異世界転移した俺の、美味しい異世界生活

yahagi

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麻婆豆腐と冷や奴

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 夕飯は海老がたっぷり入ったパスタだった。
 とても美味しかった。

 俺は自宅に帰り、ゆっくりお風呂に浸かった。
 お風呂を上がり、淫具を使ってから寝た。
 



 翌朝の早朝、俺はチョコレート屋ピスタチオでチョコレートを買い込み、レストラン ミトレーチェに来ていた。
 伝言屋に頼んで絵師とメニュー屋も呼んである。

 俺はまず料理長に挨拶した。

「久し振り、料理長。今日はメニューを増やしに来たよ」

「おお、それはいいですね。どんな料理ですか?」

「パスタ3種類と米料理2種類。後は新しい麺料理が7種類、それとデザートだ」

「たくさんありますね。まずはパスタから教えて下さい」

「うん、まずナポリタンからいくぞ。まず玉ねぎ、ピーマン、ソーセージを切る……」

 俺は午前中いっぱい使ってナポリタン、ミートソース、ジェノベーゼと、うどんとそば、中華麺の打ち方を教えた。
 それと来週から乾燥麺が入荷する事を伝えると、それは助かる、と喜んでいた。

 絵師のエルランドさんと、メニュー屋のヘンリエッタも来ている。
 今日のまかないはジェノベーゼ。
 バジルが爽やかな一品だ。
 美味しかった。

 午後からはドリアと炒飯、肉うどん、天ぷらそば、ラーメン、ざるうどん、ざるそば、冷やし中華、焼そばの作り方を教えた。

「この焼そばって、簡単なのに美味しいですね。断然気に入りました」

「俺はラーメンが好きっすね。チャーシューをもっと乗せたいっす」

「天ぷらそば、さっと食べれて美味しいですよ」

「どれも美味しいですよ。俺は冷やし中華が好きですね」

 みんな真剣に味見をしてくれる。
 そこに心配げな声がかかった。

「オーナー。いつもくっきりついてたキスマークが薄れてますけど、別れちゃったんですか?」

「別れてないよ。結婚しました! 今は依頼で不在にしてるんだ」

「なあんだ。ご結婚おめでとうございます。捨てられちゃったのかと、戦々恐々としてましたよ」

「皆すごく心配してくれて……俺、嬉しいよ。心配要らないからね。大丈夫だから」

「結婚おめでとうございます!」

 俺は皆に祝われて、嬉しかった。
 エルランドさんと、ヘンリエッタにもお祝いを言われた。

「あのさ、チョコレート屋ピスタチオって店を開いたんだ。そこのチョコレートっていう甘い菓子をそこから仕入れて、このお店でもチョコレート菓子を出したらどうだろうか」

「そうですね……あまり調理の必要のないメニューなら喜んで加えたい所です」

「板チョコ持ってきたから、食べ比べしようか。これ、6等分ずつに切ってくれる?」

「はい、わかりました」

「んん、甘くて苦い美味しさですね」

「ナッツのチョコレートが美味いっす」

「ドライフルーツも酸味があって美味しいですよ」

「これはメニューに入れましょう。後はどんなメニューがあるんですか?」

「溶かすと、美味しいチョコレートソースになるんだ。今、パンケーキにかけるから食べてみてくれ」

 俺はパンケーキのチョコレートソースがけを作った。
 それにホットチョコレートを添えて出す。
 全員分はキッチン担当が作ってくれた。

「うお、パンケーキに合いますね」

「ホットチョコレートは神の飲み物でしょう、これ。美味しすぎます」

「うめえ。チョコレート最高」

「これもメニューに入れましょう。後は何ですか?」

「パンやクッキーに練り込んだりかけたりすると美味しいんだけど、結構手間がかかるんだ。後はチョコレートムースとチョコレートケーキにしよう」

「パンとクッキーも教えていって下さいよ。皆で食べます」

「よーし、チョココロネから教えるぞ。これはパン生地から作るぞ……」

 俺はチョココロネやチョコクロワッサン、チョコクッキー5種類、チョコパイ、チョコレートムース、チョコレートケーキを作り上げた。

「チョココロネ、美味しいです。パンに合いますね」

「チョコレートケーキの濃厚さが最高です。これはメニュー入りですね」

「チョコムースも美味いぞ。これもメニューに入れよう」

 そこにメイドさんも顔を出した。

「甘い匂いがするから、気になっちゃって~」

「丁度焼き上がったとこだから、好きなの持って行っていいよ」

「やったぁ。オーナー、頂きまぁす」

 メイドさんはクッキーとパイ、チョコレートケーキを二人分持って行った。

「クッキーとパイもメニューに入れちまえ! 朝、焼けば何とかなる!」

「そうだな。余ったら従業員に配ろう」

 こうして、無事にメニューは決定した。
 エルランドさんはホットチョコレートを飲みながら黙々と絵を描いている。
 ヘンリエッタはチョコパイをつまみながら、必死に文字を書いていた。

「ヘンリエッタ、メニューは明日いっぱいまで待つから、宜しくな」

「はい。お任せ下さいっ!」

「新メニューは無料で飲み食いしていいから、味を皆に覚えさせてくれ」

「かしこまりました」

 俺はチョコレートの仕入れ方法を料理長と決め、エルランドさんとヘンリエッタの報酬を料理長に預けて、レストランを後にした。

 支店に到着したら鐘3つが鳴った。
 今日のおやつに間に合わなかったな。

「遅かったわね、ハヤト。今日は私がクッキーを焼いたわ」

「ありがとうございます、メリッサさん。今日の夜ご飯を俺が作ります」

「そお? じゃあ宜しくね、ハヤト。楽しみだわ」

 俺は皆と一緒にお茶を飲んで、クッキーを食べた。

 しばらくして、キッチンに入る。
 よし、豆腐を作るぞ。

 大豆の半量をミキサーに入れ、つけ汁を加えてクリーム状になるまで撹拌する。
 鍋に移し入れ、残りも同様にする。
 つけ汁もすべて加える。

 全体をよく混ぜて中火にかけ、木べらで混ぜながら軽く煮立つまで7~8分加熱し、弱火にし、さらにときどき混ぜながら約10分煮る。
 軽く冷めるまで置く。

 ボウルにざるをのせ、濡らしてかたく絞った麻袋を2~3回に分けてこす。
 熱いので気をつけて絞り、豆乳とおからに分ける。

 豆乳は鍋に入れて火にかけ、75~80℃くらいになったら火を止め、にがりを入れる。
 軽く混ぜて固まってきたら濡らしてかたく絞った布を敷いたざるに入れ、水気をきる。


 よし、豆腐の完成だ。
 俺は夕食の麻婆豆腐の作成にかかった。

 豆腐は2cm角に切る。
 にんにく、しょうが、ねぎはみじん切りにする。

 フライパンに油を中火で熱し、ひき肉、にんにく、しょうが、ねぎを炒め、香りが出たら、豆板醤を加えてさらに炒める。

 醤油、酒、味噌、砂糖、出汁を加えて煮立たせ、豆腐を加えて中火で2~3分煮る。

 水溶き片栗粉をよく混ぜて加えてとろみをつけ、ひと煮立ちしたら、出来上がり。

 器に盛り、ねぎを散らす。

 それと冷や奴を用意して、醤油を垂らす。

 麻婆豆腐とご飯、味噌汁、冷や奴を配膳していると、まずアラブレヒトが座った。

「うわあ、見慣れない料理だね」

「麻婆豆腐と冷や奴だ。大豆から作ったんだ」

「へえ、頂きます! うん、ピリ辛で美味しいよ。冷や奴も美味しい」

「へえ、うまそうだ」

「今、持ってきますね」

 皆もやってきた。
 俺は全員分配膳した。

「この冷や奴はほのかな風味がして美味いぞ」

「麻婆豆腐はピリ辛なお肉がお豆腐と絡んで、とっても美味しいわ」

「飯に合うなあ。ピリ辛具合がちょうど良い」

 自分の分を、俺もぱくり。
 冷や奴、うめえ。
 麻婆豆腐はピリ辛で美味しい。
 大満足な夕食だった。

 俺は後片付けをして、家に戻った。
 ゆっくりお風呂に浸かって疲れを取る。
 お風呂上がりに淫具を使って、すっきり。
 俺はリカルドの道中の無事を祈って、眠りに落ちた。
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