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後編
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達哉はまたコンドームを付け替える。
使用済みのものはすぐ近くのゴミ箱に投げ捨て、私を見下ろしたまま新しいものを付ける。
「ま……って、達……哉」
「彩花、愛してるんだ……別れるなんて……絶対嫌だ……」
そう言ってキスされる。
さっきとは違い、口内をゆっくりと撫でられる。
「ふっ……ぅんん……んぅ」
それでもイキ続けた体はその感触に快感を覚え、甘い声が出る。
そして蜜壺にはゆっくりと挿ってくる熱く硬いもの……
今度は舌を吸われながら律動が始まった。
私は快感で喘ぎ、何も考えられなくなってしまった。
「っはっ……っ……っ」
「彩花……っ」
お腹の中で達哉のものがびくびくと跳ねているのが分かる。
もう何回目だろう。私はもう喘ぎ声すら出せず、息をするのに精一杯だった。
ずるりと引き抜かれ快感に息が詰まる。
ベッドの横のゴミ箱にコンドームが捨てられるのを横目に、だるさと眠気で意識がすーっと遠くなる。
その瞬間、腰を掴まれてぐるりとうつ伏せにされる。
「……った、達哉……もう、無理……」
汗でしっとりとしたシーツに顔を伏せながら私は訴える。喘ぎすぎて声がカスカスだ。
「まだだよ……彩花……なんでもするって、言っただろ?」
体には力が入らない。腰を掴まれ達哉のものが再び挿ってくる。
今、コンドームを捨ててたけど、また付けた?
問いただしたいけれど、律動が始まり快感に襲われる。
やめて、もう無理、そう言いたいけれど声がもう出ない。
「これからが本番だよ……彩花……っ」
ぱちゅんぱちゅんと突き上げられて、とろけきった蜜口はすぐに快感を拾う。
背中に、お尻に、達哉の汗が落ちてくる。
お互いの呼吸音と水音、肌がぶつかり合う音が繰り返される。
「なんでも、するって、言った、だろ……っ」
私に覆いかぶさり、汗で濡れた熱い肌が背中に密着する。
「孕め、彩花」
最奥をがつんと抉られ、私はとうとう意識を手放した。
目が覚めると達哉に向かい合って抱きしめられベッドの上に寝ていた。
ベッドに上半身を乗せただけの状態でセックスをしていたのに、今はちゃんとベッドに横になり、布団もかけられていた。
寝ていたはずなのに体は重く、頭も重い。
腰は痛いし、まだ下腹部には何か挟まっているような、挿っているような感覚がある。
一度意識を手放した後も、揺すられて目を覚ましたような気がするけどよく覚えていない……
部屋の時計を見ると四時だった。
この達哉のマンションに帰って来たのが暗くなる前、夕方だった。それから達哉に貪られるように抱かれて……一時間以上は抱かれていたと思う。疲れてしっかり一晩眠ってしまったようだ。
シャワーを浴びたいな。
目の前で達哉はすやすやと寝ていた。足や指の痛みはないのだろうか。
体の左側が上になっているから大丈夫かな。
私は絡みついている達哉の腕をどかして起き上が……うっ!?
腰の痛みが全身に突き抜ける。
そうか、あれだけガツガツ衝撃を与えられ続ければ、体が悲鳴を上げるのは当たり前か。
ゆっくり動けば大丈夫かな。
自分の体の上にある達哉の腕を、怪我に触れないようにどかし、上半身を動か…………
………………
待って、何か挟まっているような、挿っているような、と思ったけども。
本当に挿ったまんまじゃないか!
「彩花……?」
寝ぼけている達哉を無視して抜こうとすると、どかしたはずの腕が戻って来て再び絡みついた。
「達哉、もう満足したでしょ? 私シャワー浴びたい」
「彩花…………彩花!? 大丈夫か!?」
達哉が覚醒して上半身を起こす。しかし手は私のお尻を鷲掴み、自分の股間に押し付け性器同士を密着させている。
「ずっと起きないから反省してた。悪い」
そんなことをしているとは思えない、今までにない態度で謝ってくる。
「達哉、まず抜いてくれる? ……なんで大きくなるの?」
自分で抜きたいけど体に力が入らなかった。
「…………」
「反省したんじゃないんかい! 嫌だよ、もう風邪ひいた時以上に体がだるいんだもん」
そう言うと達哉はしぶしぶといった様子で布団を払い除けてちゅぷっと音を立てて半勃ち状態のものを抜いた。
今までに聞いたことない音と感触。それとナカから溢れ出る白い液体。
そうだった、ナマでされたんだった。
別れようと思っていたのに子供が出来るとかシャレにならない。
前に生理不順で通っていた婦人科は土曜日も診察していたはずだ。そこへ行こう。
まず指でかき出して綺麗に洗おうと、痛む体を起こしてベッドから降りようとすると後ろから抱きしめられた。
「別れないから」
私の肩に顎を乗せて言う。
「達哉」
「別れようと思っているのにも気付いてた」
「……」
「やり直せるだろ? やり直したい。俺は彩花のことすごく好きだ。七ヶ月以上も喧嘩状態で正直しんどい。本当に好きなんだ。結婚したい。彩花が他の男のオカズにされてるの見るだけで死にそうになる」
オカズ。ひどいな。
そういえばシてる最中に達哉が言ってたっけ。匂いを嗅いでたとかわざと落とし物拾わせてたとか。
言われると覚えがないこともない……上司はエレベーターに一緒に乗るときは私の後ろに立つことが多いし、新人君はよく物を落とす。
黙っていると達哉はベッドに足を下ろして座っている私の後ろにぴったりとくっついて座った。
達哉の股の間に座っている状態だ。捻挫した足が私の横に並ぶ。
そして、抱きしめられたままお尻に硬いものが当たり、ぐりぐりと押し付けられた。
「達哉」
「結婚しよう彩花」
「六ヶ月も喧嘩状態だったのに」
「七ヶ月と十二日。彩花がずっと不機嫌だったから、どうしていいか分からなかったんだ」
「私が悪いって言うの?」
「怒らないで彩花。愛してる」
ちゅっと音を立てて私の首にキスをする。
体はもう限界だ。私の体の前で交差していた手を払いのけようとしたら足が揺れて達哉の足に当たり「痛っ」と言われ動きを止める。
「達哉、もうしないで? お願い」
「もうしないよ。無理させた自覚ある。家でゆっくりしよう」
ちゅっちゅっと背中にキスされる。
「やだ、病院行くっぅうんっ、離し…んっ」
背中の感じる所に舌を這わされると、体が快感で跳ねた。
「今からシャワー浴びて病院? もう閉まってるだろ」
「はぁん……え?」
まだ始まってない、なら分かる…………
え、まさか……
「今、土曜の夕方四時半。彩花が行ってた婦人科は土曜日五時までだろ? 間に合わない。諦めて」
ほぼ一日寝ていた事実に頭が真っ白になる。
「諦めろ、彩花。散々中出ししたからもう遅い」
「そんな……」
「結婚しよう。彩花」
前に回されていた手が胸に触れ、乳首を捕らえる。
「ゃあぁっ」
きゅっきゅっとつままれて達哉の腕の中で悶える。
「やぁ……もう、体がぁああんっ限界なっ、ぅんっ」
背中から腰までキスをし、再び首まで戻ってくる。耳の後ろをじゅっと音を立てて吸った後、達哉は熱のこもった声で囁いた。
「もう挿れないけど、結婚するって言うまでイかせるから」
その後、宣言通り繰り返しイかされて、私は「なんでもするから許して!」と叫んでしまった。
何でもするって言ったけど、そういうことじゃない……
達哉は三日だけ仕事を休んで、後は松葉杖で出勤していた。営業部内のデスクワークを引き受けているらしい。
あれから達哉の態度は甘々で、ランチは一緒に食べるし帰りは総務部まで迎えに来る。
まるで付き合い始めのカップルのような雰囲気に、上司も新人君もドン引きだった。
もう上司に食事に誘われることはなくなり、新人君は物を落とさなくなった。
そして。
私の左の薬指には、達哉とおそろいの指輪が光っている。
使用済みのものはすぐ近くのゴミ箱に投げ捨て、私を見下ろしたまま新しいものを付ける。
「ま……って、達……哉」
「彩花、愛してるんだ……別れるなんて……絶対嫌だ……」
そう言ってキスされる。
さっきとは違い、口内をゆっくりと撫でられる。
「ふっ……ぅんん……んぅ」
それでもイキ続けた体はその感触に快感を覚え、甘い声が出る。
そして蜜壺にはゆっくりと挿ってくる熱く硬いもの……
今度は舌を吸われながら律動が始まった。
私は快感で喘ぎ、何も考えられなくなってしまった。
「っはっ……っ……っ」
「彩花……っ」
お腹の中で達哉のものがびくびくと跳ねているのが分かる。
もう何回目だろう。私はもう喘ぎ声すら出せず、息をするのに精一杯だった。
ずるりと引き抜かれ快感に息が詰まる。
ベッドの横のゴミ箱にコンドームが捨てられるのを横目に、だるさと眠気で意識がすーっと遠くなる。
その瞬間、腰を掴まれてぐるりとうつ伏せにされる。
「……った、達哉……もう、無理……」
汗でしっとりとしたシーツに顔を伏せながら私は訴える。喘ぎすぎて声がカスカスだ。
「まだだよ……彩花……なんでもするって、言っただろ?」
体には力が入らない。腰を掴まれ達哉のものが再び挿ってくる。
今、コンドームを捨ててたけど、また付けた?
問いただしたいけれど、律動が始まり快感に襲われる。
やめて、もう無理、そう言いたいけれど声がもう出ない。
「これからが本番だよ……彩花……っ」
ぱちゅんぱちゅんと突き上げられて、とろけきった蜜口はすぐに快感を拾う。
背中に、お尻に、達哉の汗が落ちてくる。
お互いの呼吸音と水音、肌がぶつかり合う音が繰り返される。
「なんでも、するって、言った、だろ……っ」
私に覆いかぶさり、汗で濡れた熱い肌が背中に密着する。
「孕め、彩花」
最奥をがつんと抉られ、私はとうとう意識を手放した。
目が覚めると達哉に向かい合って抱きしめられベッドの上に寝ていた。
ベッドに上半身を乗せただけの状態でセックスをしていたのに、今はちゃんとベッドに横になり、布団もかけられていた。
寝ていたはずなのに体は重く、頭も重い。
腰は痛いし、まだ下腹部には何か挟まっているような、挿っているような感覚がある。
一度意識を手放した後も、揺すられて目を覚ましたような気がするけどよく覚えていない……
部屋の時計を見ると四時だった。
この達哉のマンションに帰って来たのが暗くなる前、夕方だった。それから達哉に貪られるように抱かれて……一時間以上は抱かれていたと思う。疲れてしっかり一晩眠ってしまったようだ。
シャワーを浴びたいな。
目の前で達哉はすやすやと寝ていた。足や指の痛みはないのだろうか。
体の左側が上になっているから大丈夫かな。
私は絡みついている達哉の腕をどかして起き上が……うっ!?
腰の痛みが全身に突き抜ける。
そうか、あれだけガツガツ衝撃を与えられ続ければ、体が悲鳴を上げるのは当たり前か。
ゆっくり動けば大丈夫かな。
自分の体の上にある達哉の腕を、怪我に触れないようにどかし、上半身を動か…………
………………
待って、何か挟まっているような、挿っているような、と思ったけども。
本当に挿ったまんまじゃないか!
「彩花……?」
寝ぼけている達哉を無視して抜こうとすると、どかしたはずの腕が戻って来て再び絡みついた。
「達哉、もう満足したでしょ? 私シャワー浴びたい」
「彩花…………彩花!? 大丈夫か!?」
達哉が覚醒して上半身を起こす。しかし手は私のお尻を鷲掴み、自分の股間に押し付け性器同士を密着させている。
「ずっと起きないから反省してた。悪い」
そんなことをしているとは思えない、今までにない態度で謝ってくる。
「達哉、まず抜いてくれる? ……なんで大きくなるの?」
自分で抜きたいけど体に力が入らなかった。
「…………」
「反省したんじゃないんかい! 嫌だよ、もう風邪ひいた時以上に体がだるいんだもん」
そう言うと達哉はしぶしぶといった様子で布団を払い除けてちゅぷっと音を立てて半勃ち状態のものを抜いた。
今までに聞いたことない音と感触。それとナカから溢れ出る白い液体。
そうだった、ナマでされたんだった。
別れようと思っていたのに子供が出来るとかシャレにならない。
前に生理不順で通っていた婦人科は土曜日も診察していたはずだ。そこへ行こう。
まず指でかき出して綺麗に洗おうと、痛む体を起こしてベッドから降りようとすると後ろから抱きしめられた。
「別れないから」
私の肩に顎を乗せて言う。
「達哉」
「別れようと思っているのにも気付いてた」
「……」
「やり直せるだろ? やり直したい。俺は彩花のことすごく好きだ。七ヶ月以上も喧嘩状態で正直しんどい。本当に好きなんだ。結婚したい。彩花が他の男のオカズにされてるの見るだけで死にそうになる」
オカズ。ひどいな。
そういえばシてる最中に達哉が言ってたっけ。匂いを嗅いでたとかわざと落とし物拾わせてたとか。
言われると覚えがないこともない……上司はエレベーターに一緒に乗るときは私の後ろに立つことが多いし、新人君はよく物を落とす。
黙っていると達哉はベッドに足を下ろして座っている私の後ろにぴったりとくっついて座った。
達哉の股の間に座っている状態だ。捻挫した足が私の横に並ぶ。
そして、抱きしめられたままお尻に硬いものが当たり、ぐりぐりと押し付けられた。
「達哉」
「結婚しよう彩花」
「六ヶ月も喧嘩状態だったのに」
「七ヶ月と十二日。彩花がずっと不機嫌だったから、どうしていいか分からなかったんだ」
「私が悪いって言うの?」
「怒らないで彩花。愛してる」
ちゅっと音を立てて私の首にキスをする。
体はもう限界だ。私の体の前で交差していた手を払いのけようとしたら足が揺れて達哉の足に当たり「痛っ」と言われ動きを止める。
「達哉、もうしないで? お願い」
「もうしないよ。無理させた自覚ある。家でゆっくりしよう」
ちゅっちゅっと背中にキスされる。
「やだ、病院行くっぅうんっ、離し…んっ」
背中の感じる所に舌を這わされると、体が快感で跳ねた。
「今からシャワー浴びて病院? もう閉まってるだろ」
「はぁん……え?」
まだ始まってない、なら分かる…………
え、まさか……
「今、土曜の夕方四時半。彩花が行ってた婦人科は土曜日五時までだろ? 間に合わない。諦めて」
ほぼ一日寝ていた事実に頭が真っ白になる。
「諦めろ、彩花。散々中出ししたからもう遅い」
「そんな……」
「結婚しよう。彩花」
前に回されていた手が胸に触れ、乳首を捕らえる。
「ゃあぁっ」
きゅっきゅっとつままれて達哉の腕の中で悶える。
「やぁ……もう、体がぁああんっ限界なっ、ぅんっ」
背中から腰までキスをし、再び首まで戻ってくる。耳の後ろをじゅっと音を立てて吸った後、達哉は熱のこもった声で囁いた。
「もう挿れないけど、結婚するって言うまでイかせるから」
その後、宣言通り繰り返しイかされて、私は「なんでもするから許して!」と叫んでしまった。
何でもするって言ったけど、そういうことじゃない……
達哉は三日だけ仕事を休んで、後は松葉杖で出勤していた。営業部内のデスクワークを引き受けているらしい。
あれから達哉の態度は甘々で、ランチは一緒に食べるし帰りは総務部まで迎えに来る。
まるで付き合い始めのカップルのような雰囲気に、上司も新人君もドン引きだった。
もう上司に食事に誘われることはなくなり、新人君は物を落とさなくなった。
そして。
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