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第4話 ~琴里ちゃんと政海ちゃん~
Side・新庄海里/その9
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私は一体、どっちの政海に惚れてるのか、全然わかんなくなった。男のままの政人がいいってなったら、私は結局ノーマルという事になるのだろうか?
いや女の子が好きな筈なのに、一体全体どうなっているんだ?
その場合、私は男装を辞めるべきなのか?
政海の為に始めたようなものだからな。どうしたらいいんだろう。
解らないことだらけだし、政人に惚れたとか言う美乃梨の事も色んな意味で心配だし、困った事になった。
はあー。TD(これ、決して東京ディズニーランドの略なんかではない。ため息しか 出ない、だ)。
ぶつぶつ言いながらしあわせ荘の自宅へ戻って、着替えた。今日は私の方が元(女)に戻る。おかしな逆転劇の始まりだ。普段のモノトーンの服でも、ウィッグを付けるだけで女に見える。不思議なもんだな。
そうだ。政海つながりで美乃梨とは多分仲良くなるだろう。連絡先を聞かれたら困るから、私のスマホは家に置いていく事にした。早々に新規の格安スマホを買いに行かねば。近くの携帯ショップで契約できるところがあれば、政海と二人でさっさと買いに行こう。駅前なら多分あるだろう。週末にでも、駅前デートしてみようか。
・・・・それ、いいな。
よし。政海を自然に誘うんだ!
「あのさあ、政海。これから先、政人と琴里の携帯が必要だと思うんだ。だからこ、ここ、今度の土曜日さ、駅前に行ってスマホ買わないか?」
「あ、うん。そうだね、そうしよう。流石海里ちゃんだね。着眼点が僕と全然違う」
「海里ちゃん言うな」
「あ、ごめーん」
ぺろっと舌を出して、てへへと笑う政海は、どこからどう見ても女の子だ。
よ、よし。読者様に決めて貰った台詞でついでを装ったデートも誘うぞ!
「あ、あと・・・・さ。駅前に、政海の好きそうなケーキを売っている店があったから、携帯契約終わったら、行ってみないか? イタ飯屋っぽかったんだけど、結構流行っているみたいだから、お、お前が嫌じゃなかったら、ちょっと行ってみてもいいかなーって思うんだけど、どうだ?」
「うん、行きたい!」
ぱあっと顔を輝かせた政海が、即座に行きたいと言ってくれたんだ。
よし! 成功!!
とにかくそういう事で土曜日にデートの約束を上手い具合に取り付け、政海と一緒に秋葉原のメイドカフェに向かった。場所は、JR秋葉原駅から徒歩七分にある。『メイリーン』というメイドカフェ独特で大きな名前の看板が、昨日出勤した執事カフェ・『ノクターン』の入ったビルの隣に見えた。はい、ご都合主義でごめんなさいって感じだね。
いや女の子が好きな筈なのに、一体全体どうなっているんだ?
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・・・・それ、いいな。
よし。政海を自然に誘うんだ!
「あのさあ、政海。これから先、政人と琴里の携帯が必要だと思うんだ。だからこ、ここ、今度の土曜日さ、駅前に行ってスマホ買わないか?」
「あ、うん。そうだね、そうしよう。流石海里ちゃんだね。着眼点が僕と全然違う」
「海里ちゃん言うな」
「あ、ごめーん」
ぺろっと舌を出して、てへへと笑う政海は、どこからどう見ても女の子だ。
よ、よし。読者様に決めて貰った台詞でついでを装ったデートも誘うぞ!
「あ、あと・・・・さ。駅前に、政海の好きそうなケーキを売っている店があったから、携帯契約終わったら、行ってみないか? イタ飯屋っぽかったんだけど、結構流行っているみたいだから、お、お前が嫌じゃなかったら、ちょっと行ってみてもいいかなーって思うんだけど、どうだ?」
「うん、行きたい!」
ぱあっと顔を輝かせた政海が、即座に行きたいと言ってくれたんだ。
よし! 成功!!
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