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第八話 幸せのかたち
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「デートをしようぜ」
初めてキスをした日から数日経ってマイケルはホープにそう言った。
「前に言ってた水族館に行こう。初デートにはちょうどいいと思う」
もちろんホープに否はないからすぐに承諾した。
デートをしたら、その次は・・・。マイケルとの関係はどうなるんだろうと思うと期待が募った。
自分でも不思議だ。次から次へとどんどんと強欲になってしまう。
否定しないでほしいから、受け入れて欲しい。受け入れて貰えれば、もっと愛されたい。
おはようとおやすみの挨拶のキスを毎日させてくれる。
あとは時々もう少し踏み込んだ親愛のキスを何度かマイケルとした。
そうなるとその先のことも欲してしまうのが道理だ。人であれば持つだろう当然の感情を今ホープも持っている。
マイケルとしたい事が溢れてしまって、もしかしたら自分は壊れてしまっているのでは?と時々思う。
出かける日は晴天だった。まるで二人のお祝いのようだと言ったらマイケルは笑った。
「わあ、ほらマイケルあれ見てよ!あれはねぇ南米で多く見られるサメなんだよ」
「へぇ、小さいな。サメってみんなデカいと思ってた」
「サメはね、500種類近くいるんだよ。だから小さいサメも沢山いるよ。」
「なるほどね」
休日の水族館は家族連れやカップルが多い。
半円型のトンネルを潜りながら見学できる水槽はこの水族館の目玉だ。
入ってすぐに広がる美しい青色の水槽の中に大小様々な魚たちが泳いでいた。
「綺麗だな」
マイケルが水槽を見上げてぽつりと言った。
その手を握るとマイケルが「おい、なにこれ?」と困ったように言う。
「デートはこうでしょ」
繋いだ手を上げて言うと、マイケルは観念したかのように笑っただけで手を離せとは言わなかった。
繋いだ手をそのままに水族館を巡った。水族館はいくつかの建物に分かれている。それぞれにテーマがあって、最初の巨大な水槽を抜けた後は好きな場所を見て回る事になるらしい。
暗い部屋で漂う光るクラゲを見て感嘆の声を上げ、大きなワニを見て驚き、ペンギン館ではおどけた仕草を見せるペンギンに随分笑った。
水族館を出るともう夕方も遅い時間だった。
「楽しかったな」
マイケルがしみじみと言った。
「うん。すごく楽しかった」
「お前は本当に物知りだなぁ、おかげであの長い説明の看板を読む必要がなかったよ」
マイケルが楽しそうに言った。
水族館は海に向かって突き出した場所に立っている。建物の向こうは海が広がっていて、その海の水平線の上にオレンジ色の太陽が浮かんでいた。
「綺麗だなぁ」
マイケルがそう言った時にホープは彼がどうしようもないほど愛しくなった。
後ろから抱きしめて頭に顎を乗せると「重いぞ」と文句を言われたけどやめなかった。だってマイケルの声はとても優しかったから。
手をマイケルの前に回してぎゅっと抱きしめる。
近くを通ったカップルの女が興味深い目で自分たちを見ながら通り過ぎていく。
「帰ろう。うちに」
ホープがマイケルの耳の近くで言うとマイケルは「そうだな」と頷いた。
離れたくなくて強く手を握る。照れくさそうにしてもマイケルはそれを拒否しない。
幸せだな。と思う。
これが【幸福】なのだ。誰かを求めて受け入れて貰える事。それが一番の幸せ。
想いは常に双方向とは限らない。時には一方通行の時もあるだろう。
リアがホープにくれた愛は残念ながら一方通行だった。
それは誰のせいでもないと今は思う。
本当の愛を持たないヒューマノイドは真実人間を幸福にできないのかもしれない。
誰かをを愛した時に受け入れて貰えないならそれは痛みになる。
万人を愛する事は誰も愛さない事と同じだ。
今ホープの気持ちは一途にマイケルに向かっている。
マイケルを愛する事はホープにとって必要不可欠な事だった。
だからマイケルが示してくれた許容と愛情にホープはどうしようもなく幸せを感じる。
濃い夕焼けを背にホープはマイケルと手を繋いだまま帰路につく。
それはとても愛おしい時間だった。
★
「調子はどうだ?」
「とても良いよ」
チャールズのラボにやってきたのは水族館でデートした日から10日後のことだ。
相変わらずの距離感でホープとマイケルは過ごしている。
お試し期間がいつまで続くのかわからないが、ホープは日毎にマイケルの事を好きになっているような気がする。
マイケルは隣のリビングのソファーでいつものようにホープを待ってくれている。
「で、何か変化はあったのかね?」
ホープの首の後ろの端子にコードを繋ぎながらチャールズがそう尋ねる。
「うん。僕はマイケルに恋しているってわかったんだよ」
ぴたり。とチャールズの手が止まった。
「こい?」
「そう。愛しているんだ。彼を」
ほう。とチャールズは言ってホープの首に端子を差し込んだ。
「父親や兄のように愛している。という事ではないのかね?」
「違う」
「どうしてそう言い切れる」
「わかるよ。だって僕はマイケルが欲しいんだから」
チャールズはホープのその言葉に手に持っていたパッドを落としそうになるほど驚いたようだ。
「なんだと!?お前。本気か?」
「もちろん。ねぇこれってどういう事だと思う?プログラムのバグなのかな?それとも貴方の言っていたゆらぎのせいなのかな?」
「ゆらぎをバグと定義するなら欠陥なのだろうが。お前にそういう強い感情が生まれたことは不思議じゃない。ただその相手がマイケルとはな」
「こうなる事を予測して僕を彼に預けたんじゃないの?」
「そんな事わかるものか。ただお前たちは似ているから、ちょうど良いと思ったんだ」
「僕とマイケルが似てる?」
「どっちも寂しがりの子供だからな」
チャールズは人の感情に無頓着なくせに時々鋭い。だから天才なのだろうが。
「AIの機能も肉体も問題ない」
タブレットを置いてチャールズは言った。
端子を抜くためにホープに近寄ると「マイケルを頼むぞ」とホープの肩に手を置く。
「うん。エミリアにも同じような事を言われた」
「あぁ、彼女はマイケルの保護者だからな」
「妹だって言ってたよ」
「総じて女の方が男より精神がタフなのだ。マイケルはああ見えて脆いところがある。だからお前が支えてやれ」
チャールズもマイケルの事が好きなのだなとホープは思う。
マイケルもいつだってチャールズに辛辣だがあれは一種の照れ隠しだ。チャールズ本人もその事をよく知っているのだろう。
2人の間には確かな友情があって、それはホープが立ち入れない関係のような気がする。
「ちょっと悔しいなぁ」
「なんだ?」
「貴方とマイケルが仲良しなのが、気に入らないよ」
「ついに独占欲まで出て来たか?安心しろ。私は男に興味はない!美しいものが好きなのだ!」
「マイケルは綺麗だよ。茶色い髪もブルーの瞳も、大きな目も、全部綺麗だ」
「そういう時に使う言葉を教えてやろう」
「なに?」
「痘痕も靨」
「その言葉は知ってるけど、惚れたからじゃなくて、マイケルは綺麗だよ」
「わかったわかった。じゃあそのお綺麗なマイケルのところにさっさと戻れ」
ホープは寝台の上ら降りると足早にマイケルの元に向かった。
マイケルは待ちくたびれたのか大きなソファーに横になって眠っていた。
ほら。言った通りこんなに綺麗だ。
ホープは眠っている彼の顔をじっと見る。
綺麗に揃った長い睫毛。閉じられた瞼の向こうに綺麗な青があるのを知っている。
整った配置の薄い唇に小さめの歯。
ホープは屈んでマイケルの唇の横に口づけた。
「う、ん?あ?寝ちまった」
「終わったよ」
「あぁ、どうだった?」
「問題ないって」
「問題はおおありだ!お前の事を散々綺麗だのなんだのと!視神経プログラムに異常があるかもしれんぞ!」
チャールズが後ろから大きな声で言った。
「うるせぇな・・・なんだよ・・・あいつ。何言ってるんだ?」
マイケルの質問にホープは肩を竦めて「さあ」ととぼけた。
マイケルは首を傾げ「よいせっ」とソファーから立ち上がった。
「イチャイチャするなら帰ってからにしてくれたまえ!とりあえずそれ以外にはそいつに問題はない!」
「はいはい。言われなくても帰りますよ。いくぞ。ホープ」
「うん」
ホープはマイケルの後ろについてエレベーターに乗り込むとチャールズのビルを後にした。
「お前、あいつになんて言ったんだ?」
「マイケルは綺麗だって言った」
「あぁだからあの反応かぁ・・・。そりゃそうなる」
「でも本当の事だよ?」
「一般的に俺みたいな中年の男にその形容詞は使わない」
「でも僕が感じた事だからね。どう思うかは僕の自由だ」
ホープが大真面目に言うとマイケルは「あっそ」とつれない返事をしたけど耳の先が赤くなっていた。
「好きだよ。本当に」
「・・・俺も」
小さく言った彼の言葉はしっかりホープに届いた。
初めてキスをした日から数日経ってマイケルはホープにそう言った。
「前に言ってた水族館に行こう。初デートにはちょうどいいと思う」
もちろんホープに否はないからすぐに承諾した。
デートをしたら、その次は・・・。マイケルとの関係はどうなるんだろうと思うと期待が募った。
自分でも不思議だ。次から次へとどんどんと強欲になってしまう。
否定しないでほしいから、受け入れて欲しい。受け入れて貰えれば、もっと愛されたい。
おはようとおやすみの挨拶のキスを毎日させてくれる。
あとは時々もう少し踏み込んだ親愛のキスを何度かマイケルとした。
そうなるとその先のことも欲してしまうのが道理だ。人であれば持つだろう当然の感情を今ホープも持っている。
マイケルとしたい事が溢れてしまって、もしかしたら自分は壊れてしまっているのでは?と時々思う。
出かける日は晴天だった。まるで二人のお祝いのようだと言ったらマイケルは笑った。
「わあ、ほらマイケルあれ見てよ!あれはねぇ南米で多く見られるサメなんだよ」
「へぇ、小さいな。サメってみんなデカいと思ってた」
「サメはね、500種類近くいるんだよ。だから小さいサメも沢山いるよ。」
「なるほどね」
休日の水族館は家族連れやカップルが多い。
半円型のトンネルを潜りながら見学できる水槽はこの水族館の目玉だ。
入ってすぐに広がる美しい青色の水槽の中に大小様々な魚たちが泳いでいた。
「綺麗だな」
マイケルが水槽を見上げてぽつりと言った。
その手を握るとマイケルが「おい、なにこれ?」と困ったように言う。
「デートはこうでしょ」
繋いだ手を上げて言うと、マイケルは観念したかのように笑っただけで手を離せとは言わなかった。
繋いだ手をそのままに水族館を巡った。水族館はいくつかの建物に分かれている。それぞれにテーマがあって、最初の巨大な水槽を抜けた後は好きな場所を見て回る事になるらしい。
暗い部屋で漂う光るクラゲを見て感嘆の声を上げ、大きなワニを見て驚き、ペンギン館ではおどけた仕草を見せるペンギンに随分笑った。
水族館を出るともう夕方も遅い時間だった。
「楽しかったな」
マイケルがしみじみと言った。
「うん。すごく楽しかった」
「お前は本当に物知りだなぁ、おかげであの長い説明の看板を読む必要がなかったよ」
マイケルが楽しそうに言った。
水族館は海に向かって突き出した場所に立っている。建物の向こうは海が広がっていて、その海の水平線の上にオレンジ色の太陽が浮かんでいた。
「綺麗だなぁ」
マイケルがそう言った時にホープは彼がどうしようもないほど愛しくなった。
後ろから抱きしめて頭に顎を乗せると「重いぞ」と文句を言われたけどやめなかった。だってマイケルの声はとても優しかったから。
手をマイケルの前に回してぎゅっと抱きしめる。
近くを通ったカップルの女が興味深い目で自分たちを見ながら通り過ぎていく。
「帰ろう。うちに」
ホープがマイケルの耳の近くで言うとマイケルは「そうだな」と頷いた。
離れたくなくて強く手を握る。照れくさそうにしてもマイケルはそれを拒否しない。
幸せだな。と思う。
これが【幸福】なのだ。誰かを求めて受け入れて貰える事。それが一番の幸せ。
想いは常に双方向とは限らない。時には一方通行の時もあるだろう。
リアがホープにくれた愛は残念ながら一方通行だった。
それは誰のせいでもないと今は思う。
本当の愛を持たないヒューマノイドは真実人間を幸福にできないのかもしれない。
誰かをを愛した時に受け入れて貰えないならそれは痛みになる。
万人を愛する事は誰も愛さない事と同じだ。
今ホープの気持ちは一途にマイケルに向かっている。
マイケルを愛する事はホープにとって必要不可欠な事だった。
だからマイケルが示してくれた許容と愛情にホープはどうしようもなく幸せを感じる。
濃い夕焼けを背にホープはマイケルと手を繋いだまま帰路につく。
それはとても愛おしい時間だった。
★
「調子はどうだ?」
「とても良いよ」
チャールズのラボにやってきたのは水族館でデートした日から10日後のことだ。
相変わらずの距離感でホープとマイケルは過ごしている。
お試し期間がいつまで続くのかわからないが、ホープは日毎にマイケルの事を好きになっているような気がする。
マイケルは隣のリビングのソファーでいつものようにホープを待ってくれている。
「で、何か変化はあったのかね?」
ホープの首の後ろの端子にコードを繋ぎながらチャールズがそう尋ねる。
「うん。僕はマイケルに恋しているってわかったんだよ」
ぴたり。とチャールズの手が止まった。
「こい?」
「そう。愛しているんだ。彼を」
ほう。とチャールズは言ってホープの首に端子を差し込んだ。
「父親や兄のように愛している。という事ではないのかね?」
「違う」
「どうしてそう言い切れる」
「わかるよ。だって僕はマイケルが欲しいんだから」
チャールズはホープのその言葉に手に持っていたパッドを落としそうになるほど驚いたようだ。
「なんだと!?お前。本気か?」
「もちろん。ねぇこれってどういう事だと思う?プログラムのバグなのかな?それとも貴方の言っていたゆらぎのせいなのかな?」
「ゆらぎをバグと定義するなら欠陥なのだろうが。お前にそういう強い感情が生まれたことは不思議じゃない。ただその相手がマイケルとはな」
「こうなる事を予測して僕を彼に預けたんじゃないの?」
「そんな事わかるものか。ただお前たちは似ているから、ちょうど良いと思ったんだ」
「僕とマイケルが似てる?」
「どっちも寂しがりの子供だからな」
チャールズは人の感情に無頓着なくせに時々鋭い。だから天才なのだろうが。
「AIの機能も肉体も問題ない」
タブレットを置いてチャールズは言った。
端子を抜くためにホープに近寄ると「マイケルを頼むぞ」とホープの肩に手を置く。
「うん。エミリアにも同じような事を言われた」
「あぁ、彼女はマイケルの保護者だからな」
「妹だって言ってたよ」
「総じて女の方が男より精神がタフなのだ。マイケルはああ見えて脆いところがある。だからお前が支えてやれ」
チャールズもマイケルの事が好きなのだなとホープは思う。
マイケルもいつだってチャールズに辛辣だがあれは一種の照れ隠しだ。チャールズ本人もその事をよく知っているのだろう。
2人の間には確かな友情があって、それはホープが立ち入れない関係のような気がする。
「ちょっと悔しいなぁ」
「なんだ?」
「貴方とマイケルが仲良しなのが、気に入らないよ」
「ついに独占欲まで出て来たか?安心しろ。私は男に興味はない!美しいものが好きなのだ!」
「マイケルは綺麗だよ。茶色い髪もブルーの瞳も、大きな目も、全部綺麗だ」
「そういう時に使う言葉を教えてやろう」
「なに?」
「痘痕も靨」
「その言葉は知ってるけど、惚れたからじゃなくて、マイケルは綺麗だよ」
「わかったわかった。じゃあそのお綺麗なマイケルのところにさっさと戻れ」
ホープは寝台の上ら降りると足早にマイケルの元に向かった。
マイケルは待ちくたびれたのか大きなソファーに横になって眠っていた。
ほら。言った通りこんなに綺麗だ。
ホープは眠っている彼の顔をじっと見る。
綺麗に揃った長い睫毛。閉じられた瞼の向こうに綺麗な青があるのを知っている。
整った配置の薄い唇に小さめの歯。
ホープは屈んでマイケルの唇の横に口づけた。
「う、ん?あ?寝ちまった」
「終わったよ」
「あぁ、どうだった?」
「問題ないって」
「問題はおおありだ!お前の事を散々綺麗だのなんだのと!視神経プログラムに異常があるかもしれんぞ!」
チャールズが後ろから大きな声で言った。
「うるせぇな・・・なんだよ・・・あいつ。何言ってるんだ?」
マイケルの質問にホープは肩を竦めて「さあ」ととぼけた。
マイケルは首を傾げ「よいせっ」とソファーから立ち上がった。
「イチャイチャするなら帰ってからにしてくれたまえ!とりあえずそれ以外にはそいつに問題はない!」
「はいはい。言われなくても帰りますよ。いくぞ。ホープ」
「うん」
ホープはマイケルの後ろについてエレベーターに乗り込むとチャールズのビルを後にした。
「お前、あいつになんて言ったんだ?」
「マイケルは綺麗だって言った」
「あぁだからあの反応かぁ・・・。そりゃそうなる」
「でも本当の事だよ?」
「一般的に俺みたいな中年の男にその形容詞は使わない」
「でも僕が感じた事だからね。どう思うかは僕の自由だ」
ホープが大真面目に言うとマイケルは「あっそ」とつれない返事をしたけど耳の先が赤くなっていた。
「好きだよ。本当に」
「・・・俺も」
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