結婚したいとぼやいた結果、年下イケメンと結婚した俺ですが、幸せです

yahagi

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結婚したいとぼやいた結果、年下イケメンと結婚した俺ですが、幸せです

 俺の親父殿は、何にしても豪快だ。

「あはっはっは。酒がうまい! 小海老の唐揚げが実に良く合う! 今日のメインは俺が釣った魚だ! レビニ、食べているか!」

「はい、親父殿。俺はキノコのバターソテーが美味でした。メインは……魚の香草焼きですね。実に大きい魚だ。さすが親父殿だ」

「がっはっはっは! この村一番の狩猟上手とは俺のことよ! 明日は肉を狩ってくるからな!」

 俺は親父殿を尊敬している。
 俺は親父殿の息子なのに、狩猟は普通。
 代わりに、料理、裁縫、掃除が得意だ。
 俺がこの村の跡取りなのに、少し物足らない。
 
 この村には決闘の風習があって、決闘に負けた方は勝った方の嫁になる。
 主に男に結婚を申し込む時に使われる風習だ。
 俺は16歳になり、成人になってから、村の跡取り目当てにたくさん決闘を申し込まれた。
 戦ったら負けは確定していたが、親父殿が全て断ってくれたのだ。

「俺の眼鏡に叶う男でなけりゃあ、決闘させねえ! 帰れ帰れ!」

 俺は家の中で震えていたので、どれほどありがたかったかは計り知れない。
 俺は18歳になった。
 そろそろ結婚したいが、相手がいない。
 だから、この呟きに意味などなかった。

「あ~、結婚したい。味噌汁作って待つ生活してえ……」

「レビニ! そうか、結婚したいか! 丁度隣村のフツサが決闘を申し込んで来ている。今週呼ぶから、戦え!」

「ふ、フツサって若者の中じゃ抜きん出て一番の強い男じゃないか! しかも俺に素っ気ない奴だ! 決闘なんてしたら、俺負けちまうよ、親父殿」

「うむ。負けて、嫁になれ!! フツサもレビニが待つ家に帰る生活がしたいと零しておった。まだ17歳の若年ながら、狩猟の技はピカイチであるぞ!」

「えっ、ええ~~~っ」

「何だ、その声は。フツサは見目も良い男だし、文句なかろう。決闘は明後日の夕方、村の広場で行う。しっかり食って、力をつけておけ」

 村長である親父殿の決定は重い。
 俺は自室に引き下がって、フツサのことを考えていた。
 フツサは整った顔立ちで人気がある。
 茶色の髪に緑の目。引き締まった身体は力を秘めていて、若鹿のようだ。
 ニコニコしてればもっと格好良いと思うんだが、フツサはあんまり笑わない。
 獲物を狩った時くらいじゃないかな。

 フツサが小さい時、祭りで男達が不在だったことがある。
 子供だったフツサは台所へ来て、腹を鳴らしていた。
 俺はおやつに揚げた骨煎餅をあげた。
 パリパリと食べたフツサは大層気に入って、おかわりして食べた。
 その時はにこにこと笑っていたなぁ……。

 それから大きくなったフツサとは、あんまり接点がなかった。
 でも、素っ気ない態度や笑顔のない対応を見ていれば、たいがいは好かれているとは思わないだろう。
 そうか、俺は結構フツサが好きだったんだな。
 誰だって自分が作ったもんを笑顔で食べてくれたら、嬉しいさ。
 
 フツサは村の跡取りになりたいんだろう。
 俺はおまけだ。
 それは考えたくない未来そのものだった。

 決闘、死に物狂いで勝ってやる。
 俺は決意を胸に、眠りに落ちた。





「そこまで! フツサの勝ち!」

 決闘はあっという間に終わった。
 俺が二回投げられて、場外。
 慌てて起き上がったけれど、無駄だった。
 ぱちっと目が合って、ふいっと剃らされる。
 端整な顔立ちが朱に染まって真っ赤だ。

「レビニ! あ、あとで……っ」

 上擦った声で名前を呼ばれて、えっと思う。
 耳まで赤い狼狽した姿。
 これは俗に言う恋してるってヤツじゃないか?

「両者、よく戦った! フツサよ、次期村長のレビニを助け、愛すると誓うか? 皆の前で述べてみせよ」

「俺はレビニを助けて、一生愛すると誓う! 俺はレビニを愛している!」

「よく言った! レビニよ、フツサと結婚せよ。村長の代替わりは、三年後とする! 皆よ、新たな村長を温かく迎えてくれ!」

 パチパチパチパチ!
 俺達はたくさんの拍手に包まれて、夫婦になった。

 家はフツサが自分で建てるようで、今日から俺の部屋に泊まり込む。
 結婚とは急な話だ。
 でも母親達が結託してご馳走を用意してくれていた。

 鳥の丸焼きに、挽肉と香草の春巻き、貝の酒蒸しと、魚の塩焼き。焼きたてのパン。
 どれもご馳走で、旨みがたっぷりだ。
 その中にふと、懐かしい献立が並んでいた。
 魚の骨の唐揚げ。別名骨煎餅。
 一つつまみ上げ、パリッと齧る。
 うん、パリパリしていて、塩気が効いていて、うまい。
 隣のフツサを見てみると、ぱちりと視線がぶつかった。
 フツサは真っ赤な顔で、言い募る。

「骨煎餅、憶えているか。レビニが俺に揚げてくれたおやつだ」

「勿論、憶えているよ。フツサはニコニコして食べてくれた。今はあんまり、ニコニコしなくなったから、好かれていないと思ったよ」

「威厳が欲しかったんだ。レビニの隣に並んでもおかしくない雄々しい男になりたかった」

「十分雄々しいだろう」

「まだまだだ。俺はレビニを見るとニコニコしちまうから、今まで自制してたんだ。でも、結婚したから、もう好きなだけ眺めていいよな?」

「うん。君は雄々しくて強い男だ。ちょっとくらいニコニコしたって、強いまんまさ」

 俺は酒蒸しの貝を食べながら話を聞いていたけれど、フツサににっこりと微笑まれて胸がドキリと鳴った。

「これからよろしく、レビニ」

「こちらこそよろしく、フツサ」

 フツサは鳥の足に豪快に噛み付いていた。
 鳥の脂が滴り落ち、フツサの手や口を汚す。

 その様子がなんだか色っぽくて、とても落ち着かない。
 魚の塩焼きを啄んで食べた。
 エールを飲み干し、ほろ酔い気分でフツサに声を掛ける。
 
「フツサ。俺、家に帰るぞ」

「俺も行く。待て、骨煎餅を食べていたんだ」

 パリパリといい音を立てて骨煎餅を咀嚼するフツサ。
 それをエールで流し込み、いい笑顔を見せた。

「ああ、美味かった。レビニはこれから俺に骨煎餅を作ってくれるか?」

「勿論さ。美味しい食事を用意して待っているよ。骨煎餅も作るよ」

「嬉しい。俺、ずっとレビニと結婚したかったんだ。願いが叶って、今日は最高の日だ」

 俺達は家にゆっくり歩く。
 肩がぶつかって、お互いの体温が心地良い。
 このまま寝たら最高に気持ち良いだろうな。
 そんな風に思っていたら、イキイキしたフツサに風呂に入れられ、浣腸された。

「結婚初夜にさっさと寝ようだなんて、許さないよ、レビニ」

「お前っ、指、入ってるっ……」

「もうちょっとで奇麗になるからね。我慢しててね。俺もむしゃぶりつきたいの我慢してるんだよ」

 フツサの指は容赦なく尻の穴を洗った。
 そしてお互い身体を洗って、湯船に浸かった。
 熱いお湯が心地良い。
 フツサはそわそわとしている。

「フツサ。今はゆっくり湯に浸かろう。俺は逃げないよ」

「本当に? ……俺が何するかわかってる?」

「俺を抱くんだろう。多分、半分位は、わかっているよ」

「レビニが隣にいて平静でなんかいられないよ。俺、もう出るっ」

 ざぶりと湯からあがったフツサの性器は形を変えていた。
 俺は見ちゃいけないものを見た気がして、目を逸らした。
 フツサは赤い顔で風呂を出て行った。
 俺は自分の胸がどきどきしている事に気付いた。
 俺はフツサの嫁だ。
 嫌じゃない。
 俺はゆっくり湯に浸かってから、風呂を出た。
 身体を拭いて、シャツと下履きを身に付けて、自室へ歩く。
 床の冷たさが現実だと教えてくれているようで、少し笑った。

 自室に入ると、下履きだけ身に付けたフツサが水を飲んでいた。
 ベッドの隣に腰掛けて、どきどきする胸を押さえる。
 フツサの横顔は格好良く、見とれてしまう。
 フツサは真っ赤な顔で向き直ると、触れるだけのキスをした。

「好きだ……レビニ!」

 ぎゅっと抱き締められる。
 ちゅっちゅっとキスを繰り返して、唇が開いた所に、フツサの舌が入ってくる。
 歯列をなぞり、上顎をねっとり舐められる。
 気持ち良い。
 俺はキスにボーッとしていたが、下肢をまさぐるフツサの手が服の上から陰茎をなぞり、撫でる。
 口の中を舐められながら陰茎を撫でられていると、何だか変な気持ちになってくる。
 フツサの手は俺の陰茎を下履きから取り出して扱いた。
 思わず喘いでしまった位、気持ち良い。

「あっ……あんっ」

「気持ち良い? 先っぽが好きなんだね。こうかな?」

「ああっ、あんっ……あんっ」

 フツサの手が先っぽをグリグリと苛める。
 思わずフツサに寄りかかってしまう程、気持ち良くて力が抜ける。
 ヌチヌチと水音を立てながら、俺は追い立てられていった。

「あんっ、あんっ、出るっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺はフツサの手にたっぷり射精した。



 俺は押し倒され、全裸にされた。
 乳首が舐められ、気持ち良い。
 指で弾くようにされると、たまらない。
 たっぷり乳首で感じまくった俺は、また勃起していた。

 足を大きく開かされ、潤滑油を入れられる。
 油のせいか、俺の尻の穴はフツサの指を難なく飲み込んだ。
 今、二本の指がバラバラに動いている。
 指はふと、しこりに触れた。

「ああっ……!」

 目の前が真っ白になった。
 性器が震え、ダラダラと蜜を零す。
 それは圧倒的な快感だった。

「今の所、何……? 気持ち良かった」

「ここだね。ぷっくりと膨れた前立腺だね。トントンしてあげるよ」

 フツサがそこをトントンする度、あーっと、意味のない声が出る。

「あーっ、あーっ、あんっ」

「トントントン。トントントン。あれ、イっちゃったね。精液が出てるよ。レビニ、気持ち良いんだね。もっとトントンしてあげる。指を三本に増やすよ。トントントン。トントントン。ふふ、また勃起してきた」

「あんっ……あんんっ……あーっ」

 俺は気持ち良くてベッドの上で身じろぎしていた。
 トントンされるのが最高に気持ち良い。
 俺は腰を揺らして、フツサの指を受け入れた。

「トントントン。トントントン。レビニ、すごくいやらしい顔してるよ。最高に可愛い。トントントン。トントントン。ふふ、またイった。腰を揺らしておねだり? 今あげるよ」

 指が抜けていく。
 俺は寂しい気持ちで見送った。
 フツサは下履きを脱ぎ捨て、勃起した陰茎を尻の穴にあてがった。

「レビニの処女、俺が貰うね」

 フツサはゆっくりと入ってきた。
 入れては引き、また突き入れて引く。そしてもっと奥に入ってくる。
 抜き差しを繰り返し、やっと奥にたどり着いた。
 フツサは俺をぎゅっと抱き締める。

「はぁ……俺のレビニだ。中は吸い付くようだよ。すごく気持ち良い。今、前立腺をトントンしてあげるからね」

 フツサは身体を起こし、ぎりぎりまで陰茎を引き抜いた。
 そして、ぷっくり腫れた前立腺目がけて一気に突き入れた。

「あんんっ」

 フツサは体重をかけてピストンし、前立腺をトントントンと押し潰した。
 目眩がするような快感だった。
 これ以上ないほど開いているのに、もっと開いたかのような感覚。
 尻の穴が敏感な性器になっていた。

「あっ、ああんっ、いいっ、あんっ」

 身体が溶けてしまいそうな快楽。
 身体の体温が上がり、突き入れる剛直の熱さを身体の真ん中で受け止める。
 前立腺を押し潰されて揺さぶられるだけで、俺はイきそうな程の快楽を味わっていた。
 気持ち良い。気持ち良い。
 そればかりが頭の中にあって、フツサが激しくピストンを始めてもそれは変わらなかった。

「あんっ、あんっ、あんっ、いいっ、気持ち良いっ、あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」

「俺もイくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は快楽の中で射精した。
 フツサは俺の最奥で射精した。



「気持ち良かった? レビニ」

「すごく良かった。これなら毎日してもいいよ」

「嬉しいっ。毎日しようね、レビニ」

 フツサは俺にちゅっちゅっとキスをする。
 
「フツサって、何で俺が好きなの? 結婚しても村長になれないし、良いことなくない?」

「わかってないな。俺はレビニが欲しかったんだよ。俺はレビニがいれば他に何も要らないよ」

「俺は平凡な見た目だし、狩猟も普通だ。料理は得意だけど、村の女達だって得意だろう?」

「俺は優しいレビニに惚れたの! 空きっ腹抱えてた時に優しくして貰ったのは一回や二回じゃきかないよ。あれ、レビニのおやつだったんだろう。大きくなってから、悪いことをしたな、と思ったんだ」

「ニコニコして美味しそうに食べるから、ついあげちゃってたね。でもフツサがこっちの村に預けられる機会ってそうなかったよ。気にしないでね」

「大きくなって、狩猟で返すって決めてたんだ。レビニにひもじい思いはさせないよ」

「うん。ありがとう」

 俺達はくっつき合って眠った。
 フツサは俺を好いてくれている。
 俺はそれがとても面映ゆかった。

 



 それからしばらく、フツサは家の建築に熱を傾けた。
 俺は家でおさんどん。
 夢見ていた味噌汁作って旦那を待つ生活だ。
 毎日楽しく料理している。

 夜はフツサとセックスを楽しみ、明け方眠る。
 フツサとのセックスは気持ち良いので、これからも続けていきたい習慣だ。

 二週間後、内装の仕上げをするとのことで、俺も呼ばれた。
 居間と各自室と夫婦の寝室が1階、物置と客間が2階。
 用意しておいたカーテンやカーペットを敷き、部屋を完成させていく。

 足りないものは出入りの商人から買って、あとは内職。
 縫い物は得意だ。任せてくれっ。

「レビニ、足りないものはあるか?」

「あとはキッチン回りだけだよ。今日からここに住むなら、籠一杯のトマトが欲しいところだね」

「了解。トマの家がトマトを作ってたはずだ。鶏肉が二羽あるから、肉と交換して貰ってくる」

「行ってらっしゃい。今夜は鶏肉のトマトソース煮込みだよ」

 フツサはトマの家へ出かけていった。
 俺は調理台を眺めて、肉の下ごしらえを始めた。
 調味料は揃っている。
 まずはもも肉を一口大に切り分ける所から。
 塩胡椒で下味を付け、フォークでグサグサ穴を開ける。
 野菜も一口大に切り分けておく。
 風味付けにローズマリーを庭から摘んできて、用意しておく。

「ただいま。形の悪いトマトを山ほど貰ってきたよ」

「でも熟していて美味しそうだね。トマトを貰うよ。フツサは居間のセッティングをお願い」

「任された」

 俺はトマトを水煮にして潰した。
 トマトソースと鶏肉と野菜をローズマリーと一緒に煮る。
 鍋はぐつぐつしていてとても美味しそうだ。
 あとは40分程このままだ。
 俺は寝かせておいた生地でパンを焼いた。
 オーブンを開けると、こんがり焼けたパンがずらりと並んでいる。
 俺は籠にパンを並べて、居間へ運んだ。

 居間のセッティングは完了していた。
 俺は鶏肉のトマトソース煮込みも皿に盛って、居間へ並べた。

「良い匂いが外までしてたぞ。ああ、美味そうだ」

 俺達は席に着いた。
 二人で食べ始める。

「うん、美味しい。野菜もトロトロだね」

「美味いな。あのトマトがこんなに美味しくなるんだな。流石だよ、レビニ」

「ありがとう。俺も上手く出来たと思ったよ。このトマトソースで、明日の昼はパスタにするね」

「ああ。明後日からは狩りに出る。昼食に弁当が欲しいんだが、いいか?」

「バケットにチーズと葉野菜を挟んだサンドイッチはどう?」

「一つじゃ足りないと思う」

「じゃあ、サンドイッチは二つで、おかずも作るよ。照り焼きチキンにして、野外で食べやすいように切り分けるね」

「ありがたい。頑張ってくるよ」

 フツサは宣言通り頑張って、鹿を仕留めて来た。
 解体して皆で肉を分け合う。
 俺の家には足肉と胴体の半身がどどんと置かれていた。

 俺は保存食のベーコンとソーセージを作った。
 夕食に香草入りのソーセージを焼いて出したら、美味しさにびっくりしていた。
 
 翌日は魚を20匹も釣ってきて、俺を驚かせた。
 半数は干物にして、半数は今日と明日の食事だ。
 フライにして、骨煎餅と共に出したらフツサは感動していた。

「何を捕ってきても美味い料理になるんだ。狩猟のやる気もうなぎ登りさ。レビニと結婚出来て、本当に良かった」

 フツサは骨煎餅を噛み砕きながら、しみじみと言う。
 俺も骨煎餅を齧りながら、にこやかにエールを飲み干した。

「俺もフツサが俺の旦那様で良かったよ。ずっと仲良く暮らして行こうね」

「ああ。約束するよ」

 フツサは笑顔で約束してくれた。
 フツサは格好良いなぁと、俺はぼんやり見つめていた。
 



「あっ、あーっ、あんっ、あんっ」

「レビニ、前立腺をたくさん苛めてあげるね。あー、気持ち良い。中が絡みついて来るよ」

「いいっ、そこいいっ、あーっ、いいっ、イくっ、もうイっちゃう」

「イっていいよ。イってる間も突いてあげる」

「あっ、あんっ、あんっ、いいっ、気持ち良いのぉっ、あんっ、そこっ、いいっ」

 フツサは俺がイってる間も前立腺へのピストンをやめなかった。
 硬い剛直が俺の弱い場所を押して引いて、また奥に押す。
 快楽は全身に回り、また陰茎は勃起している。
 ああ、気持ち良い。
 俺はよだれを垂らしながら喘いでいた。

「あんっ、あんっ、もう駄目っ、奥擦られるだけでイっちゃうっ、あんっ、気持ち良いっ、イくっ」

「俺もイくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は快楽の中射精した。
 フツサは、俺の最奥で射精した。




「ああー、良かった……」

「今日も一杯感じてて可愛かったよ。俺も気持ち良かった」

「もう……前立腺擦られたら俺、すぐイっちゃうかも。気持ち良くてわけわかんなくなった」

 フツサは俺をぎゅっと抱き締めた。

「レビニを抱くのは、俺だけだから。何回イっても良いんだよ。俺が見ててあげるからね。今日は指で二回、ちんぽで二回イったね」

「指でトントンされんのも好き……。俺、フツサのすることなら、何でも好きだよ。俺、フツサを愛してる」

 フツサにぎゅっと抱き付くと、ぎゅーっと抱き締められた。

「レビニ……嬉しい。ひっく。嬉しいよ……」

 フツサは泣きながら俺にキスして、舌を絡め合った。
 ベッドの中は温かく、素肌が心地良い。
 俺はゆっくりと眠りに落ちていった。




 結婚してから三年が過ぎた。
 俺は村長になり、フツサに支えられてなんとかやっている。
 夕暮れ時、男達が狩猟から帰ってくる。
 それを俺は味噌汁作って待つのだ。
 結婚してから夢だったおさんどん生活を満喫している。
 
「今日は兎が捕れたぞーっ!」

「森のキノコも、たっぷり採ったぞ!」

「おおーっ!」

 怪我人はいないようで、皆の顔は明るい。

「ただいま、レビニ」

「おかえり、フツサ」

 フツサはすっかりうちの村に馴染み、親父殿と狩猟1位の座をかけて競っている。
 ニコニコ笑うようになったフツサはやっぱり人気者で、俺はこっそり妬いている。
 だけど、フツサの一番は俺だから、安心していられるのだ。

 一緒に席に着き、夕食を食べ始める。
 今夜のメニューは、魚の酒蒸しと骨煎餅、味噌汁とパン。
 フツサは大喜びで骨煎餅を噛み砕く。
 エールで流し込んで、嬉しそうに笑う。

「今日も骨煎餅が美味しい。レビニの愛の味だね」

「あははっ、そうだな」

 魚の酒蒸しも美味しく出来ていたし、満足だ。
 俺はフツサの仕留めて来た兎をどう料理しようか考えながら、会話を楽しんだ。

 悩んだ末に、兎は丸焼きにする事にした。
 二日目は残った肉を叩いてグラタンにする。
 腹に野菜を一杯詰めて焼いた丸焼きは脂がじゅわっと垂れて実に美味しそうだ。

 兎の丸焼きを居間のテーブルに置き、パンを焼いた。
 香ばしい香りが充満している。
 焼きたてのパンが焼き上がり、これを籠に入れていく。
 これを居間に置いて、コンソメスープを配膳したら、完成だ。

 玄関の呼び鈴が鳴る。
 俺はミトンを置いて、かけつけた。

 扉を開けたら、愛しの旦那様。
 元気そうで何よりだ。

「おかえりなさい、フツサ」

「ただいま、レビニ」

 軽くキスをして、抱き締め合う。

「パンの良い香りがするね。今日は肉かな?」

「正解。どうぞ、中へ。準備は整っているんだ」

「いつもありがとう、レビニ。俺の奥さん。愛しているよ」

「俺も愛してるよ、フツサ。俺の旦那様」

 俺達は戯れに何度もキスをする。
 それはきっと、明日も明後日も。
 俺はフツサとの毎日を愛している。

 おしまい。
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