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あれから一週間が経った。
タカとハトが加わったことでの戦力増加、また自衛隊、警察の援助もあり、事態はこちら側に好転し、今までの倍以上の速さで敵に対処できるようになった。
対処と言っても、もはや殺す必要は無い。
ようやく研究が完成したからだ。
あの洞窟で捕獲した鳥に試した結果、拒否反応も出ず、鳥本来の状態に戻り、DNAを調べても、あるのは正常なトリゲノムだけで、組み込まれていたヒトゲノムは完全に消滅していた。
やっと、お互い傷つかず任務を行うことができるようになったのだ。
迎撃、襲撃どちらの場合もまず薬を散布し様子を見て、攻撃をするのはやむおえない場合だけ。
被害は最小限に抑えるようにお願いした。
タカは不満そうだったが、カラスが上手い具合に煽ってくれたので、ヤル気を無くしてしまうというような事には無らなかった。
予想外だったのは、恐竜の出現が思っていたより少なかったことだ。
洞窟の一件以来、確認できたのは僅か3頭。
喜ぶべきことなのだが、警戒し、色々と作戦を考え、対策を練っていただけに少し拍子抜けしてしまったのが正直な所だ。
思うに、鳥達もあの姿にはできるだけなりたくないんじゃないだろうか。
人の何倍もの大きさを持つ恐竜が消費するエネルギーは、人間の比ではない。
その姿への変身、形の維持、そして戦闘を行うには、相当体力を消耗すると思われる。
そんな状態で戦い続け、仮に勝ったとしても、元に戻った時には満身創痍、下手すれば命を落とす危険性もある。
かつて地球最強を誇った存在になる為の代償は、大きいということだろうか。
他が順調に進む中で、気がかりな事が1つある。
例の人間がまだ見つからないのだ。
敵を影で操っている人間。
新庄さん達は手を尽くして探し回っているが、中々足取りが掴めずにいた。
助言をした方がいいだろうか。
いや、確証も無いまま言っても混乱させるだけだ。言わない方が良いだろう。
かなり省略して書いてしまったが、以上が、この一週間に起こった出来事だ。
事態は確実に終息に向かっている。
だが、油断はできない。
最後まで気を抜かず、私は自分の責任を果たさなければ。
タカとハトが加わったことでの戦力増加、また自衛隊、警察の援助もあり、事態はこちら側に好転し、今までの倍以上の速さで敵に対処できるようになった。
対処と言っても、もはや殺す必要は無い。
ようやく研究が完成したからだ。
あの洞窟で捕獲した鳥に試した結果、拒否反応も出ず、鳥本来の状態に戻り、DNAを調べても、あるのは正常なトリゲノムだけで、組み込まれていたヒトゲノムは完全に消滅していた。
やっと、お互い傷つかず任務を行うことができるようになったのだ。
迎撃、襲撃どちらの場合もまず薬を散布し様子を見て、攻撃をするのはやむおえない場合だけ。
被害は最小限に抑えるようにお願いした。
タカは不満そうだったが、カラスが上手い具合に煽ってくれたので、ヤル気を無くしてしまうというような事には無らなかった。
予想外だったのは、恐竜の出現が思っていたより少なかったことだ。
洞窟の一件以来、確認できたのは僅か3頭。
喜ぶべきことなのだが、警戒し、色々と作戦を考え、対策を練っていただけに少し拍子抜けしてしまったのが正直な所だ。
思うに、鳥達もあの姿にはできるだけなりたくないんじゃないだろうか。
人の何倍もの大きさを持つ恐竜が消費するエネルギーは、人間の比ではない。
その姿への変身、形の維持、そして戦闘を行うには、相当体力を消耗すると思われる。
そんな状態で戦い続け、仮に勝ったとしても、元に戻った時には満身創痍、下手すれば命を落とす危険性もある。
かつて地球最強を誇った存在になる為の代償は、大きいということだろうか。
他が順調に進む中で、気がかりな事が1つある。
例の人間がまだ見つからないのだ。
敵を影で操っている人間。
新庄さん達は手を尽くして探し回っているが、中々足取りが掴めずにいた。
助言をした方がいいだろうか。
いや、確証も無いまま言っても混乱させるだけだ。言わない方が良いだろう。
かなり省略して書いてしまったが、以上が、この一週間に起こった出来事だ。
事態は確実に終息に向かっている。
だが、油断はできない。
最後まで気を抜かず、私は自分の責任を果たさなければ。
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