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㉘宇宙と儀式
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三日後
儀式が始まった。
「あの方たちは、仙籍の人達だ」
宗は二人に説明をしている。
「すげー強そうだ」
「女の人もいる」
三人は下っ端であるから一番後ろの方で座っている。それにしても落ち着かん。
「儀式って何するんだよ」
「星読みをするんじゃ」
「なんかさ、戦の日取りを決めるんだってさ」
次々に太郎の中の儀式の情報のアップグレードがなされている。どこ情報だよ。
「ここにいる人の博愛の力が必要なんだって」
正は自然に答える。
「なんで、お前はそんなこと知ってるんだ」
太郎は疑問に思い尋ねる。
「宗も太郎も先生に何も聞いてないの」
正はこの二人に呆れている。
「聞いてない」
「俺が説明してやるよ。師匠の受けよりだけどよ」
正は自信満々で説明をする。流石、策士の正。
「この世界は、ハーメルンという存在が昔からいる。こいつはな人の弱みに付け込んで、嫌、本来の人間の卑しい部分をついて、そいつの魂をとり、別の体に入れる。そうするとだな。憎悪って力が貰えるんだ。その憎悪の文字を決めているのがハーメルン、規則性はないみたい。たぶんなんとなくでつけるみたいだ」
「そのハーメルン率いる憎悪の部隊と昔から戦っているのが、この陰陽師軍団だ」
「俺達は、博愛と言われる。希望やら願いの力で文字を使用する。そう、真逆なんだ、憎悪と博愛はいつも対称関係にある。同じ文字でも憎悪と博愛では違うみたい」
「話を戻して」
「安倍晴明様はこの負の連鎖を止めるべく立ち上がり。仙籍の人を従え、ハーメルンと戦うために組織された部隊だ。表向きは星読みで先の悪い事象を知り、それを変えるのがこの組織みたいだよ」
「そうなんだ」
二人には半分は分かってくれたらいいやという思いで正は話した。その通りになった。
それを見て正は。そうだ、いつも二人は何も考えちゃいないんだから。そうだ、俺がしっかりしなきゃ。と改めて考える。
話している間に儀式が始まるようだ。
仙籍の人達とその場にいる上官と巫女は自分の位置に座った。
最後に安倍晴明様が出て来て場に座ると。
星読みが始まった。
すると、周りが黒くなった。
なんだ、周りを見ると丸いものがありその上に俺達がいる。
「なんだ、あの丸いのは」
太郎が言葉を出す。
「あれが私達の住む地球です」
謎の女の声がした。と気づいた頃にはその女の人の正体よりも地球という単語に興味を持っている。謎の女も地球も同じくらい興味がある。でも、言葉に出たことは。
「地球」
三人は声を合わせて驚いた。
「始めまして私は夏鈴と言います。星の記憶をつかさどるものです」
「そして、今いる私達のいる場所が、宇宙と呼ばれる世界です」
見たこともない世界だ。まるで絵にかかれた世界に似ている。これを見ると、地獄も天国も噂ではなく本当にある世界なんだと思える。でも、今は、宇宙のことだ。俺らはどうして、この宇宙に来たんだ。どういう仕組みなのかと考える。夏鈴の言葉尻にはこの世界の説明もしてくれるんだろうと、分かった。だから、言葉を挟まずに聞くことに徹する。
「宇宙にはいろいろなものがあります」
「私達が使う文字もまた宇宙に存在するんですよ」
少しずつだが聞きたいことを話してくれる。
「文字が」
「そうです、貴方の火という文字は火星と呼ばれる惑星になるんですよ」
夏鈴が手でさししめいてくれた。それを皆は追って見た。大きい。それが素直な言葉だった。
「そこから、力を借りているんです」
びっくりの連続で笑うしかない
「周りを見てください」
促されるように周りを見た。ほとんど人がいない。
「そう、疑問が浮かびますよね」
答えましょうと夏鈴はこちらを見て答えた。
「博愛を持つ中でも限られた人しかここに存在できません」
「安倍晴明様と仙籍の人達に俺らと数人しかいない」
太郎はこの事実を受け止めた。疑うことなし。この世界は広い。
「そうです、何回も言いますが選ばれたんです」
「そして、星読みをしているあそこの人達はいいとして、貴方達に力を預けたいです」
「これも、限られた人のみの力」
限られた人のみの力。何だ、何なんだ。俺達の世界ではまだ理解が出来ない。理解が出来ないと知らないは言葉としては間違っている、全く別物の言葉で意味である。たぶん今回は知らないだろうと推測をする。
「強くなりたいんだ俺は」
太郎と正と宗は言葉をそろえて、三人は同時に言葉を出した。覚悟とは意思なんだ。強くなれるのならどんなことでもしてやるぜ。と三人は覚悟を決めている。
「いいですね、今の願いを忘れずに」
俺達の心を読んでいるのかと疑い深くなる。しかし、読まれたって俺達は疚しいことはない。
「自分の前で手を合わせて祈って下さい。自分の文字をそうすると、使えますから」
そして、星の記憶をそれぞれが受け取った。三人は目を開けると、星読みのいつもの部屋だった。何なのか分からずに三人は顔を見渡した。
その時丁度、星読みが終わった。
「二年後の今日、ハーメルンと全面戦争をする」
「うおーーーーーーー」
ハーメルンと戦う日が決まった。
時間は進み
「何だったんだろうな」
太郎は言葉を出した。
「本当に宇宙って」
宗は疑問がまだ解消されずに不思議な体験だと思いながら、疑問を口に出す。
「この空のもっと上のことだってよ」
正は未来を見据えている。
「いつか行って見たいよな」
太郎は希望を口にする。
「でもさ、安倍晴明様達の強さが分かったよな」
「ああ、俺なら火下ろし」
「俺は、操作下ろし」
「俺は、化物下ろしだって」
この〇〇下ろしをすると肉体が強くなる。常人の百倍だ。
「それに、知識が貰えた。俺達の文字の使用の仕方、まだまだ上を目指せる。知識って本当に重要だよな。俺にはこんな使い方を思い浮かばない」
太郎は自信を上げて答える。
「お前分からずに言葉を使ってるだろ」
正は突っ込んだ。
「ばれたか」
太郎は笑った。そう、俺達は笑えるんだ。この先の戦いで、生きて帰れる保証がない。だから、今は仲間と笑いあうんだ。
「あっはははっは」
「二年後どうなるんだろうな」
宗は不安げに言葉を出す。
「俺は勝つ、生きてこの先の世界を見るんだ」
不安がるなよと思いつつ心配を払う言葉を出した。
「俺らもな」
しかし、この先におこるハーメルンとの戦は甘くはなかった。自分達にふりかかるものとはいったい何なのか、その時のこの三人は分かっていなかった。
儀式が始まった。
「あの方たちは、仙籍の人達だ」
宗は二人に説明をしている。
「すげー強そうだ」
「女の人もいる」
三人は下っ端であるから一番後ろの方で座っている。それにしても落ち着かん。
「儀式って何するんだよ」
「星読みをするんじゃ」
「なんかさ、戦の日取りを決めるんだってさ」
次々に太郎の中の儀式の情報のアップグレードがなされている。どこ情報だよ。
「ここにいる人の博愛の力が必要なんだって」
正は自然に答える。
「なんで、お前はそんなこと知ってるんだ」
太郎は疑問に思い尋ねる。
「宗も太郎も先生に何も聞いてないの」
正はこの二人に呆れている。
「聞いてない」
「俺が説明してやるよ。師匠の受けよりだけどよ」
正は自信満々で説明をする。流石、策士の正。
「この世界は、ハーメルンという存在が昔からいる。こいつはな人の弱みに付け込んで、嫌、本来の人間の卑しい部分をついて、そいつの魂をとり、別の体に入れる。そうするとだな。憎悪って力が貰えるんだ。その憎悪の文字を決めているのがハーメルン、規則性はないみたい。たぶんなんとなくでつけるみたいだ」
「そのハーメルン率いる憎悪の部隊と昔から戦っているのが、この陰陽師軍団だ」
「俺達は、博愛と言われる。希望やら願いの力で文字を使用する。そう、真逆なんだ、憎悪と博愛はいつも対称関係にある。同じ文字でも憎悪と博愛では違うみたい」
「話を戻して」
「安倍晴明様はこの負の連鎖を止めるべく立ち上がり。仙籍の人を従え、ハーメルンと戦うために組織された部隊だ。表向きは星読みで先の悪い事象を知り、それを変えるのがこの組織みたいだよ」
「そうなんだ」
二人には半分は分かってくれたらいいやという思いで正は話した。その通りになった。
それを見て正は。そうだ、いつも二人は何も考えちゃいないんだから。そうだ、俺がしっかりしなきゃ。と改めて考える。
話している間に儀式が始まるようだ。
仙籍の人達とその場にいる上官と巫女は自分の位置に座った。
最後に安倍晴明様が出て来て場に座ると。
星読みが始まった。
すると、周りが黒くなった。
なんだ、周りを見ると丸いものがありその上に俺達がいる。
「なんだ、あの丸いのは」
太郎が言葉を出す。
「あれが私達の住む地球です」
謎の女の声がした。と気づいた頃にはその女の人の正体よりも地球という単語に興味を持っている。謎の女も地球も同じくらい興味がある。でも、言葉に出たことは。
「地球」
三人は声を合わせて驚いた。
「始めまして私は夏鈴と言います。星の記憶をつかさどるものです」
「そして、今いる私達のいる場所が、宇宙と呼ばれる世界です」
見たこともない世界だ。まるで絵にかかれた世界に似ている。これを見ると、地獄も天国も噂ではなく本当にある世界なんだと思える。でも、今は、宇宙のことだ。俺らはどうして、この宇宙に来たんだ。どういう仕組みなのかと考える。夏鈴の言葉尻にはこの世界の説明もしてくれるんだろうと、分かった。だから、言葉を挟まずに聞くことに徹する。
「宇宙にはいろいろなものがあります」
「私達が使う文字もまた宇宙に存在するんですよ」
少しずつだが聞きたいことを話してくれる。
「文字が」
「そうです、貴方の火という文字は火星と呼ばれる惑星になるんですよ」
夏鈴が手でさししめいてくれた。それを皆は追って見た。大きい。それが素直な言葉だった。
「そこから、力を借りているんです」
びっくりの連続で笑うしかない
「周りを見てください」
促されるように周りを見た。ほとんど人がいない。
「そう、疑問が浮かびますよね」
答えましょうと夏鈴はこちらを見て答えた。
「博愛を持つ中でも限られた人しかここに存在できません」
「安倍晴明様と仙籍の人達に俺らと数人しかいない」
太郎はこの事実を受け止めた。疑うことなし。この世界は広い。
「そうです、何回も言いますが選ばれたんです」
「そして、星読みをしているあそこの人達はいいとして、貴方達に力を預けたいです」
「これも、限られた人のみの力」
限られた人のみの力。何だ、何なんだ。俺達の世界ではまだ理解が出来ない。理解が出来ないと知らないは言葉としては間違っている、全く別物の言葉で意味である。たぶん今回は知らないだろうと推測をする。
「強くなりたいんだ俺は」
太郎と正と宗は言葉をそろえて、三人は同時に言葉を出した。覚悟とは意思なんだ。強くなれるのならどんなことでもしてやるぜ。と三人は覚悟を決めている。
「いいですね、今の願いを忘れずに」
俺達の心を読んでいるのかと疑い深くなる。しかし、読まれたって俺達は疚しいことはない。
「自分の前で手を合わせて祈って下さい。自分の文字をそうすると、使えますから」
そして、星の記憶をそれぞれが受け取った。三人は目を開けると、星読みのいつもの部屋だった。何なのか分からずに三人は顔を見渡した。
その時丁度、星読みが終わった。
「二年後の今日、ハーメルンと全面戦争をする」
「うおーーーーーーー」
ハーメルンと戦う日が決まった。
時間は進み
「何だったんだろうな」
太郎は言葉を出した。
「本当に宇宙って」
宗は疑問がまだ解消されずに不思議な体験だと思いながら、疑問を口に出す。
「この空のもっと上のことだってよ」
正は未来を見据えている。
「いつか行って見たいよな」
太郎は希望を口にする。
「でもさ、安倍晴明様達の強さが分かったよな」
「ああ、俺なら火下ろし」
「俺は、操作下ろし」
「俺は、化物下ろしだって」
この〇〇下ろしをすると肉体が強くなる。常人の百倍だ。
「それに、知識が貰えた。俺達の文字の使用の仕方、まだまだ上を目指せる。知識って本当に重要だよな。俺にはこんな使い方を思い浮かばない」
太郎は自信を上げて答える。
「お前分からずに言葉を使ってるだろ」
正は突っ込んだ。
「ばれたか」
太郎は笑った。そう、俺達は笑えるんだ。この先の戦いで、生きて帰れる保証がない。だから、今は仲間と笑いあうんだ。
「あっはははっは」
「二年後どうなるんだろうな」
宗は不安げに言葉を出す。
「俺は勝つ、生きてこの先の世界を見るんだ」
不安がるなよと思いつつ心配を払う言葉を出した。
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しかし、この先におこるハーメルンとの戦は甘くはなかった。自分達にふりかかるものとはいったい何なのか、その時のこの三人は分かっていなかった。
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