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第17話 ~政海君と海里ちゃん~
Side・斎賀政海/その5
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どうしよう、と思って胸を高鳴らせていると、政海、好きだ、と耳元で囁かれてしまい、僕の中の乙女スイッチが入ってしまった。
これだけで腰砕けになる。海里ちゃんの甘い囁きに、足元から崩れてしまいそうになった。
おかしいな。
僕が、海里ちゃんにこうする筈だったのに。
先手を打たれて、ピンチだ。次のターンは僕が攻めるぞ!
でも、甘く蕩かされたいという欲もある。男なのに乙女心を持っていると、色々やっかいだな。
「政海」
「海里ちゃん・・・・」
「海里ちゃんって言うなって――」ぐい、と顎を引っ張られた。「いつも言ってるだろ。いい加減、呼び捨てにしてくれ」
海里ちゃんは海里ちゃんだから、すぐには変えれないけれど、今の海里ちゃんは、海里って感じがする。カッコイイから。
「海里」
思わず熱っぽく呟いた。
あれ。本当に、どうしちゃったんだろう。僕からガンガン迫る予定だったのに、リバース状態で海里に迫られている。彼女、いや、彼か――の顔が近づき、あっという間に唇が重なった。三度目のキス、だ。
「んん・・・・」
今日はもう、僕たちの邪魔をするものは何もない。
きっとこのまま、二人で朝まで抱き合うのだろう。
海里の舌が押し入って来た。熱くて身体が興奮してくる。ちゅ、ちゅ、と口内から発せられるキスの水音。とても卑猥で、すぐに息が上がった。
「海里っ・・・・」
僕はまるで本当の女の子みたいに海里のキスに感じてしまい、首筋にしがみついた。
見つめ合うと、海里が欲情した目で僕を見ている。それを見て、嬉しいと興奮してしまう自分がいた。
「ベットに行こう。玄関じゃ嫌だろ。私の部屋の方でいいか?」
「どっちでもいいよ」
二人で手を繋いで、海里の部屋の方に入った。きちんと合宿に持って行った荷物まで持ってきて、律儀だな。
夕日の差し込んでいる部屋のカーテンを閉めると、あっという間に暗くなるが、余光で海里の顔が見える。綺麗で、カッコイイ。僕の、大好きな顔。
「政海」
「ん・・・・」
身体を預けると、海里に押し倒された。もう一度、もう一度をキスをする。
もっと沢山触れたくて、僕は自分から海里の頭部を引き寄せた。
「んんっ・・・・まさ、み・・・・」
だんだん、海里の息も熱を帯びたものに変化してくる。
ぞくぞく、する。
これだけで腰砕けになる。海里ちゃんの甘い囁きに、足元から崩れてしまいそうになった。
おかしいな。
僕が、海里ちゃんにこうする筈だったのに。
先手を打たれて、ピンチだ。次のターンは僕が攻めるぞ!
でも、甘く蕩かされたいという欲もある。男なのに乙女心を持っていると、色々やっかいだな。
「政海」
「海里ちゃん・・・・」
「海里ちゃんって言うなって――」ぐい、と顎を引っ張られた。「いつも言ってるだろ。いい加減、呼び捨てにしてくれ」
海里ちゃんは海里ちゃんだから、すぐには変えれないけれど、今の海里ちゃんは、海里って感じがする。カッコイイから。
「海里」
思わず熱っぽく呟いた。
あれ。本当に、どうしちゃったんだろう。僕からガンガン迫る予定だったのに、リバース状態で海里に迫られている。彼女、いや、彼か――の顔が近づき、あっという間に唇が重なった。三度目のキス、だ。
「んん・・・・」
今日はもう、僕たちの邪魔をするものは何もない。
きっとこのまま、二人で朝まで抱き合うのだろう。
海里の舌が押し入って来た。熱くて身体が興奮してくる。ちゅ、ちゅ、と口内から発せられるキスの水音。とても卑猥で、すぐに息が上がった。
「海里っ・・・・」
僕はまるで本当の女の子みたいに海里のキスに感じてしまい、首筋にしがみついた。
見つめ合うと、海里が欲情した目で僕を見ている。それを見て、嬉しいと興奮してしまう自分がいた。
「ベットに行こう。玄関じゃ嫌だろ。私の部屋の方でいいか?」
「どっちでもいいよ」
二人で手を繋いで、海里の部屋の方に入った。きちんと合宿に持って行った荷物まで持ってきて、律儀だな。
夕日の差し込んでいる部屋のカーテンを閉めると、あっという間に暗くなるが、余光で海里の顔が見える。綺麗で、カッコイイ。僕の、大好きな顔。
「政海」
「ん・・・・」
身体を預けると、海里に押し倒された。もう一度、もう一度をキスをする。
もっと沢山触れたくて、僕は自分から海里の頭部を引き寄せた。
「んんっ・・・・まさ、み・・・・」
だんだん、海里の息も熱を帯びたものに変化してくる。
ぞくぞく、する。
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