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父親気分の俺ですが、求婚されました
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俺は勤務中に、赤子を拾った。
もう一度言う。産まれたばかりの赤子だ。
俺は騎士をしている、ガットという18歳の男だ。
見回りルートの繁華街を抜け、横道に逸れる。
細い一本道だった。ふと、赤子の泣き声が聞こえた。
衝撃的だった。足元に、赤子が落ちている。
俺はそっと抱き上げた。暖かい。
おくるみも身に付けていなかった。
「この赤子の親はいませんかー?」
薄暗い路地で、俺は何度も叫んだ。
しばらく待ってみたが、音沙汰なし。
俺は赤子が泣き止み、大人しくなった事に不安を覚えて、赤子を抱っこしながら騎士寮に戻った。
医務室に駆け込んで、事情を説明した。
幸いミルクがあったので用意して貰い、赤子におっかなびっくり飲ませた。
「おおー、飲んでる、飲んでる……」
「少し衰弱してるけど、健康だよ。良かったね、今が春で。冬だったら凍死してたよ」
「先生、ありがとうございました。おくるみも用意して貰って……」
「早いとこ、教会に引き渡してきな。その方が、子供の為だよ」
「一度捨てられたのに、俺がまた捨てるんですか……」
「現実問題、どうやって育てるのさ。赤子はずっと見てないといけない。騎士を辞めるのかい? ベビーシッターを雇う手もあるけど、そんな蓄えが君にあるかい?」
「……無理です」
「身元がわかるものはなにもなかった。名前をつけてあげるといい。男の子だから、強そうな名前がいいよ」
先生は俺におくるみに包んだ赤子を渡して、微笑んだ。
「君に拾われてこの子は幸運だ。元気を出しなさい」
「はい。ありがとうございました」
俺は教会に行って、赤子を渡した。
事務手続きは淡々としていて、なんだか涙が滲んだ。
「子供の名前を贈らせて下さい。ゼディアスと。勇猛な3代前の騎士団長の名前です」
「ゼディアスですね。素晴らしい名前をありがとうございます」
それからも、俺は教会にちょくちょく顔を出した。
ゼディアスの育っていく様を眺めている時間が、本当に幸せだ。
俺は父のような気分になって、差し入れを続けた。
引き取る勇気は持てなかった。
しかし、万一の事を考え、貯蓄するようにしていた。
ゼディアスが10歳の時に、問いかけられた事がある。
「捨てられてた俺を拾ってくれたのが、ガットおじさんだって本当?」
「……ああ、本当だ」
ゼディアスは黙り込んでしまった。
「捨てられていた場所なら覚えている。一緒に行くか?」
「行かない。俺を捨てた奴と鉢合わせしたら、最悪だ」
ゼディアスの決意は固く、それからその事について尋ねられる事はなかった。
ゼディアスはすくすくと成長し、俺の背丈を越すまでになった。
衝撃的だったのは、ゼディアスが13歳の時に、俺のいる騎士団に入団して来た事だ。
ちょくちょく会っていたのに、相談されていなかった。
ショックだったが、大人になったという事なんだろう。
俺は寂しい気持ちを押し殺して、ゼディアスを眺め続けた。
「やあ、ゼディアス。訓練は終わりかな」
「げっ、ガット。またお説教かよ」
「うーん、一緒に夕食をどうかと思ってね。どうだい?」
「奢りなら行く」
「いいとも。良い猪が入ったと聞いたから、若草亭へ行こう」
ゼディアスは破顔して、ガッツポーズをした。
若草亭は少し値の張る小料理屋だ。
騎士見習いのゼディアスには敷居が高いだろう。
俺は微笑んで、ゼディアスと若草亭へ行った。
猪のフルコースは絶品だった。
美味しい料理に美味い酒。俺は口が滑って余計な事を言ってしまった。
「最近、夜派手に遊んでいるそうじゃないか」
「ちっ。結局説教かよ。酒が不味くなる」
ゼディアスは仏頂面だ。
「そんなつもりはなくてね。君も大人になったんだなぁと、噛み締めていたんだよ」
「ジジイみてえだな」
「俺もアラサーだからねぇ。君は13歳なのに俺より大柄で、将来有望だね」
「あんた、結婚はしねえの」
「残念ながら、縁がなくてね。そういう君は、可愛い子に差し入れを貰ったりしているそうだね」
「俺の話はいいんだよ。別に恋人もいねえしさ。そうだ、俺があんたを貰ってやるよ」
俺はドキリとした。
俺は大柄な男が好みなのだ。
かといって、ゼディアスに性欲を感じた事はなかった。
「俺は君の父親気分でいるからね。セックスは出来ないかな」
「セッ……」
ゼディアスはみるみる真っ赤になって、俯いてしまった。
「えーと、若い子には刺激が強かったかな。ごめんね」
「平気だし。謝んなよ。そっかー、あんたと家族になりてえんだよ、俺」
「俺のことが好きかい?」
「好きじゃなきゃおかしいだろ。あんたはしょっちゅう顔見せてたから、孤児院の顔見知りと同じくらい親しみがあるぜ」
「それは嬉しいな。ウザがられてないか、ちょっぴり心配だったんだ」
「俺が16歳になったら……一人前になったら、真剣に考えてくれる?」
「俺達は家族のようなものじゃないか。あ、一緒に暮らしたいってこと?」
「俺は、あんたとセックスしたい。結婚したい。真剣に考えてくれよ。俺に抱かれるかどうかをさ」
これには俺のほうが赤面してしまった。
ゼディアスは若々しさに溢れていて、とても魅力的だ。
短い茶髪の髪も、涼しげな青い瞳も、薄い唇も全て好ましい。
告白は、正直嬉しかった。
「しかし、俺は君の父親だと思っていてだね……」
「本当の親じゃねえし。問題ねえだろ」
「わかった。考えるよ」
ゼディアスは満足そうに頷いた。
それからの俺達は、変わらない関係を築いている。
ゼディアスから催促もなく、安心している。
正直、本当に自分の子供みたいに思っていた相手からの求婚だ。
戸惑いの方が強い。
しかし、ふとした時に俺を見る目が、色を帯びている気がして、動揺する。
俺はゼディアスを意識し始めていた。
ゼディアスの夜の噂はしばらく収まらず、俺をやきもきさせた。
俺にプロポーズしたのに、違う誰かを抱くの?
どんな風に抱くのだろう。
男? 女?
ゼディアスには聞けなかった。
ゼディアスはどんどん成長し、正騎士になった。
ゼディアスの16歳の誕生日は、もう明日だ。
俺はドキドキして明日を待った。
「今日はロワイル亭を予約してある。俺の奢りだ。来てくれるか、ガット」
「勿論さ」
ロワイル亭はフルコースしか出さない老舗だ。
ゼディアス、奮発したんだな。
俺達は連れ立って歩いた。
「やっと正騎士になれた。俺の夢だったから、すげえ嬉しいな」
「君の努力の結果だね。君は老若男女に優しくて人気だ。俺も鼻が高いよ」
「ガットに恥ずかしくない大人になりたかった。俺を拾ってくれたのがガットで良かった。俺はガットを見て育ったよ」
「それはどうも」
店に着いた。
フルコースは絶品だ。
俺は顔を綻ばせた。
「特に魚が美味しいね。酒も美味い」
「ガットに喜んで貰えて嬉しいよ」
ゼディアスは嬉しそうに笑った。
デザートが運ばれてきて、それを啄んでいると、真剣な顔をしたゼディアスが俺に向き直った。
「ガット。あんたが好きだ。俺と結婚して欲しい」
「ゼディアス、俺はもう34歳だ。オッサンだよ。本当に俺でいいのかい」
「ガットじゃなきゃ嫌だ。俺の精通の時の夢は、あんたに乗られる夢だった。俺は小さな頃から、あんた一筋だよ」
「それにしては、夜の街で随分遊んでいたね」
「妬いてんのかよ? 年上のあんたを楽しませられるようになりたくてさ。親身になってくれる男娼がいたんだ」
「君は女も抱けるようだけれど? ……そうだね。俺は嫉妬してるんだと思う。……引いたかい?」
「引かねえよ! 俺もあんたの過去に嫉妬する。女は経験しとこうと思って抱いた。妬いて貰えるなんて……脈ありか?」
「君と結婚するよ、ゼディアス。俺は君が好きだ。ちなみに、俺は処女童貞だよ」
「やった! 大事にするからな! 今夜抱いて良い? あんたの処女を貰えるなんて、最高だ」
「いいよ。場所はどうする?」
「俺の部屋で。相部屋のロイには話つけてあるからさ。二人で過ごそうぜ。いやー、楽しみだぜ!」
ゼディアスの嬉しそうな様子に、俺も笑った。
ゼディアスの部屋へ行き、風呂を借りた。
浣腸を渡されて、慣れているなと感じた。
風呂から上がって、渡された寝間着を着る。
少しサイズが大きくて、苦笑した。
「お風呂ありがとう」
「おう。俺も風呂入ってくるわ」
「行ってらっしゃい」
俺はゼディアスのベッドに腰掛けた。
部屋は殺風景で、余計なものがない。
俺は、胸がドキドキしていた。
ずっと俺の子供みたいに思っていたのに、気付けば男性として意識していた。
あの大柄な身体で抱き締めて欲しい。
そう思うようになったのは、ゼディアスが13歳の時に告白されて、しばらく経ってからだった。
真面目に告白されたのが、アラサーである俺にとって良かったのだと思う。
真面目に考えて考え抜いて、ゼディアスで頭がいっぱいになっていき、気付けば恋をしていた。
「お待たせ」
ゼディアスが風呂から上がってきた。
隣に座り、くんくんと俺の匂いをかいだ。
「おおー、俺と同じ匂い」
「ふふ、犬みたいだね」
ゼディアスの顔が間近に迫り、気付けば俺はキスされていた。
「ん…………」
俺のファーストキス。
ゼディアスはちゅっちゅっと啄むようにキスをして、舌を入れてきた。
「んんっ」
舌を吸われ、唾液を飲み込む。
胸がドキドキして止まらない。
俺は大柄なゼディアスにもたれかかり、キスを続けた。
ベッドに押し倒され、服を脱がされる。
ズボンと下履きも脱がされ、全裸になった。
「俺も脱ぐわ」
ゼディアスが服を脱ぎ捨てて全裸になった。
赤黒い陰茎に目が行き、ごくりと唾を飲み込む。
ゼディアスは照れた顔であぐらをかくと、陰茎を扱いた。
「フェラチオしてくれる?」
「いいよ」
俺はゼディアスの陰茎を掴んで、ぺろりと舐めた。
ぺろり、ぺろりと舐めていく。
先端に吸い付き、先走りを舐めとる。
ぐっと質量が増える。
嬉しくなって、俺はぱくりと咥えた。
頭を上下させ、舌を絡める。
じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ。
淫らな水音が部屋に響く。
俺は口淫に夢中になった。
「くっ、出る……っ」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
ゼディアスが出したものを、俺はごくりごくりと飲み込んだ。
「気持ちよかった。ありがとう、ガット」
「どういたしまして」
「次は俺の番……っと」
ゼディアスは俺をそっと押し倒し、ベッドへ横たえた。
そして、俺の乳首を舐めた。
舐めて吸って、甘噛みする。
気持ち良い。
ゼディアスは乳首をしばらく舐め続けた。
「乳首、気持ちよさそうだったね。俺に育てさせてね、ガット」
「わかったよ」
「尻の穴を舐めるから四つん這いになって」
「わかった」
俺は四つん這いになった。
ゼディアスはぺろりと尻の穴を舐めた。
ぬめった舌が尻の穴を舐めていく。
気持ち良い。
ゼディアスは丁寧に尻の穴を舐めた。
尻の穴の中に舌を入れられる。
舌を入れてぐにぐにと動かされると、たまらない。
ゼディアスはたっぷり尻の穴を舐めてくれた。
「ガット、油を入れるから指を入れるよ」
「わかった」
指が一本、入ってきた。
痛みはない。
「二本目いくよ……」
二本目の指が入ってきた。
指はバラバラに動いて、ふとしこりを掠めた。
「あんっ、そこ、気持ち良い」
「ここか。前立腺だな」
ゼディアスは三本目の指を入れた。
しばらく馴染ませてから、指は抜けていった。
ゼディアスは勃起した陰茎を、俺の尻の穴にぴたりとあてがった。
「ガットの処女、貰うよ」
ずぶずぶずぶずぶっ!
一息で突き入れたゼディアスは、ゆっくりと腰を振り始めた。
俺の弱いしこりを狙って、ゼディアスは強く突き入れた。
俺は突かれる度にイきそうになる。
気持ち良すぎて、シーツを握り締めた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺の喘ぎ声が部屋を満たす。
ああ、気持ち良い。
俺も腰を振った。
俺は強く喘いだ。
「あんっ、いいっ、イくっ!」
「くっ、俺も……っ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
ゼディアスは俺を抱き締めて寝転がった。
「あー、気持ちよかった! ガットを抱けて満足だ。挙式はいつにする?」
「俺も気持ちよかったよ。挙式か……そうだな。ゼディアス、小さな家を買うから、一緒に暮らさないか?」
「いいねーっ! 俺、家事をするよ。孤児院で、特訓したんだ」
「それは頼もしいね。宜しく頼むよ。挙式は、一ヶ月後でどうだい?」
「わかった」
ゼディアスは俺にキスをして、乗り上げてきた。
「もう一回」
「もう。俺は若くないんだよ?」
「しばらく抱けないだろ。ガットと休み、なかなか合わねえし」
「次の休みは俺が合わせるよ。家の内見に行こう。……あと一回だよ?」
「わかった!」
ゼディアスは俺の足を抱え込み、ずぶずぶと入ってきた。
ゼディアスは激しく腰を振る。
俺の弱いしこりを押し潰す。
ああ、気持ち良くてたまらない。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「いっぱいセックスしような、ガット。俺、ずーっとガットをこうしたかったんだ」
「そうか……あんっ、あんっ」
「ここと……奥もイイ感じ? ああ、よだれ垂らして、いい顔。もっと滅茶苦茶にしたくなる」
「あんっ、あんっ、もうイくっ!」
「俺もイくっ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは、俺の最奥で射精した。
「愛してるよ、ガット」
「俺も愛してる」
俺達は抱き締め合い、キスをした。
ゆっくりと瞼が重くなり、そのまま眠った。
それから、家を選んだり、デートしたりした。
昼間から連れ込み部屋でセックスに耽った事もある。
騎士団寮は相部屋なので、逢瀬には向かない。
「次はいつ会える?」
「んー、結婚式だな」
「げえ、後一週間もあるじゃん」
俺達は外泊許可を取り、連れ込み部屋へ泊まりに来ていた。
既に三発やった後で、心地良い疲労感が身体を満たしている。
「ゼディアス、後しばらくの辛抱だよ。結婚したら毎日セックスしていいから」
「やった! 俺マジで抱くからね! 3回までいい?」
「2回にしてくれ。そのかわり、フェラチオしてあげる」
「わかったっ!」
俺は嬉しげなゼディアスに微笑みを浮かべた。
好きな相手には何でもしたくなる。
俺はゼディアスの大柄な身体にすりついて、キスをした。
「愛してるよ、ゼディアス」
「愛してるよ、ガット」
俺達は抱き合い、眠りに落ちていった。
今日は待ちに待った結婚式。
純白の礼服を着て、俺はゼディアスと共にウェディングロードを歩いた。
神父様に愛を誓って、誓いのキス。
ゼディアスは触れるだけのキスをして離れていった。
万雷の拍手の中、俺達は夫婦になった。
その後は、宴席だ。
騎士団の同期や後輩、先輩が入り混じり、祝いの言葉を投げ掛けていく。
今日の式には、ゼディアスの顔見知り、孤児院の人間も招待されていた。
その彼等も、ゼディアスに祝いの言葉を口にした。
俺達はそこそこで宴席を辞した。
新しい家へ向かい、中に入る。
小さな家なので、新築だ。
今日に間に合って良かった。
「新築のいい匂い。これから、俺達の家になるんだな」
「そうだな。二人の家だ。友達を呼んでも良いぞ」
「新築に呼ぶのは勇気がいるな。侍従をしてるケイだけでいいや。後は外で遊ぶ」
「花街で遊ぶのは許さないぞ。俺は嫉妬深い」
「新婚早々有り得ないって。ガット、風呂行ってきてよ。早く抱きたい」
「わかった」
俺は風呂場で浣腸をし、全身洗い上げた。
風呂場で寝巻きに着替える。
俺と入れ替わりに、ゼディアスが風呂へ行った。
ベッドルームのでかいベッドの上で、ゼディアスを待つ。
結婚式の高揚が、やっと落ち着いて来た。
「お待たせ」
「お帰り、ゼディアス」
ゼディアスは大柄な身体でのっそりと歩み寄り、ベッドに上がった。
「脱ごうぜ」
「ああ」
俺達はお互いに服を脱ぎ捨て、全裸になった。
ちゅっちゅっとキスをして、抱き締め合う。
そっとベッドに押し倒されて、深いキスをした。
ゼディアスが俺の乳首を舐める。
舐めて、吸って、甘噛みする。
気持ち良い。
ゼディアスは俺の乳首を育てると言っていて、いっぱい舐めてくれる。
気持ち良いので、いいことだ。
「ガット。尻の穴を舐めるから、四つん這いになって」
「わかった」
俺は四つん這いになり、尻の穴を舐められた。
ゼディアスは尻の穴を丁寧に舐める。
尻の穴の中に舌を入れられると、たまらない。
俺はたっぷり尻の穴を舐めて貰い、満足した。
その後、尻の穴に潤滑油を入れ、ほぐした。
ゼディアスはずぶずぶずぶっと入ってきて、激しく腰を振った。
パンパンパンパンパンパンパンパンっ!
肌と肌がぶつかる音が、部屋を満たす。
俺は気持ち良くて喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ゼディアスは俺の弱いしこりを狙って穿つ。
俺はよだれを垂らして喘いだ。
ああ、気持ち良くてたまらない。
ゼディアスは激しく腰を振った。
「あんっ、いいっ、イくっ!」
「一緒にイこう、くっ……」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
その後は騎乗位で一回、正常位で一回。
それでも収まらないゼディアスにフェラチオした。
ゼディアスは俺に水を持ってきてくれた。
俺は水を飲んだ。
ベッドでゼディアスの大柄な身体にもたれ掛かる。
ああ、幸せだ。
「俺は幸せだよ、ゼディアス。これからもずっと一緒にいてね」
「俺こそ、こんなに幸せでいいのかって思う。俺を拾ってくれてありがとう。ガットに拾われて、幸せだ」
「父親気分でいたくせに、君に手を出してしまった。俺に父親は無理だったな」
「孤児院では、足長おじさんって呼んでたぜ。見捨てられないように、品行方正であるよう、気を使ってた」
「本当かい? それはちょっと嬉しいね」
「俺は騎士に育てられたんだぜ。親に捨てられたからって、非行に走るのは無理だった。あんた、しょっちゅう会いに来るからさ。拗ねてる暇もなかったよ」
「そうかぁ……」
「熱だした時には、高い薬を買ってくれて、熱が下がるまで手を握っていてくれた。騎士になったからわかるよ。騎士だからって、あんなに時間を使うのは大変だって。騎士の面接の時に団長が言っていたんだ。お前はガットの養い子だろうって。同じ騎士になれば、様子を見に行くのも融通がきくようになるなって、笑ってた」
「君が騎士見習いになった時には、驚いたよ。そんな夢、聞いたことなかったし」
「恥ずかしくて言えるかよっ」
ゼディアスはそっぽを向いてしまった。
まだ16歳、若い青年だ。
「君は大人になったね。俺はアラサーのおっさんだけど、これからも宜しくね」
「俺はあんたに追い付きたかった。まだまだ、追い付けてねえけどさ。これからも、ずーっと一緒だ。あんたと家族になれて、すげえ嬉しい」
ゼディアス嬉しそうに笑った。
俺も抱き寄せられて、一緒に笑った。
それから10年経って、俺は44歳、ゼディアスは26歳。
既に二発セックスしていて、俺は荒い息を吐いていた。
乗り上がってきて、尻を揉む手を抓る。
「こら。もう終わりだろう。平日は二回の約束じゃないか」
「明日休みだし、あんた来週遠征だろ。ヤりたい」
ちゅっちゅっとキスをして、肌を舐めるゼディアスを押し返せない。
騎士になり、更に筋肉量の増えたゼディアスはムキムキだ。
はっきり言おう、タイプだと。
「……あと一回だけだからな」
「うん、わかったっ」
ゼディアスは乳首をべろんと舐めた。
「あんっ」
この10年で、乳首はだいぶ感度が良くなった。
舐められるだけで下半身が熱くなる。
ゼディアスは乳首を舐めて、吸って、甘噛みする。
俺は気持ち良くて喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺を思う存分鳴かせた後、ゼディアスは正常位でずぶずぶずぶっと入ってきた。
ゼディアスは激しく腰を振る。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
俺も腰を振ってゼディアスにしがみつく。
俺はよだれを垂らして喘いだ。
「あんっ、あんっ、いいっ、イくっ!」
「俺もイくっ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は激しく射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
「気持ちよかったよ、ガット。愛してるよ」
「はぁ、はぁ、はぁ、俺も愛してる、ゼディアス」
俺達はキスをして、抱き締め合った。
それから少し経ったある日のこと。
「ガット。俺、小耳に挟んだんだけど、大柄な男が好みってマジ?」
ゼディアスの顔は真剣だ。
何故だ。どこから漏れた?
「……マジだよ。ゼディアスみたいな人が好み」
「じゃあ、ディグなんてぴったりじゃないか! 俺、知ってるよ。ディグに連れ込み部屋へ誘われたって」
「ちゃんと断ったよ。何か不安かい?」
「騎士団は好みの奴ばっかりでしょ? 目移りしちゃうんじゃねえの?」
「俺はもうおっさんだよ、ゼディアス。君がいるのに目移りするもんか。君だけを愛しているよ」
ちゅっちゅっとキスをして、ぎゅっと抱き締める。
ゼディアスはしぶしぶ許してくれた。
「ディグの事、内緒にしてた罰。今夜、5回抱く」
「4回にしてくれよ。俺はおっさんだよ」
「仕方ない、4回な。キスしようぜ」
舌を絡め、深いキス。
強く抱きしめられ、多幸感でいっぱいになる。
それからも、俺達は幸せに暮らした。
俺を拾ってくれてありがとう、とゼディアスはよく言うが、俺こそ出会ってくれてありがとう、である。
ゼディアスとの出会いが俺を変えた。
ゼディアスを拾った時の赤子の重みと暖かさを、俺は今も覚えている。
おしまい。
もう一度言う。産まれたばかりの赤子だ。
俺は騎士をしている、ガットという18歳の男だ。
見回りルートの繁華街を抜け、横道に逸れる。
細い一本道だった。ふと、赤子の泣き声が聞こえた。
衝撃的だった。足元に、赤子が落ちている。
俺はそっと抱き上げた。暖かい。
おくるみも身に付けていなかった。
「この赤子の親はいませんかー?」
薄暗い路地で、俺は何度も叫んだ。
しばらく待ってみたが、音沙汰なし。
俺は赤子が泣き止み、大人しくなった事に不安を覚えて、赤子を抱っこしながら騎士寮に戻った。
医務室に駆け込んで、事情を説明した。
幸いミルクがあったので用意して貰い、赤子におっかなびっくり飲ませた。
「おおー、飲んでる、飲んでる……」
「少し衰弱してるけど、健康だよ。良かったね、今が春で。冬だったら凍死してたよ」
「先生、ありがとうございました。おくるみも用意して貰って……」
「早いとこ、教会に引き渡してきな。その方が、子供の為だよ」
「一度捨てられたのに、俺がまた捨てるんですか……」
「現実問題、どうやって育てるのさ。赤子はずっと見てないといけない。騎士を辞めるのかい? ベビーシッターを雇う手もあるけど、そんな蓄えが君にあるかい?」
「……無理です」
「身元がわかるものはなにもなかった。名前をつけてあげるといい。男の子だから、強そうな名前がいいよ」
先生は俺におくるみに包んだ赤子を渡して、微笑んだ。
「君に拾われてこの子は幸運だ。元気を出しなさい」
「はい。ありがとうございました」
俺は教会に行って、赤子を渡した。
事務手続きは淡々としていて、なんだか涙が滲んだ。
「子供の名前を贈らせて下さい。ゼディアスと。勇猛な3代前の騎士団長の名前です」
「ゼディアスですね。素晴らしい名前をありがとうございます」
それからも、俺は教会にちょくちょく顔を出した。
ゼディアスの育っていく様を眺めている時間が、本当に幸せだ。
俺は父のような気分になって、差し入れを続けた。
引き取る勇気は持てなかった。
しかし、万一の事を考え、貯蓄するようにしていた。
ゼディアスが10歳の時に、問いかけられた事がある。
「捨てられてた俺を拾ってくれたのが、ガットおじさんだって本当?」
「……ああ、本当だ」
ゼディアスは黙り込んでしまった。
「捨てられていた場所なら覚えている。一緒に行くか?」
「行かない。俺を捨てた奴と鉢合わせしたら、最悪だ」
ゼディアスの決意は固く、それからその事について尋ねられる事はなかった。
ゼディアスはすくすくと成長し、俺の背丈を越すまでになった。
衝撃的だったのは、ゼディアスが13歳の時に、俺のいる騎士団に入団して来た事だ。
ちょくちょく会っていたのに、相談されていなかった。
ショックだったが、大人になったという事なんだろう。
俺は寂しい気持ちを押し殺して、ゼディアスを眺め続けた。
「やあ、ゼディアス。訓練は終わりかな」
「げっ、ガット。またお説教かよ」
「うーん、一緒に夕食をどうかと思ってね。どうだい?」
「奢りなら行く」
「いいとも。良い猪が入ったと聞いたから、若草亭へ行こう」
ゼディアスは破顔して、ガッツポーズをした。
若草亭は少し値の張る小料理屋だ。
騎士見習いのゼディアスには敷居が高いだろう。
俺は微笑んで、ゼディアスと若草亭へ行った。
猪のフルコースは絶品だった。
美味しい料理に美味い酒。俺は口が滑って余計な事を言ってしまった。
「最近、夜派手に遊んでいるそうじゃないか」
「ちっ。結局説教かよ。酒が不味くなる」
ゼディアスは仏頂面だ。
「そんなつもりはなくてね。君も大人になったんだなぁと、噛み締めていたんだよ」
「ジジイみてえだな」
「俺もアラサーだからねぇ。君は13歳なのに俺より大柄で、将来有望だね」
「あんた、結婚はしねえの」
「残念ながら、縁がなくてね。そういう君は、可愛い子に差し入れを貰ったりしているそうだね」
「俺の話はいいんだよ。別に恋人もいねえしさ。そうだ、俺があんたを貰ってやるよ」
俺はドキリとした。
俺は大柄な男が好みなのだ。
かといって、ゼディアスに性欲を感じた事はなかった。
「俺は君の父親気分でいるからね。セックスは出来ないかな」
「セッ……」
ゼディアスはみるみる真っ赤になって、俯いてしまった。
「えーと、若い子には刺激が強かったかな。ごめんね」
「平気だし。謝んなよ。そっかー、あんたと家族になりてえんだよ、俺」
「俺のことが好きかい?」
「好きじゃなきゃおかしいだろ。あんたはしょっちゅう顔見せてたから、孤児院の顔見知りと同じくらい親しみがあるぜ」
「それは嬉しいな。ウザがられてないか、ちょっぴり心配だったんだ」
「俺が16歳になったら……一人前になったら、真剣に考えてくれる?」
「俺達は家族のようなものじゃないか。あ、一緒に暮らしたいってこと?」
「俺は、あんたとセックスしたい。結婚したい。真剣に考えてくれよ。俺に抱かれるかどうかをさ」
これには俺のほうが赤面してしまった。
ゼディアスは若々しさに溢れていて、とても魅力的だ。
短い茶髪の髪も、涼しげな青い瞳も、薄い唇も全て好ましい。
告白は、正直嬉しかった。
「しかし、俺は君の父親だと思っていてだね……」
「本当の親じゃねえし。問題ねえだろ」
「わかった。考えるよ」
ゼディアスは満足そうに頷いた。
それからの俺達は、変わらない関係を築いている。
ゼディアスから催促もなく、安心している。
正直、本当に自分の子供みたいに思っていた相手からの求婚だ。
戸惑いの方が強い。
しかし、ふとした時に俺を見る目が、色を帯びている気がして、動揺する。
俺はゼディアスを意識し始めていた。
ゼディアスの夜の噂はしばらく収まらず、俺をやきもきさせた。
俺にプロポーズしたのに、違う誰かを抱くの?
どんな風に抱くのだろう。
男? 女?
ゼディアスには聞けなかった。
ゼディアスはどんどん成長し、正騎士になった。
ゼディアスの16歳の誕生日は、もう明日だ。
俺はドキドキして明日を待った。
「今日はロワイル亭を予約してある。俺の奢りだ。来てくれるか、ガット」
「勿論さ」
ロワイル亭はフルコースしか出さない老舗だ。
ゼディアス、奮発したんだな。
俺達は連れ立って歩いた。
「やっと正騎士になれた。俺の夢だったから、すげえ嬉しいな」
「君の努力の結果だね。君は老若男女に優しくて人気だ。俺も鼻が高いよ」
「ガットに恥ずかしくない大人になりたかった。俺を拾ってくれたのがガットで良かった。俺はガットを見て育ったよ」
「それはどうも」
店に着いた。
フルコースは絶品だ。
俺は顔を綻ばせた。
「特に魚が美味しいね。酒も美味い」
「ガットに喜んで貰えて嬉しいよ」
ゼディアスは嬉しそうに笑った。
デザートが運ばれてきて、それを啄んでいると、真剣な顔をしたゼディアスが俺に向き直った。
「ガット。あんたが好きだ。俺と結婚して欲しい」
「ゼディアス、俺はもう34歳だ。オッサンだよ。本当に俺でいいのかい」
「ガットじゃなきゃ嫌だ。俺の精通の時の夢は、あんたに乗られる夢だった。俺は小さな頃から、あんた一筋だよ」
「それにしては、夜の街で随分遊んでいたね」
「妬いてんのかよ? 年上のあんたを楽しませられるようになりたくてさ。親身になってくれる男娼がいたんだ」
「君は女も抱けるようだけれど? ……そうだね。俺は嫉妬してるんだと思う。……引いたかい?」
「引かねえよ! 俺もあんたの過去に嫉妬する。女は経験しとこうと思って抱いた。妬いて貰えるなんて……脈ありか?」
「君と結婚するよ、ゼディアス。俺は君が好きだ。ちなみに、俺は処女童貞だよ」
「やった! 大事にするからな! 今夜抱いて良い? あんたの処女を貰えるなんて、最高だ」
「いいよ。場所はどうする?」
「俺の部屋で。相部屋のロイには話つけてあるからさ。二人で過ごそうぜ。いやー、楽しみだぜ!」
ゼディアスの嬉しそうな様子に、俺も笑った。
ゼディアスの部屋へ行き、風呂を借りた。
浣腸を渡されて、慣れているなと感じた。
風呂から上がって、渡された寝間着を着る。
少しサイズが大きくて、苦笑した。
「お風呂ありがとう」
「おう。俺も風呂入ってくるわ」
「行ってらっしゃい」
俺はゼディアスのベッドに腰掛けた。
部屋は殺風景で、余計なものがない。
俺は、胸がドキドキしていた。
ずっと俺の子供みたいに思っていたのに、気付けば男性として意識していた。
あの大柄な身体で抱き締めて欲しい。
そう思うようになったのは、ゼディアスが13歳の時に告白されて、しばらく経ってからだった。
真面目に告白されたのが、アラサーである俺にとって良かったのだと思う。
真面目に考えて考え抜いて、ゼディアスで頭がいっぱいになっていき、気付けば恋をしていた。
「お待たせ」
ゼディアスが風呂から上がってきた。
隣に座り、くんくんと俺の匂いをかいだ。
「おおー、俺と同じ匂い」
「ふふ、犬みたいだね」
ゼディアスの顔が間近に迫り、気付けば俺はキスされていた。
「ん…………」
俺のファーストキス。
ゼディアスはちゅっちゅっと啄むようにキスをして、舌を入れてきた。
「んんっ」
舌を吸われ、唾液を飲み込む。
胸がドキドキして止まらない。
俺は大柄なゼディアスにもたれかかり、キスを続けた。
ベッドに押し倒され、服を脱がされる。
ズボンと下履きも脱がされ、全裸になった。
「俺も脱ぐわ」
ゼディアスが服を脱ぎ捨てて全裸になった。
赤黒い陰茎に目が行き、ごくりと唾を飲み込む。
ゼディアスは照れた顔であぐらをかくと、陰茎を扱いた。
「フェラチオしてくれる?」
「いいよ」
俺はゼディアスの陰茎を掴んで、ぺろりと舐めた。
ぺろり、ぺろりと舐めていく。
先端に吸い付き、先走りを舐めとる。
ぐっと質量が増える。
嬉しくなって、俺はぱくりと咥えた。
頭を上下させ、舌を絡める。
じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ。
淫らな水音が部屋に響く。
俺は口淫に夢中になった。
「くっ、出る……っ」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
ゼディアスが出したものを、俺はごくりごくりと飲み込んだ。
「気持ちよかった。ありがとう、ガット」
「どういたしまして」
「次は俺の番……っと」
ゼディアスは俺をそっと押し倒し、ベッドへ横たえた。
そして、俺の乳首を舐めた。
舐めて吸って、甘噛みする。
気持ち良い。
ゼディアスは乳首をしばらく舐め続けた。
「乳首、気持ちよさそうだったね。俺に育てさせてね、ガット」
「わかったよ」
「尻の穴を舐めるから四つん這いになって」
「わかった」
俺は四つん這いになった。
ゼディアスはぺろりと尻の穴を舐めた。
ぬめった舌が尻の穴を舐めていく。
気持ち良い。
ゼディアスは丁寧に尻の穴を舐めた。
尻の穴の中に舌を入れられる。
舌を入れてぐにぐにと動かされると、たまらない。
ゼディアスはたっぷり尻の穴を舐めてくれた。
「ガット、油を入れるから指を入れるよ」
「わかった」
指が一本、入ってきた。
痛みはない。
「二本目いくよ……」
二本目の指が入ってきた。
指はバラバラに動いて、ふとしこりを掠めた。
「あんっ、そこ、気持ち良い」
「ここか。前立腺だな」
ゼディアスは三本目の指を入れた。
しばらく馴染ませてから、指は抜けていった。
ゼディアスは勃起した陰茎を、俺の尻の穴にぴたりとあてがった。
「ガットの処女、貰うよ」
ずぶずぶずぶずぶっ!
一息で突き入れたゼディアスは、ゆっくりと腰を振り始めた。
俺の弱いしこりを狙って、ゼディアスは強く突き入れた。
俺は突かれる度にイきそうになる。
気持ち良すぎて、シーツを握り締めた。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺の喘ぎ声が部屋を満たす。
ああ、気持ち良い。
俺も腰を振った。
俺は強く喘いだ。
「あんっ、いいっ、イくっ!」
「くっ、俺も……っ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
ゼディアスは俺を抱き締めて寝転がった。
「あー、気持ちよかった! ガットを抱けて満足だ。挙式はいつにする?」
「俺も気持ちよかったよ。挙式か……そうだな。ゼディアス、小さな家を買うから、一緒に暮らさないか?」
「いいねーっ! 俺、家事をするよ。孤児院で、特訓したんだ」
「それは頼もしいね。宜しく頼むよ。挙式は、一ヶ月後でどうだい?」
「わかった」
ゼディアスは俺にキスをして、乗り上げてきた。
「もう一回」
「もう。俺は若くないんだよ?」
「しばらく抱けないだろ。ガットと休み、なかなか合わねえし」
「次の休みは俺が合わせるよ。家の内見に行こう。……あと一回だよ?」
「わかった!」
ゼディアスは俺の足を抱え込み、ずぶずぶと入ってきた。
ゼディアスは激しく腰を振る。
俺の弱いしこりを押し潰す。
ああ、気持ち良くてたまらない。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「いっぱいセックスしような、ガット。俺、ずーっとガットをこうしたかったんだ」
「そうか……あんっ、あんっ」
「ここと……奥もイイ感じ? ああ、よだれ垂らして、いい顔。もっと滅茶苦茶にしたくなる」
「あんっ、あんっ、もうイくっ!」
「俺もイくっ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは、俺の最奥で射精した。
「愛してるよ、ガット」
「俺も愛してる」
俺達は抱き締め合い、キスをした。
ゆっくりと瞼が重くなり、そのまま眠った。
それから、家を選んだり、デートしたりした。
昼間から連れ込み部屋でセックスに耽った事もある。
騎士団寮は相部屋なので、逢瀬には向かない。
「次はいつ会える?」
「んー、結婚式だな」
「げえ、後一週間もあるじゃん」
俺達は外泊許可を取り、連れ込み部屋へ泊まりに来ていた。
既に三発やった後で、心地良い疲労感が身体を満たしている。
「ゼディアス、後しばらくの辛抱だよ。結婚したら毎日セックスしていいから」
「やった! 俺マジで抱くからね! 3回までいい?」
「2回にしてくれ。そのかわり、フェラチオしてあげる」
「わかったっ!」
俺は嬉しげなゼディアスに微笑みを浮かべた。
好きな相手には何でもしたくなる。
俺はゼディアスの大柄な身体にすりついて、キスをした。
「愛してるよ、ゼディアス」
「愛してるよ、ガット」
俺達は抱き合い、眠りに落ちていった。
今日は待ちに待った結婚式。
純白の礼服を着て、俺はゼディアスと共にウェディングロードを歩いた。
神父様に愛を誓って、誓いのキス。
ゼディアスは触れるだけのキスをして離れていった。
万雷の拍手の中、俺達は夫婦になった。
その後は、宴席だ。
騎士団の同期や後輩、先輩が入り混じり、祝いの言葉を投げ掛けていく。
今日の式には、ゼディアスの顔見知り、孤児院の人間も招待されていた。
その彼等も、ゼディアスに祝いの言葉を口にした。
俺達はそこそこで宴席を辞した。
新しい家へ向かい、中に入る。
小さな家なので、新築だ。
今日に間に合って良かった。
「新築のいい匂い。これから、俺達の家になるんだな」
「そうだな。二人の家だ。友達を呼んでも良いぞ」
「新築に呼ぶのは勇気がいるな。侍従をしてるケイだけでいいや。後は外で遊ぶ」
「花街で遊ぶのは許さないぞ。俺は嫉妬深い」
「新婚早々有り得ないって。ガット、風呂行ってきてよ。早く抱きたい」
「わかった」
俺は風呂場で浣腸をし、全身洗い上げた。
風呂場で寝巻きに着替える。
俺と入れ替わりに、ゼディアスが風呂へ行った。
ベッドルームのでかいベッドの上で、ゼディアスを待つ。
結婚式の高揚が、やっと落ち着いて来た。
「お待たせ」
「お帰り、ゼディアス」
ゼディアスは大柄な身体でのっそりと歩み寄り、ベッドに上がった。
「脱ごうぜ」
「ああ」
俺達はお互いに服を脱ぎ捨て、全裸になった。
ちゅっちゅっとキスをして、抱き締め合う。
そっとベッドに押し倒されて、深いキスをした。
ゼディアスが俺の乳首を舐める。
舐めて、吸って、甘噛みする。
気持ち良い。
ゼディアスは俺の乳首を育てると言っていて、いっぱい舐めてくれる。
気持ち良いので、いいことだ。
「ガット。尻の穴を舐めるから、四つん這いになって」
「わかった」
俺は四つん這いになり、尻の穴を舐められた。
ゼディアスは尻の穴を丁寧に舐める。
尻の穴の中に舌を入れられると、たまらない。
俺はたっぷり尻の穴を舐めて貰い、満足した。
その後、尻の穴に潤滑油を入れ、ほぐした。
ゼディアスはずぶずぶずぶっと入ってきて、激しく腰を振った。
パンパンパンパンパンパンパンパンっ!
肌と肌がぶつかる音が、部屋を満たす。
俺は気持ち良くて喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ゼディアスは俺の弱いしこりを狙って穿つ。
俺はよだれを垂らして喘いだ。
ああ、気持ち良くてたまらない。
ゼディアスは激しく腰を振った。
「あんっ、いいっ、イくっ!」
「一緒にイこう、くっ……」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は気持ち良く射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
その後は騎乗位で一回、正常位で一回。
それでも収まらないゼディアスにフェラチオした。
ゼディアスは俺に水を持ってきてくれた。
俺は水を飲んだ。
ベッドでゼディアスの大柄な身体にもたれ掛かる。
ああ、幸せだ。
「俺は幸せだよ、ゼディアス。これからもずっと一緒にいてね」
「俺こそ、こんなに幸せでいいのかって思う。俺を拾ってくれてありがとう。ガットに拾われて、幸せだ」
「父親気分でいたくせに、君に手を出してしまった。俺に父親は無理だったな」
「孤児院では、足長おじさんって呼んでたぜ。見捨てられないように、品行方正であるよう、気を使ってた」
「本当かい? それはちょっと嬉しいね」
「俺は騎士に育てられたんだぜ。親に捨てられたからって、非行に走るのは無理だった。あんた、しょっちゅう会いに来るからさ。拗ねてる暇もなかったよ」
「そうかぁ……」
「熱だした時には、高い薬を買ってくれて、熱が下がるまで手を握っていてくれた。騎士になったからわかるよ。騎士だからって、あんなに時間を使うのは大変だって。騎士の面接の時に団長が言っていたんだ。お前はガットの養い子だろうって。同じ騎士になれば、様子を見に行くのも融通がきくようになるなって、笑ってた」
「君が騎士見習いになった時には、驚いたよ。そんな夢、聞いたことなかったし」
「恥ずかしくて言えるかよっ」
ゼディアスはそっぽを向いてしまった。
まだ16歳、若い青年だ。
「君は大人になったね。俺はアラサーのおっさんだけど、これからも宜しくね」
「俺はあんたに追い付きたかった。まだまだ、追い付けてねえけどさ。これからも、ずーっと一緒だ。あんたと家族になれて、すげえ嬉しい」
ゼディアス嬉しそうに笑った。
俺も抱き寄せられて、一緒に笑った。
それから10年経って、俺は44歳、ゼディアスは26歳。
既に二発セックスしていて、俺は荒い息を吐いていた。
乗り上がってきて、尻を揉む手を抓る。
「こら。もう終わりだろう。平日は二回の約束じゃないか」
「明日休みだし、あんた来週遠征だろ。ヤりたい」
ちゅっちゅっとキスをして、肌を舐めるゼディアスを押し返せない。
騎士になり、更に筋肉量の増えたゼディアスはムキムキだ。
はっきり言おう、タイプだと。
「……あと一回だけだからな」
「うん、わかったっ」
ゼディアスは乳首をべろんと舐めた。
「あんっ」
この10年で、乳首はだいぶ感度が良くなった。
舐められるだけで下半身が熱くなる。
ゼディアスは乳首を舐めて、吸って、甘噛みする。
俺は気持ち良くて喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺を思う存分鳴かせた後、ゼディアスは正常位でずぶずぶずぶっと入ってきた。
ゼディアスは激しく腰を振る。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、気持ち良い。
俺も腰を振ってゼディアスにしがみつく。
俺はよだれを垂らして喘いだ。
「あんっ、あんっ、いいっ、イくっ!」
「俺もイくっ!」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺は激しく射精した。
ゼディアスは俺の最奥で射精した。
「気持ちよかったよ、ガット。愛してるよ」
「はぁ、はぁ、はぁ、俺も愛してる、ゼディアス」
俺達はキスをして、抱き締め合った。
それから少し経ったある日のこと。
「ガット。俺、小耳に挟んだんだけど、大柄な男が好みってマジ?」
ゼディアスの顔は真剣だ。
何故だ。どこから漏れた?
「……マジだよ。ゼディアスみたいな人が好み」
「じゃあ、ディグなんてぴったりじゃないか! 俺、知ってるよ。ディグに連れ込み部屋へ誘われたって」
「ちゃんと断ったよ。何か不安かい?」
「騎士団は好みの奴ばっかりでしょ? 目移りしちゃうんじゃねえの?」
「俺はもうおっさんだよ、ゼディアス。君がいるのに目移りするもんか。君だけを愛しているよ」
ちゅっちゅっとキスをして、ぎゅっと抱き締める。
ゼディアスはしぶしぶ許してくれた。
「ディグの事、内緒にしてた罰。今夜、5回抱く」
「4回にしてくれよ。俺はおっさんだよ」
「仕方ない、4回な。キスしようぜ」
舌を絡め、深いキス。
強く抱きしめられ、多幸感でいっぱいになる。
それからも、俺達は幸せに暮らした。
俺を拾ってくれてありがとう、とゼディアスはよく言うが、俺こそ出会ってくれてありがとう、である。
ゼディアスとの出会いが俺を変えた。
ゼディアスを拾った時の赤子の重みと暖かさを、俺は今も覚えている。
おしまい。
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