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神の花嫁になった僕は神官と神殿騎士を食べ放題?! 薔薇色のセックスライフが幕を開ける
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僕は5歳の時、高熱を出した。
そこで夢を見た。
鉄の塊が空を飛び、馬のいない車が走っていく。
まるで夢のような世界で、俺はそこにいた。
俺は、佐渡周平。
しがないサラリーマンだった俺は、ブラック企業で身体を壊すまで働き、事故で死んだ。
恋人も妻もおらず独身で、寂しい25年間の人生だった。
もし来世があるのなら、今度は働きたくない。
そう、強く願っていた。
目覚めたとき、僕は佐渡周平の記憶があって、一瞬混乱した。
僕はサファイア・メルキース。
メルキース家の3男だ。
でも、今や佐渡周平でもある。
そう、僕は異世界転生していた。
神様に会ってないし、チートもない。
この世界には魔法はあるが、いわゆるステータスというものはない。
せっかく異世界転生したけれど、平凡な人生になりそうだ。
この世界、男も子供を産める。
だって僕の母親が男性だし。
5年間、不思議に思わなかったけれど、佐渡周平はたいへん驚いた。
思わず家庭教師に、子供の作り方を質問してしまった。
お尻の穴に夫の精液を注いで貰うと、子供を授かるんだって。
ファンタジーだって、佐渡周平は叫んでいたよ。
兄弟は、兄さんが2人いる。
長男エメラルドは、メルキース家の跡取り。
現在10歳で、剣の修行を頑張っている。
次男アメジストは、メルキース家の補助となるべく、勉学に燃えている。
現在8歳。
二人とも、優しい良い兄だ。
さて、僕は3男なので、将来家を出ないといけない。
何か手に職を見つけるか、騎士団に入るか、教会の神官見習いになる未来が待っている。
僕、働きたくないんだよなぁ。
なんか寝ててラクして稼げる仕事ないかな。
ないよねー。
今生の僕、サファイア・メルキースはかなりの美少年だ。
エメラルド兄さんは格好良いイケメン。
アメジスト兄さんは優しそうなイケメン。
僕は、中性的なイケメンだ。
将来は何になろう。
家庭教師の勉強は楽しくて面白い。
そして、10歳から14歳まで学校に行くそうだ。
学校なんてめんどくさいけど、貴族は全員通わないといけないんだって。
そして、15歳で成人だ。
父さんにそれとなく、どこかの愛人になって暮らすのはどうかな?
そう聞いてみたんだけど。
だらけた生活をしたいなら、きちんとお見合いをして、結婚しなさい。
そう言われた。
特に男の嫁になると、子供を産むのが一番の仕事だから、三食昼寝付きで過ごせるらしい。
僕はがぜん、男の嫁になる気になった。
佐渡周平は異性愛者だったけれど、お尻には興味あったんだよね。
僕、今生では受けになるのかな。
お尻は気持ち良いって聞くけどどうなんだろう。
僕にお尻の才能はあるかな?
家庭教師の先生に、男同士の性交について詳しく聞いたりして。
僕はとっても将来が楽しみになった。
父さんも僕の怠けたい気性をわかってくれてるし。
しかるべき年になったら、お見合いをセッティングしてくれるんだって。
持つべきものは良い父親だね。
それから、約8年が経ち、僕は13歳。
王都学校に通う3年生だったんだけど、ある夜、精通した。
めでたいことだ。
しかし、なぜか微熱が出始め、お腹の下腹部には、白い紋様が浮かび上がった。
何かの呪いかと怯えたが、神聖なものらしい。
僕はちんこを擦り、発散を続けた。
しかし、日に日に熱は高くなる。
精通から一週間後、僕は実家に返されていた。
「サファイア、気を確かに。今、腹の紋様について調べている。王都の大聖堂に依頼した。後少しの辛抱だ」
父さんが元気付けてくれる。
幸い食欲はあったので、おかゆを食べて過ごした。
それから、事態が急展開を見せるのは、3日後のことだった。
「サファイアが、神の花嫁……?」
「はい。あの紋様は、神に捧げる神気を貯めるもの。ご子息には神気が宿っておられる。大変喜ばしいことです。長く不在だった神子の誕生となります」
「しかし、息子は高熱だ。神子の務めは激務ではないのか? 息子は怠け癖があり、将来は子供を産むだけで、三食昼寝付きの生活が出来る家に嫁ぐ予定だったのだ」
「ご安心ください。神と交わるのが主な役目となります。ありていに言うと、神官とセックスして神気を発散させること。そうすると世界に神気が注がれるのです」
「と、いうことは、セックスすれば高熱は下がるのだな。わかった、早く楽にしてやってほしい。教会に運ぶのか?」
「いえ、ご心配でしょうから、本日はこちらでまぐわいたいと思います。選りすぐりの神官を連れて参りました。文献によると、3人の男と交わった、とありますので、3名おります」
「わかった。では、よろしく頼む。……サファイア、聞いていたか? お前は神の花嫁となる。神官に抱かれ、その身の神気を発散すれば、熱は下がるそうだ。そのまま寝ていればすぐに終わる。いいね?」
「わかりました、父さん……」
僕は熱に浮かされながら、ぼんやりと現状を理解していた。
そしてやってきた神官を見上げれば、僕が赤面するほどのイケメンで。
僕を優しく抱き上げ、風呂場へ連れて行ってくれた。
お風呂場でお尻を綺麗にして貰って。
ベッドに戻ってきて、イケメン神官はたらりと香油を胸と陰部に垂らした。
香油を塗り広げられるみたいに、乳首が撫でられ、引っ張られる。
「あっ、……はぁ」
乳首を愛撫されるの、気持ち良い。
僕は胸をのけぞらせて、喜んだ。
イケメン神官は胸に吸い付いて、乳首を舐める。
舐めながら、兆してきた陰茎を手に取り、くちゅくちゅと扱いた。
「あっ、……ああ、……あんっ」
甘い吐息が漏れてしまう。
イケメン神官に導かれて、僕は射精した。
「次は、中に注いで差し上げます。神の愛をたっぷり感じて頂きましょう」
イケメン神官はそのように言い、僕の足を持ち上げて、お尻の穴に香油を垂らした。
指が中でうごうごと蠢き、中のしこりを擦り上げる。
僕は途端に腰を跳ねさせた。
「あんっ!」
「ここが良いのですね。指を奥に、奥にと誘っております。たまらないのではありませんか」
「あんっ、あんっ、あんっ、気持ち良いよぉ、あんっ、いいっ! 初めてなのに、奥に欲しい……っ!」
「まさに神の花嫁でございます。神の愛を平等に分け与える淫らな身体。まさに我々が欲していた偶像です。神子様、では私から失礼致します」
ぐりっと、熱い肉棒がねじこまれて。
僕は気持ちよさに声をあげた。
初めてなのに、奥へ奥へと身体は誘っていく。
ぱちゅん、ぱちゅんと抽挿されて。
僕は呆気なく精を吐き出した。
あれ? 少し熱が下がったかも?
僕は潤む視界でイケメン神官を見つめた。
イケメン神官は僕の奥で吐精した。
ずるりと陰茎を抜くと、僕の髪にキスをして、下がってしまう。
「待って、まだお腹が熱いの……っ!」
僕の叫びに、控えていた色黒のイケメンが、するりと僕を抱き締めた。
「お待たせして申し訳ありません。次は俺が相手させて頂きますね。まだまだ、神気が貯まっていらっしゃいます」
そして足を抱え上げ、ずぶりと貫いた。
「ああんっ!」
じゅぷっじゅぷっと淫らな水音が聞こえる。
僕は気持ち良くて、ただ喘いでいた。
「あんっ、あんっ、いいっ、そこ、擦ってぇ、もっと奥にちょうだい、ああんっ!」
色黒イケメンは、力強く腰を振った。
ずぼっと突き入れられて、味わうみたいに肉棒を食んで。
ずるっと抜けていくときに腸壁が伸縮して強く吸う。
まるで抜かないで欲しいと願うみたいに、強く吸い付いて絡み付く。
色黒イケメンは僕の良いところを擦ってくれる。
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
抽挿を繰り返し、熱い肉棒を味わう。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出す。
それから色黒イケメンも奥に突き入れて、射精した。
ずるりと陰茎を抜いて、色黒イケメンが下がっていく。
熱はまた少し、下がったみたい。
「まだお腹が切ないよぉ。もっとちょうだい、ずぼずぼして、中をかき回してっ」
すると、金髪の眩いイケメンが、僕の髪に口づけた。
「お待たせして申し訳ありません。次は俺が担当致します。俺のはちょっと太いかもしれません」
ぐりりっと、太い肉棒がねじ込まれ。
お腹をかき回すような激しい抽挿が始まった。
僕はひっきりなしに声を上げながら、シーツを掴んで耐える。
ずぶっずぶっと突き入れられる度にしこりを擦っていく。
ああ、気持ち良い。
たまらない快楽に身を浸し、僕は喘ぎ続けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出る。
金髪イケメンも、二度、三度突いて、奥に吐精した。
ずるりと陰茎を抜いて、下がっていく。
また少し熱が下がったようだ。
しかし僕の身体は貪欲に快楽を求めていた。
「まだ、足りない。熱い肉棒が欲しいよぉ、もっともっと、僕に注いで。神の愛を僕に教えて」
「我等が心行くまでお付き合い致します。どうかお心のままに我等をお召し下さい。必ず満足させてみせます」
初めに僕を抱いたイケメン神官が再び覆い被さってきて、熱い肉棒をねじ込んだ。
「あああっ!」
イケメン神官は激しく腰を振る。
僕はよだれを垂らして喘ぎ続ける。
結局2発ずつ終わったところで眠気が限界で、寝落ちた。
6発もヤれば十分だろう。
目覚めは爽快で、身体はさらりとしていた。
お風呂に入れてくれたらしい。
熱もすっかり下がり、元気いっぱいだ。
お腹の紋章は相変わらず、下腹に白く輝いている。
ふらつく足で食堂まで歩き、朝食だ。
昨日僕を抱いたイケメン神官達もいる。
ふと、イケメン神官と目が合った。
ふわりと微笑まれ、赤面する。
「サファイア、熱は下がったようだな」
「はい、父さん。ご心配をおかけしました」
「残念だが、学校は途中退学となる。神子の務めを果たさぬと、また熱が出るそうだ。お前には神殿に入って神子となって貰うよりない」
「そうですよね……。僕は神に愛されたということでしょうか?」
「その通りですぞ、神子様。大聖堂からも、溢れ出る神気を確認しております。神の花嫁の慈愛が世界に降り注ぐ。それが何よりの奇跡であるとご理解ください」
「司祭様。サファイアは神殿に入り、神の花嫁として抱かれるだけでいいのでしょうか?」
父の疑念はもっともだ。
僕に厳しい修行は無理だし、ご飯も美味しいものが食べたい。
僕みたいな怠け癖のある男でもやっていけるだろうか。
「式典には出ていただきたいですが、おおむねその通りです。何も辛い修行などはありません。食事にも気を使い、三時のおやつも出ます。日中は眠っておられても良いですし、寝所に召す神官を物色するのも宜しい。神の花嫁であられるだけで尊いのですよ」
「聞いたとおりだ、サファイア。お前でもやっていけそうな職場だと思わないか。給料も出るとお約束して下さったぞ」
「僕、神子をやります。神の花嫁として、神殿に入ります。僕を抱く神官が足りなくなることはないですか?」
「神殿には300名を超える神官がおります。毎日違うものを召しても宜しいですし、お気に入りの神官に、毎日抱かれるのも良いでしょう。ああ、見習い神官は遠慮して頂けると嬉しいですな」
「わかりました。当面は、昨日抱いてくれた神官様に抱いて貰おうと思っています。それと、子供を孕んだらどうするのですか?」
「子供の妊娠中は、性交をしなくとも大丈夫です。出産設備も整っておりますよ。子供は神の子。神殿の子供たちと同じように、神官見習いとして教育されます」
「わかりました。まず、僕は何をすれば良いですか?」
「まずは神殿に入って頂き、国民に神子様の誕生を流布致します。約一ヶ月後、大規模な式典を行います。それに出席をお願いいたします」
神子誕生のお祝いは王都でお祭りになるんだって。
やっぱり大事なんだなぁと、気後れしてしまう。
「まずは神殿にお入り下さい。何不自由なくお過ごしになれるよう、あらゆるものをご用意致します」
司祭様のその声に背中を押され、僕は身一つで神殿入りした。
神殿の中は広く、神官がわんさかいた。
イケメン神官こと、メープルに案内されながら、神殿の中を歩く。
それにしても、護衛の兵士みたいな人も結構いる。
メープルが言うには、彼等は神殿騎士であるそうだ。
神殿騎士は神に剣を捧げた存在であるらしい。
「剣は僕、苦手だから。守って貰えるのは嬉しいね」
「尊い御身ですから、護衛は必須です。気に入られた場合、寝所に召す事も出来ますよ」
「そ、そうなんだ」
「丁度良いので、紹介致します。彼が神殿騎士の騎士団長。ダンヒル・アラナール。ダンヒル、こちらが神子様であられる」
「はっ。御身をお守りするため、全力で取り組む次第であります。宜しければ今宵、俺を寝所に召して頂きたい。神子様の神気を浴びることこそ、武人の誉となりましょう」
ダンヒルは片膝をつき、頭を下げてそう言い募った。
「このように申していますが、神子様。どうなさいますか?」
「良いよ。じゃあ、ダンヒルも加わって貰おうか。メープルと、ダンヒルと、クリスティで良いかな」
「かしこまりました。ダンヒル、神子様がお召しになります。準備をお忘れなきよう」
「はっ」
ダンヒルと別れて、神子専用の部屋に入る。
まず、とっても広い。
机と椅子、10人がけのソファセットに、大きな机。
豪奢な彫刻が施された調度品はどれも美しい。
お風呂とトイレもついていて、広い寝室には大きな天蓋付きのベッド。
まるで高級ホテルのよう。
僕が目を丸くしていると、メープルがお茶を入れてくれた。
ソファに座って、お茶を飲む。
ハーブの香りがして、とっても美味しい。
「午後5時から、夕食です。神子様のお食事はこちらにお運び致します。お食事後、入浴。入浴介助に神官が一人つきます。午後8時から、閨の時間です。明朝の目覚めの時刻は午前7時を予定しております」
「わかった。ありがとう」
「今宵も楽しみにしておりますよ。それでは、失礼致します」
メープルが退室し、一人になる。
神子の待遇はVIP扱いだな。
僕はお茶を飲み干し、書棚の本を何気なく手に取った。
ぱらぱらとめくると、あられもない男性の裸が描かれた、挿し絵が目に入った。
まさかこれ、全部艶本っ?!
僕はびっくりしながら艶本を読み、一発抜いた。
ちんこを擦っても射精出来るんだけど、おなかの奥を擦って欲しい。
おなかが切ない。
ちんこを突き入れられたい。
僕はお尻の穴に指をそうっと入れてみた。
唾液で奥に入れるんだけど、欲しいとこには届かなくて。
怖くてこれ以上指を深く入れられない。
僕はちりんりん、と鈴を鳴らした。
やってきたメープルは、下半身丸出しで泣いている僕を見つけて、目を丸くした。
「どうなさいましたか、神子様。俺にわけを話して下さい」
僕はしゃくりあげながら、お腹が切ないこと、指で慰めようと思ったこと。
でも、指が届かなくて辛いと話した。
「そういうときは、迷わず神官をお呼び下さい。必ず欲しいものを差し上げます。香油は部屋の至るところにしまってあります。ほら、ここにもあったでしょう」
メープルは魔法みたいに香油を取り出して、手のひらに零した。
それを、僕のお尻の穴に塗り込めていく。
指が良いところを掠めていき、僕の腰が跳ねる。
「じゃあ、俺の肉棒を味わって下さい」
ぐちりと入ってきた熱い肉棒が、僕の中をえぐる。
ずぼっずぼっ。
突き入れて、そしてずるりと引いていく。
僕の中は飲み込むみたいに、伸縮を繰り返す。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕は片足を抱え上げられ、さらけ出されたお尻にメープルの肉棒を頬張っている。
激しく、丁寧に繰り返される抽挿は甘露のようであり、僕は高い声で喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕が出したものを手で受け止めたメープルは、じゅるりとそれを飲み込んだ。
腰を突き入れ、吐精するメープル。
僕達は初めてキスをした。
僕の精液の味がしたけれど、舌を絡め合うキスは気持ちが良かった。
「もう一度致しますか?」
「ううん、夜まで我慢するよ」
「神気が発散されたのを感じます。これからも催したら、すぐに呼んで下さいね」
「うん、わかった」
メープルはずるりと抜いて、身支度を整えた。
神官服は身体のラインがはっきり見える。
メープルの鍛えられた身体が愛おしくて、僕はメープルに抱きついた。
目を閉じて、深い口付けをする。
何度もキスを繰り返し、糸を引いて離れたメープルの目は、情欲に染まっていた。
「今夜、覚悟して下さいね」
そう言ってメープルは下がっていった。
僕だって早くヤりたいってば。
僕は熱い息を吐き、ソファに身を預けた。
夕食は普通に美味しかった。
これならここでやっていける。
謎の自信に満ち溢れた僕は入浴介助に来てくれた神官とお風呂に入った。
頭を優しく洗われ、身体も丁寧に洗われる。
その後は、お尻を綺麗に洗われた。
昼間にセックスした時の精液もどろりと出てきて、ちょっと恥ずかしかった。
一人で湯船に浸かり、神官に町の話を聞いた。
神子誕生の報を受けて、町は活気づいているそうだ。
神気が満ちると、畑の実りも良くなり、川も水量が増え、水質が上がる。
更に国民の健康状態まで良くなると聞いて、僕の方が驚いてしまう。
僕のセックスにそんな力があるなんて。
神官は誇らしげに胸を張る。
「寝所に召される事は神官の誉となります。どうぞ、積極的にご指名下さい」
「はぁ……」
まだ神殿に来たばかり。
今日の新顔はダンヒル。
それとメープルと、色黒イケメンことクリスティ。
それで3名だ。
僕の身体はどうやら、一人では満足できないらしい。
淫らな身体だなぁと思うけれど、しょうがないよね。
神官はいっぱいいるし、相手には困らない。
神官を食べ放題なんて、なんか罰あたりな気がしないでもないんだけど。
こちらの神様がそう望んでるんだから、それで良いよね。
「神子様、ダンヒルが夜伽に参りました」
「じゃあ、ベッドに移動しようか」
僕は裸になり、ベッドに横になる。
ダンヒルは服を脱ぎ捨て、鍛え上げられた身体を晒した。
陰茎は硬く勃起しており、先走りで濡れている。
「舐めてみても良い?」
「勿論です。お望みのままに」
僕はあぐらをかいたダンヒルの腰に顔を埋めて、ぺろりと舐めてみた。
石鹸の匂いがする。
ぺろり、ぺろりと舐めていき、根元もぺろりと舐めていく。
陰茎がますます大きく張り詰めていく。
僕はあーんと口を開けて、ぱくりと陰茎を口に咥えた。
強く吸って、舌で舐める。
頭を振って、上下に扱く。
「くっ、出るっ」
ダンヒルの陰茎から精液が吹き出す。
僕は出されたものを、ごくごくと飲み干した。
「美味しかった……次は僕の中に注いで」
僕は押し倒され、たらりと香油が胸と陰部にかけられる。
乳首を舐められながら、陰茎を扱かれる。
「あんっ、乳首、気持ち良い……」
ダンヒルは巧みな舌技で、乳首を舐めてくれた。
ああん、乳首でイっちゃう。
「あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出した。
ダンヒルは陰茎から手を離し、お尻の穴に指を入れた。
その指がしこりを見つけて、擦り上げる。
「あああんっ!」
僕の陰茎が立ち上がり、擦られる度に甘い吐息が漏れる。
ダンヒルは丁寧に僕の尻の穴を解した。
ダンヒルが僕に覆い被さり、足を抱え上げる。
ずぶりと熱い肉棒が、僕を貫いた。
ギシギシとベッドがきしむ。
ダンヒルが突き上げ、下がっていき、また突き上げる。
僕はたまらない快感に、声を上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕の気持ち良い所を重点的に突くダンヒル。
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
腰を動かす動きが早くなっていく。
ダンヒルは快楽で蕩けた僕の顔を見つめていた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から、精液が吹き出した。
ダンヒルも数度奥を突くと、吐精した。
「大変気持ちよかったですぞ。吸い付いて絡み付いてくる。神子様は名器ですな」
ダンヒルはそう褒めてくれて、メープルと交代した。
「メープル……お腹が切ないの……」
「今、差し上げます。神子様、今夜はなるべく起きていて下さいね?」
ずぶりと熱い肉棒がねじこまれ。
激しい抽挿が始まった。
奥へ、奥へと誘い込む腸壁に、メープルの陰茎が突き立てられる。
ずっぶりと入った陰茎を美味しそうに食んで。
抜けるときは吸い付いて絡み付く。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「くっ、気持ち良いですよ、本当に」
メープルは激しく腰を振った。
僕は揺さぶられながら、メープルの首にすがりつく。
僕の中をかき回す陰茎が気持ち良くて、よだれが零れてしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕がイった後、メープルも吐精した。
「これで終わりではないですよ?」
そんな言葉を耳元で囁き、クリスティと交代するメープル。
クリスティは僕の足を抱え上げ、ずぶりと陰茎を挿入した。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
激しく抽挿され、快楽に酔いしれる。
ああ、気持ち良い。
いつまでもこうしていたい。
突き上げ、下がり、また突き上げる。
気持ち良くて、クリスティの陰茎を食い締めてしまう。
クリスティは悩ましげに眉を寄せながら、激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、イくっ」
僕がイき、クリスティも吐精する。
息を整えていると、クリスティがダンヒルと交代した。
ずぶりとねじこまれる熱い肉棒に、僕は歓喜の声を上げる。
「あああんっ! 気持ち良いっ、もっともっと頂戴っ! ちんぽずぼずぼして、気持ち良いとこ、突いて!」
「神の花嫁とはなんと淫らなお姿か。お望み通りにして差し上げましょう」
ダンヒルは激しく腰を振った。
僕はシーツを掴み、快感に耐える。
今夜はまだまだ眠れそうもなかった。
それから、二週間が過ぎた。
基本的に夜の相手は、メープルとクリスティと、金髪イケメンこと、デューイ。
たまに神殿騎士団長のダンヒルを呼ぶ。
日中はメープルを呼び、一発セックスする。
夜は6発以上セックスしているが、朝ちょっと千鳥足になる以外は健康そのもので、セックス疲れとは無縁だ。
今日は朝食後、神殿騎士の練習を見に行く。
なんでも、神子のお召しがあるかもしれないとのことで、神殿騎士もソワソワしてるらしい。
何名か召して頂けたら幸いです、とダンヒルから願われた。
運動場では、たくさんの神殿騎士が木剣を持って対戦していた。
まず目に付いたのは、大柄な神殿騎士の中で珍しい小柄な青年だった。
すばしっこい身体を十全に生かして、相手を翻弄している。
隙を見せた相手に斬り込んで行く。
「隙あり!」
剣は大柄な男の胴を打ち据えた。
小柄の青年は勝利に雄叫びを上げて喜んでいる。
そばに寄ると、大柄な男も小柄な青年も片膝をついて、頭を下げた。
「彼を寝所に召したい」
小柄な青年を指差してメープルに言うと、メープルは頷いた。
「そこの小柄な男。神子様が寝所にお召しになる。名を名乗りなさい」
「えっ、俺?! 俺が神様の花嫁とセックスすんの?!」
「そうです。不服ですか?」
「とんでもない! アレンと申します。宜しくお願いします!」
アレンの勢いの良さに、少し押されながら、僕は他の騎士について聞くことにした。
「アレン、ほかの神殿騎士で、おすすめの男は誰ですか?」
「おすすめっつったら、分隊長のモリアーティは外せねえ。あと、新人のゲーテ。この二人は顔も良いし、腕も良い。おすすめだ」
「じゃあ、モリアーティとゲーテも召します。メープル、良いですか?」
「神子様のお心のままに。では、部屋へ戻りましょう」
僕は真っ白な神官服を着て、神殿騎士の中を歩いていく。
僕が歩く所では、皆片膝をついて頭を垂れる。
自分が偉い人になった気がする。
部屋に到着し、お茶とお茶菓子を用意して貰う。
「神殿騎士は皆、鍛え上げられた身体をしていたね」
「神官を守る為、日々努力を重ねております。筋肉がお好きですか?」
「まぁ、好きな方だと思うよ。僕はひょろいから、筋肉に憧れがあるんだ。メープルも引き締まっているよね」
「私は体力づくりの為に、トレーニングをしているだけです。荒事は出来ません」
そう言うけど、十分格好良いと思う。
メープルは顔も良いし、非の打ち所がない。
セックスも上手だし、お気に入り。
おやつを食べ終えて、メープルの身体にしなだれかかる。
「キスして……メープル」
ちゅっ、……ちゅっ。
深いキスをしながら、服を脱がされる。
乳首をくにくにと押しつぶされ、声が漏れる。
「ああんっ」
「愛らしい乳首ですね。舐めて差し上げます」
メープルの舌が乳首を捕らえ、レロレロと舐める。
僕は気持ち良くて身をよじる。
メープルは舌と指で乳首を愛撫する。
「あっ、……あんっ、……あんっ」
乳首をひっぱられ、押しつぶされ、指で弾かれる。
ああ、気持ち良い。
僕は胸をのけぞらせ、快感に打ちふるえる。
「中に欲しい……あんっ、メープルぅ」
「心得ております。指を入れますよ」
メープルは尻の穴に指を入れ、しこりを擦り上げた。
ぐいぐいとしこりを擦られ、悲鳴みたいに喘ぐ僕。
指がどんどん入ってきて、たっぷりの香油で中を濡らしていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
しばらくしこりを擦った後、指が抜けていく。
尻の穴はぽっかり開いて、そこに熱い肉棒がねじこまれた。
「ああんっ!」
抽挿が始まり、奥が突き上げられる。
たっぷりの香油をまとった肉棒が、腸壁を擦って奥の奥を突き上げる。
僕は奥も気持ち良くて、腰を揺らしてしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
気持ち良い肉棒を、ついつい食い締めてしまう。
メープルは形の良い眉を寄せ、歯を食い縛りながら腰を振る。
「ねえ、メープル。僕の中、気持ち良い?」
「当然です。気を抜くとイってしまう位、気持ち良いですよ。中が陰茎に絡み付いて来ます」
「僕も気持ち良い。もっと奥を突いて。気持ち良い所を擦って」
「心得ました。激しくしますよっ」
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
突き入れて、下がって、また突き入れる。
激しくなる抽挿に、僕はメープルにすがりつく。
ずぶりと入ってきた肉棒を、美味しそうに食んで。
中の腸壁がずるるっと引き出され、絡み付く。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出る。
それを手で受け止めたメープルは、じゅるるっと吸い込み、飲み干した。
「くっ」
僕の奥に突き立て、吐精するメープル。
僕達は深いキスをして、しばらく抱き合っていた。
「今夜は神子様を抱けませんからね。名残惜しいですが、身支度をしましょうか」
僕はメープルの手によって整えられ、再びお茶を入れて貰った。
お茶を飲んで、一息つく。
「そろそろ式典の準備が始まります。式典は大聖堂で行われ、500人以上の貴族たちと町人の前で、神子の誕生のお祝いが行われます。神との結婚式もしたかったようですが、神子様はまだ13歳。結婚式は取りやめられました」
「ふむふむ。僕は何か喋るの?」
「いいえ、そこにいる事がなにより重要だと伺っております。難しいことは何もありません」
「良かった。じゃあ、気楽にしていられるね」
「町はお祭り騒ぎになりますから、もし町に出た時には、俺や神殿騎士から離れないで下さいね」
「僕って神殿から出れるんだ?」
「神子様は特別ですよ。いつどこへ行っても許されます。神子様は神の花嫁。神気を発散するお仕事をお忘れにならなければ良いのです」
「じゃあ、最低3人は神官を連れて行かないとね。あとは神殿騎士か。今日は神殿騎士を召しているし、面識が出来るのは嬉しいな」
僕はお茶を飲みながら、今後の予定を組み立てた。
夕飯が終わり、神官に介助されながらお風呂に入った。
彼はエッダと言い、神官になって5年目らしい。
実は神殿騎士の恋人がいて、休日にはセックスしてるんだとか。
「神官も恋愛自由なの?」
「真剣に愛し合う事を禁じる戒律はありません。ただし、ふしだらな行為だけに傾倒することは禁じられています。神殿騎士も一緒ですね」
「じゃあ、恋人がいるかもしれないのか。確認しないで神殿騎士を召してしまったぞ」
「神子様は恋人とは別枠ですから、気にされることはありません。神子様の閨に召されるのは誉れであり、浮気ではありませんから」
「それならいいんだけどさ。神官は結婚できるの?」
「神官は神に身を捧げております。重婚は出来ません。しかし、愛を交わし合う事は許されております」
「そうなんだ。エッダは真剣な恋をしてるんだね」
「ええ、愛しておりますよ。神子様も良い人を見つけられたら宜しいかと存じます」
「僕は神の花嫁だから、駄目かと思っていたよ」
「真剣な想いを無下にする神ではありません。神子様の場合、一人に絞らず、何人でも宜しいかと」
「ありがとう。考えてみるね」
まったり湯船に浸かった後は、柔らかい布で拭かれ、寝間着を着せられる。
湯上がりにお茶を飲んで水分補給。
それにしても、恋愛かぁ。
僕はセックスはしてるんだけど、恋愛ではないよね。
誰か僕にもそういう人、出来るといいな。
午後8時、アレンとモリアーティ、ゲーテの三人が、夜伽に訪れた。
僕はベッドに誘い、全裸になる。
ベッドに倒れ込むと、アレンが全裸になり、ベッドに上がってきた。
「まずは俺からな、神子様」
香油を胸と陰部にとろりと垂らす。
塗り広げるように、乳首を押しつぶす。
快感が迸り、声を上げた。
「あんっ!」
「乳首が気持ち良いんだな。舐めてやるよ」
乳首がアレンの口に消えていく。
乳輪ごと吸われ、舌で押しつぶすように舐められる。
舐めて、吸って、甘噛みする。
僕は気持ち良くてたまらない。
アレンの手が、兆し始めた陰茎を扱く。
香油のぬめりを借りて、ぬちぬちと扱かれる。
乳首を舐められ、陰茎を扱かれ。
僕は呆気なく吐精してしまった。
「気持ちよかったか? 次は尻に注いでやるよ」
アレンは香油を尻の穴に注ぎ、指で塗り広げる。
気持ち良いところを掠っていくので、腰を揺らしてしまう。
指で丹念に開かれた後、熱い肉棒がねじこまれた。
「ああんっ!」
ゆっくりと、抽挿が始まる。
しこりを突き上げ、ずるるっと下がり、また突き入れる。
ああ、イってしまいそうだ。
ずぶりと入った肉棒を美味しそうに食んでいく。
中の腸壁が伸縮し、逃がさないとでも言うように、陰茎に絡み付く。
「クッソ気持ち良い……っ! 腰が止まんねえっ」
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
抽挿を繰り返すアレンと、快楽に喘ぐ僕。
突き入れて、下がっていき、また突き入れる。
何度も何度も、しこりを擦る。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は陰茎から精液を吹き出した。
アレンは何度か突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったぜ、神子様。また呼んでくれよな」
アレンは僕の頬にキスをして、ベッドから降りた。
次にベッドに上がったのは、緑色の長い髪をさらりとなびかせた、黒い瞳の男だった。
「俺は、モリアーティ。神殿騎士で分隊長を務めている。神子様は黒髪黒目なのだな。俺と同じ瞳の色だ」
モリアーティは乳首を舐めながら、熱い肉棒をずぶりと挿入した。
初めから激しい抽挿に、僕は高い声を上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
モリアーティはすぐに僕の良いところに気づき、重点的に擦り上げる。
しこりを擦られ、突き上げられる。
僕は気持ち良くて、たまらない。
モリアーティの逞しい身体に捕まり、揺さぶられる。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は痙攣しながらイった。
モリアーティも奥に突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったぞ。また召してくれるのを待っている」
ちゅっと頬にキスして、ベッドから降りるモリアーティ。
次はゲーテだ。
ゲーテはガチガチに勃起した陰茎のままベッドに上がった。
「俺は、ゲーテ。新人だけど、剣の腕なら負けないんだ。俺が守ってやるよ、神子様」
熱い肉棒がねじこまれる。
気持ち良くて飛びそうだ。
ああ、今少し飛んでた。
ゲーテはガツガツと腰を振る。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ずぶりと埋まった陰茎を美味しそうに食んでいく。
突き上げられ、下がっていき、また突き上げる。
ああ、気持ち良い。
しこりを突かれ、快感にのけぞる。
腸壁が伸縮し、肉棒を食い締める。
「ああ、クソっ、気持ち良いじゃねえかっ」
ゲーテは激しく腰を振った。
だんだん腰の動きが早くなっていく。
僕はしこりを穿たれ、快感で声を上げる。
ゲーテは腰を振り、僕を追いつめた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕はゲーテの腕の中でイった。
ゲーテも僕の奥に突き入れ、吐精した。
「また召してくれよな。気持ち良かったぜ」
ゲーテは頬にキスをして、ベッドから降りた。
「まだお腹が切ないの……。お願い、アレン」
「おう、任しとけ」
アレンの肉棒がねじ込まれる。
ああ、気持ち良い。
「もっと突いて、気持ち良いとこ、擦ってっ」
「いいぜぇ、気の済むまで突いてやるっ!」
アレンは激しく腰を振った。
その夜は2発ずつヤった後、全員と長いキスを楽しんだ。
僕もスッキリしたし、気持ち良かった。
しばらく、ローテーションで召すことにする。
というわけで、夜伽の当番に、アレンとモリアーティ、ゲーテが追加された。
セックスライフは充実している。
それから2週間経過して、今日は神子誕生の式典だ。
僕は真っ白な神官服に、豪華な錫杖を持たされ、500人からが詰めかけている大聖堂の真ん中を、メープルとクリスティに先導されて歩いていく。
皆の視線が痛いくらいだ。
僕は胸を張って歩いた。
やがて、用意された椅子に座り、式典が始まった。
「本日は神子誕生の祝いとなる。本日は司祭様よりお言葉を頂戴する」
それから、偉い人が何人かお話して。
神子の紹介をして。
僕はちょこっと頭を下げただけ。
突如、割れんばかりの拍手に包まれた。
ものすごい勢いで、僕は目を丸くしてしまう。
神子の誕生は本当に良いことなんだなって、その時に思った。
その後は、また大聖堂の真ん中を歩いて。
出口で馬車に乗って。
王宮に到着した。
今日は王宮でパーティがあるそうだ。
僕はメープルと一緒にパーティ会場へ入った。
途端に挨拶をする貴族に囲まれた。
覚えきれないほどの貴族と挨拶をこなし、立食形式のバイキングで昼食をとる。
ふと、隣にいた騎士と目が合った。
その騎士は、燃えるような赤い髪で、射抜くような金色の瞳をしていた。
およそ彫刻のように整った顔と、均整の取れた身体。
何より、美しい。
僕は思わず声をかけていた。
「僕はサファイア・メルキース。お名前を伺っても宜しいですか?」
「俺は辺境伯の護衛騎士、シャルダン・アメリア。アメリア子爵領の4男だ。よろしくな、神子様」
シャルダンは気さくに笑ってくれた。
「あの、良かったら仲良くして下さい。普段はタウンハウスですか?」
「いや、辺境伯領で護衛の仕事をしている。今日は神子様誕生のお祝いで、辺境伯と一緒に来たんだ」
「おや、神子様。シャルダンを召されますかな? シャルダンは独り身ですから、ぜひ召していただきたい」
「辺境伯様! 俺はあなたの護衛ですよ!」
「今宵は王宮に泊まるのだ。何も危ない事はあるまい。それより、お前も神子様を気に入ったんではないか」
「それは……」
ちょっと頬を赤くして、そっぽを向くシャルダン。
僕も気恥ずかしくて、ほっぺが赤くなってしまう。
「良かったら、シャルダンを召させて下さい……」
消え入りそうな声でそう言うと。
「わかった。抱いてやるよ。神子様、お前、俺に惚れたのか?」
僕は真っ赤になってしまった。
シャルダンの胸に抱かれたいとか、シャルダンの笑顔を見たいとか。
いくつも胸に浮かび上がる。
「好き……かも」
「そうか。じゃあ、俺達、両思いだな」
「えっ」
「俺も好きだって言ってんの。ただし、辺境伯の護衛は辞めねえから。遠距離恋愛でも文句言うなよ」
「うん、わかった」
僕達はそっと手を取り合い、寄り添った。
「神子様の愛の成就する様を見られるとは。いやはや、若いとは良いものですなぁ」
辺境伯は僕達を微笑ましそうに眺めている。
僕は恋人になったシャルダンを見つめて、微笑み合った。
パーティは恙なく終わった。
僕は馬車で神殿に戻ってきた。
エッダにお風呂に入れて貰い、お風呂上がりに果実水を飲む。
しばらくソファでゆっくりしていたが、メープルがやってきた。
「神子様、今夜の夜伽は如何しましょうか?」
「今日はシャルダンが来るはずだから、シャルダンと、メープルと、クリスティかな。今夜はシャルダン優先で!」
「かしこまりました。そのように手配致します」
メープルが下がっていき、僕はベッドに移動した。
ぽすりとベッドに埋もれ、シャルダンを思い浮かべる。
胸がドキドキして苦しい。
シャルダンはどんな風に僕を抱くだろう。
僕は陰茎が緩く立ち上がるのを感じていた。
「神子様、夜伽に参りました。シャルダン、あなたから抱きなさい」
「おう。説明を受けたけど、毎晩3人相手してるんだってな」
「うん。お腹がどうしても切なくって。欲しくなっちゃうの」
「エロッ……。じゃあ、俺から抱くからな。本気で俺、お前のことが好きだ」
シャルダンは僕に深いキスをした。
歯列をなぞられ、上顎をねっとり舐められる。
舌と舌を絡ませ、唾液を飲み込む。
角度を変えて、何度もキスをする。
息が上がってきた頃、やっと離れた。
胸と陰部にとろりと香油が垂らされる。
塗り広げるように、指で乳首がふにふにと押しつぶされる。
気持ち良くて、甘い吐息が漏れてしまう。
「あんっ、……あんっ、……あんっ」
シャルダンは僕の乳首に吸いついた。
レロレロと舐められ、強く吸われる。
吸った後甘噛みされ、優しく舐められる。
シャルダンの手が陰茎に伸びて、上下に扱き始めた。
くちくちと音が鳴り、香油のぬめりが快感を呼び覚ます。
ねっとりした手の動きと、乳首を舐める舌の動きが、たまらなく気持ち良い。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は陰茎から精液を吹き出した。
「乳首弱いんだな。可愛いよ。こっちはどうかな?」
シャルダンの指が尻の穴に埋まっていく。
腹側を指が押し出して、しこりを擦る。
僕はびくっと腰を跳ねさせた。
「あんっ!」
「ここがイイんだな。もっとここ、弄ってやるよ」
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕はしこりを擦り上げられ、高い声をあげて喘いでいた。
指はもう3本入っている。
香油が足されて、動く度にシーツを汚す。
「入れるぞ」
ずるりと指が抜けていって、ぽっかり開いたところに、熱い肉棒がねじこまれた。
突き上げて、下がって、また突き上げる。
奥を突かれるのも気持ち良い。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ずぶりと肉棒が埋まる。
伸縮する腸壁が、美味しそうに食んでいく。
ぬめった奥の奥に突き入れられた肉棒が、しこりを押しつぶす。
激しく抽挿するシャルダン。
だんだん腰の動きが早くなっていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良くイった。
シャルダンも僕の奥に突き入れて、吐精した。
「気持ち良かった……。また会いに来るからな。俺のこと忘れるんじゃねえぞ」
シャルダンはそう言って、ベッドから降りた。
次の相手はメープルだ。
メープルは心得たように、僕の足を抱え上げ、ずぶりと挿入した。
激しい抽挿に僕は荒く息を吐く。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
僕はよだれを垂らして喘ぎ続けた。
ずぶりと埋まった肉棒を、逃すまいとして腸壁が絡み付く。
突き上げて、下がって、また突き上げる。
メープルは激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕はメープルの腕の中でイった。
メープルも奥に突き入れ、吐精した。
次はクリスティだ。
交代したクリスティが熱い肉棒をねじこむ。
あまりに気持ち良くて、飛びそうだ。
激しく抽挿され、僕は喘ぎ続けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
クリスティは激しく腰を振った。
ずぶりと埋まった肉棒を、穴が美味しそうに食んで味わう。
まとわりつく腸壁が吸い付いて、強く伸縮する。
クリスティは腰を振り、僕を追い詰めた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良くイった。
クリスティも奥に突き入れ、吐精した。
「シャルダン、僕にもっと注いで。お腹が切ないの。お願い」
「ああ、くれてやる。腹一杯注いでやるよ」
シャルダンは僕の尻の穴に、熱い肉棒をねじ込んだ。
抽挿が始まり、快感に酔いしれる。
まだまだ、夜は長い。
僕はシャルダンに揺さぶられて、喘ぎ声を上げるのだった。
結局昨夜は2発ずつヤった後、名残惜しくてシャルダンともう一発ヤった。
終わった後、長いキスをしているうちに寝てしまった。
翌日、シャルダンとの別れがあった。
シャルダンは辺境伯領に帰らないといけないのだ。
僕は手紙を書くと約束した。
別れのキスは、涙の味がした。
それからも、日常は続いていく。
夜伽は、たまに新人を召してローテーションだ。
ダンヒルやアレン、モリアーティ、ゲーテも勿論呼んでいる。
最近僕は、メープルといい感じだ。
日中セックスするのは、メープルだけだし、変えようと思わない。
たっぷりキスをして、甘やかしてくれるので、メープルが大好きだ。
それから4ヵ月後。
僕は妊娠した。
時期的にシャルダンではないのが残念だったが、誰の子供でも愛おしいに違いない。
僕はしばらく実家に帰り、久しぶりに家族でゆっくり過ごした。
つわりは、吐いてしまい、大変だったけれど、メイドの献身的なサポートのお陰で乗り切ることが出来た。
安定期が来て、母さんと赤子の服を縫ったりもした。
3才位までは一緒に暮らせるけれど、その後は神の子として生きるのだ。
僕は何人産むかわからないし、しっかり教育を受けさせる事が出来るのはありがたい。
お腹が大きくなってから、神殿に戻った。
メープルがお世話を焼いてくれて、苦労する事など何もない。
僕は安心して子供を産む準備が出来た。
翌年、緑の髪に黒い瞳の男児が生まれた。
恐らく、モリアーティの子供だ。
他に緑色の髪の男と寝てないからね。
モリアーティは勿論喜んでくれた。
この子は神の子になるから、誰が親とか、関係ないんだけど。
無条件で、子供は可愛い。
僕はベビー部屋によく足を運び、お乳をあげた。
出産から3週間が経ち、微熱が出始める。
また神官に抱かれる淫らな夜が始まるのだ。
僕は鈴をちりりん、と鳴らし。
まずは熱を下げるべく、メープルをセックスに誘うのだった。
それから、一年ちょっとが過ぎて。
僕は15歳になった。
すると、神様との結婚式が出来るよね、ってことで。
再び大規模な式典が行われる事になった。
一人で歩くバージンロードは寂しいな、と思っていたのだけれど。
メープルとモリアーティが先導してくれるらしい。
これで、寂しい思いをしなくて済む。
モリアーティがいるのは、やはり子供が産まれた事が大きいだろう。
式典の当日になって。
メープルとモリアーティと、馬車に乗り込んだ。
大勢の護衛と神官に囲まれて、僕は大聖堂にたどり着いた。
真っ白な神官服に、真っ白なヴェールをかぶった僕は、二人に先導されて、一歩ずつ歩いていく。
今日も500人からの貴族や町人が詰めかけており、凄い人ごみだ。
僕はバージンロードをひたすら歩く。
神の像の前に膝をついて頭を垂れる。
それから、神との結婚式が行われた。
偉い人の言葉の後に、神の代理人ということで、メープルが誓いのキスをする。
途端に万雷の拍手が降り注ぎ、僕は神と結婚したのだと認識した。
また大聖堂の真ん中を通って外に出て、馬車に乗ったところで、火が上がった。
女性の悲鳴が聞こえた。
馬は怯え、もくもくと上がる黒い煙に、護衛も動けないようだった。
「神の花嫁をかっさらえ!」
大きな声が聞こえて、覆面をつけた男たちがわらわらと湧いて出た。
僕は馬車で、メープルに抱きついていた。
モリアーティが剣を構える。
外は剣戟で凄い騒ぎだ。
賊はどんどん討ち取られていくが、神殿騎士も怪我をしているようだ。
賊が投げる手榴弾のようなものが燃えて、黒い煙を吐き出す。
しかし、神殿騎士もやられたままではいなかった。
火には水をかけて消火し、賊の退治に人員を回す。
すぐに神殿から応援が届いたこともあって、残りの賊はちりぢりに、逃げていった。
「もう、大丈夫です。神子様」
「びっくりした……神子を攫って、何をしようって言うんだろう」
「きっと奴らは邪神教団の一味でしょう。神の花嫁を使って、邪神を復活させようというのです」
「邪神教団?」
「はい。悪い神を崇める奴等です。どうかお心を乱されませんよう」
「僕は連れて行かれたらどうなるの?」
「恐らく、生け贄にされるかと。言葉に出来ないような、おぞましい行為です。我等が必ずお守り致します」
僕はメープルにぎゅっと抱きついて、抱き締めて貰った。
生け贄になんてなるもんか。
僕は神の花嫁。
神気を貯める紋章の持ち主。
邪神教団なんて奴らの手に落ちることはない。
神殿に帰り、夕食を食べた。
エッダにお風呂に入れて貰い、寝間着を着せて貰う。
お風呂上がりの果実水を楽しみ、ソファに身を預ける。
午後8時、メープルがやってきた。
「神子様、今夜の夜伽ですが、シャルダンが来ています。シャルダンと俺、クリスティで担当いたします」
「シャルダン! 会いたかったよ!」
燃えるような赤い髪に、射抜くような金色の瞳。
ちっとも変わっていない姿に、頬が緩む。
「今日は災難だったな。賊は全員自決しちまって、全容解明は難題らしい。ただ、これまで以上に警備が強化されるそうだから、安心してくれよ」
「そっか。僕は馬車で震えてただけなんだ。神殿騎士は怪我した人もいたみたい」
「名誉の負傷ってやつだよ。お前が無事で良かった。愛してるよ、サファイア」
「シャルダン……! ベッドで抱いて。一人になるのは怖いの……」
「今日もたっぷり注いでやるよ」
僕はベッドに上がり、全裸になる。
シャルダンも服を脱ぎ捨て、僕を抱き締めた。
深いキスを交わし、舌を絡め合う。
角度を変えて、何度もキスをした。
「抱いて、シャルダン。孕むくらいに、注いで欲しい……」
「良いぜ、俺の子を孕めよ。たっぷり注いでやるっ」
シャルダンはとろりと、香油を胸と陰部に垂らした。
塗り広げるように、乳首が引っ張られ、ふにふにと押しつぶされる。
両胸を摘ままれ、僕は声を上げてしまう。
「あんっ」
シャルダンは乳首に吸い付いた。
僕は気持ち良くてたまらない。
淫らな夜の幕開けであった。
翌朝、ぱちりと目が覚めた。
昨夜は2発ずつヤった後、名残惜しくて、シャルダンともう一発ヤった。
凄く満たされたし、安心した。
本当は昨日、王宮でパーティが行われる筈だったそうだ。
でも、事件があったので中止。
変わりに今日パーティをするそうだ。
僕は白い神官服で出席する。
朝食を食べた後、しばらく自室で休み、メープルが迎えに来た。
「王宮へ行くお時間です」
「わかった。行こう」
僕は馬車に乗って、王宮へたどり着いた。
いつもより多い護衛に囲まれながら、王宮を歩く。
やがてパーティ会場に到着し、貴族の挨拶に囲まれた。
色んな貴族と言葉を交わす。
だいたい、昨日は大変でしたね、といったような事を言われた。
挨拶が終わってヨロヨロしていると、辺境伯とシャルダンが挨拶に来てくれた。
「辺境伯様、ご無沙汰しております」
「神子様は子供を出産したそうだな。おめでとう。シャルダンが自分の子供ではないと、悔しがっていたよ」
「まぁ、そうなの、シャルダン」
「そりゃそうだろ。俺だってお前を孕ませたいさ」
「うん……そうだね……」
昨夜たっぷり注がれた事を思い出し、赤面してしまう。
「愛してるよ、サファイア。なかなか会えないけど、愛情はたっぷり注いだからな」
「僕も愛してるよ、シャルダン。ぎゅっと抱き締めて……」
僕はシャルダンに抱き締められ、ぽろりと涙を零した。
「寂しいけど、我慢するよ。また会いに来てね」
「ああ。待っていてくれ」
僕はシャルダンの胸に抱かれ、幸せを感じていた。
パーティが終わり、僕は神殿に戻ってきた。
寂しくなったので、ちりんちりんと鈴を鳴らす。
メープルは僕を抱き締めてくれた。
「メープル……抱いて……」
「お望みのままに」
メープルは僕をソファに寝かせ、服を脱がした。
とろりとした香油を、胸と陰部に垂らす。
乳首を舐めながら、くちゅくちゅと陰茎が扱かれる。
僕は気持ち良くてのけぞってしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
乳首が吸われ、舐められ、甘噛みされる。
ああ、気持ち良い。
乳首がすごく気持ち良い。
陰茎を扱く手が早くなり、僕は呆気なく吐精した。
「次は俺の精を注ぎます。四つん這いになって下さい」
僕が四つん這いになると、香油が尻の穴に垂らされ、指で塗り込められる。
指は蠢き、しこりを擦り上げた。
僕はびくりと腰を跳ねさせる。
「あんっ!」
指はしこりを擦り続ける。
僕は高い声で喘いだ。
指が3本入り、馴染むまで、指はしこりを擦り続けた。
「入れますよ」
ずるりと指が抜けていって、ぽかりと開いた穴に、熱い肉棒がねじ込まれる。
気持ち良い所を掠めていき、腰が跳ねる。
メープルは僕の腰を掴み、腰を打ち付けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
気持ち良い。
ずぶりと埋まった肉棒を、僕の穴は美味しそうに食んで。
味わうみたいに腸壁がまとわりつく。
伸縮して、絡み付く。
ずるりと抜けて、また突き上げる。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良く射精した。
メープルも僕の奥に突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったですね、神子様」
ソファで抱き合い、キスをする。
舌を絡め合い、唾液を飲み込む。
乳首を引っ張られながら、舌を絡め合う。
「気持ち良い……メープル」
「続きは夜に致しましょう。また舐めて差し上げます」
「うん……」
僕は服を着せられ、しばし休息するのだった。
それから、10年の歳月が流れた。
僕が産んだ子供は8人。
一人は真っ赤な髪の男の子だ。
回数の少ないシャルダンの執念が実った結果と言えるだろう。
毎夜6発セックスしていて、この人数は多いのか少ないのかわからない。
僕は今宵も淫らな夜を過ごす。
「今夜は彼を召すよ」
「かしこまりました。神子様の思うがままに」
神官を食いまくり、毎日新顔と寝ている。
一応、記録にはつけてるよ?
子供の父親かもしれないしね。
一番上の子供は10歳。
神官になるべく、勉強を頑張っている。
他の子供たちも、神の子供として修行を積んでいる。
メープルとは、恋人になった。
シャルダンのいない寂しさを埋めてくれる、大事な存在だ。
「本日の夜伽は、如何致しますか?」
「じゃあ、今日は神殿騎士から選ぼう。運動場へ行くよ」
「かしこまりました」
僕は今日も、夜伽の相手を見繕う。
これからも、僕のセックスライフは、薔薇色だ。
そこで夢を見た。
鉄の塊が空を飛び、馬のいない車が走っていく。
まるで夢のような世界で、俺はそこにいた。
俺は、佐渡周平。
しがないサラリーマンだった俺は、ブラック企業で身体を壊すまで働き、事故で死んだ。
恋人も妻もおらず独身で、寂しい25年間の人生だった。
もし来世があるのなら、今度は働きたくない。
そう、強く願っていた。
目覚めたとき、僕は佐渡周平の記憶があって、一瞬混乱した。
僕はサファイア・メルキース。
メルキース家の3男だ。
でも、今や佐渡周平でもある。
そう、僕は異世界転生していた。
神様に会ってないし、チートもない。
この世界には魔法はあるが、いわゆるステータスというものはない。
せっかく異世界転生したけれど、平凡な人生になりそうだ。
この世界、男も子供を産める。
だって僕の母親が男性だし。
5年間、不思議に思わなかったけれど、佐渡周平はたいへん驚いた。
思わず家庭教師に、子供の作り方を質問してしまった。
お尻の穴に夫の精液を注いで貰うと、子供を授かるんだって。
ファンタジーだって、佐渡周平は叫んでいたよ。
兄弟は、兄さんが2人いる。
長男エメラルドは、メルキース家の跡取り。
現在10歳で、剣の修行を頑張っている。
次男アメジストは、メルキース家の補助となるべく、勉学に燃えている。
現在8歳。
二人とも、優しい良い兄だ。
さて、僕は3男なので、将来家を出ないといけない。
何か手に職を見つけるか、騎士団に入るか、教会の神官見習いになる未来が待っている。
僕、働きたくないんだよなぁ。
なんか寝ててラクして稼げる仕事ないかな。
ないよねー。
今生の僕、サファイア・メルキースはかなりの美少年だ。
エメラルド兄さんは格好良いイケメン。
アメジスト兄さんは優しそうなイケメン。
僕は、中性的なイケメンだ。
将来は何になろう。
家庭教師の勉強は楽しくて面白い。
そして、10歳から14歳まで学校に行くそうだ。
学校なんてめんどくさいけど、貴族は全員通わないといけないんだって。
そして、15歳で成人だ。
父さんにそれとなく、どこかの愛人になって暮らすのはどうかな?
そう聞いてみたんだけど。
だらけた生活をしたいなら、きちんとお見合いをして、結婚しなさい。
そう言われた。
特に男の嫁になると、子供を産むのが一番の仕事だから、三食昼寝付きで過ごせるらしい。
僕はがぜん、男の嫁になる気になった。
佐渡周平は異性愛者だったけれど、お尻には興味あったんだよね。
僕、今生では受けになるのかな。
お尻は気持ち良いって聞くけどどうなんだろう。
僕にお尻の才能はあるかな?
家庭教師の先生に、男同士の性交について詳しく聞いたりして。
僕はとっても将来が楽しみになった。
父さんも僕の怠けたい気性をわかってくれてるし。
しかるべき年になったら、お見合いをセッティングしてくれるんだって。
持つべきものは良い父親だね。
それから、約8年が経ち、僕は13歳。
王都学校に通う3年生だったんだけど、ある夜、精通した。
めでたいことだ。
しかし、なぜか微熱が出始め、お腹の下腹部には、白い紋様が浮かび上がった。
何かの呪いかと怯えたが、神聖なものらしい。
僕はちんこを擦り、発散を続けた。
しかし、日に日に熱は高くなる。
精通から一週間後、僕は実家に返されていた。
「サファイア、気を確かに。今、腹の紋様について調べている。王都の大聖堂に依頼した。後少しの辛抱だ」
父さんが元気付けてくれる。
幸い食欲はあったので、おかゆを食べて過ごした。
それから、事態が急展開を見せるのは、3日後のことだった。
「サファイアが、神の花嫁……?」
「はい。あの紋様は、神に捧げる神気を貯めるもの。ご子息には神気が宿っておられる。大変喜ばしいことです。長く不在だった神子の誕生となります」
「しかし、息子は高熱だ。神子の務めは激務ではないのか? 息子は怠け癖があり、将来は子供を産むだけで、三食昼寝付きの生活が出来る家に嫁ぐ予定だったのだ」
「ご安心ください。神と交わるのが主な役目となります。ありていに言うと、神官とセックスして神気を発散させること。そうすると世界に神気が注がれるのです」
「と、いうことは、セックスすれば高熱は下がるのだな。わかった、早く楽にしてやってほしい。教会に運ぶのか?」
「いえ、ご心配でしょうから、本日はこちらでまぐわいたいと思います。選りすぐりの神官を連れて参りました。文献によると、3人の男と交わった、とありますので、3名おります」
「わかった。では、よろしく頼む。……サファイア、聞いていたか? お前は神の花嫁となる。神官に抱かれ、その身の神気を発散すれば、熱は下がるそうだ。そのまま寝ていればすぐに終わる。いいね?」
「わかりました、父さん……」
僕は熱に浮かされながら、ぼんやりと現状を理解していた。
そしてやってきた神官を見上げれば、僕が赤面するほどのイケメンで。
僕を優しく抱き上げ、風呂場へ連れて行ってくれた。
お風呂場でお尻を綺麗にして貰って。
ベッドに戻ってきて、イケメン神官はたらりと香油を胸と陰部に垂らした。
香油を塗り広げられるみたいに、乳首が撫でられ、引っ張られる。
「あっ、……はぁ」
乳首を愛撫されるの、気持ち良い。
僕は胸をのけぞらせて、喜んだ。
イケメン神官は胸に吸い付いて、乳首を舐める。
舐めながら、兆してきた陰茎を手に取り、くちゅくちゅと扱いた。
「あっ、……ああ、……あんっ」
甘い吐息が漏れてしまう。
イケメン神官に導かれて、僕は射精した。
「次は、中に注いで差し上げます。神の愛をたっぷり感じて頂きましょう」
イケメン神官はそのように言い、僕の足を持ち上げて、お尻の穴に香油を垂らした。
指が中でうごうごと蠢き、中のしこりを擦り上げる。
僕は途端に腰を跳ねさせた。
「あんっ!」
「ここが良いのですね。指を奥に、奥にと誘っております。たまらないのではありませんか」
「あんっ、あんっ、あんっ、気持ち良いよぉ、あんっ、いいっ! 初めてなのに、奥に欲しい……っ!」
「まさに神の花嫁でございます。神の愛を平等に分け与える淫らな身体。まさに我々が欲していた偶像です。神子様、では私から失礼致します」
ぐりっと、熱い肉棒がねじこまれて。
僕は気持ちよさに声をあげた。
初めてなのに、奥へ奥へと身体は誘っていく。
ぱちゅん、ぱちゅんと抽挿されて。
僕は呆気なく精を吐き出した。
あれ? 少し熱が下がったかも?
僕は潤む視界でイケメン神官を見つめた。
イケメン神官は僕の奥で吐精した。
ずるりと陰茎を抜くと、僕の髪にキスをして、下がってしまう。
「待って、まだお腹が熱いの……っ!」
僕の叫びに、控えていた色黒のイケメンが、するりと僕を抱き締めた。
「お待たせして申し訳ありません。次は俺が相手させて頂きますね。まだまだ、神気が貯まっていらっしゃいます」
そして足を抱え上げ、ずぶりと貫いた。
「ああんっ!」
じゅぷっじゅぷっと淫らな水音が聞こえる。
僕は気持ち良くて、ただ喘いでいた。
「あんっ、あんっ、いいっ、そこ、擦ってぇ、もっと奥にちょうだい、ああんっ!」
色黒イケメンは、力強く腰を振った。
ずぼっと突き入れられて、味わうみたいに肉棒を食んで。
ずるっと抜けていくときに腸壁が伸縮して強く吸う。
まるで抜かないで欲しいと願うみたいに、強く吸い付いて絡み付く。
色黒イケメンは僕の良いところを擦ってくれる。
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
抽挿を繰り返し、熱い肉棒を味わう。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出す。
それから色黒イケメンも奥に突き入れて、射精した。
ずるりと陰茎を抜いて、色黒イケメンが下がっていく。
熱はまた少し、下がったみたい。
「まだお腹が切ないよぉ。もっとちょうだい、ずぼずぼして、中をかき回してっ」
すると、金髪の眩いイケメンが、僕の髪に口づけた。
「お待たせして申し訳ありません。次は俺が担当致します。俺のはちょっと太いかもしれません」
ぐりりっと、太い肉棒がねじ込まれ。
お腹をかき回すような激しい抽挿が始まった。
僕はひっきりなしに声を上げながら、シーツを掴んで耐える。
ずぶっずぶっと突き入れられる度にしこりを擦っていく。
ああ、気持ち良い。
たまらない快楽に身を浸し、僕は喘ぎ続けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出る。
金髪イケメンも、二度、三度突いて、奥に吐精した。
ずるりと陰茎を抜いて、下がっていく。
また少し熱が下がったようだ。
しかし僕の身体は貪欲に快楽を求めていた。
「まだ、足りない。熱い肉棒が欲しいよぉ、もっともっと、僕に注いで。神の愛を僕に教えて」
「我等が心行くまでお付き合い致します。どうかお心のままに我等をお召し下さい。必ず満足させてみせます」
初めに僕を抱いたイケメン神官が再び覆い被さってきて、熱い肉棒をねじ込んだ。
「あああっ!」
イケメン神官は激しく腰を振る。
僕はよだれを垂らして喘ぎ続ける。
結局2発ずつ終わったところで眠気が限界で、寝落ちた。
6発もヤれば十分だろう。
目覚めは爽快で、身体はさらりとしていた。
お風呂に入れてくれたらしい。
熱もすっかり下がり、元気いっぱいだ。
お腹の紋章は相変わらず、下腹に白く輝いている。
ふらつく足で食堂まで歩き、朝食だ。
昨日僕を抱いたイケメン神官達もいる。
ふと、イケメン神官と目が合った。
ふわりと微笑まれ、赤面する。
「サファイア、熱は下がったようだな」
「はい、父さん。ご心配をおかけしました」
「残念だが、学校は途中退学となる。神子の務めを果たさぬと、また熱が出るそうだ。お前には神殿に入って神子となって貰うよりない」
「そうですよね……。僕は神に愛されたということでしょうか?」
「その通りですぞ、神子様。大聖堂からも、溢れ出る神気を確認しております。神の花嫁の慈愛が世界に降り注ぐ。それが何よりの奇跡であるとご理解ください」
「司祭様。サファイアは神殿に入り、神の花嫁として抱かれるだけでいいのでしょうか?」
父の疑念はもっともだ。
僕に厳しい修行は無理だし、ご飯も美味しいものが食べたい。
僕みたいな怠け癖のある男でもやっていけるだろうか。
「式典には出ていただきたいですが、おおむねその通りです。何も辛い修行などはありません。食事にも気を使い、三時のおやつも出ます。日中は眠っておられても良いですし、寝所に召す神官を物色するのも宜しい。神の花嫁であられるだけで尊いのですよ」
「聞いたとおりだ、サファイア。お前でもやっていけそうな職場だと思わないか。給料も出るとお約束して下さったぞ」
「僕、神子をやります。神の花嫁として、神殿に入ります。僕を抱く神官が足りなくなることはないですか?」
「神殿には300名を超える神官がおります。毎日違うものを召しても宜しいですし、お気に入りの神官に、毎日抱かれるのも良いでしょう。ああ、見習い神官は遠慮して頂けると嬉しいですな」
「わかりました。当面は、昨日抱いてくれた神官様に抱いて貰おうと思っています。それと、子供を孕んだらどうするのですか?」
「子供の妊娠中は、性交をしなくとも大丈夫です。出産設備も整っておりますよ。子供は神の子。神殿の子供たちと同じように、神官見習いとして教育されます」
「わかりました。まず、僕は何をすれば良いですか?」
「まずは神殿に入って頂き、国民に神子様の誕生を流布致します。約一ヶ月後、大規模な式典を行います。それに出席をお願いいたします」
神子誕生のお祝いは王都でお祭りになるんだって。
やっぱり大事なんだなぁと、気後れしてしまう。
「まずは神殿にお入り下さい。何不自由なくお過ごしになれるよう、あらゆるものをご用意致します」
司祭様のその声に背中を押され、僕は身一つで神殿入りした。
神殿の中は広く、神官がわんさかいた。
イケメン神官こと、メープルに案内されながら、神殿の中を歩く。
それにしても、護衛の兵士みたいな人も結構いる。
メープルが言うには、彼等は神殿騎士であるそうだ。
神殿騎士は神に剣を捧げた存在であるらしい。
「剣は僕、苦手だから。守って貰えるのは嬉しいね」
「尊い御身ですから、護衛は必須です。気に入られた場合、寝所に召す事も出来ますよ」
「そ、そうなんだ」
「丁度良いので、紹介致します。彼が神殿騎士の騎士団長。ダンヒル・アラナール。ダンヒル、こちらが神子様であられる」
「はっ。御身をお守りするため、全力で取り組む次第であります。宜しければ今宵、俺を寝所に召して頂きたい。神子様の神気を浴びることこそ、武人の誉となりましょう」
ダンヒルは片膝をつき、頭を下げてそう言い募った。
「このように申していますが、神子様。どうなさいますか?」
「良いよ。じゃあ、ダンヒルも加わって貰おうか。メープルと、ダンヒルと、クリスティで良いかな」
「かしこまりました。ダンヒル、神子様がお召しになります。準備をお忘れなきよう」
「はっ」
ダンヒルと別れて、神子専用の部屋に入る。
まず、とっても広い。
机と椅子、10人がけのソファセットに、大きな机。
豪奢な彫刻が施された調度品はどれも美しい。
お風呂とトイレもついていて、広い寝室には大きな天蓋付きのベッド。
まるで高級ホテルのよう。
僕が目を丸くしていると、メープルがお茶を入れてくれた。
ソファに座って、お茶を飲む。
ハーブの香りがして、とっても美味しい。
「午後5時から、夕食です。神子様のお食事はこちらにお運び致します。お食事後、入浴。入浴介助に神官が一人つきます。午後8時から、閨の時間です。明朝の目覚めの時刻は午前7時を予定しております」
「わかった。ありがとう」
「今宵も楽しみにしておりますよ。それでは、失礼致します」
メープルが退室し、一人になる。
神子の待遇はVIP扱いだな。
僕はお茶を飲み干し、書棚の本を何気なく手に取った。
ぱらぱらとめくると、あられもない男性の裸が描かれた、挿し絵が目に入った。
まさかこれ、全部艶本っ?!
僕はびっくりしながら艶本を読み、一発抜いた。
ちんこを擦っても射精出来るんだけど、おなかの奥を擦って欲しい。
おなかが切ない。
ちんこを突き入れられたい。
僕はお尻の穴に指をそうっと入れてみた。
唾液で奥に入れるんだけど、欲しいとこには届かなくて。
怖くてこれ以上指を深く入れられない。
僕はちりんりん、と鈴を鳴らした。
やってきたメープルは、下半身丸出しで泣いている僕を見つけて、目を丸くした。
「どうなさいましたか、神子様。俺にわけを話して下さい」
僕はしゃくりあげながら、お腹が切ないこと、指で慰めようと思ったこと。
でも、指が届かなくて辛いと話した。
「そういうときは、迷わず神官をお呼び下さい。必ず欲しいものを差し上げます。香油は部屋の至るところにしまってあります。ほら、ここにもあったでしょう」
メープルは魔法みたいに香油を取り出して、手のひらに零した。
それを、僕のお尻の穴に塗り込めていく。
指が良いところを掠めていき、僕の腰が跳ねる。
「じゃあ、俺の肉棒を味わって下さい」
ぐちりと入ってきた熱い肉棒が、僕の中をえぐる。
ずぼっずぼっ。
突き入れて、そしてずるりと引いていく。
僕の中は飲み込むみたいに、伸縮を繰り返す。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕は片足を抱え上げられ、さらけ出されたお尻にメープルの肉棒を頬張っている。
激しく、丁寧に繰り返される抽挿は甘露のようであり、僕は高い声で喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕が出したものを手で受け止めたメープルは、じゅるりとそれを飲み込んだ。
腰を突き入れ、吐精するメープル。
僕達は初めてキスをした。
僕の精液の味がしたけれど、舌を絡め合うキスは気持ちが良かった。
「もう一度致しますか?」
「ううん、夜まで我慢するよ」
「神気が発散されたのを感じます。これからも催したら、すぐに呼んで下さいね」
「うん、わかった」
メープルはずるりと抜いて、身支度を整えた。
神官服は身体のラインがはっきり見える。
メープルの鍛えられた身体が愛おしくて、僕はメープルに抱きついた。
目を閉じて、深い口付けをする。
何度もキスを繰り返し、糸を引いて離れたメープルの目は、情欲に染まっていた。
「今夜、覚悟して下さいね」
そう言ってメープルは下がっていった。
僕だって早くヤりたいってば。
僕は熱い息を吐き、ソファに身を預けた。
夕食は普通に美味しかった。
これならここでやっていける。
謎の自信に満ち溢れた僕は入浴介助に来てくれた神官とお風呂に入った。
頭を優しく洗われ、身体も丁寧に洗われる。
その後は、お尻を綺麗に洗われた。
昼間にセックスした時の精液もどろりと出てきて、ちょっと恥ずかしかった。
一人で湯船に浸かり、神官に町の話を聞いた。
神子誕生の報を受けて、町は活気づいているそうだ。
神気が満ちると、畑の実りも良くなり、川も水量が増え、水質が上がる。
更に国民の健康状態まで良くなると聞いて、僕の方が驚いてしまう。
僕のセックスにそんな力があるなんて。
神官は誇らしげに胸を張る。
「寝所に召される事は神官の誉となります。どうぞ、積極的にご指名下さい」
「はぁ……」
まだ神殿に来たばかり。
今日の新顔はダンヒル。
それとメープルと、色黒イケメンことクリスティ。
それで3名だ。
僕の身体はどうやら、一人では満足できないらしい。
淫らな身体だなぁと思うけれど、しょうがないよね。
神官はいっぱいいるし、相手には困らない。
神官を食べ放題なんて、なんか罰あたりな気がしないでもないんだけど。
こちらの神様がそう望んでるんだから、それで良いよね。
「神子様、ダンヒルが夜伽に参りました」
「じゃあ、ベッドに移動しようか」
僕は裸になり、ベッドに横になる。
ダンヒルは服を脱ぎ捨て、鍛え上げられた身体を晒した。
陰茎は硬く勃起しており、先走りで濡れている。
「舐めてみても良い?」
「勿論です。お望みのままに」
僕はあぐらをかいたダンヒルの腰に顔を埋めて、ぺろりと舐めてみた。
石鹸の匂いがする。
ぺろり、ぺろりと舐めていき、根元もぺろりと舐めていく。
陰茎がますます大きく張り詰めていく。
僕はあーんと口を開けて、ぱくりと陰茎を口に咥えた。
強く吸って、舌で舐める。
頭を振って、上下に扱く。
「くっ、出るっ」
ダンヒルの陰茎から精液が吹き出す。
僕は出されたものを、ごくごくと飲み干した。
「美味しかった……次は僕の中に注いで」
僕は押し倒され、たらりと香油が胸と陰部にかけられる。
乳首を舐められながら、陰茎を扱かれる。
「あんっ、乳首、気持ち良い……」
ダンヒルは巧みな舌技で、乳首を舐めてくれた。
ああん、乳首でイっちゃう。
「あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出した。
ダンヒルは陰茎から手を離し、お尻の穴に指を入れた。
その指がしこりを見つけて、擦り上げる。
「あああんっ!」
僕の陰茎が立ち上がり、擦られる度に甘い吐息が漏れる。
ダンヒルは丁寧に僕の尻の穴を解した。
ダンヒルが僕に覆い被さり、足を抱え上げる。
ずぶりと熱い肉棒が、僕を貫いた。
ギシギシとベッドがきしむ。
ダンヒルが突き上げ、下がっていき、また突き上げる。
僕はたまらない快感に、声を上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕の気持ち良い所を重点的に突くダンヒル。
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
腰を動かす動きが早くなっていく。
ダンヒルは快楽で蕩けた僕の顔を見つめていた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から、精液が吹き出した。
ダンヒルも数度奥を突くと、吐精した。
「大変気持ちよかったですぞ。吸い付いて絡み付いてくる。神子様は名器ですな」
ダンヒルはそう褒めてくれて、メープルと交代した。
「メープル……お腹が切ないの……」
「今、差し上げます。神子様、今夜はなるべく起きていて下さいね?」
ずぶりと熱い肉棒がねじこまれ。
激しい抽挿が始まった。
奥へ、奥へと誘い込む腸壁に、メープルの陰茎が突き立てられる。
ずっぶりと入った陰茎を美味しそうに食んで。
抜けるときは吸い付いて絡み付く。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「くっ、気持ち良いですよ、本当に」
メープルは激しく腰を振った。
僕は揺さぶられながら、メープルの首にすがりつく。
僕の中をかき回す陰茎が気持ち良くて、よだれが零れてしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕がイった後、メープルも吐精した。
「これで終わりではないですよ?」
そんな言葉を耳元で囁き、クリスティと交代するメープル。
クリスティは僕の足を抱え上げ、ずぶりと陰茎を挿入した。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
激しく抽挿され、快楽に酔いしれる。
ああ、気持ち良い。
いつまでもこうしていたい。
突き上げ、下がり、また突き上げる。
気持ち良くて、クリスティの陰茎を食い締めてしまう。
クリスティは悩ましげに眉を寄せながら、激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、イくっ」
僕がイき、クリスティも吐精する。
息を整えていると、クリスティがダンヒルと交代した。
ずぶりとねじこまれる熱い肉棒に、僕は歓喜の声を上げる。
「あああんっ! 気持ち良いっ、もっともっと頂戴っ! ちんぽずぼずぼして、気持ち良いとこ、突いて!」
「神の花嫁とはなんと淫らなお姿か。お望み通りにして差し上げましょう」
ダンヒルは激しく腰を振った。
僕はシーツを掴み、快感に耐える。
今夜はまだまだ眠れそうもなかった。
それから、二週間が過ぎた。
基本的に夜の相手は、メープルとクリスティと、金髪イケメンこと、デューイ。
たまに神殿騎士団長のダンヒルを呼ぶ。
日中はメープルを呼び、一発セックスする。
夜は6発以上セックスしているが、朝ちょっと千鳥足になる以外は健康そのもので、セックス疲れとは無縁だ。
今日は朝食後、神殿騎士の練習を見に行く。
なんでも、神子のお召しがあるかもしれないとのことで、神殿騎士もソワソワしてるらしい。
何名か召して頂けたら幸いです、とダンヒルから願われた。
運動場では、たくさんの神殿騎士が木剣を持って対戦していた。
まず目に付いたのは、大柄な神殿騎士の中で珍しい小柄な青年だった。
すばしっこい身体を十全に生かして、相手を翻弄している。
隙を見せた相手に斬り込んで行く。
「隙あり!」
剣は大柄な男の胴を打ち据えた。
小柄の青年は勝利に雄叫びを上げて喜んでいる。
そばに寄ると、大柄な男も小柄な青年も片膝をついて、頭を下げた。
「彼を寝所に召したい」
小柄な青年を指差してメープルに言うと、メープルは頷いた。
「そこの小柄な男。神子様が寝所にお召しになる。名を名乗りなさい」
「えっ、俺?! 俺が神様の花嫁とセックスすんの?!」
「そうです。不服ですか?」
「とんでもない! アレンと申します。宜しくお願いします!」
アレンの勢いの良さに、少し押されながら、僕は他の騎士について聞くことにした。
「アレン、ほかの神殿騎士で、おすすめの男は誰ですか?」
「おすすめっつったら、分隊長のモリアーティは外せねえ。あと、新人のゲーテ。この二人は顔も良いし、腕も良い。おすすめだ」
「じゃあ、モリアーティとゲーテも召します。メープル、良いですか?」
「神子様のお心のままに。では、部屋へ戻りましょう」
僕は真っ白な神官服を着て、神殿騎士の中を歩いていく。
僕が歩く所では、皆片膝をついて頭を垂れる。
自分が偉い人になった気がする。
部屋に到着し、お茶とお茶菓子を用意して貰う。
「神殿騎士は皆、鍛え上げられた身体をしていたね」
「神官を守る為、日々努力を重ねております。筋肉がお好きですか?」
「まぁ、好きな方だと思うよ。僕はひょろいから、筋肉に憧れがあるんだ。メープルも引き締まっているよね」
「私は体力づくりの為に、トレーニングをしているだけです。荒事は出来ません」
そう言うけど、十分格好良いと思う。
メープルは顔も良いし、非の打ち所がない。
セックスも上手だし、お気に入り。
おやつを食べ終えて、メープルの身体にしなだれかかる。
「キスして……メープル」
ちゅっ、……ちゅっ。
深いキスをしながら、服を脱がされる。
乳首をくにくにと押しつぶされ、声が漏れる。
「ああんっ」
「愛らしい乳首ですね。舐めて差し上げます」
メープルの舌が乳首を捕らえ、レロレロと舐める。
僕は気持ち良くて身をよじる。
メープルは舌と指で乳首を愛撫する。
「あっ、……あんっ、……あんっ」
乳首をひっぱられ、押しつぶされ、指で弾かれる。
ああ、気持ち良い。
僕は胸をのけぞらせ、快感に打ちふるえる。
「中に欲しい……あんっ、メープルぅ」
「心得ております。指を入れますよ」
メープルは尻の穴に指を入れ、しこりを擦り上げた。
ぐいぐいとしこりを擦られ、悲鳴みたいに喘ぐ僕。
指がどんどん入ってきて、たっぷりの香油で中を濡らしていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
しばらくしこりを擦った後、指が抜けていく。
尻の穴はぽっかり開いて、そこに熱い肉棒がねじこまれた。
「ああんっ!」
抽挿が始まり、奥が突き上げられる。
たっぷりの香油をまとった肉棒が、腸壁を擦って奥の奥を突き上げる。
僕は奥も気持ち良くて、腰を揺らしてしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
気持ち良い肉棒を、ついつい食い締めてしまう。
メープルは形の良い眉を寄せ、歯を食い縛りながら腰を振る。
「ねえ、メープル。僕の中、気持ち良い?」
「当然です。気を抜くとイってしまう位、気持ち良いですよ。中が陰茎に絡み付いて来ます」
「僕も気持ち良い。もっと奥を突いて。気持ち良い所を擦って」
「心得ました。激しくしますよっ」
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
突き入れて、下がって、また突き入れる。
激しくなる抽挿に、僕はメープルにすがりつく。
ずぶりと入ってきた肉棒を、美味しそうに食んで。
中の腸壁がずるるっと引き出され、絡み付く。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕の陰茎から精液が吹き出る。
それを手で受け止めたメープルは、じゅるるっと吸い込み、飲み干した。
「くっ」
僕の奥に突き立て、吐精するメープル。
僕達は深いキスをして、しばらく抱き合っていた。
「今夜は神子様を抱けませんからね。名残惜しいですが、身支度をしましょうか」
僕はメープルの手によって整えられ、再びお茶を入れて貰った。
お茶を飲んで、一息つく。
「そろそろ式典の準備が始まります。式典は大聖堂で行われ、500人以上の貴族たちと町人の前で、神子の誕生のお祝いが行われます。神との結婚式もしたかったようですが、神子様はまだ13歳。結婚式は取りやめられました」
「ふむふむ。僕は何か喋るの?」
「いいえ、そこにいる事がなにより重要だと伺っております。難しいことは何もありません」
「良かった。じゃあ、気楽にしていられるね」
「町はお祭り騒ぎになりますから、もし町に出た時には、俺や神殿騎士から離れないで下さいね」
「僕って神殿から出れるんだ?」
「神子様は特別ですよ。いつどこへ行っても許されます。神子様は神の花嫁。神気を発散するお仕事をお忘れにならなければ良いのです」
「じゃあ、最低3人は神官を連れて行かないとね。あとは神殿騎士か。今日は神殿騎士を召しているし、面識が出来るのは嬉しいな」
僕はお茶を飲みながら、今後の予定を組み立てた。
夕飯が終わり、神官に介助されながらお風呂に入った。
彼はエッダと言い、神官になって5年目らしい。
実は神殿騎士の恋人がいて、休日にはセックスしてるんだとか。
「神官も恋愛自由なの?」
「真剣に愛し合う事を禁じる戒律はありません。ただし、ふしだらな行為だけに傾倒することは禁じられています。神殿騎士も一緒ですね」
「じゃあ、恋人がいるかもしれないのか。確認しないで神殿騎士を召してしまったぞ」
「神子様は恋人とは別枠ですから、気にされることはありません。神子様の閨に召されるのは誉れであり、浮気ではありませんから」
「それならいいんだけどさ。神官は結婚できるの?」
「神官は神に身を捧げております。重婚は出来ません。しかし、愛を交わし合う事は許されております」
「そうなんだ。エッダは真剣な恋をしてるんだね」
「ええ、愛しておりますよ。神子様も良い人を見つけられたら宜しいかと存じます」
「僕は神の花嫁だから、駄目かと思っていたよ」
「真剣な想いを無下にする神ではありません。神子様の場合、一人に絞らず、何人でも宜しいかと」
「ありがとう。考えてみるね」
まったり湯船に浸かった後は、柔らかい布で拭かれ、寝間着を着せられる。
湯上がりにお茶を飲んで水分補給。
それにしても、恋愛かぁ。
僕はセックスはしてるんだけど、恋愛ではないよね。
誰か僕にもそういう人、出来るといいな。
午後8時、アレンとモリアーティ、ゲーテの三人が、夜伽に訪れた。
僕はベッドに誘い、全裸になる。
ベッドに倒れ込むと、アレンが全裸になり、ベッドに上がってきた。
「まずは俺からな、神子様」
香油を胸と陰部にとろりと垂らす。
塗り広げるように、乳首を押しつぶす。
快感が迸り、声を上げた。
「あんっ!」
「乳首が気持ち良いんだな。舐めてやるよ」
乳首がアレンの口に消えていく。
乳輪ごと吸われ、舌で押しつぶすように舐められる。
舐めて、吸って、甘噛みする。
僕は気持ち良くてたまらない。
アレンの手が、兆し始めた陰茎を扱く。
香油のぬめりを借りて、ぬちぬちと扱かれる。
乳首を舐められ、陰茎を扱かれ。
僕は呆気なく吐精してしまった。
「気持ちよかったか? 次は尻に注いでやるよ」
アレンは香油を尻の穴に注ぎ、指で塗り広げる。
気持ち良いところを掠っていくので、腰を揺らしてしまう。
指で丹念に開かれた後、熱い肉棒がねじこまれた。
「ああんっ!」
ゆっくりと、抽挿が始まる。
しこりを突き上げ、ずるるっと下がり、また突き入れる。
ああ、イってしまいそうだ。
ずぶりと入った肉棒を美味しそうに食んでいく。
中の腸壁が伸縮し、逃がさないとでも言うように、陰茎に絡み付く。
「クッソ気持ち良い……っ! 腰が止まんねえっ」
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
抽挿を繰り返すアレンと、快楽に喘ぐ僕。
突き入れて、下がっていき、また突き入れる。
何度も何度も、しこりを擦る。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は陰茎から精液を吹き出した。
アレンは何度か突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったぜ、神子様。また呼んでくれよな」
アレンは僕の頬にキスをして、ベッドから降りた。
次にベッドに上がったのは、緑色の長い髪をさらりとなびかせた、黒い瞳の男だった。
「俺は、モリアーティ。神殿騎士で分隊長を務めている。神子様は黒髪黒目なのだな。俺と同じ瞳の色だ」
モリアーティは乳首を舐めながら、熱い肉棒をずぶりと挿入した。
初めから激しい抽挿に、僕は高い声を上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
モリアーティはすぐに僕の良いところに気づき、重点的に擦り上げる。
しこりを擦られ、突き上げられる。
僕は気持ち良くて、たまらない。
モリアーティの逞しい身体に捕まり、揺さぶられる。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は痙攣しながらイった。
モリアーティも奥に突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったぞ。また召してくれるのを待っている」
ちゅっと頬にキスして、ベッドから降りるモリアーティ。
次はゲーテだ。
ゲーテはガチガチに勃起した陰茎のままベッドに上がった。
「俺は、ゲーテ。新人だけど、剣の腕なら負けないんだ。俺が守ってやるよ、神子様」
熱い肉棒がねじこまれる。
気持ち良くて飛びそうだ。
ああ、今少し飛んでた。
ゲーテはガツガツと腰を振る。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ずぶりと埋まった陰茎を美味しそうに食んでいく。
突き上げられ、下がっていき、また突き上げる。
ああ、気持ち良い。
しこりを突かれ、快感にのけぞる。
腸壁が伸縮し、肉棒を食い締める。
「ああ、クソっ、気持ち良いじゃねえかっ」
ゲーテは激しく腰を振った。
だんだん腰の動きが早くなっていく。
僕はしこりを穿たれ、快感で声を上げる。
ゲーテは腰を振り、僕を追いつめた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕はゲーテの腕の中でイった。
ゲーテも僕の奥に突き入れ、吐精した。
「また召してくれよな。気持ち良かったぜ」
ゲーテは頬にキスをして、ベッドから降りた。
「まだお腹が切ないの……。お願い、アレン」
「おう、任しとけ」
アレンの肉棒がねじ込まれる。
ああ、気持ち良い。
「もっと突いて、気持ち良いとこ、擦ってっ」
「いいぜぇ、気の済むまで突いてやるっ!」
アレンは激しく腰を振った。
その夜は2発ずつヤった後、全員と長いキスを楽しんだ。
僕もスッキリしたし、気持ち良かった。
しばらく、ローテーションで召すことにする。
というわけで、夜伽の当番に、アレンとモリアーティ、ゲーテが追加された。
セックスライフは充実している。
それから2週間経過して、今日は神子誕生の式典だ。
僕は真っ白な神官服に、豪華な錫杖を持たされ、500人からが詰めかけている大聖堂の真ん中を、メープルとクリスティに先導されて歩いていく。
皆の視線が痛いくらいだ。
僕は胸を張って歩いた。
やがて、用意された椅子に座り、式典が始まった。
「本日は神子誕生の祝いとなる。本日は司祭様よりお言葉を頂戴する」
それから、偉い人が何人かお話して。
神子の紹介をして。
僕はちょこっと頭を下げただけ。
突如、割れんばかりの拍手に包まれた。
ものすごい勢いで、僕は目を丸くしてしまう。
神子の誕生は本当に良いことなんだなって、その時に思った。
その後は、また大聖堂の真ん中を歩いて。
出口で馬車に乗って。
王宮に到着した。
今日は王宮でパーティがあるそうだ。
僕はメープルと一緒にパーティ会場へ入った。
途端に挨拶をする貴族に囲まれた。
覚えきれないほどの貴族と挨拶をこなし、立食形式のバイキングで昼食をとる。
ふと、隣にいた騎士と目が合った。
その騎士は、燃えるような赤い髪で、射抜くような金色の瞳をしていた。
およそ彫刻のように整った顔と、均整の取れた身体。
何より、美しい。
僕は思わず声をかけていた。
「僕はサファイア・メルキース。お名前を伺っても宜しいですか?」
「俺は辺境伯の護衛騎士、シャルダン・アメリア。アメリア子爵領の4男だ。よろしくな、神子様」
シャルダンは気さくに笑ってくれた。
「あの、良かったら仲良くして下さい。普段はタウンハウスですか?」
「いや、辺境伯領で護衛の仕事をしている。今日は神子様誕生のお祝いで、辺境伯と一緒に来たんだ」
「おや、神子様。シャルダンを召されますかな? シャルダンは独り身ですから、ぜひ召していただきたい」
「辺境伯様! 俺はあなたの護衛ですよ!」
「今宵は王宮に泊まるのだ。何も危ない事はあるまい。それより、お前も神子様を気に入ったんではないか」
「それは……」
ちょっと頬を赤くして、そっぽを向くシャルダン。
僕も気恥ずかしくて、ほっぺが赤くなってしまう。
「良かったら、シャルダンを召させて下さい……」
消え入りそうな声でそう言うと。
「わかった。抱いてやるよ。神子様、お前、俺に惚れたのか?」
僕は真っ赤になってしまった。
シャルダンの胸に抱かれたいとか、シャルダンの笑顔を見たいとか。
いくつも胸に浮かび上がる。
「好き……かも」
「そうか。じゃあ、俺達、両思いだな」
「えっ」
「俺も好きだって言ってんの。ただし、辺境伯の護衛は辞めねえから。遠距離恋愛でも文句言うなよ」
「うん、わかった」
僕達はそっと手を取り合い、寄り添った。
「神子様の愛の成就する様を見られるとは。いやはや、若いとは良いものですなぁ」
辺境伯は僕達を微笑ましそうに眺めている。
僕は恋人になったシャルダンを見つめて、微笑み合った。
パーティは恙なく終わった。
僕は馬車で神殿に戻ってきた。
エッダにお風呂に入れて貰い、お風呂上がりに果実水を飲む。
しばらくソファでゆっくりしていたが、メープルがやってきた。
「神子様、今夜の夜伽は如何しましょうか?」
「今日はシャルダンが来るはずだから、シャルダンと、メープルと、クリスティかな。今夜はシャルダン優先で!」
「かしこまりました。そのように手配致します」
メープルが下がっていき、僕はベッドに移動した。
ぽすりとベッドに埋もれ、シャルダンを思い浮かべる。
胸がドキドキして苦しい。
シャルダンはどんな風に僕を抱くだろう。
僕は陰茎が緩く立ち上がるのを感じていた。
「神子様、夜伽に参りました。シャルダン、あなたから抱きなさい」
「おう。説明を受けたけど、毎晩3人相手してるんだってな」
「うん。お腹がどうしても切なくって。欲しくなっちゃうの」
「エロッ……。じゃあ、俺から抱くからな。本気で俺、お前のことが好きだ」
シャルダンは僕に深いキスをした。
歯列をなぞられ、上顎をねっとり舐められる。
舌と舌を絡ませ、唾液を飲み込む。
角度を変えて、何度もキスをする。
息が上がってきた頃、やっと離れた。
胸と陰部にとろりと香油が垂らされる。
塗り広げるように、指で乳首がふにふにと押しつぶされる。
気持ち良くて、甘い吐息が漏れてしまう。
「あんっ、……あんっ、……あんっ」
シャルダンは僕の乳首に吸いついた。
レロレロと舐められ、強く吸われる。
吸った後甘噛みされ、優しく舐められる。
シャルダンの手が陰茎に伸びて、上下に扱き始めた。
くちくちと音が鳴り、香油のぬめりが快感を呼び覚ます。
ねっとりした手の動きと、乳首を舐める舌の動きが、たまらなく気持ち良い。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は陰茎から精液を吹き出した。
「乳首弱いんだな。可愛いよ。こっちはどうかな?」
シャルダンの指が尻の穴に埋まっていく。
腹側を指が押し出して、しこりを擦る。
僕はびくっと腰を跳ねさせた。
「あんっ!」
「ここがイイんだな。もっとここ、弄ってやるよ」
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
僕はしこりを擦り上げられ、高い声をあげて喘いでいた。
指はもう3本入っている。
香油が足されて、動く度にシーツを汚す。
「入れるぞ」
ずるりと指が抜けていって、ぽっかり開いたところに、熱い肉棒がねじこまれた。
突き上げて、下がって、また突き上げる。
奥を突かれるのも気持ち良い。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ずぶりと肉棒が埋まる。
伸縮する腸壁が、美味しそうに食んでいく。
ぬめった奥の奥に突き入れられた肉棒が、しこりを押しつぶす。
激しく抽挿するシャルダン。
だんだん腰の動きが早くなっていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良くイった。
シャルダンも僕の奥に突き入れて、吐精した。
「気持ち良かった……。また会いに来るからな。俺のこと忘れるんじゃねえぞ」
シャルダンはそう言って、ベッドから降りた。
次の相手はメープルだ。
メープルは心得たように、僕の足を抱え上げ、ずぶりと挿入した。
激しい抽挿に僕は荒く息を吐く。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
僕はよだれを垂らして喘ぎ続けた。
ずぶりと埋まった肉棒を、逃すまいとして腸壁が絡み付く。
突き上げて、下がって、また突き上げる。
メープルは激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕はメープルの腕の中でイった。
メープルも奥に突き入れ、吐精した。
次はクリスティだ。
交代したクリスティが熱い肉棒をねじこむ。
あまりに気持ち良くて、飛びそうだ。
激しく抽挿され、僕は喘ぎ続けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
クリスティは激しく腰を振った。
ずぶりと埋まった肉棒を、穴が美味しそうに食んで味わう。
まとわりつく腸壁が吸い付いて、強く伸縮する。
クリスティは腰を振り、僕を追い詰めた。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良くイった。
クリスティも奥に突き入れ、吐精した。
「シャルダン、僕にもっと注いで。お腹が切ないの。お願い」
「ああ、くれてやる。腹一杯注いでやるよ」
シャルダンは僕の尻の穴に、熱い肉棒をねじ込んだ。
抽挿が始まり、快感に酔いしれる。
まだまだ、夜は長い。
僕はシャルダンに揺さぶられて、喘ぎ声を上げるのだった。
結局昨夜は2発ずつヤった後、名残惜しくてシャルダンともう一発ヤった。
終わった後、長いキスをしているうちに寝てしまった。
翌日、シャルダンとの別れがあった。
シャルダンは辺境伯領に帰らないといけないのだ。
僕は手紙を書くと約束した。
別れのキスは、涙の味がした。
それからも、日常は続いていく。
夜伽は、たまに新人を召してローテーションだ。
ダンヒルやアレン、モリアーティ、ゲーテも勿論呼んでいる。
最近僕は、メープルといい感じだ。
日中セックスするのは、メープルだけだし、変えようと思わない。
たっぷりキスをして、甘やかしてくれるので、メープルが大好きだ。
それから4ヵ月後。
僕は妊娠した。
時期的にシャルダンではないのが残念だったが、誰の子供でも愛おしいに違いない。
僕はしばらく実家に帰り、久しぶりに家族でゆっくり過ごした。
つわりは、吐いてしまい、大変だったけれど、メイドの献身的なサポートのお陰で乗り切ることが出来た。
安定期が来て、母さんと赤子の服を縫ったりもした。
3才位までは一緒に暮らせるけれど、その後は神の子として生きるのだ。
僕は何人産むかわからないし、しっかり教育を受けさせる事が出来るのはありがたい。
お腹が大きくなってから、神殿に戻った。
メープルがお世話を焼いてくれて、苦労する事など何もない。
僕は安心して子供を産む準備が出来た。
翌年、緑の髪に黒い瞳の男児が生まれた。
恐らく、モリアーティの子供だ。
他に緑色の髪の男と寝てないからね。
モリアーティは勿論喜んでくれた。
この子は神の子になるから、誰が親とか、関係ないんだけど。
無条件で、子供は可愛い。
僕はベビー部屋によく足を運び、お乳をあげた。
出産から3週間が経ち、微熱が出始める。
また神官に抱かれる淫らな夜が始まるのだ。
僕は鈴をちりりん、と鳴らし。
まずは熱を下げるべく、メープルをセックスに誘うのだった。
それから、一年ちょっとが過ぎて。
僕は15歳になった。
すると、神様との結婚式が出来るよね、ってことで。
再び大規模な式典が行われる事になった。
一人で歩くバージンロードは寂しいな、と思っていたのだけれど。
メープルとモリアーティが先導してくれるらしい。
これで、寂しい思いをしなくて済む。
モリアーティがいるのは、やはり子供が産まれた事が大きいだろう。
式典の当日になって。
メープルとモリアーティと、馬車に乗り込んだ。
大勢の護衛と神官に囲まれて、僕は大聖堂にたどり着いた。
真っ白な神官服に、真っ白なヴェールをかぶった僕は、二人に先導されて、一歩ずつ歩いていく。
今日も500人からの貴族や町人が詰めかけており、凄い人ごみだ。
僕はバージンロードをひたすら歩く。
神の像の前に膝をついて頭を垂れる。
それから、神との結婚式が行われた。
偉い人の言葉の後に、神の代理人ということで、メープルが誓いのキスをする。
途端に万雷の拍手が降り注ぎ、僕は神と結婚したのだと認識した。
また大聖堂の真ん中を通って外に出て、馬車に乗ったところで、火が上がった。
女性の悲鳴が聞こえた。
馬は怯え、もくもくと上がる黒い煙に、護衛も動けないようだった。
「神の花嫁をかっさらえ!」
大きな声が聞こえて、覆面をつけた男たちがわらわらと湧いて出た。
僕は馬車で、メープルに抱きついていた。
モリアーティが剣を構える。
外は剣戟で凄い騒ぎだ。
賊はどんどん討ち取られていくが、神殿騎士も怪我をしているようだ。
賊が投げる手榴弾のようなものが燃えて、黒い煙を吐き出す。
しかし、神殿騎士もやられたままではいなかった。
火には水をかけて消火し、賊の退治に人員を回す。
すぐに神殿から応援が届いたこともあって、残りの賊はちりぢりに、逃げていった。
「もう、大丈夫です。神子様」
「びっくりした……神子を攫って、何をしようって言うんだろう」
「きっと奴らは邪神教団の一味でしょう。神の花嫁を使って、邪神を復活させようというのです」
「邪神教団?」
「はい。悪い神を崇める奴等です。どうかお心を乱されませんよう」
「僕は連れて行かれたらどうなるの?」
「恐らく、生け贄にされるかと。言葉に出来ないような、おぞましい行為です。我等が必ずお守り致します」
僕はメープルにぎゅっと抱きついて、抱き締めて貰った。
生け贄になんてなるもんか。
僕は神の花嫁。
神気を貯める紋章の持ち主。
邪神教団なんて奴らの手に落ちることはない。
神殿に帰り、夕食を食べた。
エッダにお風呂に入れて貰い、寝間着を着せて貰う。
お風呂上がりの果実水を楽しみ、ソファに身を預ける。
午後8時、メープルがやってきた。
「神子様、今夜の夜伽ですが、シャルダンが来ています。シャルダンと俺、クリスティで担当いたします」
「シャルダン! 会いたかったよ!」
燃えるような赤い髪に、射抜くような金色の瞳。
ちっとも変わっていない姿に、頬が緩む。
「今日は災難だったな。賊は全員自決しちまって、全容解明は難題らしい。ただ、これまで以上に警備が強化されるそうだから、安心してくれよ」
「そっか。僕は馬車で震えてただけなんだ。神殿騎士は怪我した人もいたみたい」
「名誉の負傷ってやつだよ。お前が無事で良かった。愛してるよ、サファイア」
「シャルダン……! ベッドで抱いて。一人になるのは怖いの……」
「今日もたっぷり注いでやるよ」
僕はベッドに上がり、全裸になる。
シャルダンも服を脱ぎ捨て、僕を抱き締めた。
深いキスを交わし、舌を絡め合う。
角度を変えて、何度もキスをした。
「抱いて、シャルダン。孕むくらいに、注いで欲しい……」
「良いぜ、俺の子を孕めよ。たっぷり注いでやるっ」
シャルダンはとろりと、香油を胸と陰部に垂らした。
塗り広げるように、乳首が引っ張られ、ふにふにと押しつぶされる。
両胸を摘ままれ、僕は声を上げてしまう。
「あんっ」
シャルダンは乳首に吸い付いた。
僕は気持ち良くてたまらない。
淫らな夜の幕開けであった。
翌朝、ぱちりと目が覚めた。
昨夜は2発ずつヤった後、名残惜しくて、シャルダンともう一発ヤった。
凄く満たされたし、安心した。
本当は昨日、王宮でパーティが行われる筈だったそうだ。
でも、事件があったので中止。
変わりに今日パーティをするそうだ。
僕は白い神官服で出席する。
朝食を食べた後、しばらく自室で休み、メープルが迎えに来た。
「王宮へ行くお時間です」
「わかった。行こう」
僕は馬車に乗って、王宮へたどり着いた。
いつもより多い護衛に囲まれながら、王宮を歩く。
やがてパーティ会場に到着し、貴族の挨拶に囲まれた。
色んな貴族と言葉を交わす。
だいたい、昨日は大変でしたね、といったような事を言われた。
挨拶が終わってヨロヨロしていると、辺境伯とシャルダンが挨拶に来てくれた。
「辺境伯様、ご無沙汰しております」
「神子様は子供を出産したそうだな。おめでとう。シャルダンが自分の子供ではないと、悔しがっていたよ」
「まぁ、そうなの、シャルダン」
「そりゃそうだろ。俺だってお前を孕ませたいさ」
「うん……そうだね……」
昨夜たっぷり注がれた事を思い出し、赤面してしまう。
「愛してるよ、サファイア。なかなか会えないけど、愛情はたっぷり注いだからな」
「僕も愛してるよ、シャルダン。ぎゅっと抱き締めて……」
僕はシャルダンに抱き締められ、ぽろりと涙を零した。
「寂しいけど、我慢するよ。また会いに来てね」
「ああ。待っていてくれ」
僕はシャルダンの胸に抱かれ、幸せを感じていた。
パーティが終わり、僕は神殿に戻ってきた。
寂しくなったので、ちりんちりんと鈴を鳴らす。
メープルは僕を抱き締めてくれた。
「メープル……抱いて……」
「お望みのままに」
メープルは僕をソファに寝かせ、服を脱がした。
とろりとした香油を、胸と陰部に垂らす。
乳首を舐めながら、くちゅくちゅと陰茎が扱かれる。
僕は気持ち良くてのけぞってしまう。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
乳首が吸われ、舐められ、甘噛みされる。
ああ、気持ち良い。
乳首がすごく気持ち良い。
陰茎を扱く手が早くなり、僕は呆気なく吐精した。
「次は俺の精を注ぎます。四つん這いになって下さい」
僕が四つん這いになると、香油が尻の穴に垂らされ、指で塗り込められる。
指は蠢き、しこりを擦り上げた。
僕はびくりと腰を跳ねさせる。
「あんっ!」
指はしこりを擦り続ける。
僕は高い声で喘いだ。
指が3本入り、馴染むまで、指はしこりを擦り続けた。
「入れますよ」
ずるりと指が抜けていって、ぽかりと開いた穴に、熱い肉棒がねじ込まれる。
気持ち良い所を掠めていき、腰が跳ねる。
メープルは僕の腰を掴み、腰を打ち付けた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
気持ち良い。
ずぶりと埋まった肉棒を、僕の穴は美味しそうに食んで。
味わうみたいに腸壁がまとわりつく。
伸縮して、絡み付く。
ずるりと抜けて、また突き上げる。
「あんっ、あんっ、あんっ、イくっ」
僕は気持ち良く射精した。
メープルも僕の奥に突き入れ、吐精した。
「気持ち良かったですね、神子様」
ソファで抱き合い、キスをする。
舌を絡め合い、唾液を飲み込む。
乳首を引っ張られながら、舌を絡め合う。
「気持ち良い……メープル」
「続きは夜に致しましょう。また舐めて差し上げます」
「うん……」
僕は服を着せられ、しばし休息するのだった。
それから、10年の歳月が流れた。
僕が産んだ子供は8人。
一人は真っ赤な髪の男の子だ。
回数の少ないシャルダンの執念が実った結果と言えるだろう。
毎夜6発セックスしていて、この人数は多いのか少ないのかわからない。
僕は今宵も淫らな夜を過ごす。
「今夜は彼を召すよ」
「かしこまりました。神子様の思うがままに」
神官を食いまくり、毎日新顔と寝ている。
一応、記録にはつけてるよ?
子供の父親かもしれないしね。
一番上の子供は10歳。
神官になるべく、勉強を頑張っている。
他の子供たちも、神の子供として修行を積んでいる。
メープルとは、恋人になった。
シャルダンのいない寂しさを埋めてくれる、大事な存在だ。
「本日の夜伽は、如何致しますか?」
「じゃあ、今日は神殿騎士から選ぼう。運動場へ行くよ」
「かしこまりました」
僕は今日も、夜伽の相手を見繕う。
これからも、僕のセックスライフは、薔薇色だ。
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