逆異世界転生したチャラ神様、人間界でアルバイト(修業)始めました!

さぶれ@6作コミカライズ配信・原作家

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三章 / 仲間が出来ましたが、どうにも人間じゃないようです?

其の九

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「アハハ。神様の分際で人間の女の子の尻に敷かれているのぉ? 本当に無能な男ね」

「クッソ猫・・・・絶対シメてやるからな・・・・俺の炎の餌食にしてやるぜ・・・・」

 天人が呪いの言葉をぶつぶつと呟いている。神様のする事じゃないよね。ホント。

「えーっと・・・・それで、あなたの事は、ミケって呼んでもいいのかな?」

「ええ。よろしくてよ」

 お嬢様だったのかな。えらく高飛車な喋り口調だけれど、どうにも憎めない。姿は本物の猫だから、可愛いし。目つき悪いけど。

「オイコラ、ミケ!」

「坊主に呼ばせる名前は無くってよ」

「坊主じゃね――!! 天人だ、あ・ま・と!!」

「アンタなんか、坊主で十分よ」

 ツン、と横を向いて、長い三毛猫特有の斑模様の尻尾を高く上げた。
 うん、これが巷で噂のツンデレってやつなのかしら。

「アタクシ、坊主に用事は無いの。神奈とお喋りしたいわ。彼女に相談したいことがあるから、もう、坊主はあっちへ行って」

「・・・・ケッ」

 天人がツン、とそっぽを向いてしまった。じぞーちゃんはオロオロして成り行きを見守っている。口を挟む隙も無い。こんな幼稚園児レベルの喧嘩、正直言って勘弁して貰いたいところだ。
 
「神奈。とりあえず私はこの世のものではないというのは自分でも理解しているから、きちんと成仏したいの。猫が人間の言葉を喋ったりするなんておかしいし、アタクシは一度死んでいるからね。でも、残してきたダーリンが心配で。さっきも成仏できるんだって思ったら安心した半面、やっぱりダーリンが心配っていう気持ちの方が勝ってしまったから、神奈の不思議な力に共鳴して、こんな事になったんだと思う」

 やっぱり私のせいなのかー!

「神奈。これも乗りかかった舟だと思って、アタクシを助けて頂戴。あ、地蔵から色々聞いているけど、この辺も変な疫病が流行っているせいで、随分寂れちゃったでしょう? 多分悪しき力が働いているのが影響していると思うの。そんな中で大変だと思うけど、ヨロシクね」

 意外に情報通・・・・。

「まあ、時間はかかると思うのよね。折角肉体が元に戻ったのだから、ダーリンを探し出すまでは、久々のこの世を満喫させてもらうわよ」

 逞しいわね・・・・。
 ミケは勝手にしゃべっているので、私は同調するだけだ。

「ミケ。とりあえず飼い主はどこに住んでいて、何歳くらいの人なの?」

 上機嫌の彼女に聞いてみた。このままでは話が進まない。とりあえず聞き取り調査から始めなきゃ。
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