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第三章 その胸に育つもの
第10話 私は私として
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それからは、ティアーナに助けてもらいながら薬師として働く準備をし、資料を調べ、変わらぬ日々を過ごした。
ただ一人で食事をするようになっただけ。
夜に豚の姿に変わっても、レイノルド様に会うことがなくなっただけ。
そう自分に言い聞かせながら。
薬は作っただけでは誰も来ない。
人との信頼関係を築くには挨拶からだ。
私は基本に立ち返り、城の人たちに挨拶をし、勇気を出して声を掛けるようにした。
最初は迷惑そうに引いた顔をされたけれど、そのうち私が声を掛けるのが当たり前になっていくと、「はいはい」とか「別に」とかつれないながらも反応が返るようになった。
それからやっとティアーナに城内を案内してもらった。
案内がないということは、つまり資料室と自分の部屋の行き来しか許されていないということ。
もちろんレイノルド様は自由にしていいと言っていたけれど、まさかスヴェンとティアーナが許すわけはない。
だけど薬師として働くためには必要だと話すと、ティアーナはしぶしぶ先に立って歩いてくれた。
おかげで堂々と城内のあちこちに顔を出せるようになり、厨房にはあかぎれの薬、兵舎には傷薬を渡した。
誰も使ってくれないかもしれない。
その時はまた次の薬も考えようと、長期戦のつもりでいたけれど、何日かして厨房に顔を出した時、あかぎれの薬がもっと欲しいと言われた。
兵舎では誰も使ってくれなかったようで、減った様子はなく、代わりに筋肉痛に効く薬を置いて帰ると、三日後に会った見張りの兵士から「あれ、けっこうよかったよ」と言ってもらえた。
薬だってただただ良い作用があるだけでもなく、人によっては合わないこともあるし、副作用が出るものもある。
なんでもかんでも薬を使えばいいというわけではないし、乱用が危険なことだってある。
だから多くの人にたくさん薬を使ってもらうことがこの国のためになるというわけではない。
ただ、思うように動けなくて不便だったり、辛かったりすることが楽になればいいなと思う。
けれど、そこから使ってくれる人は思うようには増えなかった。
薬を使う習慣もなく、薬がなくともこれまで通りの日々が続くだけなのだから、わざわざ他所から来た人間が作った怪しい物など手に取る気にならないのだろう。
病にかからなくても、怪我をしなくても、薬が役に立つことはあるはずだと信じているけれど、それを押し付けて私が役に立つ人間だと知らしめようとすればさらなる不快感を募らせるだけ。
結局のところ、私にできるのはこういうものがあるよと伝えることだけで、あとは待つ以外にない。
そうして一日のほとんどを資料室で過ごしていたある日。
久しぶりにティアーナが調合部屋を訪れた。
「何かご入用ですか?」
わくわくとそう声を掛けると、ちらりと呆れた目を向けられた。
「怪しい物を作っていないか、抜き打ちで見回りに来ただけよ。相変わらず閑古鳥が鳴いているようだし、無用な心配でしょうけれど」
「そうなんですよねえ……。やはりみなさん、薬を必要とはされていないようです」
「当然でしょう。国を挙げて戦ってた頃なら場合によっては『名誉の傷』なんて言葉もありえたけれど。レイノルド様がこの国を治めるようになってからは怪我なんて個人同士の小競り合いとか事故くらいだもの。そんなことで傷を負うのも病にかかるのも、『私は弱いです』って言ってるのと変わりないわ」
それはこれまでこの国に滞在してわかっていたことではある。
けれど。
「――ということは、怪我をすることもあるわけですよね。兵士の方たちだって、訓練中に思わぬ事故だってあるでしょうし。そういう方たちは怪我をどうしているのでしょう」
「そんなの、誰にも言わずになんとかしてるに決まってるでしょう」
「その結果、『なんか気分じゃない』とか『用事ができた』とか言って部屋にひきこもっているわけですか? それって、労働力の損失では」
仕事をする上では非効率だ。
兵士で言えば、腕を怪我をしているなら足を鍛えるとか、できるはずのこともできなくなる。
ティアーナはどういうことかというように腕を組んだまま私に目を向け、じっと黙っている。
「あまり病にかからないとは聞いていますが、薬を使って回復を早めることができれば、その分仕事に長く穴を開けずに済みます。怪我をしない、病にかからないことが強さの証であるとして、その強さが何に活かされるのかというと、戦ったり、人々の生活を支えたりという、いわば労働力ですよね」
純粋に強いことが名誉でもあるのだろう。
けれど、なんだか矛盾しているなと思ってしまった。
「――あんたって、いっつもそんなことばかり考えてるわけ? 『誰も気づいてないことを自分だけはわかっちゃってます。斜めに考えちゃう自分、頭いいー!』って感じ? 本当鼻につくわ」
そう言われて首を傾げ、考えた。
「私はあまり他の人と会話したことがない、と言いますか、自分の考えを話したり、相手の考えを聞いたりする機会がないので、みなさんがどう考えるのか、自分の考えが斜めなのか、わからないんですよね。ただ、誰も気づいていないのではなく、そういう風潮の中で口にできないだけで、同じように考える人も中にはいるかもしれません」
またキャロルの時と同じ失敗を繰り返してしまった。
推測で話すからこうなってしまうのだ。
不快にさせたくないと言いながら、ティアーナを怒らせてばかりだ。
そう落ち込んだのだけれど、苛立っていたはずのティアーナはなんとも言えない顔をしていた。
「……この国にあんたとそんな話をする奴なんているわけがないのは当然だけれど、その前も部屋にひきこもってたんだったわね」
軟禁されていたのであって、選択的に部屋に閉じこもっていたわけではないのだけれど、そのおかげで作った薬の売買に関わる会話くらいしかしてこなかった。
誰かの考えを聞くという機会はとんとない。
私は変なことを言っているのだろうかと、一気に不安になった。
「悪かったわよ。だからそんな捨てられた子どもみたいな顔しないでくれる? 辛気臭いったらない」
ティアーナが謝った。
初めてだ。
つい呆然としていると、ティアーナが苛立ったように舌打ちをした。
「そういう顔もやめてくれる? いちいち腹が立つわね」
「すみません」
どういう顔をしていいのかわからない。
誰か正解を教えてほしい。
おろおろしていると、ティアーナが諦めたようにため息を吐き出した。
「あんたがこの国の獣人たちが必死に守ってきた矜持を馬鹿にするようなことを言うからよ」
「あ……ごめんなさい」
そうか。
非効率だとか、もっと薬に頼ればいいのにとか、何故そうして名誉を守ってきたのかその気持ちを考えずに、自分がいいと思った方法だけを話していた。
人の暮らしは最適解だけで成り立っているわけじゃない。
心があるから、葛藤があって、それぞれの正解がある。
それまでの歴史があるから、今が作られている。
そういうものがあるはずで、軽視していいわけじゃない。
無駄だと批判されたら腹だって立つ。
「だけど。国を守る身としては聞くべき話ではあるのでしょうね。レイノルド様もこうしてあんたに薬を作らせているということは、そういうことなんだと思うわ。いくら罰だとはいえ、ただの客人のやりたいようにさせるために私まで巻き込んだりはしないもの」
床に目を落としたティアーナに、「あの……」と声をかけると、ギロリと睨まれた。
「それとあんたが腹立つのは別だけどね」
そう言ってティアーナはすたすたと部屋を出て行ってしまった。
それから数日して、だんだんと薬の注文が入るようになった。
私は相変わらず、挨拶をしてもろくに返事も返らず、誰かと深く会話をすることもできていないまま。
ティアーナが何か動いてくれたのかもしれない。
けれど声をかけると「私は忙しいのよ」とふいっと顔を背けて行ってしまうから、何も聞くことはできていない。
さらに数日後、初めてスヴェンが調合部屋に姿を見せた。
ティアーナと同じように「抜き打ちで監査に来ただけです」と言いながら部屋の中を見て回ると、私を上から下までまじまじと見ながら言った。
「あなた、どうやってティアーナを動かしたのです? 恐ろしい人間ですね」
やはり薬を使ってくれる人が増えたのは、ティアーナのおかげだったのだ。
きっとティアーナは利があると思ってくれたのだろう。
初めてティアーナが私を認めてくれたような気がして嬉しかった。
まだまだ人としては信用されていない気がするけれど。
そうしてだんだんと薬の注文も入るようになり、資料探しと薬師として働く時間は半分ずつになっていった。
資料探しのほうは、レイノルド様が城を発ってから一週間後に進展があった。
エラ王妃が遺した言葉を見つけたのだ。
ただ一人で食事をするようになっただけ。
夜に豚の姿に変わっても、レイノルド様に会うことがなくなっただけ。
そう自分に言い聞かせながら。
薬は作っただけでは誰も来ない。
人との信頼関係を築くには挨拶からだ。
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最初は迷惑そうに引いた顔をされたけれど、そのうち私が声を掛けるのが当たり前になっていくと、「はいはい」とか「別に」とかつれないながらも反応が返るようになった。
それからやっとティアーナに城内を案内してもらった。
案内がないということは、つまり資料室と自分の部屋の行き来しか許されていないということ。
もちろんレイノルド様は自由にしていいと言っていたけれど、まさかスヴェンとティアーナが許すわけはない。
だけど薬師として働くためには必要だと話すと、ティアーナはしぶしぶ先に立って歩いてくれた。
おかげで堂々と城内のあちこちに顔を出せるようになり、厨房にはあかぎれの薬、兵舎には傷薬を渡した。
誰も使ってくれないかもしれない。
その時はまた次の薬も考えようと、長期戦のつもりでいたけれど、何日かして厨房に顔を出した時、あかぎれの薬がもっと欲しいと言われた。
兵舎では誰も使ってくれなかったようで、減った様子はなく、代わりに筋肉痛に効く薬を置いて帰ると、三日後に会った見張りの兵士から「あれ、けっこうよかったよ」と言ってもらえた。
薬だってただただ良い作用があるだけでもなく、人によっては合わないこともあるし、副作用が出るものもある。
なんでもかんでも薬を使えばいいというわけではないし、乱用が危険なことだってある。
だから多くの人にたくさん薬を使ってもらうことがこの国のためになるというわけではない。
ただ、思うように動けなくて不便だったり、辛かったりすることが楽になればいいなと思う。
けれど、そこから使ってくれる人は思うようには増えなかった。
薬を使う習慣もなく、薬がなくともこれまで通りの日々が続くだけなのだから、わざわざ他所から来た人間が作った怪しい物など手に取る気にならないのだろう。
病にかからなくても、怪我をしなくても、薬が役に立つことはあるはずだと信じているけれど、それを押し付けて私が役に立つ人間だと知らしめようとすればさらなる不快感を募らせるだけ。
結局のところ、私にできるのはこういうものがあるよと伝えることだけで、あとは待つ以外にない。
そうして一日のほとんどを資料室で過ごしていたある日。
久しぶりにティアーナが調合部屋を訪れた。
「何かご入用ですか?」
わくわくとそう声を掛けると、ちらりと呆れた目を向けられた。
「怪しい物を作っていないか、抜き打ちで見回りに来ただけよ。相変わらず閑古鳥が鳴いているようだし、無用な心配でしょうけれど」
「そうなんですよねえ……。やはりみなさん、薬を必要とはされていないようです」
「当然でしょう。国を挙げて戦ってた頃なら場合によっては『名誉の傷』なんて言葉もありえたけれど。レイノルド様がこの国を治めるようになってからは怪我なんて個人同士の小競り合いとか事故くらいだもの。そんなことで傷を負うのも病にかかるのも、『私は弱いです』って言ってるのと変わりないわ」
それはこれまでこの国に滞在してわかっていたことではある。
けれど。
「――ということは、怪我をすることもあるわけですよね。兵士の方たちだって、訓練中に思わぬ事故だってあるでしょうし。そういう方たちは怪我をどうしているのでしょう」
「そんなの、誰にも言わずになんとかしてるに決まってるでしょう」
「その結果、『なんか気分じゃない』とか『用事ができた』とか言って部屋にひきこもっているわけですか? それって、労働力の損失では」
仕事をする上では非効率だ。
兵士で言えば、腕を怪我をしているなら足を鍛えるとか、できるはずのこともできなくなる。
ティアーナはどういうことかというように腕を組んだまま私に目を向け、じっと黙っている。
「あまり病にかからないとは聞いていますが、薬を使って回復を早めることができれば、その分仕事に長く穴を開けずに済みます。怪我をしない、病にかからないことが強さの証であるとして、その強さが何に活かされるのかというと、戦ったり、人々の生活を支えたりという、いわば労働力ですよね」
純粋に強いことが名誉でもあるのだろう。
けれど、なんだか矛盾しているなと思ってしまった。
「――あんたって、いっつもそんなことばかり考えてるわけ? 『誰も気づいてないことを自分だけはわかっちゃってます。斜めに考えちゃう自分、頭いいー!』って感じ? 本当鼻につくわ」
そう言われて首を傾げ、考えた。
「私はあまり他の人と会話したことがない、と言いますか、自分の考えを話したり、相手の考えを聞いたりする機会がないので、みなさんがどう考えるのか、自分の考えが斜めなのか、わからないんですよね。ただ、誰も気づいていないのではなく、そういう風潮の中で口にできないだけで、同じように考える人も中にはいるかもしれません」
またキャロルの時と同じ失敗を繰り返してしまった。
推測で話すからこうなってしまうのだ。
不快にさせたくないと言いながら、ティアーナを怒らせてばかりだ。
そう落ち込んだのだけれど、苛立っていたはずのティアーナはなんとも言えない顔をしていた。
「……この国にあんたとそんな話をする奴なんているわけがないのは当然だけれど、その前も部屋にひきこもってたんだったわね」
軟禁されていたのであって、選択的に部屋に閉じこもっていたわけではないのだけれど、そのおかげで作った薬の売買に関わる会話くらいしかしてこなかった。
誰かの考えを聞くという機会はとんとない。
私は変なことを言っているのだろうかと、一気に不安になった。
「悪かったわよ。だからそんな捨てられた子どもみたいな顔しないでくれる? 辛気臭いったらない」
ティアーナが謝った。
初めてだ。
つい呆然としていると、ティアーナが苛立ったように舌打ちをした。
「そういう顔もやめてくれる? いちいち腹が立つわね」
「すみません」
どういう顔をしていいのかわからない。
誰か正解を教えてほしい。
おろおろしていると、ティアーナが諦めたようにため息を吐き出した。
「あんたがこの国の獣人たちが必死に守ってきた矜持を馬鹿にするようなことを言うからよ」
「あ……ごめんなさい」
そうか。
非効率だとか、もっと薬に頼ればいいのにとか、何故そうして名誉を守ってきたのかその気持ちを考えずに、自分がいいと思った方法だけを話していた。
人の暮らしは最適解だけで成り立っているわけじゃない。
心があるから、葛藤があって、それぞれの正解がある。
それまでの歴史があるから、今が作られている。
そういうものがあるはずで、軽視していいわけじゃない。
無駄だと批判されたら腹だって立つ。
「だけど。国を守る身としては聞くべき話ではあるのでしょうね。レイノルド様もこうしてあんたに薬を作らせているということは、そういうことなんだと思うわ。いくら罰だとはいえ、ただの客人のやりたいようにさせるために私まで巻き込んだりはしないもの」
床に目を落としたティアーナに、「あの……」と声をかけると、ギロリと睨まれた。
「それとあんたが腹立つのは別だけどね」
そう言ってティアーナはすたすたと部屋を出て行ってしまった。
それから数日して、だんだんと薬の注文が入るようになった。
私は相変わらず、挨拶をしてもろくに返事も返らず、誰かと深く会話をすることもできていないまま。
ティアーナが何か動いてくれたのかもしれない。
けれど声をかけると「私は忙しいのよ」とふいっと顔を背けて行ってしまうから、何も聞くことはできていない。
さらに数日後、初めてスヴェンが調合部屋に姿を見せた。
ティアーナと同じように「抜き打ちで監査に来ただけです」と言いながら部屋の中を見て回ると、私を上から下までまじまじと見ながら言った。
「あなた、どうやってティアーナを動かしたのです? 恐ろしい人間ですね」
やはり薬を使ってくれる人が増えたのは、ティアーナのおかげだったのだ。
きっとティアーナは利があると思ってくれたのだろう。
初めてティアーナが私を認めてくれたような気がして嬉しかった。
まだまだ人としては信用されていない気がするけれど。
そうしてだんだんと薬の注文も入るようになり、資料探しと薬師として働く時間は半分ずつになっていった。
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