ギフト子宝を授かった俺は、竜人族の王子様と出会う

yahagi

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初めての相手 ※

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 身体を拭き終わり、たらいをドアの外に出す。
 そしてシャツとズボンの軽装で、エルメスはベッドに入った。
 俺もシャツとズボンの姿でベッドに上がった。

「こういうことは初めてか?」

「こういうことって?」

「キスやセックスのことだ」

「っ! 当たり前でしょ。俺は5歳の時から婚約者がいたんだよ」

「じゃあ、キスも俺が初めてだな」

「うん……そうだよ」

「とても良い気分だ。優しくしてやるから、リラックスしていろ」

「優しくしてやるって、何を……んんっ!」

 エルメスは俺に深いキスをした。
 歯列をなぞり、上顎をねっとり舐める。
 舌と舌が絡み合い、ゾクゾクと背筋が栗毛立つ。

「んっ、……んんっ……んん……っ」

 舌を絡ませ、唾液を飲ませ合う。
 ベッドへ押し倒され、いやらしいキスを繰り返す。
 息が上がり、ちんこが勃起する。
 エルメスのちんこも勃起していて、足にぐりぐりこすりつけてくる。
 気付けばシャツが脱がされ、俺の乳首にエルメスはぱくりと吸い付いた。

「あっ、……ん、あんっ、……あっ、……あんっ」

 片方を舌でレロレロと舐められ、強く吸われる。
 甘噛みされると、ちんこがびくりとする。
 舐められていない方の乳首は、指でカリカリと引っかかれ、押しつぶされ、指で弾かれる。
 あんっ、声が止まらないよぉ。

 膝でちんこをぐりぐりされる。
 もう勃起しているのにそんなことされて、俺は甘い吐息を吐き出した。

「あっ、……あんっ、……あんっ、……あんっ」

 もう片方の乳首を舐め始めたエルメスは、楽しそうに笑った。

「まだ出してくれるなよ。俺が直々にしゃぶってやる」

 うっかり出そうになったよ。
 フェラチオなんて、前世でも縁がなかったのに、エルメスみたいな美しい男が俺のちんこをしゃぶるって?

「あんっ、俺もしゃぶりたい……」

「良いぞ。まずは俺からな」

 エルメスに舐められてぷっくり膨れた乳首は真っ赤に染まっていやらしい。
 エルメスは気が済むまで舐めてから、唇を離した。

「なかなか感度が良いじゃないか。これからしっかり性感帯になるように仕込んでやるからな」

「旦那様のエッチ」

「ここをこんなにして。俺の嫁はいやらしいな」

「あんっ!」

 股間を握り込まれ、俺は快感に喘いだ。
 ズボンがパンツごと脱がされ、ちんこが眼下に晒される。
 エルメスは俺のちんこをぺろりと舐めた。

 うわぁ、気持ち良い!
 ぺろぺろと舐められ、俺のちんこが硬くそそり立つ。
 エルメスは丁寧に俺のちんこを舐めた。

「あっ、……あっ、……ああんっ」

 エルメスはぱくりとちんこを口に咥えて、舌で舐め始めた。
 じゅるじゅるじゅるっと唾液を吸い取り、裏筋をレロレロと舐め上げる。
 特に先端を舐めしゃぶられて、俺はもうイきそうだった。
 
「あっ、あんっ、もう出る、イっちゃうっ」

 エルメスは尚もちんこを舐めしゃぶった。
 俺は腰を突き上げてイった。

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 エルメスはじゅるっと精液を吸い込み、ごくごくと飲み込んだ。
 ぺろぺろとちんこを舐めて綺麗にしてくれる。
 竿に残った精液も吸ってくれて、俺はたいへん気持ちよかった。

「うまかったぞ。さて、お前もしゃぶってくれるか?」

「うん、しゃぶりたい」

「良いぞ。これで良いか?」

 エルメスはズボンからちんこを出した。
 太くて大きいちんこは赤黒くて、俺のちんことは随分違う。
 ちんこの匂いを嗅ぎながら、ぺろりと舐めた。
 ぺろぺろと、丁寧に舐めていく。
 全体を舐め終わったら、先端を重点的に舐めていく。

「上手いぞ。俺のちんこはうまいか?」

「んっ、美味しいっ……」

 俺は熱心にちんこを舐めしゃぶる。
 ぱくりとちんこを口に咥え、舌でちんこを舐める。
 頭を上下させちんこを吸い上げる。

 じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
 いやらしい水音が口元から立ちのぼる。
 ちんこを舐めながら、頭を振る。

「出すぞ。飲み込め」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 エルメスの精液をごくりごくりと飲み込んでいく。
 終わったら、ちんこをぺろぺろ舐めて綺麗にしていく。
 最後の一滴まで飲み込んで、おしまい。

 ちんこをしまったエルメスを見て、俺もパンツとズボンを穿いた。
 ベッドに横になると、再び深いキスをされた。
 
「はぁ。このまま最後まで抱けないのが辛いな」

「俺、結婚してセックスするの楽しみにしてるんだから。結婚初夜は竜人族の国で、でしょう?」

「わかっている。14歳になったら、尻を弄らせてくれ。正直指くらいなら今しても良いと思うんだが、我慢するのが辛いからな」

「わかった。じゃあ、14歳までお尻はナシね」

「15歳になったらすぐ俺を欲しがるようにしてやろう」

「お手柔らかにどうぞ」

「じゃあ、寝るぞ。おやすみ、アーク」

「おやすみなさい、エルメス」

 俺はエルメスの腕の中ですやすや眠った。




 翌朝、目覚めて背伸びをする。
 ああ、よく寝た。
 久し振りに射精したのも良かったんだと思う。

「おはよう、アーク」

「おはよう、エルメス」

 ちゅっとキスをして、鎧を装着する。
 ベルトを着けて、準備完了。
 一階に降りると、朝ご飯を食べる人達で一杯だった。
 俺達も席につき、朝食を頼む。

「朝食は一人銅貨3枚だよ! どうする?」

「二人分、くれ」

「あいよっ! ホーンラビットのシチューとパンだよ。どうぞごゆっくり!」

 俺は熱々のシチューをスプーンですくって食べた。
 うーん、美味しい!
 パンも焼きたてでフワフワだ。

 朝食を食べ終わり、鈴白亭を出る。
 冒険者ギルドに向かって歩く。

「今日も採取依頼を受けるの?」

「いや、森の奥に行きたいから、何か討伐依頼を受けようと思う」

「わかった」

 冒険者ギルドに着き、エルメスは掲示板を眺めている。
 そして戻ってくると、一枚の依頼書を見せてくれた。
 それはゴブリンの討伐依頼で、ゴブリンの巣を潰す依頼だった。
 推奨ランクはEランク。
 俺のひとつ上だ。

「だいたい300匹程度だと思う。ゴブリンの巣を潰しに行こう。俺がフォローする」

「わかった。俺は100匹程度の巣しか潰した事がないよ」

「問題ない。じゃあ、受注してくる」

 カウンターに行くエルメスの後ろで、しばらく待つ。

「お待たせ。行こう」

 冒険者ギルドを出て、今日は西に進む。
 串肉屋の前で立ち止まり、エルメスが10本注文した。
 熱々の串肉を鞄にしまうエルメス。

「昼食だよ。あとはパンを買おう」

「ここのサンドイッチがいい!」

「わかった。サンドイッチを4つくれ」

 サンドイッチも鞄にしまい込んだエルメスは、俺に向き直った。

「水を入れる水筒は持っているか?」

「持ってないや」

「あそこに水屋があるから、水筒ごと買おう」

 果実水入りの水筒が、銅貨5枚だった。
 俺は2つ買っておいた。

 西門から出て、北西へ歩いていく。
 森に入ったところで、エルメスが魔法を唱えた。

「【ライト】」

 エルメスの右腕が光り、白い光があたりを照らす。

「これが雷魔法のレベル1だ。やってみろ」

「【ライト】」

 ぴかーっ!
 右腕が光に照らされている。

「無事覚えたな。次はレベル2の、サンダーボルトだ。敵を感電させることが出来る」

 エルメスは立ち止まり、前方の木に向かって魔法を唱えた。

「【サンダーボルト】」

 ビリビリと振動がこちらにも伝わり、ズガーンと的に当たった。
 的になった木がぷすぷすと焼け焦げている。

「やってみろ」

「【サンダーボルト】」

 ビリビリ、ちゅどーん。
 的にした木はちょっぴり焼け焦げている。

「少し弱いが、無事に覚えたな。次はレベル3、サンダートルネードだ」

 エルメスは木を的にして、魔法を唱えた。

「【サンダートルネード】」

 木を三本くらい巻き込み、ピカピカした竜巻が生まれた。
 木の枝は吹き飛ばされ、木は焼け焦げている。
 物凄い威力の魔法だ。

「やってみろ」

「【サンダートルネード】」

 木々の枝を切り裂き、木は焼け焦げた。
 しばらくして竜巻が収まり、ほっと息をつく。

「無事に覚えたな。ではレベル4いくぞ。次はサンダージャベリンだ」

 エルメスは的を変えて、魔法を唱えた。

「【サンダージャベリン】」

 ドーンと雷が落ちて、木が真っ二つに折れて発火した。

「む、消火せねばならんな。【ウォーターボール】」

 じゅわあああ。
 火は消し止められた。

「サンダージャベリンをやってみろ」

「はい。【サンダージャベリン】」

 ドーン!
 雷が落ちて、木が割れる。
 発火した所がメラメラと燃えている。

「まずは消火するぞ。【ウォーターボール】」

 じゅわああああ。
 水の塊がぶつかって、火は消えた。

「レベル4も覚えたな。随分調子が良いじゃないか。しかし、ゴブリン退治は剣を使わせたいと思っているんだ」

「剣で戦うの?」

「危険なときは魔法を使って良い。基本は剣でいこう」

 そう言われてやってきた森の奥。
 ゴブリンがうじゃうじゃいました。

 心臓を突き、首を落とす。
 数が多いから、慌てずに順序よく切り捨てていく。
 
「【ウォーターカッター】」

 水の刃がゴブリンを切り刻む。
 絶妙なフォローで、初心者ながら、俺は剣でゴブリンと戦えていた。

「あれはホブゴブリンだな。先に倒しておくぞ。【サンダーボルト】」

 エルメスの魔法はホブゴブリンに直撃した。
 切って、切って、切り捨てる。
 何匹倒したかもう数えていない。

「よし、剣術レベル1を手に入れたぞ。これで少し楽になるはずだ」

「はいっ!」

 確かにがむしゃらに繰り出してた剣が、確かな規則性を持って振るわれている。
 心臓を突くのも、首を落とすのも、バターのように滑らかな太刀筋だ。

「あと200匹程度だ。頑張れ」

「はいっ!」

 それからも俺はゴブリンを切り捨て続けた。
 ゴブリンは本当に後から後から湧いて出てくる。
 多すぎるときはエルメスが減らしてくれる。
 俺は安心してゴブリンを殺し続けた。
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