「また誰かを助けたのか?お前が遅れる日は大抵それじゃねぇか。」
「あぁ。おばあちゃんが困ってた。」
「全く助けるのはいいが朝から全力疾走する俺の身にもなってくれよ!身体強化系の能力じゃないんだから。」
朝からちょっとした騒動があったがなんとか遅刻せずに学校に着いた。
息を切らしながら教室のドアを開ける。担任はまだ来ていないようだった。
クラスメイトたちに挨拶をしいつも通り席につく。
そして数分後、ようやく担任が入ってきた。
余談だがこの学校の先生方は基本的に優しい。生徒の悩みも聞いてくれて相談に乗ってくれる。
先生と生徒で恋バナに花を咲かせていたりもする。
だが今日は違かった。次の瞬間、最悪な一言が担任の口から放たれた。
「今日は特別に能力検査するよ~!朝の会が終わったら体育着に着替えること!」
最悪だ・・・。そういえばもうそんな時期なのか。
この学校で行われる能力検査は無能力者と能力者の二つのグループに分けそれぞれの検査をする。
無能力者は主に身体能力などを。
一方、能力者は身体検査はもちろん自身の能力の強さや使用範囲について検査する。
俺を含めたみんなこの授業を良く思っていない。
でも先生が嫌いとかじゃない。単に疲れるのだ。
例えるならば水泳の授業が終わった後みたいな感じである。
午後の授業とかでぐっすり寝てしまうのはもはや自明の理である。
俺たちは朝の会が終わったあと渋々、体育技に着替え検査用の施設に足を運んだ。
この施設は能力者が能力検査する時のために作られた施設である。
検査に必要な設備も揃っているし何より強度が凄いと聞いている。
仮に壁に当たったとしても壊れる事はないと言う。
まぁ壁に当てた人を見たことがないから詳しくは言えないのだが。
それから説明を受けて検査が始まった。
俺は無能力者のため雷たちとは別れた。うちのクラスでは能力者と無能力者の数は半々ぐらいだ。
無能力者の検査は至って単純。持久力だったり握力だったりと身体能力を数値にして検査する。
最高点数は10点である。
この検査で俺はあまり本気を出したくはない・・・。
10点を取る分には簡単だ。
けど無能力者ではなかなか取れない10点なんて取っても怪しまれるだけだからだ。
いつも俺は5点か6点の平均的な点数をとっている。
それから無能力者の検査は続きようやく終わった。
クラスに帰ると誰もいなかった。能力者の方はまだ時間がかかるらしい。
席に座りうつ伏せになる。
あぁ。これは午後の授業、寝てしまうな。
疲れてはいるが苦ではない。むしろクラスメイトと会えることが楽しみである。
今日も雷と待ち合わせ二人で学校に向かう。
ちなみに雷に会う前に道に迷ったおばあちゃんを助けたため遅刻寸前である。
俺は急いで雷の居場所まで行った。
「すまん!遅れた!雷!早く走るぞ!」
その言葉に呆れながらも雷は俺と並走する。
「また誰かを助けたのか?お前が遅れる日は大抵それじゃねぇか。」
「あぁ。おばあちゃんが困ってた。」
「全く助けるのはいいが朝から全力疾走する俺の身にもなってくれよ!身体強化系の能力じゃないんだから。」
朝からちょっとした騒動があったがなんとか遅刻せずに学校に着いた。
息を切らしながら教室のドアを開ける。担任はまだ来ていないようだった。
クラスメイトたちに挨拶をしいつも通り席につく。
そして数分後、ようやく担任が入ってきた。
余談だがこの学校の先生方は基本的に優しい。生徒の悩みも聞いてくれて相談に乗ってくれる。
先生と生徒で恋バナに花を咲かせていたりもする。
だが今日は違かった。次の瞬間、最悪な一言が担任の口から放たれた。
「今日は特別に能力検査するよ~!朝の会が終わったら体育着に着替えること!」
最悪だ・・・。そういえばもうそんな時期なのか。
この学校で行われる能力検査は無能力者と能力者の二つのグループに分けそれぞれの検査をする。
無能力者は主に身体能力などを。
一方、能力者は身体検査はもちろん自身の能力の強さや使用範囲について検査する。
俺を含めたみんなこの授業を良く思っていない。
でも先生が嫌いとかじゃない。単に疲れるのだ。
例えるならば水泳の授業が終わった後みたいな感じである。
午後の授業とかでぐっすり寝てしまうのはもはや自明の理である。
俺たちは朝の会が終わったあと渋々、体育技に着替え検査用の施設に足を運んだ。
この施設は能力者が能力検査する時のために作られた施設である。
検査に必要な設備も揃っているし何より強度が凄いと聞いている。
仮に壁に当たったとしても壊れる事はないと言う。
まぁ壁に当てた人を見たことがないから詳しくは言えないのだが。
それから説明を受けて検査が始まった。
俺は無能力者のため雷たちとは別れた。うちのクラスでは能力者と無能力者の数は半々ぐらいだ。
無能力者の検査は至って単純。持久力だったり握力だったりと身体能力を数値にして検査する。
最高点数は10点である。
この検査で俺はあまり本気を出したくはない・・・。
10点を取る分には簡単だ。
けど無能力者ではなかなか取れない10点なんて取っても怪しまれるだけだからだ。
いつも俺は5点か6点の平均的な点数をとっている。
それから無能力者の検査は続きようやく終わった。
クラスに帰ると誰もいなかった。能力者の方はまだ時間がかかるらしい。
席に座りうつ伏せになる。
あぁ。これは午後の授業、寝てしまうな。
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