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プロローグ
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八月三十一日は、私・倉橋夏帆の誕生日だった。
その日は愛を伝える日なのだと、母親から聞いたことを嬉しそうに伝える幼いころの一澄の姿を今でも覚えている。当たり前に隣で過ごして、恋人になって、同棲して……もう何度目か分からない一緒に過ごす誕生日。
私が二十二歳を迎えた日。
――その日に相沢一澄は死んだ。
あまりにも突然すぎた。
その日も、隣にいたはずだった。いつも通り、朝にはコーヒーを淹れてくれたし、昼下がりには冗談を言って笑っていた。今日は家でゆっくり過ごしたいと言う私の願いを聞いてくれて、いつも通り、だけど少し贅沢な時間を過ごしていた。
それなのに、その日の夜には、もう二度と会えなくなっていた。
事故だった。
なんであの時行かせてしまったのか、一緒に行かなかったのか……今更考えたってどうにもならないことは分かっている。
夕方になって、私の好きなケーキ屋に、予約していたケーキを受け取りに行った帰りのことだった。歩道に突っ込んで来た車、その先にいた中学生を庇ったらしい。事故現場には、ぐちゃぐちゃになったホールケーキが残っていた。ホールケーキをそのまま食べてみたいと、私がずっと言っていたことを叶えてくれるはずだった。
夜にケーキを食べながら一緒に観ようと話していた映画は、サブスクのリストに入ったまま観られることはなかった。
葬儀の日の空は、やけに澄んでいた。夏の終わりらしく、じりじりした暑さと、名残惜しそうな蝉の声だけが続いていた。うるさくて、鬱陶しくて仕方ない。
私は、泣けなかった。泣くことすら、許されないような気がしていたから。だって、誰も泣いていない。笑うこともないけれど、目を潤ませる人すら一人もいなかった。
葬儀が終わっても、泣けないままだった。実感だってまだない。何も感じたくないけれど、喪失感だけが確かにあった。
家に帰って靴を脱ぐ。ただいまと呟いても返事はない。
私が生まれるよりずっと昔、亡くなった人を偲ぶため、家に遺影を飾る習慣があったらしい。二一二〇年の現在では、記録としてしか聞いたことのない習慣だ。
スマホに残る写真の中の一澄はよく笑っていた。一澄はいつも笑っていた。いつも、私の隣で笑っていた。スマホの中にも、部屋の匂いの中にも、私の中にも、間違いなく一澄はまだそこにいる。それでもその姿は見えなくて、作業のようにシャワーを浴びて、一人では広すぎるベッドに体を沈めた。
べったりと、服が汗で体に張り付く感覚が気持ち悪い。相変わらず、蝉はうるさく鳴いている。部屋に鳴り響く呼び鈴の音に目を覚ます。居留守を使ってしまおうと聞こえないふりして目を閉じるが、その呼び鈴は鳴り止む気配がない。
重い体をゆっくりと起こしてスマホを見れば、十二時を少し過ぎたころだと知らせてくれる。ボサボサの髪の毛を手ぐしで整えながら玄関を開ける。
「ただいま。ごめん、鍵忘れて行ってた」
聞き慣れた声が、まっすぐ私に届いた。
数日前まで毎日聞いていた声。少し低くて、優しくて、大好きだった声。
私は、目を見開いたまま、凍りついたみたいに動けなかった。
「夏帆、寝起きなの?」
当たり前に家に上がり、寝癖が付いてると笑いながら私の頭に手を伸ばしてくる。
「……誰?」
その手を避けるように、やっと動いた足が一歩後ろに下がる。
「一澄だよ。なに、寝ぼけてるの?」
揶揄うような、それでいて愛しむような声色はいつもと同じ。見た目だって表情だって、何もかもがいつもの彼だ。紛れもない、一澄だった。そうとしか言いようのない、そっくりな誰かだった。
そうだ、分かっていた。一澄が亡くなったということは、彼が来るということを。それでも考えないようにしていた。
「あぁ……おかえり」
ぎこちない表情のまま、そう言葉にするのが精一杯だった。その表情を彼は不思議そうに見ているけれど、そんなことを気にする余裕が私にはない。
ああ、そうか。これが“99.9%の彼”なんだ。私が生まれる前から、当たり前の制度なんだ。
“Second Self Protocol”
世界的に施行されており“第二自己制度”とも呼ばれるその制度は、日本では二〇四〇年より施行され今年で八十年を迎える。
人格・能力・社会的役割の継承による労働力安定確保と人間の喪失の解消により精神安定を目的とした制度だ。
生まれた時から義務として装着される記録装置、十五歳までは人間の感情・経験・知識・行動を人工知能が模倣・学習することで複製体が形成される。危険思想フィルターにより違反行為や危険思想はフィルタリングされるが、その複製体は理論上99.9%学習元と同じ人間になるという。その複製体は“セカンド”と言う。一般的には“かたわれ”とも呼ばれ、機関の独立施設で体力・能力を保った労働力として生活している。学習元とセカンドは接触することのないよう管理される。学習元の死後、十五歳以降の記録がまとめて注入され、セカンドが学習元の生活に移るのが制度で定められている。死の前後は多少の記憶混濁・違和感はあるものの都合よく調整され、セカンドは学習元の人間自身だと思い込むようになる。
生活移行には例外規定があり、国家機関に関わる職業、政治家・行政の要職、司法関係者、制度の中核を担う人、その他国家の安定に関わる重要職などは生活移行がされないが、ただの一般人に過ぎない私たちには関係のないことだった。
セカンドは体の成長が二十歳で停止する。しかし、生活移行したセカンドだけが、学習元に順応して成長できるようになる。
昔、人間は二度死ぬのだと言われていたらしい。一度目は肉体的に死を迎えた時。二度目は人々から忘れ去られた時。
現代ではどうなのだろう。肉体的に死を迎えて数日後からはもう一人の自分が生きていく。セカンドは学習元が八十歳を迎える年で、制度により例外なく停止となる。これが本当の死なのだと誰もが言っている。学習元自身の死は、死ではないらしい。人は一度失っても戻ってきて、続くものだと教わってきた。喪失を嘆く感情は未熟で、必要のない感情だと誰もが当たり前に思っている。
どうしても、私は受け入れられなかった。あの日、一澄がいなくなってからずっと世界に色がなくなったような、心に穴が空いたような感覚のままだ。
これからも一澄をよろしくと、葬儀の帰りに一澄の母親から言われた。幼いころから知っていて、私からしても第二の母親のような存在の彼女は曇りのない笑顔をしていた。私は曖昧に笑うしかなかった。
誰もがセカンドの彼は一澄自身なのだというように扱う。そう教えられてきた。
それでもどうしても、私は彼を一澄だとは思えない。どれだけそっくりでも、99.9%同じだと言われても、彼は、あなたは一澄じゃない。
一澄を失った悲しみが消えることもない。こんな感情は間違いなのだと言われてしまうだろう。それでも私の心の中でだけは、隠してでも持っておきたい感情なのだ。
夜に渡すと言われていた誕生日プレゼントは、未だに受け取れていないまま。
八月三十一日。私は、恋人を失った。
数日後、誕生日プレゼントの代わりに贈られたのは偽物の彼だった。
そして、恋人によく似た知らない誰かと、暮らすことになった。
その日は愛を伝える日なのだと、母親から聞いたことを嬉しそうに伝える幼いころの一澄の姿を今でも覚えている。当たり前に隣で過ごして、恋人になって、同棲して……もう何度目か分からない一緒に過ごす誕生日。
私が二十二歳を迎えた日。
――その日に相沢一澄は死んだ。
あまりにも突然すぎた。
その日も、隣にいたはずだった。いつも通り、朝にはコーヒーを淹れてくれたし、昼下がりには冗談を言って笑っていた。今日は家でゆっくり過ごしたいと言う私の願いを聞いてくれて、いつも通り、だけど少し贅沢な時間を過ごしていた。
それなのに、その日の夜には、もう二度と会えなくなっていた。
事故だった。
なんであの時行かせてしまったのか、一緒に行かなかったのか……今更考えたってどうにもならないことは分かっている。
夕方になって、私の好きなケーキ屋に、予約していたケーキを受け取りに行った帰りのことだった。歩道に突っ込んで来た車、その先にいた中学生を庇ったらしい。事故現場には、ぐちゃぐちゃになったホールケーキが残っていた。ホールケーキをそのまま食べてみたいと、私がずっと言っていたことを叶えてくれるはずだった。
夜にケーキを食べながら一緒に観ようと話していた映画は、サブスクのリストに入ったまま観られることはなかった。
葬儀の日の空は、やけに澄んでいた。夏の終わりらしく、じりじりした暑さと、名残惜しそうな蝉の声だけが続いていた。うるさくて、鬱陶しくて仕方ない。
私は、泣けなかった。泣くことすら、許されないような気がしていたから。だって、誰も泣いていない。笑うこともないけれど、目を潤ませる人すら一人もいなかった。
葬儀が終わっても、泣けないままだった。実感だってまだない。何も感じたくないけれど、喪失感だけが確かにあった。
家に帰って靴を脱ぐ。ただいまと呟いても返事はない。
私が生まれるよりずっと昔、亡くなった人を偲ぶため、家に遺影を飾る習慣があったらしい。二一二〇年の現在では、記録としてしか聞いたことのない習慣だ。
スマホに残る写真の中の一澄はよく笑っていた。一澄はいつも笑っていた。いつも、私の隣で笑っていた。スマホの中にも、部屋の匂いの中にも、私の中にも、間違いなく一澄はまだそこにいる。それでもその姿は見えなくて、作業のようにシャワーを浴びて、一人では広すぎるベッドに体を沈めた。
べったりと、服が汗で体に張り付く感覚が気持ち悪い。相変わらず、蝉はうるさく鳴いている。部屋に鳴り響く呼び鈴の音に目を覚ます。居留守を使ってしまおうと聞こえないふりして目を閉じるが、その呼び鈴は鳴り止む気配がない。
重い体をゆっくりと起こしてスマホを見れば、十二時を少し過ぎたころだと知らせてくれる。ボサボサの髪の毛を手ぐしで整えながら玄関を開ける。
「ただいま。ごめん、鍵忘れて行ってた」
聞き慣れた声が、まっすぐ私に届いた。
数日前まで毎日聞いていた声。少し低くて、優しくて、大好きだった声。
私は、目を見開いたまま、凍りついたみたいに動けなかった。
「夏帆、寝起きなの?」
当たり前に家に上がり、寝癖が付いてると笑いながら私の頭に手を伸ばしてくる。
「……誰?」
その手を避けるように、やっと動いた足が一歩後ろに下がる。
「一澄だよ。なに、寝ぼけてるの?」
揶揄うような、それでいて愛しむような声色はいつもと同じ。見た目だって表情だって、何もかもがいつもの彼だ。紛れもない、一澄だった。そうとしか言いようのない、そっくりな誰かだった。
そうだ、分かっていた。一澄が亡くなったということは、彼が来るということを。それでも考えないようにしていた。
「あぁ……おかえり」
ぎこちない表情のまま、そう言葉にするのが精一杯だった。その表情を彼は不思議そうに見ているけれど、そんなことを気にする余裕が私にはない。
ああ、そうか。これが“99.9%の彼”なんだ。私が生まれる前から、当たり前の制度なんだ。
“Second Self Protocol”
世界的に施行されており“第二自己制度”とも呼ばれるその制度は、日本では二〇四〇年より施行され今年で八十年を迎える。
人格・能力・社会的役割の継承による労働力安定確保と人間の喪失の解消により精神安定を目的とした制度だ。
生まれた時から義務として装着される記録装置、十五歳までは人間の感情・経験・知識・行動を人工知能が模倣・学習することで複製体が形成される。危険思想フィルターにより違反行為や危険思想はフィルタリングされるが、その複製体は理論上99.9%学習元と同じ人間になるという。その複製体は“セカンド”と言う。一般的には“かたわれ”とも呼ばれ、機関の独立施設で体力・能力を保った労働力として生活している。学習元とセカンドは接触することのないよう管理される。学習元の死後、十五歳以降の記録がまとめて注入され、セカンドが学習元の生活に移るのが制度で定められている。死の前後は多少の記憶混濁・違和感はあるものの都合よく調整され、セカンドは学習元の人間自身だと思い込むようになる。
生活移行には例外規定があり、国家機関に関わる職業、政治家・行政の要職、司法関係者、制度の中核を担う人、その他国家の安定に関わる重要職などは生活移行がされないが、ただの一般人に過ぎない私たちには関係のないことだった。
セカンドは体の成長が二十歳で停止する。しかし、生活移行したセカンドだけが、学習元に順応して成長できるようになる。
昔、人間は二度死ぬのだと言われていたらしい。一度目は肉体的に死を迎えた時。二度目は人々から忘れ去られた時。
現代ではどうなのだろう。肉体的に死を迎えて数日後からはもう一人の自分が生きていく。セカンドは学習元が八十歳を迎える年で、制度により例外なく停止となる。これが本当の死なのだと誰もが言っている。学習元自身の死は、死ではないらしい。人は一度失っても戻ってきて、続くものだと教わってきた。喪失を嘆く感情は未熟で、必要のない感情だと誰もが当たり前に思っている。
どうしても、私は受け入れられなかった。あの日、一澄がいなくなってからずっと世界に色がなくなったような、心に穴が空いたような感覚のままだ。
これからも一澄をよろしくと、葬儀の帰りに一澄の母親から言われた。幼いころから知っていて、私からしても第二の母親のような存在の彼女は曇りのない笑顔をしていた。私は曖昧に笑うしかなかった。
誰もがセカンドの彼は一澄自身なのだというように扱う。そう教えられてきた。
それでもどうしても、私は彼を一澄だとは思えない。どれだけそっくりでも、99.9%同じだと言われても、彼は、あなたは一澄じゃない。
一澄を失った悲しみが消えることもない。こんな感情は間違いなのだと言われてしまうだろう。それでも私の心の中でだけは、隠してでも持っておきたい感情なのだ。
夜に渡すと言われていた誕生日プレゼントは、未だに受け取れていないまま。
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