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叛逆者処刑
木こりの未来
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目が覚めた。小鳥のさえずりが聞こえる。それに心地よい風が抜ける音も。まだ瞼を開いていないが、木の葉が風に揺れて木漏れ日が差したり遮られたりするのを感じる。一番好きな空間だ。
寝転ぶ身体を支える柔らかい芝生の感触。何か大事な事を忘れている気がするけど、どうでもいい。
「起きたの?」
風のように抜ける、でも包み込む様な優しい声がかけられる。最愛の妻の膝枕で心地よい日差しの中眠れる様な幸せに勝る事はないだろう。
「涙を流していましたよ、悪夢でも見ていたんですか?」
覗き込まれて、彼女の影に落ちる。そこでエイルも目を開く。彼女の胸越しに見える顔は良く見覚えのあるもの。明るいベージュの髪も大きなブラウンの瞳も。
「何か大変な夢でも見てた気がするけど、目覚めたら幸せで全部忘れたよ」
リーク村の外れにあるリーク森林。そこに原生している樹木を切って加工して都市に建材や小物として売りつける仕事。これは五つの時から父親の手伝いを始めて、以降十五年に渡り勤めている。
妻のアニーは隣に住んでいた幼なじみであり、歳は同じ。家族ぐるみで中が良く昔からこの子と結婚するだろうなと思いながら暮らしていた。
「もしかして結構寝ていた?」
多分、アニーはずっと膝枕をしてくれていただろう。だとしたら膝に物を乗せて正座で座り続けていた事になる。
「そんなにだよ?お昼ご飯のお弁当の片付けをしていたらいつの間にかこの木陰で寝てて。片付けが終わってそれに気づいたから二十分くらいかな?」
それでも膝にものを乗せて二十分は結構足が痺れてしまうのではないだろうか。エイルは疑問と好奇心を抱いていた。上体を起こして起き上がり、すぐさまアニーの方へ振り返る。
「ねぇ、ちょっと今」
アニーはきっと「ねぇ、ちょっと今は足が痺れてるから待って」と言おうとしていただろう。エイルにとってはそれが狙いであり、痺れた足をつつくイタズラをしてみたかった。
「あぁ!やめて!」
足が痺れている時特有の、痛い様なくすぐったい様な不思議な感覚。その為かアニーのそれは半分笑いの悲鳴だった。
「ごめん、ごめん」
そう言いつつエイルはつつくのを止めない。その度にアニーは叫ぶのを我慢するように喘いでいる。でも、直ぐに足の痺れはなくなる。
「もう!」
動ける様になったアニーはしつこくしたエイルに組み付いて反撃に脇をくすぐる。
「はははははは!やめてっ!ふふっ謝るからやめてっば」
もしも、こんなに幸せな日常があるのだろうか。と、エイルはそんな風におもうのだった。もしも?何故もしもなんて思ったのか、そんな事はエイルにとってどうでも良かった。
しかし、ゆったりと流れていた幸せな空間に不穏な気配がする。それはエイルが休憩を終えて午後からの仕事に戻ろうと思って冷静になった頃だった。
エイルには物心着いた頃から特殊スキル『動物会話Ⅰ』を持っている。とは言え声に乗せられた感情を読み取れる程度なのだが。
心地よい風と、それに乗って聞こえてきていた小鳥達のさえずり。先程まで意気揚々と聞こえてきたそれが止んでいた。
「アニー、鳥の声が聞こえなくなったよね?」
耳が悪くなった事を疑ってないが、もし本当に鳴き声が止んでいたのならそれは良くない事が起きている事を指す。
「確かに、声が聞こえなくなっていますね。何かありましたか?」
彼らが鳴かなくなったという事は危険が迫っているということ。その危険の大凡は毒。彼らは毒による危険を敏感に察知できる能力があるらしい。
「助けて」と今声が聞こえた。気がする。『動物会話Ⅰ』でここまで具体的な声が聞こえたのは初めての事であり、驚きが隠せなかった。
「あ、いまピーピーって鳴いていました」
アニーにも鳴き声は聞こえたらしい。つまりさっきの声は幻聴ではなく、小鳥が助けを求めているのは確実だろう。
「ごめんアニー、心配だから様子を見てくる。君はここで待ってて!」
十中八九毒による被害だろう。人体にどれ程の影響があるか分からないからアニーを連れては行けない。勇者だから困ってる誰かの声を見過ごす事も出来ない。エイルは自らの危険も顧みず声のした方へと走っていく。
森の奥に、小鳥達は集まって木の枝に止まっていた。その先には目に見えて立ち込めるいかにもと言わんばかりの緑色の霧。
「みんな、ここで何をしてるんだ!早く逃げないと、あれは毒だ。君たちも気づいているだろう?」
そう告げても「ピーピー」何かを必死に訴えかけている。先程の様に詳しい内容まで伝わらない。何を訴えかけているんだろう。
「ねぇ、エイル!」
この声はアニー。待っているように言ったのにどうしてきたんだ。そう言おうとした所を遮るように彼女は話を続けた。
「あそこ!まだ小鳥が霧の中で動けなくなってます!」
アニーが指さす方。確かに一匹、鮮やかな黄色の小鳥が毒の中を抜け出せずに釘付けになっている。
「アニー、お弁当を持ってきた籠を貸してくれ!これに入れて助ける」
それを聞いてアニーは急いで片付けて中に戻したお弁当の包みを取り出して、籠の中を空にして渡す。それを受け取って抱えたエイルは即座に毒霧の中へ駆けていく。
毒霧は肌に触れるとピリピリと痛む。その痛みは大した痛みではない為、この分なら耐えられる。息は吸わないまま、真っ直ぐに小鳥の元に走り抜ける。
「大丈夫だよ。早くこの籠に入って」
籠の蓋を開いて小鳥が止まっている枝に向けて掲げる。小鳥は入るのを渋るがそこは仲間が何かしら、詳しくは分からないがの声をかけて籠へ誘導する。
籠から伝わる小さな衝撃から小鳥が籠に入った事が分かる。掲げていたそれを下ろして改めてもう一度小鳥が中に居ることを確認すると蓋を閉じる。
「揺れると思うけど、このまま一気に行くよ」
籠の中の小鳥にそう声をかけてから勢いよく走り出す。毒霧はやはり触れるとピリピリするがまだ問題はない。しかし、それを吸ってしまった時にどうなるかは分からない。そろそろ息も限界でありかなり苦しかったが、無事に毒霧を抜ける事が出来た。
仲間がいる木の下でもう一度籠の蓋を開くと、小鳥はすぐさま仲間の元へ飛んで行く。小鳥を迎える仲間の鳴き声から喜びが伝わってひとまずほっとする。
「風が吹いて毒霧がまたこっちに来るかもしれない。みんな早く逃げるんだ。アニー、俺達も急ごう」
森を抜けようと駆け抜けている途中、薄々気づいていた事を改めて考え直す。夢を見ていて起きた訳じゃなくて、今ここが夢の中である事を。なら、望んでいた幸せの日々も直に終わりが来る。その前に少しでも長くアニーと話をしたい。
「ねぇ、エイル。毒霧の中に入っていくのは、いくら何でも危険すぎます。何かを助けたい気持ちは素晴らしいですが、凄く心配しました」
森を抜けて落ち着いた所でアニーはそう言った。確かに危ないかもしれないが、エイルはそれでも行く。
「俺は勇者だから、困ってる人の声は見過ごせなかったんだ」
きっと、木こりのエイルしか知らないアニーに伝わるはずのない事を理由として告げる。
「勇者?あなたは勇者では無いですよ?」
ここにいるエイルは木こりなのだから、おかしな事を言ったと思われても当然だろう。それでも、真剣な面持ちでエイルは続ける。
「きっと、分からないと思うけど、俺は勇者なんだ。だから俺はもう行かないと。きっと辛いけど、頑張るよ。あの小鳥の様に困ってる皆を救いに行くよ」
そこまで言うと、アニーの表情も真剣なものになっていた。
「そうですか。私には分からない事ですが、優しいあなたの事ですから何となく分かります。どこへ行ってもこれだけは忘れないでください…」
何となくもうすぐ本当の目覚めが迫っているる事がわかった。きっと最後にこの言葉を聞くとエイルは目覚めるのだろうと覚悟して聴く。
「エイル、私はいつでもあなたの味方です。あなたを信じていますそれはいつどんな時でも変わりません。だから、困った時は私がいると思い出してください」
暗く消えていくこの世界。エイルが最後に告げたかった「ありがとう」はアニーに聞こえていたのだろうか。
寝転ぶ身体を支える柔らかい芝生の感触。何か大事な事を忘れている気がするけど、どうでもいい。
「起きたの?」
風のように抜ける、でも包み込む様な優しい声がかけられる。最愛の妻の膝枕で心地よい日差しの中眠れる様な幸せに勝る事はないだろう。
「涙を流していましたよ、悪夢でも見ていたんですか?」
覗き込まれて、彼女の影に落ちる。そこでエイルも目を開く。彼女の胸越しに見える顔は良く見覚えのあるもの。明るいベージュの髪も大きなブラウンの瞳も。
「何か大変な夢でも見てた気がするけど、目覚めたら幸せで全部忘れたよ」
リーク村の外れにあるリーク森林。そこに原生している樹木を切って加工して都市に建材や小物として売りつける仕事。これは五つの時から父親の手伝いを始めて、以降十五年に渡り勤めている。
妻のアニーは隣に住んでいた幼なじみであり、歳は同じ。家族ぐるみで中が良く昔からこの子と結婚するだろうなと思いながら暮らしていた。
「もしかして結構寝ていた?」
多分、アニーはずっと膝枕をしてくれていただろう。だとしたら膝に物を乗せて正座で座り続けていた事になる。
「そんなにだよ?お昼ご飯のお弁当の片付けをしていたらいつの間にかこの木陰で寝てて。片付けが終わってそれに気づいたから二十分くらいかな?」
それでも膝にものを乗せて二十分は結構足が痺れてしまうのではないだろうか。エイルは疑問と好奇心を抱いていた。上体を起こして起き上がり、すぐさまアニーの方へ振り返る。
「ねぇ、ちょっと今」
アニーはきっと「ねぇ、ちょっと今は足が痺れてるから待って」と言おうとしていただろう。エイルにとってはそれが狙いであり、痺れた足をつつくイタズラをしてみたかった。
「あぁ!やめて!」
足が痺れている時特有の、痛い様なくすぐったい様な不思議な感覚。その為かアニーのそれは半分笑いの悲鳴だった。
「ごめん、ごめん」
そう言いつつエイルはつつくのを止めない。その度にアニーは叫ぶのを我慢するように喘いでいる。でも、直ぐに足の痺れはなくなる。
「もう!」
動ける様になったアニーはしつこくしたエイルに組み付いて反撃に脇をくすぐる。
「はははははは!やめてっ!ふふっ謝るからやめてっば」
もしも、こんなに幸せな日常があるのだろうか。と、エイルはそんな風におもうのだった。もしも?何故もしもなんて思ったのか、そんな事はエイルにとってどうでも良かった。
しかし、ゆったりと流れていた幸せな空間に不穏な気配がする。それはエイルが休憩を終えて午後からの仕事に戻ろうと思って冷静になった頃だった。
エイルには物心着いた頃から特殊スキル『動物会話Ⅰ』を持っている。とは言え声に乗せられた感情を読み取れる程度なのだが。
心地よい風と、それに乗って聞こえてきていた小鳥達のさえずり。先程まで意気揚々と聞こえてきたそれが止んでいた。
「アニー、鳥の声が聞こえなくなったよね?」
耳が悪くなった事を疑ってないが、もし本当に鳴き声が止んでいたのならそれは良くない事が起きている事を指す。
「確かに、声が聞こえなくなっていますね。何かありましたか?」
彼らが鳴かなくなったという事は危険が迫っているということ。その危険の大凡は毒。彼らは毒による危険を敏感に察知できる能力があるらしい。
「助けて」と今声が聞こえた。気がする。『動物会話Ⅰ』でここまで具体的な声が聞こえたのは初めての事であり、驚きが隠せなかった。
「あ、いまピーピーって鳴いていました」
アニーにも鳴き声は聞こえたらしい。つまりさっきの声は幻聴ではなく、小鳥が助けを求めているのは確実だろう。
「ごめんアニー、心配だから様子を見てくる。君はここで待ってて!」
十中八九毒による被害だろう。人体にどれ程の影響があるか分からないからアニーを連れては行けない。勇者だから困ってる誰かの声を見過ごす事も出来ない。エイルは自らの危険も顧みず声のした方へと走っていく。
森の奥に、小鳥達は集まって木の枝に止まっていた。その先には目に見えて立ち込めるいかにもと言わんばかりの緑色の霧。
「みんな、ここで何をしてるんだ!早く逃げないと、あれは毒だ。君たちも気づいているだろう?」
そう告げても「ピーピー」何かを必死に訴えかけている。先程の様に詳しい内容まで伝わらない。何を訴えかけているんだろう。
「ねぇ、エイル!」
この声はアニー。待っているように言ったのにどうしてきたんだ。そう言おうとした所を遮るように彼女は話を続けた。
「あそこ!まだ小鳥が霧の中で動けなくなってます!」
アニーが指さす方。確かに一匹、鮮やかな黄色の小鳥が毒の中を抜け出せずに釘付けになっている。
「アニー、お弁当を持ってきた籠を貸してくれ!これに入れて助ける」
それを聞いてアニーは急いで片付けて中に戻したお弁当の包みを取り出して、籠の中を空にして渡す。それを受け取って抱えたエイルは即座に毒霧の中へ駆けていく。
毒霧は肌に触れるとピリピリと痛む。その痛みは大した痛みではない為、この分なら耐えられる。息は吸わないまま、真っ直ぐに小鳥の元に走り抜ける。
「大丈夫だよ。早くこの籠に入って」
籠の蓋を開いて小鳥が止まっている枝に向けて掲げる。小鳥は入るのを渋るがそこは仲間が何かしら、詳しくは分からないがの声をかけて籠へ誘導する。
籠から伝わる小さな衝撃から小鳥が籠に入った事が分かる。掲げていたそれを下ろして改めてもう一度小鳥が中に居ることを確認すると蓋を閉じる。
「揺れると思うけど、このまま一気に行くよ」
籠の中の小鳥にそう声をかけてから勢いよく走り出す。毒霧はやはり触れるとピリピリするがまだ問題はない。しかし、それを吸ってしまった時にどうなるかは分からない。そろそろ息も限界でありかなり苦しかったが、無事に毒霧を抜ける事が出来た。
仲間がいる木の下でもう一度籠の蓋を開くと、小鳥はすぐさま仲間の元へ飛んで行く。小鳥を迎える仲間の鳴き声から喜びが伝わってひとまずほっとする。
「風が吹いて毒霧がまたこっちに来るかもしれない。みんな早く逃げるんだ。アニー、俺達も急ごう」
森を抜けようと駆け抜けている途中、薄々気づいていた事を改めて考え直す。夢を見ていて起きた訳じゃなくて、今ここが夢の中である事を。なら、望んでいた幸せの日々も直に終わりが来る。その前に少しでも長くアニーと話をしたい。
「ねぇ、エイル。毒霧の中に入っていくのは、いくら何でも危険すぎます。何かを助けたい気持ちは素晴らしいですが、凄く心配しました」
森を抜けて落ち着いた所でアニーはそう言った。確かに危ないかもしれないが、エイルはそれでも行く。
「俺は勇者だから、困ってる人の声は見過ごせなかったんだ」
きっと、木こりのエイルしか知らないアニーに伝わるはずのない事を理由として告げる。
「勇者?あなたは勇者では無いですよ?」
ここにいるエイルは木こりなのだから、おかしな事を言ったと思われても当然だろう。それでも、真剣な面持ちでエイルは続ける。
「きっと、分からないと思うけど、俺は勇者なんだ。だから俺はもう行かないと。きっと辛いけど、頑張るよ。あの小鳥の様に困ってる皆を救いに行くよ」
そこまで言うと、アニーの表情も真剣なものになっていた。
「そうですか。私には分からない事ですが、優しいあなたの事ですから何となく分かります。どこへ行ってもこれだけは忘れないでください…」
何となくもうすぐ本当の目覚めが迫っているる事がわかった。きっと最後にこの言葉を聞くとエイルは目覚めるのだろうと覚悟して聴く。
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