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わたしの婚約者
しおりを挟む婚約の話があがってから2週間。
毎朝わたしの顔を確認しにくるお兄様たちは、婚約が決まってからというものいっそう過保護になった。
「おはようエーファ。よく眠れた?いい夢だったかな。」
マティアスお兄様はわたしが目覚める前からいたらしく、わたしの髪を撫でながら優しく話しかけてくれる。
「おはようございますマティアスお兄様!ふふ、いい夢でした!」
「おはよう、エーファ。今日もいい天気だぞ。」
マティアスお兄様から1歩下がったところでお花を持って微笑んでいるロルフお兄様。実は、わたしのお部屋のお花はロルフお兄様が選んでくれているのよ!
「おはようございます、ロルフお兄様!かわいいお花ですね!」
「あぁ、きっとエーファに似合うと思って。」
「エーファ聞いて、この白い花!これは俺が選んだんだよ!」
ロルフお兄様が抱える花束の中から、マティアスお兄様は1輪の白い花を取り出してわたしに見せてくれた。
「とってもきれいです!ありがとうございます!」
わたしがお兄様たちにお礼を言うと、お兄様たちは何も言わずに頭を撫でてくる。くしゃくしゃになって絡まってしまうからやめてくださいと言いたいけれど、お兄様たちの手のひらがあたたかくて優しいから、わたしの心はぽぅっと光が灯るような感覚になる。
「ロルフ様、マティアス様。お嬢様は本日の準備がございますので…」
お兄様たちの後ろからブレンダの声がした。
途端にお兄様たちの手が止まる。
「エーファ……本当に行くのか……?」
ロルフお兄様は両手をわたし頬に添えて、わたしを見つめて言う。
「はい。今日がお約束の日ですから。」
「俺が行かないでって言っても……?」
マティアスお兄様はわたしの手を握っている。
「お約束を破るのは良くないことですし…」
そう、今日はついにわたしの婚約者…リシャール皇太子殿下との顔合わせの日なの。
パーティーに出席した時に居合わせたことは何度かあるけれど、わたしはまだデビュタントも迎えていないし、お母様の後ろにいるだけだったからほとんど記憶がないのよね…。
「ブレンダ、とってもかわいくしてね!」
「おまかせ下さいお嬢様!」
「ブレンダ、いいか、エーファはくれぐれもかわいく、しかし可愛すぎないように、それでいて可憐さが溢れるように、けれど儚さは控えめで、それで……!」
「マティアス様、ご安心を。」
「そうよマティアスお兄様、そろそろ準備をはじめなきゃ!ドレスを着たら会いにいきますね!」
「エーファ~!!!」
子どものように駄々をこねるお兄様達の横を早足で進んだブレンダが、お部屋の扉を開けてニコニコ笑っている。ブレンダもすっかりお兄様たちの扱いに慣れてきたみたいだわ。なんだか微笑ましいわよね!
「…ねぇブレンダ、皇太子殿下はどんなお方かしら。」
ブレンダがわたしの髪を梳いている間、手持ち無沙汰なわたしは足をパタパタしながら話しかけた。
「お嬢様を婚約者にお選びになったお方ですから、お嬢様に似てとてもお優しい方だと私は信じておりますよ。」
「そうかしら!そうだといいなぁ…。わたしね、この家みたいな、みんながいつも笑っているような家族になりたいわ!」
「お嬢様ならきっと成し遂げられますよ。」
「ふふ、ありがとうブレンダ!緊張していたけどわたしらしくお会いできる気がしてきたわ!」
……と、思っていたのも少し前の話。
「…お帰り下さい。顔合わせも済みましたし、これ以上話すことはございません。」
わたしはいま、自分でも驚くほど冷たい声色をはなっている。
「せっかくここまで来たんだ。僕はもっと君と話してみたいな、エヴェリーナ嬢。」
「まぁ、そう仰っていただけるなんて光栄ですわ。しかし、私は皇太子殿下のお相手が務まるほどの者ではありません。」
「…ほら、そういうところが僕は気に入っているんだよ。他の令嬢ならきっとこの誘いを断ることなんてないだろうに。」
「そうですか。生憎私は他家のご令嬢と関わる機会が少ないので世間知らずでしたのね。皇太子殿下もお誘いをお受けするご令嬢のほうがよろしいのではないでしょうか?」
「そんな堅苦しい呼び方じゃなくてさ、リシャール…いや、リコって呼んでくれないか?僕を愛称で呼ぶ人は多くないけれど、今後一生を共にするエヴェリーナ嬢なら今のうちから呼んでおいてもいいだろう?あぁ、僕も君を愛称で呼んでもいいかな。」
「ご配慮ありがとうございます、皇太子殿下。ですが今はまだ婚約を公式に発表していない時期ですので、私のこともどうぞ今のままでお呼びくださいませ。」
明確な拒絶を示すと、皇太子殿下は押し黙った。
そして護衛騎士の代わりに扉の近くで様子を伺っていたロルフお兄様が驚いた顔をして近寄ってきた。
「エ、エーファ、どうしたんだ?体調でも悪いのか……?」
「……そうかもしれません。少し横になりたいので失礼してもよろしいでしょうか。」
「あぁ、体調が優れないのに会ってくれてありがとう。それならまた出直すよ。体に良い薬や栄養剤も送るから、次は皇宮の庭園散策とかどう?考えておいてね。…すぐ、会いたいな。」
ようやく席を立った皇太子殿下を形式的に見送り、部屋のベッドに潜り込んだ。
「エーファ、どうした?なんか嫌なことを言われたのか?お兄様が相応の仕返しをしてやるから言ってごらん。エーファが望むなら奴の親指くらいは取ってこれるぞ。」
布越しにわたしの頭を撫でるロルフお兄様の手のあたたかさを感じる。…2割冗談の言葉だって、こんなに頼もしい。けれどいまは、笑顔をみせられない。
「……エーファ…?本当に体調が悪いのか?気付かなくてごめんな、すぐ医者を呼ぶから。さっきは追い出す言い訳なのかと思って……」
「……いいえ、医者は呼ばなくて大丈夫です。」
無理に絞り出した声は、自分でも驚くほどか細かった。
どうしてこんなにショックを受けているのか、もう自分でも分からない。
ただ皇太子殿下の瞳が嫌だった。わたしを尊重するような言い回しで、どこかわたしを下に見ているような……うまく言葉にできないけれど、本能的に怖いと思った。
それだけならまだ我慢できたかもしれない。わたしだけが我慢すれば済む話だから。けれど、お兄様のことを悪く言うのは見過ごせなかった。こんなにわたしを大切に思ってくれている優しいお兄様を、
「君に魔法があったらどんな対応だったのかな」
なんて……。それまでは緊張のせいだと思っていた微かな違和感がほどけて、もう話していたくないと思ってしまった。
でもそれはきっと、わたしだって本当は心のどこかでそう思ってるから。わたしが普通に自分の魔法を使えたなら、お兄様たちがこんなにわたしに構ってくれることなんてなかったかもしれない。考えないようにしていたことを真正面から言われて、傷付いたんだ。
自分の魔法が発現してほしいと毎日神様に祈っているのに、発現してしまったらこんな風に頭を撫でてくれることはなくなるんじゃないかと思ってしまう。お兄様がくれる愛を疑ってしまう自分も嫌になる。
わたし、こんなにわがままで嫌な子だったんだ。
そう思わされるような皇太子殿下の言葉を受け取ることができなかった。
いままで誰にもとったことがない不躾な態度を、皇太子殿下にしてしまうなんて。きっとわたしに失望したはずだわ。それならそれで婚約の話が公になる前で良かったのかもしれない。
「……お兄様」
「どうした?」
「いえ…ありがとうございます。励ましてくれて…」
「何を言ってるんだ。エーファが悲しんでいるのに放っておけるわけないだろう?もうすぐマティアスも着くだろうから、そろそろ俺に顔を見せてくれないか。芋虫姿も可愛いから無理にとは言わないが…」
布団の中でもぞもぞ動く。いまお兄様の顔をみたら、きっと泣いてしまう。だっていつも通りの優しいお顔をしているだろうから。泣いたら余計な心配をかけてしまうわ。
そう思った時、バタンとドアが開く音がした。マティアスお兄様が来てくれたのだとすぐわかった。
「エーファ!!どうしたんだ?さっきメイドからエーファの様子が変だったって聞いて…!なんか嫌なこと言われたか!?それともアイツの顔が気に食わなかったとか…!?なんでもいいからお兄様に話してごらん。アイツの1番大事なモノを壊すことだってできるぞ。…って…エーファはどこに…?」
「……マティアス、お前はもう少し落ち着け。エーファだって疲れてるんだから。」
「あぁそうだね。お、ここかエーファ~どうしたんだ?布団でもこもこになって可愛いなぁ。」
「……マティアスお兄様…来てくださって、ありがとうございます…」
「なに言ってるの。エーファ以上に大切なものなんてこの世にないんだから当然だろ?」
マティアスお兄様の手が、わたしのお腹をぽんぽんと優しいリズムで跳ねる。その優しさに絆されて、わたしはついに口を開いた。
「お兄様…その、もし…わたしが自分の魔法を使えるようになったら……わたしのこと、どう思いますか?普通になって良かったって…もう心配して面倒を見る必要はないって、思われますか…?」
「「そんなわけないだろう?」」
お兄様たちの声が同時に聞こえた。一瞬も悩まずに、それが当たり前であるかのように。
「もしかしてそのことを言われたの?エーファが自分の魔法を使えたらお兄様はもう世話を焼かないって?」
マティアスお兄様の言葉はいつもより少しだけ冷たい。わたしはほとんど知らない、怒っているような声。
「…いえ、そこまでは…。ただ、もしそうなったらどうなるんだろうねって…わたし、お兄様たちにいまみたいに話してもらえなくなったらと考えてみたら怖くて…それで…。……申し訳ございません。皇室との関わりですのに自分勝手な態度で困らせてしまいました。皇太子殿下にもお詫びのお手紙を書かなくちゃ…」
そう、全部わたしのわがままだ。
皇太子殿下は間違ったことは言っていないし、明確な悪意をもって話しているわけではなかった。むしろ、失礼な態度をとったわたしに最後まで優しくしてくださった。……きっと、皇太子殿下の言葉は…わたしが嫌だと感じた言葉は、聞き手がわたしじゃなければただの会話として成立したんだろう。それなのにわたしは、自分のことばっかり…
申し訳ないことをしたと思うけれど、もしこれで婚約がなかったことになるならそのほうがいいと思った。
「…エーファ、お詫びの手紙なんて書く必要はない。向こうが無理に取り付けた婚約なのに、エーファが嫌だと思うことをわざわざ話すような奴に話すことなんてないだろう?」
「そうだよ。あいつは賢いから、きっとエーファがどう思うか分かっててそんな話をしたんだ。エーファを試そうとしてたんだよ。傷ひとつ付けずに帰したことを感謝してほしいくらいだ。」
お兄様たちはゆっくり、たしなめるように優しく話してくれた。
お兄様はそれでいいと言ってくれるけれど、きっとそれはお兄様だから言えること。わたしをとびきり甘やかしてくれるお兄様のことは大好き。でもやっぱり、ここはちゃんと謝るべきよね。
……だけど、傷付いたのはわたしも同じだから、あと2日はこのまま無視させてもらうわ。
そのくらいのわがままは許してくださいね。…わたしの婚約者さま。
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