オルレンシア復興記

リューク

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亡国の王子

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王都イグナシオ 南部商業地区

「放せぇ! ボーマン! バイス! 俺は、俺はぁ!」
「放せるわけないでしょう! 大体放したら戻るつもりでしょうが!」
「そうです、せっかく団長が作ってくれた脱出の好機を無に帰すおつもりですか!?」
「だけど……、父上が、母上が……、畜生! ちくしょう! ちくしょーーう!」

 俺は今、バイスに担がれ南門へと逃げている。
 逃げている間にも魔物は俺達の後を追ってきているのか、人の多い方へ吸い寄せられているのか、あちこちで戦闘音と警報の鐘の音が鳴り響く。
 そんな中、俺は逃げるしかない。
 いや逃げるというより逃がされているのだ。
 本当なら今すぐ戻って俺は国王である父の仇を討ちたい。

「とりあえず、王子! 一旦脱出します。それまでは大人しくして頂きますよ!」
「バイス! こっちに馬車を見つけたぞ!」
「副長! 俺が馬車を操りますので、王子をお願いします!」

 彼はそう言うのと同時に、俺を乱暴に馬車の荷車に乱暴に押し込んだ。
 そして、それと同時に馭者席で馬に鞭を入れ馬車を走らせ始めた。

「副長! 馬車に近づく奴を頼みます!」
「後ろは任せろ! 前はお前が何とかするんだ!」

 バイスは馭者席で槍を構え前方に、ボーマンは弓に矢を番えて引き絞って後方に備えた。
 俺は、走り出す馬車の中から徐々に離れていく王城を見ている事しかできなかった。
 そう、俺は無力なのだ。
 未だ実戦経験もなく、父が死にかけているのに動けない腰抜けで、バイスやボーマンにさえ敵わないだろう。
 そして、多くの兵が俺の逃げ道を支援してくれている。

「王子を絶対に殺らせるな! 我らが寄ってくる魔物、敵兵から守るのだ!」
「おぉ!」

 馬車の通り道を作り、魔物から俺と逃げ惑う人々を守る為、兵達が気勢をあげているのが聞こえる。

「ぐがぁぁぁぁぁ!」
「き、来たぞ! ワーウルフの集団だ! 全員方陣形! ここを抜かせるな!」

 ワーウルフの集団が俺達の馬車に向かおうとしたところを左右に居た歩兵達が方陣を敷いて押しとどめる。
 一進一退の攻防を行うが、流石に狼である。
 一匹が囮になっている隙に2・3匹で1人ずつ仕留め、徐々に圧倒していく。
 そうしている間に、数匹のワーウルフが囲みを突破して俺達の方へと駆けてくる。
 こちらは荷車付きの馬二頭。
 対して相手は腐っても魔物である。
 どちらが早いかは一目瞭然と言って良いだろう。
 一足飛びに距離を詰めたワーウルフは荷馬車に飛び込もうと跳躍してきた。

「ぐがぁぁぁぁぁ! ギャン!」

 一匹のワーウルフが跳躍したのと同時にボーマンの放った矢が貫く。
 そして、続いて襲い掛かろうとしたワーウルフ達が一瞬たじろいだ瞬間を見逃さず、二の矢三の矢がワーウルフを襲い、隊列を乱した。

「お、おぉぉ! 流石ボーマン副長! 我らも負けてられんぞ! 魔物を少しでも倒すんだ!」
「おぉぉぉ!」

 周囲で逃げる民を守っている兵達が気勢をあげるのと同時に、後方から今度は蹄の音が鳴り響く。

「クリストフ帝国の騎兵隊が来たぞ!」
「い、行かせるな! ここで押しとどめろ!」
「槍隊構え! 敵に対して槍衾を展開しろ!」

 歩兵隊の指揮官の機転と迅速な命令、行動によって騎兵が来る前に槍衾が完成した。
 敵騎兵隊もその動きの早さに一瞬動きを止めるかと思った次の瞬間。
 なにを思ったのか、そのまま突撃してきたのだ。

「なぁ! 奴ら死が怖くないのか!?」
「皇帝陛下バンザァァイィィ!」
「ひぃ! く、狂ってやがるぞこいつら!」
「いや、違う! こいつら屍兵アンデットだ! 騎兵が屍兵化している!」

 アンデットだと!?
 人が死んでからアンデットになるには数か月は必要なはず。
 普通ならそうなる前に聖水を振りかけて浄化してから埋葬するが……。

「王子! そこの刺繍の入った矢筒を取ってもらえますか!? この矢ではアンデットに効きません!」
「こ、この矢筒か!?」

 俺は、彼に言われた鳳の描かれた矢筒を渡した。
 彼が矢を取り出すと、切っ先が先程までの鈍い鉄色の鏃とは違い、光り輝く程の銀の鏃だった。
 アンデット系に有効と言われている銀系の武器か。
 確かにあれなら奴らを消滅させる事ができるだろう。
 彼は矢を力いっぱい引き絞ると、敵へと目がけて放つ。
 一息で5本の矢を放ち、一本も外すことなくアンデット化した騎兵の頭に命中させていく。
 その精度はまるで最初から糸でつながっているのではないかというくらい素早く、そして綺麗に額のど真ん中を貫くのだ。

「流石は副長だな……」
「いえ、私なんてまだまだですよ。王子」

 俺は彼の神技ともいえる弓の技術にため息しか漏れてこなかった。
 だが、そんな感嘆する時間すらなく次の敵が押し寄せてくる。

「ちぃ! 王子! 副長! これからちょっと揺れますよ!」
「どうした!?」
「マウントモンキーが前の屋根に大量に乗っている!」

 そう言われた俺は、前方に移動すると、進行方向の屋根に何十匹と居るサルの群れが見えた。

 奴らが乗り込もうと俺達の馬車を狙って飛び降りるのと同時に、バイスは馬車を左右に避けてサルたちを躱していく。
 だが、全部を避ける事など不可能であり、また現実的でもない。
 その為、少しずつではあるが、サルたちが屋根に降り立ち始める。
 屋根にくっついたサルたちに俺は、腰に下げた剣で応戦していく。
 もちろん前方で馭者をしているバイスも槍を片手に必死に応戦していた。

「全く、しつこいと雌に嫌われるぞ! エテ公が!」

 彼は槍を上下左右に振り、突き、払ってマウントモンキーを追い散らしていた。
 サルの動きがいくら単調でもそう易々とはいかない相手であるが、彼が振るっているのを見ると本当に簡単に追い払っている様に見える。

「王子! 屋根に張り付いた奴は任せます! 一突きすれば大抵大丈夫ですから!」
「わかった、前と操縦は頼むぞ!」
「馬を扱わせれば俺に叶う奴は居ませんよ!」

 彼はそういうと、馬車を左右に動かしながらも飛びかかってくるサルを蹴散らしていた。
 暫くの間攻防が続いたが、門の目の前まで迫った所でサルたちを何とか撒く事ができた。

「な、なんとかなったか?」
「いえ、そうも言ってられませんね……」

 バイスが前方を睨みながら見ていたのは、そう河である。
 王都の南を流れる大河イリアスは、恵と同時に敵を遮る防波堤でもある。
 だが、この時ばかりは脱出する全ての人にとっての絶望の壁となった。
 イリアスは幅2キロ、長さに至ってはどこまで続いているかもわからない程である。

「とりあえず河沿いに逃げるか?」
「いえ、川沿いでは西にしか道はありません。馬車は、ここまでですね」
「船は?」
「残念ながら主だった商船は全て逃げ出しており、残った小船舶ではとても全てを移動させる事はできません」
「……致し方ない、東に少し行ったところに渡し場があったはずだな?」
「え、えぇ確かにありますが、そこまで行こうと思うと今からでは馬が……」
「馬が必要、だろ? ならここにあるじゃないか」

 俺がそう言って馬車の裸馬を指さすと、2人は呆れた表情をした。

「いや、私たちは乗れますが、王子は普段鞍付きでしょう? 流石にそれは無茶が過ぎるのでは……」
「今は無茶をしないと逃げられないだろ? それにここに来るまでに少し頭も冷えてきた。今は少しでも遠くに逃げなければならないからな」
「……わかりました。王子に従いましょう。ですが、危険ですので絶対に放さないでくださいね」
「あぁ、分かっている」

 俺がそう言うと、バイスは馬車を止めてから馬を縛っている縄を解き、それぞれに手綱として口に付けさせた。
 相談の結果、俺はバイスと一緒に乗る事になった
 まぁ一番騎乗の上手い者に一番下手なのをくっつけないと危ないので致し方ない。

「さぁ、行きますよ! 王子! 舌噛まない様に歯ぁ食いしばってください!」
「え、あ、やぁぁぁぁ!」

 俺が覚悟を決める前に、バイスは一言だけ注意をして突っ走り始めるのだった。



王都イグナシオ 王城周辺

 若たちを逃がした我らは、王妃様を逃がすべく王城へと赴いたものの、すでに敵が押し寄せていた。

「オリバー団長! 敵が王城を包囲しつつあります!」
「なにがなんでも包囲網を突破しろ! 城と我らで挟撃するんじゃ!」

 儂の命令を聞いた騎士団は、重騎兵を前に押し出して突撃の態勢をとった。

「我らは何者じゃ!?」
「王国最強重騎兵団!」
「我らが行く先は!?」
「栄光と最強への道!」
「さぁ、一気に突っ切るぞ! 全軍突撃!」
「うぉぉぉぉぉぉ!」

 兵達の雄叫びと同時に重騎兵独特の腹に響く地響きが響き渡る。
 それを聞いた敵は、こちらの突撃に備えようと方向転換をしようとするが、指揮官の居ない集団の陣形変更が素早いわけもなく、敵の横っ腹を抉り倒す事に成功した。

「敵が崩れたぞ! 軽歩兵団! 戦果を拡大させろ!」
「おぉぉぉぉぉぉ!」

 重騎兵の広げた穴に向かって歩兵が突撃を開始する。
 歩兵は重騎兵の仕留めそこなった魔物を多対一で相手しながら徐々に数を減らし始め、そして、時間をかけながら橋の占領を完了した。

「よし! 橋を奪い返したぞ! このまま王城を守護する!」
「おぉぉぉぉぉぉ!」

 兵達は意気込み、儂もその意気込みに押され〝これで大丈夫〟と思った。
 そう、思ってしまったのだ。
 次の瞬間、その油断を突かれる形となった。
 一瞬の魔術発光と激しい爆発音と共に橋ごと重騎兵隊の大半は、堀の下へと沈んだ。
 そう、魔術師による一斉攻撃である。

「団長! 重騎兵隊半数以上が堀へと落下! また、橋も落ち、……我々は孤立しました」
「ぐッ! してやられた……。まさか魔術を使うとは……、魔術? まさか!?」

 魔術とは人の生み出した技術である。
 魔法とは違い魔術は発動する際に発光が起るのだ。
 そして、魔術は魔物には使えない。
 魔族であっても魔術は使えないのだ。
 儂は驚いて魔物の後方を見ると、あってはならないものを見てしまったのだ。

「く、まさかとは思っていたが……」

 儂が考えようとしたのも束の間、退路の無い軽歩兵隊に魔物の群れが襲い掛かってきた。
 そこから先は、凄惨な虐殺が繰り広げられた。
 重騎兵は、その重い鎧によって水の底に沈み、軽歩兵はその軽装ゆえに魔物の爪や牙に対抗しきれず数を減らし始めた。
 数人の手練れの兵が奮戦するも、圧倒的多数によって食い荒らされていくのだった。
 かく言う儂も、力尽き最後の抵抗も虚しく、奴らの牙を受ける事となった。

「王子……、オリバーはここまでのようです。どうか再興を」

 儂の見た最後の光景は、魔物に喰われる儂の額を射抜く城の弓兵の悲し気な表情だった。



王都イグナシオ ????

 魔物たちが王都内の住民を貪り食う中、1人の黒い騎士が降り立った。
 彼の名は、ベルハルト・フォン・クリストフ。
 クリストフ帝国第18代皇帝である。

「さて、現状報告を聞こうか? サーティン」

 サーティンと呼ばれた少女は、跪き赤と青の瞳を伏せて報告を始める。

「はっ! 国王アーサーは討ち取り、国内の制圧はほぼ完了しました。現在の所契約に従い、魔物どもが城内の者を捕食しております」
「アリューゼとグィネヴィアはどうした?」
「王妃グィネヴィアは確保に成功。王子アリューゼは寸での所で逃げられてしまいました。不手際をお詫びいたします」

 サーティンと呼ばれた少女がそう報告すると、ベルハルトは「そうか」とだけ答え城を見上げた。

「王妃については、王城の地下牢に入れておけ。王子は至急探索隊を編成し、追跡・捕縛せよ!」
「はっ! 畏まりました」

 そう言って少女が立ち去ると、入れ替わりにこの世の者とは思えないほど病的に白く美しい女性が入ってきた。

「ンフフフフ、サーティンはしっかりと働いているようですね」
「あぁ、あれは使い勝手が良い部下……」
「ですが、クリストフ帝」

 美女の瞳がそう囁くのと同時にギラリと怪しい光を放つ。
 その瞳を見た瞬間、先程までの剛健な顔から力が抜け、クリストフ帝の表情は虚ろになった。

「あれは、あくまでコマ。使い捨てのコマでございますからね」
「……サーティンはコマ、……使い捨てのコマ」
「そうですわよ。さぁお話はこれくらいにして、お楽しみと行きましょう。フフフフ」
「あぁ……、ルシフェル。そうだな、楽しもう……」

 そういって、クリストフ帝はルシフェルと共に王城へと入城するのだった。
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