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しおりを挟む朝日奈くんにヘタレと連呼している
ヘタレと連呼され不機嫌なのがわかる。
その光景が微笑ましくて笑ってたら
「……ごめんね」
つい謝った。
笑うなんて失礼よね
「ううん、……澪が笑ってくれるなら。いつも辛そうな顔だったから」
辛そう、か
そんなに辛そうかな…?
遥が優しく頭を撫でてきた。
今にも泣きそうな顔
「なんで、遥が泣きそうなの?」
「……澪が泣かないから……」
私が泣かないからって……
泣いたのは…あの日だけ
あの日から泣いてない
お姉ちゃんとお義兄さんも頭を撫でてきた。
私が話さないから
「澪……話して?話したら楽になるよ?」
元彼のことを話した
浮気されたこと友達だと思ってた柚にされたこと
お姉ちゃんは泣いて私を抱きしめてくれた
両親が亡くなった日からお姉ちゃんは私の前で泣かなくなった。
母親がわりのお姉ちゃん
「……澪」
「大丈夫、だよ?」
「大丈夫じゃないとき、よく大丈夫って言ってるの気づいてる?」
お義兄さんに言われた。
全く気づかなかった
お姉ちゃんやお義兄さんに心配かけたくなかったから
迷惑だと思われたくなくて大丈夫と言うように
「……澪、まだ無理かもしれない。でもね?いつか自分の幸せをみつけて?」
「うん……」
私の幸せ
これから先、見つからないかな
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