異世界にアイドルはいますか?

ミオナ

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第一章 ここが異世界かぁ

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「美香ちゃんアイドルなの!?しかもサクラサクの!!?」 

これはなにかの嘘だ…多分

「そうだよ、でも私死んじゃったから…せっかく合格したのにっ…」

美香はそのまま泣き出してしまった。やはり、本当なのか

「うっ…うっ…」

何故か私まで泣いてしまった。あまり泣かないタイプだが、誰かが悲しんでいるのを見るともらい泣きしてしまう。

「だっ、大丈夫ですか?」

声をかけてきたのは20歳位の女性だった。この人も美人だ。

「うっ…大丈夫です…私は…」

「わたしも大丈夫です」

美香ちゃんも大丈夫とか言いながら号泣している

「ハンカチです」

女性は美香ちゃんにハンカチを渡した

「あ、ありがとうございます…」

ハンカチで顔を拭く美香ちゃんを見て私は「この子のために、なにかしてあげたい」と、思った。

「あっ、自己紹介したほうがいいでしょうか…」

「すみません、お願いします」

「私は武田たけだ 琴子ことこ ですえ~、年齢は19歳で、熊本県出身です」
 
琴子かぁいい名前だなぁ…そんなこと思いながら自分の自己紹介をしたのだった。




「彩ちゃんサクラサク好きなんですか!私もです!私くるみん推しなんです!」

まさかのくるみん推し!
くるみんは、大人っぽい顔立ちだけどドジっ子っていうギャップが人気なんだよなぁ、くるみん推しは男性が多いから意外だった

「くるみん可愛いですよね!あのギャップがたまんないんですよぉ~!私は、ちなっちゃん推しなんです」

「ちなっちゃん!演技とか、話が上手でがんばりやさんで可愛いですよね!」

横では美香ちゃんがめちゃくちゃ頷いている

「美香ちゃんは、サクラサクのメンバーなんですよね?すごいですね尊敬します!あと…敬語辞めませんか…」

「「賛成です!」」

「琴子さんは、オーディション受けたことある?」

気になったので聞いてみた 

「サクラサクのオーディションは、ないけどねローカルアイドルのオーディションなら受けたことあるよ」

「結果は?」

「合格したけど、すぐ解散になったの」

なんか…ローカルアイドルって、大変そうなイメージあったけどやっぱりそうなんだ…。

「アイドルかぁ…私はどちらかというとプロデューサーに成りたいな」

「「プロデューサー!?」」

2人が声を揃えて言った

「私なんかに務まらないだろうけど…ね…生まれ変わったらプロデューサーになりたいな」

生まれ変わり…そっかぁ私達は今から転生するんだった…

多分今さっきの言葉で2人とも思いだしたと思う

「転生って99%で故郷の地で生まれるんでしょ」

琴子さんが言った

「そうなの?」

「うん、異世界とかではないんだなぁ」

ちょっと残念そうだった
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感想 1

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みんなの感想(1件)

恵梨香
2019.05.24 恵梨香
ネタバレ含む
2019.05.24 ミオナ

ありがとうございます!
確かに美香ちゃん完璧そう。
続き楽しみにしてください!

解除

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