弱々しい俺を救ったのはセックスだった

yahagi

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弱々しい俺を救ったのはセックスだった

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 大きな魔法陣の中央には布団が敷かれている。
 錬金術師ハノイは、恭しく俺の手を取って布団までエスコートした。

 魔法陣の光が俺を優しく照らす。
 俺は布団に寝かされ、シルクのネグリジェを脱がされた。

「さて、始めましょう」

 錬金術師ハノイも全裸になる。
 雄々しい男根に目がいってしまい、俺は赤面する。
 ハノイは俺の唇にキスすると、首筋に吸い付いた。
 男の節くれだった手で身体をまさぐられ、撫でられる。
 俺はゾクゾクとした快感を感じながら、キスに集中した。





 俺は公爵家子息でエルンストという。
 髪は白銀に煌めき、顔立ちは母親似で女っぽい。
 青い瞳に小さな鼻、赤い唇。
 俺は絶世の美少女、いや美青年だ。
 自慢の髪は腰まで伸ばし、華奢な手足はほっそりとしている。

 俺の問題は、この弱々しさにあった。
 少し庭を歩けば、熱を出す。
 家の中を歩いているだけで、だるさを感じる。
 骨折はしたことがないが、しょっちゅう熱を出した。

 この虚弱な体質を改善しようと、祈祷師や呪い師などが呼ばれたが、効果はなかった。
 俺はこの虚弱な体質が原因で、婚約者がいなかった。
 俺ももう16歳。成人だ。
 早く結婚したいし、男とまぐわいたい。
 しかし俺の虚弱さで、セックスが出来るだろうか?

 そんな中呼ばれた錬金術師はハノイと言い、虚弱体質を治せると言い切った。
 しかし、その方法が問題だった。

「セックスです。セックスしてエルンスト様の気力の大元を太くします。体力を消耗しますが、効果は期待できますよ」

「セックスか……。わかった、俺の処女を儀式に捧げるよ。いつならいい?」

「魔法陣を書き上げなければなりませんので、一週間下さい。場所は俺の工房でお願いします」

「じゃあ、一週間後に」

 

 そんなわけで、今セックスしている。

 ハノイは俺の乳首を弄り始めた。
 しつこく愛撫されていると、だんだん感じてしまう。

「あまり長く前戯していると、体力がなくなってしまうおそれがありますので、次は尻の穴を解しますね」

 ハノイは潤滑油を付けた指を俺の尻の穴へ入れた。
 痛くはないが、違和感がすごい。

「二本目入れますよ……」

 指が二本入ってきた。
 指はバラバラに動き、ふとしこりを掠めた。

「あんっ」

「ここですね。可愛いですよ、エルンスト様」

 三本目の指が入ってきた。
 指は優しく前立腺を撫でる。
 じっくり蕩けさせられて、俺は足を開かせられた。


「入れますよ……エルンスト様の処女、貰いますね」

 ずぶずぶずぶっ!
 一息で入ってきたハノイが、ゆっくり腰を振る。
 俺の弱いしこりを押し潰すように突き上げられ、俺は喘いだ。

「あんっ、気持ち良いっ、そこ好きっ」

「体力が心配なのでもう呪文を唱えますね。腰を振るのでエルンスト様は何も考えずイってください」

 ハノイは呪文を唱えながら腰を振った。
 ああ、気持ち良い。
 俺はハノイの身体に足を絡めた。

「あんっ、そこっ、いいっ、いいよぉっ、あんっ、あんっ、気持ち良いっ、イくっ」

「くっ……」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は気持ち良く射精した。
 ハノイは俺の最奥に射精した。


「儀式は成功です。おめでとうございます、エルンスト様」

「やった! 僕はこれで健康体になれたんだね」

 俺はハノイと手を取り合って喜んだ。
 翌日は熱を出したが、昼には下がったし、俺は元気いっぱいだ。

 熱が下がって数日後、俺は庭園を散策した。
 全然平気。だるくもないし、熱も出ない。
 俺は少しの距離から始まり、やがて庭園を一周出来るまでになった。
 これなら嫁に行っても良かろう。
 父に詰め寄ると、父は眉を下げた。

「有名どころの子息は婚約済みでな。婚約破棄された者位しか、空いていないんだよ」

「ええーっ! そうなんだ……」

「エルンストの体調も、まだまだ経過観察が必要だと思うよ。この間庭に出過ぎて熱を出したね?」

「はい……ちょっと頑張りすぎました」

「それでね、この釣り書きはどうだい?」

「どれどれ……。ハノイ・ブラウン。錬金術師。セックスを仕事にしている為、婚約破棄された……へええ! そうなんだ!」

「錬金術師ハノイならエルンストの体調も見てやりやすい。どうだい?」

「俺みたいな境遇の人を助けているんだよね。じゃあ、嫉妬出来ないや。うん、錬金術師ハノイと結婚するっ!」

「良かった。式は一ヶ月後に教会で挙げよう。ハノイは仕事が立て込んでいるそうだよ。エルンストが快癒したおかげだね」

「そうなのか……。ちょっと複雑。俺に手伝える事があるといいんだけど」

「新たな術式のテストに付き合って欲しいそうだ。内容はセックス。セックスで事をなす錬金術師だな、彼は」

「俺は健康になったし、セックスも大丈夫っ! 一ヶ月後が楽しみっ」

 俺はワクワクして結婚式を待った。




 結婚式は滞りなく済んで、今は結婚初夜。
 ハノイは俺の全身にキスをして、乳首を舐めている。
 
「あんっ、気持ち良いっ、あんっ、もっと噛んでっ」

 ハノイは半刻ほど舐めまくり、俺を鳴かせた。

「その後、体調はどうかな?」

 ハノイが、俺の尻の穴に指を入れながら問いかける。

「体調はとっても良くてぇっ、俺っ、元気になったよっ」

「それは良かった。おっと、ここだね。指でもイっておこうか」

「あっ、ああんっ、いいっ、すぐイっちゃうっ、あんっ、あんっ、いいっ、イくっ」

「前立腺が弱くて可愛いよ。指は三本入ったから抜くよ」

 指の代わりにハノイの勃起した陰茎が押し当てられる。

「入れるよ……。狭いな。熱く絡みついてくる。気持ち良いよ」

 ハノイは激しく腰を振った。

「あんっ、いいっ、気持ち良いっ、ハノイっ、あんっ、あんっ、イくっ」

「俺もイくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は気持ち良く射精した。
 ハノイは俺の最奥で射精した。



「俺の嫁に来てくれてありがとう。大事にするよ、エルンスト」

「俺も貰ってくれてありがとう。仕事、手伝うから言ってねっ」

「ありがとう。俺の錬金術の成果は、ほとんどセックスなんだ。浮気しているように見えるけれど、俺はエルンスト一筋だからね」

「俺みたいに困ってる人を助けてあげて。嫉妬はするけど、困らせないから。仕事でセックスするけど、俺のことも抱いてね」

「当然だよ。エルンストが健康になって良かった。たくさん抱くよ。エルンストが大好きだよ」

「えへへ。嬉しい」

 ちゅっちゅっとキスをして、抱き締め合った。
 夜はゆっくりと更けていった。



「今日はこの術式を試すの? 何々、敏感になる、だって!」

「不感症の男性からの依頼なんだ。とくにお尻の穴に集中して、敏感になるように術式を組んだ。さあ、試すよ。全裸になって」

 俺は全裸になって布団に寝転んだ。
 ハノイも全裸になり、魔法陣を作動させた。

 まずはキスして、乳首を舐める。
 いつもより感じてるかな?
 ハノイはたっぷり舐めて、俺を裏返した。

 ハノイは、お尻の穴を舐めた。
 舐められる度に声が出ちゃう。
 だって気持ち良い。

「あんっ、気持ち良いっ、あんっ、あんっ、いいっ、もっと舐めてっ」

 いつもより断然気持ち良い。
 たっぷり舐めた後、ハノイはお尻の穴に指を入れた。
 俺の弱いところを撫でられて、声が止まらない。
 
「あんっ、いいっ、もっとっ、ああっ、あんっ、気持ち良いっ、そこいいっ、あんっ、イくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は気持ち良くイった。

 ハノイは指を抜いて、勃起した陰茎を押し当てた。

「入れるよ、リラックスして……」

「あんんっ、気持ち良いっ、ハノイ、これ気持ち良いのぉっ、あんっ、あんっ、イくっ」

「俺も気持ち良いよ。感度はとても良いようだね。連続してイってみようか。さあ、ここを突くよ?」

 ハノイは俺の弱い所を押し潰すように突き上げた。
 気持ち良い所を責められ、天井が回る。
 気持ち良くてあっと言う間に上り詰める。

「あんっ、気持ち良いっ、ハノイっ、気持ち良いっ、あんっ、あんっ、イくっ」

「俺もイくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 俺は快楽の中、射精した。
 ハノイは俺の最奥に射精した。



「凄かった……。まだ天井回ってる。確実にお尻の感度上がってたよ」

「そうだね。成功だ。明日にでも連絡を入れるよ」

「人助けをする旦那様が自慢だよ。大好きだよ、ハノイ。俺を一番に可愛がってね」

「ありがとう、エルンスト。エルンストのことが一番好きだ。愛してる。俺だけの可愛い奥さんでいてくれ」

 俺達は何度もキスをして、抱き締め合った。




 それから、二年経った。
 ハノイは相変わらず忙しく働いている。
 俺はそのサポート。
 ハノイは俺を大事にしてくれる。

 一緒に朝ご飯を食べながら、スケジュールのチェック。

「午前中に一件、午後から一件だね。最近、またお客さんが増えたよね」

「乳首を敏感にする術式を開発したでしょう? それでまた増えたみたい」

「そうか。どんどんお客さんが増えるのは良いことだね。工房を大きく建て直したいんだ」

 ハノイは目をキラキラさせて夢を語る。
 俺はそんなハノイが大好きだ。
 
「俺も精一杯頑張るよ。応援してる」

 俺達は微笑み合い、席を立った。

「俺は風呂に入ってくるね。エルンストは工房のセッティングをお願い」

「任せて。行ってらっしゃい」



 俺は工房のセッティングを終えて、ふと魔法陣を見る。
 今日は乳首を敏感にする魔法陣だ。
 テストをした俺の乳首も敏感になっている。
 毎夜ハノイに愛でられて幸せだ。
 ハノイは俺に一目惚れだったそうだ。

「俺の運命だよ。エルンスト。君が大好きだ。愛してる。どれだけ抱いても足りないよ」

 昨夜もたくさんキスをされて、幸せだった。

「あの、すみません。錬金術師ハノイさんはこちらでしょうか?」

「はい、ご予約の方ですね。どうぞこちらへ」

 お客さんを案内していたら、ハノイが来た。
 後はハノイに任せて、俺は退散。




 終わった頃、掃除に向かう。
 ハノイはお客さんを見送った所だった。

「お疲れ様、ハノイ」

「ありがとう、俺の可愛い奥さん。俺は昼食の準備をしておくよ」

「はーい。俺は工房の掃除をするね」

 俺は布団を片付けて、工房を掃除した。
 魔法陣も力を失っている。

 忙しい毎日だけれど、充実している。
 空を見上げれば、快晴。
 季節は春。
 今度の休みにピクニックに行ってもいいな。
 ハノイに聞いてみよう。

 庭にはたんぽぽが咲き、春の訪れを表している。
 俺は深呼吸をして、母屋へ向かった。

 おしまい。
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