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14.旦那様(本物に昇格!)の溺愛はどう見ても本物で、全く止まる気配がございません!
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旦那様(本物)を見送り、グリーンバンブーへ出勤して働いた。実家に出勤ってなんか変な感じだけどね。最近は焼き場だけじゃなくて、揚場にも少し立たせてもらえるようになった。まだまだサポートという形だけれど、初めてとんかつ定食を作らせて貰った時は緊張した。常連様が美味しいよって声を掛けてくれた日は、嬉しくて一矢に早速報告したの!
一生懸命話をする私に、うんうん、と嬉しそうに相槌を打ってくれた後、ご褒美だからってまた溺愛されたり・・・・。
最近はコロッケを揚げるのに挑戦している。クリームコロッケは火加減を間違えると中のクリームがすぐ爆発したり、コゲたりするから厄介だ。だからとても難しい。
今日はギンさんがいないから、焼き場をしながら揚場――お父さんのサポートをする。琥太郎が洗い場兼焼き場でお母さんと美緒がホール。
「いらっしゃいませ」
美緒の威勢のいい元気声じゃなくて、女らしく嬉しそうな声がホールの入り口の方から聞こえてきた。現在ディナータイムの七時二十分。ラストオーダー十分前だ。グリーンバンブーは午後八時閉店だから、ラストオーダーは七時半に取る。洋食屋でランチが基本的にメインだから、遅い時間までは開けない。だから通常の飲食店より閉店は早い。まあ、住宅街にある洋食屋なんてこんなものだ。
そう。美緒があんなに可愛い声を出すのだから、一矢と中松が来たのだろう。
ふおおああー。入口が神々しいイケメンの二人で塞がったああー。
今、揚場のサポートに立っているから、正面から入り口の様子が良く見えるの!
やああーん、旦那様(本物)カッコイイ! 神! 大好きいいー。
スーツ姿の一矢って、本当にカッコイイのよおおー。鼻血でそう・・・・。
「頑張っているな」
カウンターの方へ一矢がやって来た。やああーん、旦那様ぁ(本物)。家でも会えるけど、実家で会うのも嬉しいわぁー。
「今日は、ギンさんが初孫誕生で出産に駆け付けてお祝いするからって、急遽休み取ったものだからバタバタしているけど、揚場のサポート、しっかり頑張っているわ!」
「うむ。だったら伊織にクリームコロッケを揚げて貰おうか。何時も弁当で食べるのはそれはそれで美味いが、折角だから揚げたてを食そうか。どうだ、できそうか?」
「あ、う、うん。できる! やるわ! この間から、ソース仕込んでいるの、私なの。美味しいから是非食べて!」
「よし。中松はどうする?」
「では私は、ビフカツを」
ひゃー。難しいオーダーだわ。ビーフカツレツをレアで揚げるのは、これまたコロッケ同様難しいのよ。火加減もね。
きっと、私の修業の為にわざと注文したんだわ。だって、中松はお弁当で一番好きなのは、てりやきハンバーグなのよ。だからてっきり今日はてりやきハンバーグ定食を食べると思ったのに。
変化に乏しいけれど、てりやきハンバーグの時が一番喜んでいるみたいと、一矢情報だから間違いない。
よーし。おまけしちゃお。きっと喜ぶわ。美緒に持っていかせよう。
一生懸命話をする私に、うんうん、と嬉しそうに相槌を打ってくれた後、ご褒美だからってまた溺愛されたり・・・・。
最近はコロッケを揚げるのに挑戦している。クリームコロッケは火加減を間違えると中のクリームがすぐ爆発したり、コゲたりするから厄介だ。だからとても難しい。
今日はギンさんがいないから、焼き場をしながら揚場――お父さんのサポートをする。琥太郎が洗い場兼焼き場でお母さんと美緒がホール。
「いらっしゃいませ」
美緒の威勢のいい元気声じゃなくて、女らしく嬉しそうな声がホールの入り口の方から聞こえてきた。現在ディナータイムの七時二十分。ラストオーダー十分前だ。グリーンバンブーは午後八時閉店だから、ラストオーダーは七時半に取る。洋食屋でランチが基本的にメインだから、遅い時間までは開けない。だから通常の飲食店より閉店は早い。まあ、住宅街にある洋食屋なんてこんなものだ。
そう。美緒があんなに可愛い声を出すのだから、一矢と中松が来たのだろう。
ふおおああー。入口が神々しいイケメンの二人で塞がったああー。
今、揚場のサポートに立っているから、正面から入り口の様子が良く見えるの!
やああーん、旦那様(本物)カッコイイ! 神! 大好きいいー。
スーツ姿の一矢って、本当にカッコイイのよおおー。鼻血でそう・・・・。
「頑張っているな」
カウンターの方へ一矢がやって来た。やああーん、旦那様ぁ(本物)。家でも会えるけど、実家で会うのも嬉しいわぁー。
「今日は、ギンさんが初孫誕生で出産に駆け付けてお祝いするからって、急遽休み取ったものだからバタバタしているけど、揚場のサポート、しっかり頑張っているわ!」
「うむ。だったら伊織にクリームコロッケを揚げて貰おうか。何時も弁当で食べるのはそれはそれで美味いが、折角だから揚げたてを食そうか。どうだ、できそうか?」
「あ、う、うん。できる! やるわ! この間から、ソース仕込んでいるの、私なの。美味しいから是非食べて!」
「よし。中松はどうする?」
「では私は、ビフカツを」
ひゃー。難しいオーダーだわ。ビーフカツレツをレアで揚げるのは、これまたコロッケ同様難しいのよ。火加減もね。
きっと、私の修業の為にわざと注文したんだわ。だって、中松はお弁当で一番好きなのは、てりやきハンバーグなのよ。だからてっきり今日はてりやきハンバーグ定食を食べると思ったのに。
変化に乏しいけれど、てりやきハンバーグの時が一番喜んでいるみたいと、一矢情報だから間違いない。
よーし。おまけしちゃお。きっと喜ぶわ。美緒に持っていかせよう。
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